京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

せせらぎが涼やかな上賀茂の社家の町を訪ねて

せせらぎが涼やかな上賀茂の社家の町を訪ねて

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

江戸時代、上賀茂神社の社領は2500石余と言われ、その広大な社領に神官たちが境内から流れ出す明神川の流れに沿って家を構えたのが社家町です。国の上賀茂伝統的建造物群保存地区にも指定された一帯は、川のせせらぎが心地よい美しい景観です。

バス停「上賀茂御薗橋」からスタートです!

バス停「上賀茂御薗橋」へのアクセス:JR「京都」駅前バスターミナルより市バス9号系統で約38分
モデルコースの所要時間:3時間

ルート

バス停「上賀茂御薗橋」からスタート!

徒歩約5分(約420m)

1

「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」

徒歩約4分(約360m)

2

「西村家庭園」

徒歩約8分(約630m)

3

「大田神社」

徒歩約12分(約980m)

4

「器とごはん kamogama」

清冷な流れが印象深い信仰の地

清冷な流れが印象深い信仰の地

かみがもじんじゃ(かもわけいかづちじんじゃ)

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

上賀茂神社は、下鴨神社とともに賀茂神社(賀茂社)と総称され、賀茂神社両社の祭事である「葵祭」で有名です。国宝の本殿や権殿をはじめ41棟の社殿が重要文化財に指定され、世界文化遺産にも登録。緑あふれる広大な境内は、朱塗りの鳥居や社殿が青空に映え、爽快な気分にしてくれます。一の鳥居から二の鳥居までは、競馬(くらべうま)などの五穀豊穣の神事が行われる開放的な芝生となっており、その先には清流「ならの小川」が流れています。この小川は流域の摂社「奈良社」や、傍らに楢の木があったことなどがその名の由来。清らかな水音に耳をすませ、ひと時の涼をとってみては。

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

こ二の鳥居の先、細殿前には円錐形に盛られた砂の山が一対あり、祭神が現れた山を表現しています

上賀茂神社(賀茂別雷神社)

境内北側には「御物忌川」と「御手洗川」があり、これらは橋殿付近で合流し、「ならの小川」と呼ばれます

基本情報
所在地

京都市北区上賀茂本山339地図

アクセス

市バス4・46・67号系統「上賀茂神社前」から徒歩すぐ、市バス9・37・北3号系統「上賀茂御薗橋」から徒歩約5分

電話番号

075-781-0011

URL

https://www.kamigamojinja.jp/

時間

月曜日~日曜日 5:30-17:00※祭典等により変更あり、特別参拝10:00-16:00※土日・祝祭日は10:00-16:30

休日

年中無休

料金

境内参拝自由、国宝・本殿特別参拝とご神宝の拝観500円


次の
見所
「西村家庭園」まで徒歩約4分(約360m)
「西村家庭園」まで徒歩約4分(約360m)

「ならの小川」は境内の外へと注ぎ出し、やがて明神川と名を変えます。水の流れに沿って、次なる目的地へと歩みを進めます。


賀茂の社家で水を感じる庭園美にふれる

賀茂の社家で水を感じる庭園美にふれる

にしむらけていえん

西村家庭園

上賀茂神社の南東側、境内から流れ出る明神川に沿って、社家(神社にお仕えする神官の家)が建ち並びます。「豕扠首(いのこさす)」という独特の妻飾りを持つ社家建築に、土橋、土塀、門、前庭の樹木と一体となって社家町の歴史的景観を今に伝えています。西村家もそうした社家の家筋。京都市の名勝にも指定された庭園は、上賀茂神社18代目の神主・藤木重保が1181年に作庭したものと伝えられています。庭園に明神川から水を取り入れ、また明神川に返していくという造りが特徴的。引き入れた水は「曲水の宴」の舞台となったほか、生活用水、体を清める水としても使われたそう。この地域の水利用の由来を知ることのできる貴重な庭園です。

西村家庭園

1000坪ほどある敷地の中には神事の前に身を清めた「みそぎの井戸」もあり、当時の神官たちの暮らしが垣間見られます

西村家庭園

一帯は国の「上賀茂伝統的建造物保存地区」に指定されており、全国的にも珍しいほど社家屋敷が残されています

基本情報
所在地

京都市北区上賀茂中大路町1地図

アクセス

市バス4・46・67号系統「上賀茂神社前」から徒歩約5分、市バス9・37・北3号系統「上賀茂御薗橋」から徒歩約6分

電話番号

075-781-0666

時間

月曜日~日曜日 9:30-16:30

休日

冬季休業(例年12月9日~翌年3月14日まで)

料金

大人500円


次の
見所
「大田神社」まで徒歩約8分(約630m)
「大田神社」まで徒歩約8分(約630m)

明神川の流れに沿って東へ。川の流れが変わる三叉路には見上げるほど大きなクスノキが!木の下には上賀茂神社の末社・藤木社が鎮座しています。


平安時代から花の名所として知られるお社

平安時代から花の名所として知られるお社

おおたじんじゃ

大田神社

上賀茂神社の摂社で、芸能上達の神様・天鈿女命(あめのうずめのみこと)を祀る大田神社。境内の大田の沢には、国の天然記念物に指定されているカキツバタの野生群落があり、例年5月上旬から中旬にかけて美しい花姿を見せ、多くの参詣者で賑わいます。その花の美しさは平安時代の歌人・藤原俊成の歌にも詠まれており、当時から花の名所として知られていたことがうかがえます。
現在、上賀茂神社では第42回式年遷宮の大修復事業を行なっており、上賀茂神社の摂社である大田神社でも本殿拝殿の修復工事が行われています。工事期間中も参拝は可能。青もみじが風に揺れるお社を訪ねてみては。

大田神社

参道にはモミジの木々が植えられ、涼やかな木陰を作っています。秋の紅葉も格別です

大田神社

本殿そばの手水鉢の清流にひんやり。上賀茂神社の御降臨山である神山から流れ出ています

基本情報
所在地

京都市北区上賀茂本山340地図

アクセス

市バス4・46・67号系統「上賀茂神社前」から徒歩約12分

電話番号

075-781-0907

URL

https://www.facebook.com/otajinjya/

時間

月曜日~日曜日 9:30-16:30

休日

年中無休

料金

参拝自由


次の
見所
「器とごはん kamogama」まで徒歩約12分(約980m)
「器とごはん kamogama」まで徒歩約12分(約980m)

大田神社を後にして来た道を折り返し、賀茂川方面へ。ゆったりとした大きな流れが見えてきたら、最後の目的地はすぐそこです。


賀茂川を一望しながら過ごすカフェタイム

賀茂川を一望しながら過ごすカフェタイム

うつわとごはん かもがま

器とごはん kamogama

上賀茂神社のほど近く、賀茂川沿いにある陶芸工房&カフェ。初心者でも気軽にできる陶芸や絵付けの一日体験が開かれているほか、賀茂川沿いの絶好のロケーションで、大きな窓辺から川や緑を眺めながらゆったりとしたカフェタイムを過ごせます。
旬の野菜たっぷりの週替り定食やベジタブルカレーなど、体に優しいメニューが揃います。スイーツでは「米粉を使ったブラウニー」が定番人気。卵・乳製品不使用ながら、米油やアーモンドプードルを使用することでコクが増し、濃厚な味わい。オリジナルのブレンドコーヒーにも好相性の一品です。さらに、カフェで用いられる器の多くがこちらのスタッフが作ったもの。温もりある器もおいしさの決め手です。

器とごはん kamogama

暮らしに寄り添った器のスタイリング。上賀茂エリアのお土産に好適な葵や神馬をモチーフにした箸置き(各350円税込)も購入できます

器とごはん kamogama

一階はカフェと雑貨店、陶芸教室、二階はレンタルスペースで構成。天気の良い日にはテラス席で過ごす時間も格別

基本情報
所在地

京都市北区上賀茂御薗口町59-13地図

アクセス

市バス4・46・67号系統「上賀茂神社前」から徒歩約2分、市バス9・37・北3号系統「上賀茂御薗橋」から徒歩約4分

電話番号

075-723-0554

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 10:00-18:00(土曜日・日曜日・祝日は食堂のみ9:00から営業)

休業日

水曜日(祝日の場合営業、翌木曜日休み)、不定休

料金

「陶芸一日体験」5,000円(税込)※焼成費は別途必要、「ブラウニーとコーヒーのセット」850円(税込)


お疲れ様でした

お疲れ様でした

上賀茂エリアから市内へ向かうバスは複数系統が運行しています。京都駅方面へは往路同様にバス停「上賀茂御薗橋」、四条河原町方面へは上賀茂神社前のバス停「上賀茂神社前」が便利です。


周辺MAP