名古屋を訪れる際には「名物のひつまぶしを食べたい!」と考えている方も多いことでしょう。ですが、ひとくちに「ひつまぶし」と言ってもお店によって鰻の焼き方、たれなどの味から食べ方まで、こだわりはさまざま。本記事では、各店のこだわりを紹介するので、ぜひ名古屋を訪れる際の参考にしてください。
- 「ひつまぶし」をおさらい
- あつた蓬莱軒 本店
- まるや本店 名駅店
- 炭焼 うな富士 本店
- ひつまぶし 稲生(いのう) エスカ店
- いば昇(いばしょう)
- ひつまぶし 名古屋 備長 エスカ店
- 宮鍵(みやかぎ)
- 鰻 木屋
- しら河 浄心本店
- 東京 竹葉亭 名古屋店
- ひつまぶし 花岡
- うなぎ 四代目 菊川 グローバルゲート店
- うなぎ家 しば福や
- 名古屋名物「ひつまぶし」を食べに行くならJR東海ツアーズがおすすめ
「ひつまぶし」をおさらい


「ひつまぶし」とは、うなぎの蒲焼を短冊形に細かく刻んで、ごはんの上にのせた名古屋の名物料理。薬味や出汁とあわせて、数通りの食べ方でうなぎを楽しめるのが特徴です。各店でうなぎの量やセットとなる薬味が異なるため、お店やメニュー選びの際は参考にしてみるとよいでしょう。
ごはんの上にうなぎがのっている料理であるため、比較対象になるのが「うな重」や「うな丼」。ひつまぶしは、「うなぎの蒲焼が小さく刻まれている」「ネギやワサビ、ノリなどの薬味や出汁がセットになっている」という点が、うな重やうな丼と異なる特徴です。
また、気になるのが、ひつまぶしという名前の由来。ひつまぶしという名前は、細かく切ったうなぎを櫃(ひつ)でご飯とまぜて(まぶして)提供したところ好評を得たところから取ったものと言われています。
ひつまぶしの美味しい食べ方
1杯目:ごはんとうなぎの組み合わせをそのまま
2杯目:薬味を加えて
3杯目:出汁でお茶漬けに
4杯目:最後はお好みの方法で
ひつまぶしの魅力は、美味しいうなぎを様々な方法で味わえること。薬味や出汁が、うなぎの美味しさを様々な角度から引き出します。
ひつまぶしの一般的な食べ方は、櫃の中のごはんとうなぎを、しゃもじで十字に切ったあと、その4分の1ずつを次の4つの順番で食べるというものです。
1杯目はまず、たれのかかったうなぎとごはんそのものの味わいを堪能します。
2杯目は、うなぎやごはんとセットになっている薬味をお好みの量でトッピング。うなぎに風味がプラスされ、より味わい深くなります。
薬味の味わいを楽しんだあとは、3杯目でセットの出汁を加えてお茶漬けに。出汁を加えることで、うなぎの旨味はぐっと引き出しつつも、さらさらと軽く食べることができます。
最後の4杯目はお好みの食べ方で。残ったお出汁を活用するもよし、薬味をたっぷり入れてもよし、もちろんそのまま味わうのも良いでしょう。お店によっては、梅干しや卵、とろろなどオリジナルのトッピングをオススメするお店もあります。
丼ものを食べていると味に変化が欲しいと思うこともあるかもしれませんが、ひつまぶしは飽きとは無縁の料理です。さまざまな食べ方でうなぎを存分に味わい尽くしてください。
ひつまぶしの歴史

※ご提供:あつた蓬莱軒 本店
ひつまぶし発祥には諸説あります。
発祥の地は、愛知県名古屋市だけでなく三重県津市などという説も 。愛知県名古屋市での発祥は、熱田にある明治6年創業の「あつた蓬莱軒」と東区で明治42年に創業した「いば昇」(現在は錦三丁目に移転)と言われています。
ひつまぶし誕生のストーリーも、地域や店によって異なります。
例えば、あつた蓬莱軒は「出前で食器を割る回数を減らせるよう、大人数分のうな丼を大きな櫃にまとめていたが、うなぎを平等に分けられずごはんばかりが残ってしまったため、うなぎを細かく切ってごはんと混ぜたのがひつまぶしの始まり」とのこと。
また、いば昇では「当時は養殖技術が未熟でうなぎの品質にばらつきがあったため、皮が固いものでも何とか美味しい料理にできないかと小さく切ってごはんに混ぜて提供したことがひつまぶしの始まり」として言い伝えられています。
ただ、いずれの話にも共通しているのは、ひつまぶしは様々な知恵と工夫が生み出した料理であるということ。「より食べやすく」を模索した結果、食べやすいだけでなく美味しく楽しい料理が誕生したと言えるでしょう。
なお、ひつまぶしは「あつた蓬莱軒」が商標登録しています。
1.あつた蓬莱軒 本店
伝統の味を守り続けて150年、ひつまぶし発祥の老舗
150年ほど前の明治6年、東海道五十三次の41番目の宿場町として栄えた熱田に料亭として創業した「あつた蓬莱軒」。創業から継ぎ足ししてきた秘伝のたれなど、明治時代から続く伝統のスタイルを継承している老舗です。
あつた蓬莱軒には、元祖のひつまぶしを食べたいとお客さまが行列をつくることもしばしば。今回ご紹介する本店のほか、神宮や栄の松坂屋内にも店舗を構えています。

あつた蓬莱軒のひつまぶしは、まさに伝統の味。新鮮なうなぎを手早く捌き、明治時代から守り受け継がれてきた秘伝のたれをたっぷりとつけ込んで、備長炭で焼き上げます。ふたを開けた瞬間にふわっと香るうなぎとたれの香ばしさが食欲をそそることでしょう。
ずっと変わらない伝統の味を、あつた蓬莱軒でぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。


所在地 |
〒456-0043 愛知県名古屋市熱田区神戸町503 |
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営業時間 | 11:30~14:00(L.O.) 16:30~20:30(L.O.) ※年末年始・GW・お盆等の繁忙日は売り切れ等により早めに受付を終了する場合あり |
定休日 | 毎週水曜日・第2、第4木曜日 (祝日は営業、振替休みあり) |
値段 |
ひつまぶし:4,600円(税込) 一半ひつまぶし:6,100円(税込) うなぎ会席:昼11,000円~/夜15,400円~(税込) |
予約 |
会席料理の予約は電話で可(年末年始・GW・お盆や連休等を除く) 席のみの予約は不可 |
テイクアウト | 可 ※ひつまぶし:4,500円(税込) |
アクセス | 地下鉄名城線「熱田神宮伝馬町駅」下車、徒歩約7分 |
電話番号 | 052-671-8686 |
公式HP | https://www.houraiken.com/honten/ |
2.まるや本店 名駅店
細部までこだわり抜いた、最高のひつまぶし
「まるや本店」は、うなぎの質とうなぎに合うものへこだわりをもつ人気店。うなぎが育つ水質やたれに使う醤油、米のかたさ、漬物、食後に出す緑茶など細部まで、徹底的にこだわり抜いています。
平成13年に最初の店をオープンしてから20年弱で、愛知県を中心に5店舗以上のお店を展開。名古屋市内の店舗は、天白、名駅、名駅3丁目、JR名古屋駅の4つです。

かりっと香ばしく焼き上げられたうなぎが特徴の「まるや本店」。大葉やネギ、わさびなどの薬味とうなぎの相性が絶妙で、出汁をかけたときのうなぎの香りの立ち方が格段にいいとの評判です。
セットのお吸い物も上品な味わい。上質なひつまぶしを味わいたいという方にまさにぴったりのお店といえるでしょう。


所在地 |
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本館9F レストラン街 |
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営業時間 | 11:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 百貨店に準ずる |
値段 |
ミニひつまぶし:3,150円(税込) まるひつまぶし:4,150円(税込) 上ひつまぶし:4,950円(税込) |
予約 | 不可 |
テイクアウト | 可 ※上ひつまぶし弁当(薬味付)4,250円(税込) |
アクセス |
名鉄名古屋本線「名鉄名古屋駅」下車、徒歩約5分 JR「名古屋駅」下車、徒歩約5分 |
電話番号 | 052-585-7108 |
公式HP | https://www.maruya-honten.com/shop |
3.炭焼 うな富士 本店
わずか創業25年でミシュラン掲載の実力店
「炭焼 うな富士本店」は、平成7年の創業からわずか25年でミシュランに掲載、食べログ百名店に選出されたという実力店。一般的に使用されるうなぎより3割以上大きい「特大青うなぎ」のみを使用していること、そして名物のぷりっとした肝入りのひつまぶしを提供していることが有名です。
「炭焼き うな富士」は愛知だけではなく、東京と京都を含め多数の店舗を展開。愛知では本店をはじめ、「白壁別邸」「天白別邸」「名駅店」「名古屋駅太閤口店」「≪暖簾分け店≫鰻う おか富士」と店舗を構えており、本店と変わらない味が楽しめます。

※写真は「上ひつまぶし」です
「炭焼 うな富士本店」のひつまぶしは、とてもボリューミーなのが特長。特上ひつまぶしはうなぎが1本半使用されています。地焼きで皮はカリっと身はふわとろに仕上げた青うなぎに、甘いたれが相性抜群。肝入りのひつまぶしは、丸々と肥えた肝のほのかな苦みが絶妙なアクセントになっています。
肝入りのひつまぶしは、お昼には売り切れてしまうこともある人気メニュー。肝入りについては予約ができないため、お目当ての方は開店時間にあわせて出かけるのがおすすめです。

所在地 |
〒466-0058 愛知県名古屋市昭和区白金1-1-4プレザント白金1F |
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営業時間 |
11:00~14:00(L.O.14:00) 17:00~21:00(L.O.20:00) |
定休日 | 不定休 |
値段 |
上ひつまぶし:5,170円(税込) 特上ひつまぶし:7,150円(税込) 肝入り上ひつまぶし(限定):6,600円(税込) 肝入り特上ひつまぶし(限定):8,580円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 ※上ひつまぶし:4,650円(税込) |
アクセス | 地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」下車、徒歩約8分 |
電話番号 | 052-881-0067 |
公式HP | https://sumiyaki-unafuji.com/honten/ |
4.ひつまぶし 稲生(いのう) エスカ店
お手頃な価格でひつまぶしが味わえる
「ひつまぶし 稲生」は、誰もが気軽にひつまぶしを楽しめることにこだわったお店。こだわりのひつまぶしをできる限りお値打ち価格で食べられるよう2,000円台から提供しています。
その他、お子様にもぴったりな丼メニューや、お持ち帰りサービスも充実。また、開放的なエントランスに、一人でもひつまぶしが気兼ねなく楽しめるカウンター席、外国語(英語・中国語)のメニューなど、店舗空間からもその心遣いがうかがえます。

稲生のひつまぶしは、誰もが美味しいと感じる納得の味。毎朝市場より新鮮なうなぎを仕入れ、中はふっくら皮はパリパリに焼き上げます。ごはんの大盛無料も嬉しいポイント。甘辛で濃厚なたれが食欲をそそります。
家族や友人と、もちろんお一人様でも、どんなシチュエーションにもぴったりの「ひつまぶし 稲生」。美味しいひつまぶしを、より気軽に楽しみたいという方におすすめのお店です。

所在地 | 〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街 |
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営業時間 | 平日 11:00~21:30(L.O.21:00) 土日祝 10:30~21:30(L.O.21:00) |
定休日 | エスカ休業日 |
値段 |
ひつまぶし:2,980円(税込) 上ひつまぶし:3,720円(税込) |
予約 | 不可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス | JR「名古屋駅」下車、徒歩約3分 |
電話番号 | 052-453-1216 |
公式HP | https://www.inou-hitsumabushi.com/shop/esca/ |
5.いば昇(いばしょう)
名古屋の歴史と趣を堪能、本格ひつまぶし
明治42年創業、名古屋の街の発展に寄り添い、地元の人々に愛され続けてきた「いば昇」。ひつまぶし発祥の店のひとつとしても有名で、数寄屋造りの風情ある店舗が特徴です。
「いば昇」では、一年を通して味が安定している九州産うなぎを使用。一匹ずつ見極めて仕入れたうなぎを、炭火でカリッと香ばしく丁寧に焼き上げています。

「いば昇」のひつまぶしは、地元のたまり醤油をブレンドした甘さ控えめのたれが、厳選されたうなぎの豊かな風味をしっかりと引き立てます。甘辛いたれが多い名古屋の中では少し珍しい、さっぱりとした味わいです。また、お茶漬けは出汁ではなく煎茶というのも特徴と言えるでしょう。
名古屋の歴史と伝統を感じられる「いば昇」で、本格的なひつまぶしを堪能してみてください。


所在地 | 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-13-22 |
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営業時間 |
11:00~14:30(L.O.) 16:00~20:00(L.O.) |
定休日 | 日曜日、第2・3月曜日 |
値段 | 櫃まぶし(ひつまぶし):3,750円(税込) |
予約 |
5名以上の場合は可 ※繫忙期のみ予約できない場合あり |
テイクアウト | 可 |
アクセス | 地下鉄東山線「栄駅」下車、徒歩約3分 |
電話番号 | 052-951-1166 |
公式HP | https://ibashou.jp/ |
6.ひつまぶし 名古屋 備長 エスカ店
名古屋駅すぐ!旅行やビジネスに併せて堪能したいならここ
「ひつまぶし 名古屋 備長」は、名古屋をはじめ東京・西日本に多数の店舗を展開するひつまぶし専門店。蒸す工程がない「地焼き」で、香ばしい「びんちょうひつまぶし」お楽しみいただけます。
今回ご紹介するエスカ店は、名古屋駅新幹線口すぐ。名古屋に到着後すぐに堪能するのも、旅の締めくくりとして利用するのにもおすすめです。

「ひつまぶし 名古屋 備長」は、使用するうなぎは、地焼きが最も美味しく仕上がる弾力と脂の乗り具合にこだわり、あらゆる産地から厳選して仕入れています。カリッとした皮の食感とジューシーな身が特長です。
ひつまぶしは、濃厚なたれが絡んだ艶やかなうなぎと、炊き立ての新米の相性がなんとも絶妙。わさびや海苔を添えて楽しむ、贅沢な味わいです。

所在地 | 〒453-0015 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街内 |
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営業時間 |
11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | エスカ休業日 |
値段 |
ひつまぶし:3,980円(税込) 上ひつまぶし:5,100円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 ※ひつまぶし(薬味・だし付):3,880円(税込) |
アクセス | JR名古屋駅(新幹線口)下車、徒歩約1分 |
電話番号 | 052-451-5557 |
公式HP | https://www.hitsumabushi.co.jp/ |
7.宮鍵(みやかぎ)
代々受け継がれるうなぎの老舗。うなぎが苦手な人にはかしわ(鶏)料理もおすすめ!

明治32年創業の宮鍵。かしわ(鶏)料理とうなぎ料理を専門とする名店です。ひつまぶしとともに親子丼や焼き鳥定食、名古屋名物「味噌すき」など、豊富なメニューを用意しています。
120年の歴史を持つ宮鍵は、情緒のある建物と看板が特徴的。店内には落ち着いた雰囲気が漂い、個室利用も可能。名古屋駅から徒歩で行けるアクセスの良さも魅力です。

「宮鍵」のひつまぶしは、櫃いっぱいに詰まったごはんとうなぎがインパクト抜群の一品です。たっぷりと盛られた海苔と、香ばしく焼かれたうなぎがぱりぱりと美味しく、ついつい味を変えるのを忘れてしまうほど。
ひつまぶしにはあえて脂控えめの小さ目のうなぎを使用しているため、さっぱりとした後味になっているのも魅力の一つ。名物のかしわ(鶏)料理も豊富で、うなぎが苦手な方も一緒に楽しめます。
所在地 |
〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-2-13 |
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営業時間 |
11:30~14:00(L.O.) 17:00~21:40(L.O.21:00) |
定休日 | 土曜日、第4水曜日 |
値段 |
ひつまぶし定食:5,310円(税込) 上ひつまぶし定食:6,600円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス |
地下鉄「伏見駅」下車、徒歩7分 名鉄「近鉄名古屋駅」下車、徒歩12分 |
電話番号 | 052-541-0760 |
公式HP | - |
8.鰻 木屋
歴史あるうなぎ屋で、上品な出汁のうなぎ茶漬けを味わう
江戸末期創業の歴史ある「鰻 木屋」は、趣のある外観とうなぎを焼く香ばしいかおりが目印。代々受け継がれてきた甘く濃厚なたれが特徴的で、地元の方々に広く愛されてきた老舗です。
名古屋城駅から徒歩で5分以内と、立地も抜群。名古屋城の観光に合わせて、本格ひつまぶしを堪能してみてください。

「鰻 木屋」のひつまぶしはスタンダード・上・特選の3種類。赤い櫃にこんもりと盛られたうなぎは、器からはみ出るのではないかというほどたっぷり。口に入れると、脂の甘みとうまみが口いっぱいに広がります。
とくに美味しいと評判なのが、出汁。お米も少し固めに炊かれているため、お茶漬けにしても潰れることが無く、さらさらと上品な味わいを楽しむことができます。


所在地 |
〒461-0017 愛知県名古屋市東区東外堀町11 |
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営業時間 | 11:00~13:30(L.O.) |
定休日 | 日曜日 |
値段 |
おひつまぶし(吸付):3,300円(税込) 上おひつまぶし(肝吸付):4,000円(税込) 特選おひつまぶし(肝吸付):5,300円(税込) |
予約 | 可 ※2名様以上から予約可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス |
名鉄瀬戸線「東大手」下車、徒歩約3分 地下鉄名城線「名古屋城駅」下車、徒歩約5分 |
電話番号 | 052-951-8781 |
公式HP | - |
9.しら河 浄心本店
ミニひつまぶしはコスパ抜群!うなぎ以外の料理も格別
「うなぎ和食 しら河」を有するしら河グループの始まりは、天ぷら屋。昭和41年にうなぎ店を始め、それが今のしら河の母体になりました。現在はうなぎ料理がメインですが、和食料理を広く扱ってきた経験から、天ぷらや小鉢、お刺身などうなぎ以外の料理のクオリティが高いということも特徴です。
名古屋市内に、テイクアウト専門店一つを含め、5店舗を展開。今回紹介する浄心本店以外にも、名古屋駅や栄駅などに店舗があります。


しら河のひつまぶしは、全部で4種類。スタンダードな「しら河のひつまぶし」は、オリジナルの櫃で提供される鉄板の人気メニューです。
特におすすめしたいのは、2,000円台とひつまぶしにしてはリーズナブルな価格で楽しめる「ミニひつまぶし」。ごはんはお茶碗に二杯分と量が少なめなので、ほかのメニューとあわせて食べるのもおすすめです。


所在地 |
〒451-0031 名古屋市西区城西4-20-12 |
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営業時間 |
平日 11:00~14:30(L.O.14:00) 17:00~21:30(L.O.20:30) 土日祝 11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~21:30(L.O.20:30) |
定休日 | 木曜日 |
値段 |
ミニひつまぶし:2,160円(税込) しら河のひつまぶし:3,100円(税込) 上ひつまぶし:3,800円(税込) 特上ひつまぶし:5,600円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス | 地下鉄「浄心駅」下車、市バス浄心停留所より徒歩2分 |
電話番号 | 052-524-1415 |
公式HP | https://hitsumabushi.jp/ |
10.東京 竹葉亭 名古屋店
江戸前と名古屋流、両方のひつまぶしが楽しめる珍しいお店
竹葉亭は、幕末に江戸で創業されたうなぎ専門店。なんと1906年には夏目漱石「吾輩は猫である」にも登場しています。「東京 竹葉亭 名古屋店」は竹葉亭からのれん分けした企業が運営しています。
竹葉亭の特長は、何といっても江戸前と名古屋流の両方のひつまぶしが楽しめること。また、名古屋駅から直結とアクセスも抜群で定休日もないため、旅行や出張帰りに上質なひつまぶしを食べたいというときにはぜひチェックしてみてください。

竹葉亭でやはり気になるのが、江戸前と名古屋流のひつまぶしの違い。名古屋流のうなぎは、蒸さずに生から焼き上げているためカリカリとしており、濃厚な甘口のたれがかかっているのが特徴です。一方で、江戸前は、一度蒸してから焼き上げるのでふわふわと柔らかいのが特徴。また、たれは醤油とみりんだけのあっさりとした味わいです。
また、ひつまぶしの薬味も美味しいと評判。味わいを変えて、最後の一口までひつまぶしを堪能しつくすことができるでしょう。

所在地 |
〒450-6012 名古屋市中村区名駅1-1-4 JRセントラルタワーズ12階 |
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営業時間 |
11:00~15:00(L.O.14:30) 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 年中無休 |
値段 | ひつまぶしコース:7,000円~(税込) |
予約 | 可※ひつまぶしコース又は会席料理のみ |
テイクアウト | 可 |
アクセス | JR「名古屋駅」下車、徒歩約5分 |
電話番号 | 052-589-0112 |
公式HP | https://www.chikuyotei.com/nagoya.html |
11.ひつまぶし 花岡
梅茶漬けが〆のひつまぶしが有名
「ひつまぶし 花岡」はどこか懐かしい雰囲気で、観光客のみならず地元の方々にも愛されているお店です。気兼ねなく一人でもうなぎを楽しめるカウンター席もあるため、どんな方でも利用しやすいのが特徴です。
うなぎは特大で上質なものを厳選。お米はうなぎのたれとのバランスを考え、地元愛知産のものを丁寧に炊き上げています。

「ひつまぶし 花岡」は、「梅茶漬けでしめる」というひつまぶしのスタイルで有名。梅干しがうなぎの消化を助けるなど、うなぎと梅は健康効果の面でも相性がよいとのこと。また、味覚の面でもたれの甘さが残る口の中を梅干しでさっぱりとさせることができると好評です。
また、うなぎの量を半尾から1尾半まで選ぶことができるため、多すぎて食べられないなどの心配もありません。

所在地 |
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目8-115 サンリツノースビル2F |
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営業時間 |
11:00~16:00(L.O.15:00) 18:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 年中無休 |
値段 |
特上(一尾半):6,700円(税込) 上(一尾):4,800円(税込) 花(四分の三尾):4,100円(税込) 小花(半尾):3,400円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス | 名古屋市営地下鉄「栄駅」下車、徒歩5分 |
電話番号 | 052-252-2733 |
公式HP | https://hitsuabushi-hanaoka.shopinfo.jp |
12.うなぎ 四代目 菊川 グローバルゲート店
卸問屋が選び抜いたうなぎを、一本そのままひつまぶしに
「うなぎ 四代目 菊川」は、90年継承されてきたうなぎ卸問屋が運営するうなぎ店。老舗の卸問屋だからこその確かな目利きで素材を厳選しています。
お店で職人が捌いて焼くため、抜群の鮮度のうなぎを楽しめるのが特長。また、オープンカウンターでは調理する様子を見ることができ、プロの技術を目の前で楽しむことが可能です。

「うなぎ 四代目 菊川」のひつまぶしの特長は、うなぎが一本そのままの形で提供されること。ごまかしが効かないこの形で提供できるのは、老舗卸問屋ならではと言えるでしょう。
また、職人がうなぎを備長炭の強火で短時間で焼き上げているため、外はパリッと中はふわとろで、味も絶品です。

所在地 |
〒453-6103 愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート3F |
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営業時間 |
11:00~15:00(L.O.14:00) 17:00~22:00(L.O.21:00) |
定休日 | 施設休館日(12/31~1/2) |
値段 |
ひつまぶし:4,200円(税込) 一本ひつまぶし:5,780円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス |
あおなみ線 「ささしまライブ駅」下車、 徒歩2分 近鉄名古屋線 「米野駅」下車、 徒歩9分 名鉄名古屋本線「名鉄名古屋駅」下車、 徒歩12分 |
電話番号 | 052-446-6954 |
公式HP | https://kikukawa.gorp.jp/ |
13.うなぎ家 しば福や
うな丼とひつまぶし両方を一度に楽しめる「まぶしば丼」が有名
江戸時代から続く「四間道」「円頓寺」の街並にある「うなぎ家 しば福や」。和モダンにそろえられた店内には、美しい木目のテーブルやカウンターが置かれ、店内を優しく温かい雰囲気にしています。
落ち着いた通りにある、落ち着いた店内で、ゆっくりとひつまぶしを味わうことができるでしょう。

「うなぎ家 しば福や」のひつまぶしは、外はカリっと中はふわふわにこだわった絶妙な焼き加減が人気。たれは軽やかではありますが、うなぎの深い味わいが感じられます。
また、しば福家に来たらおすすめなのが「まぶしば丼」。人気メニューのうな丼とひつまぶしの良いところを合わせたオリジナルメニューです。


所在地 |
〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1-23-10 |
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営業時間 |
11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~20:30(L.O.20:00) |
定休日 | 火曜日、第 2・4 水曜日 |
値段 |
ひつまぶし:5,100円(税込) まぶしば丼:3,600円(税込) |
予約 | 可 |
テイクアウト | 可 |
アクセス |
地下鉄桜通「国際センター駅」下車、徒歩六分 地下鉄鶴舞線「丸の内駅」下車、徒歩八分 |
電話番号 | 052-756-4829 |
公式HP | https://shibafukuya.com/ |
名古屋名物「ひつまぶし」を食べに行くならJR東海ツアーズがおすすめ
さすが名古屋の名物というだけあって、ひつまぶしを提供する店舗は名古屋市内にたくさんあります。ただ、ひとくちにひつまぶしと言っても、お店によってこだわりや味付け、店舗の雰囲気などは多種多様。老舗だけでなく、手軽に立ち寄れる店舗もたくさんあるため、シーンや予算に合わせてぴったりのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
JR東海ツアーズでは、名古屋への旅行におすすめのプランをご用意しています。美味しいグルメや観光スポットを目当てに名古屋旅行に行きたいという際は、ぜひチェックしてみてください。
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※最新情報は各施設へお問合せください。
※画像は全てイメージです。
編集:JR東海ツアーズ