京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

京の街中で雅な煎茶道の世界へ

京の街中で雅な煎茶道の世界へ

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

煎茶の飲み方は江戸初期に中国から伝わり、文人墨客の間で支持され、発展していったとされます。抹茶と違い、急須等を用いて煎茶や玉露などの茶葉に湯を注いで飲む、煎茶道の世界にふれてみませんか。

せんちゃたいけん きょうさらく

煎茶体験 京茶楽

世界文化遺産・二条城のほど近くにある「京茶楽」は、2018年8月にオープンした煎茶道の体験教室です。「煎茶道 二條流」本部会館内にあり、二條流の師範による指導のもと、和室での礼儀作法や煎茶のお点前などを初心者でも気軽に体験することができます。現在、煎茶の魅力を1時間30分に凝縮した「煎茶点前体験」と「茶香服体験」2つのコースを展開。まず、煎茶席で京都のお茶とお菓子を味わい、その後で茶香服というお茶の飲み比べ体験か、お点前体験のいずれかを選択する流れです。知るほどに奥深い、煎茶の魅力を体感してみては。

煎茶体験 京茶楽
煎茶体験 京茶楽
煎茶道体験
料金

「煎茶席入席(30分)+茶香服体験(約1時間)」、「煎茶席入席(30分)+煎茶点前体験(約1時間)」各メニュー1名につき3,500円(税込)

所要時間

約1時間〜2時間(メニューにより異なる)

定員

1名〜5名

備考

※対象年齢の制限なし(未就学児は無料。ただし保護者と同時参加が必須)
※公式HPより、開催日の開始時刻(①9:30-/②12:00-/③15:00-/④18:00-)間で予約制
※足袋または靴下の着用必須
※6名以上での参加についても相談可能。事前にお問い合わせください。

煎茶体験 京茶楽
所在地

京都市中京区錦小路通堀川東入三文字町580地図

アクセス

阪急「大宮」駅・嵐電「四条大宮」駅から各徒歩約7分、地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急「烏丸」駅から各徒歩約8分

電話番号

075-748-1233

URL

http://kyosaraku.com/

営業日

【受付時間】月曜日〜日曜日 9:00-18:00

休業日

不定休

受付

バス通りの堀川通から、錦小路通を東へ。通りに面した「京茶楽」のロゴマークが入った暖簾が目印です。受付後、入口で荷物を預け、体験会場となる上階へ移動します。

受付

待合で体験の流れ説明

待合(まちあい)とは、本席に入る前にその日の相客が全員揃うまで待つ場所のこと。ここで身支度を整え、体験の流れや注意事項、入席の仕方などを簡単にレクチャーしてもらいます。

待合で体験の流れ説明

煎茶席入席

待合で教わった通りに襖の開閉や身のこなし方、お道具や床の間拝見の作法を実践します。今回は1人での体験ですが、複数名の場合は正客の位置から、自分の席を見極め、しかるべき座に着いて全員が揃うのを待ちます。

煎茶席入席

お点前拝見

亭主である師範が入室し、いよいよお点前が始まります。この日は「玉露点前」で供され、まずは茶器を水で清め、湯で茶器を温め、湯ざましで低温にした湯を用いて玉露が淹れられました。流麗な点前に思わず見入ってしまいます。

お点前拝見

一煎目

「頂戴します」の挨拶をして、一煎目のお茶を味わいます。最初の一口は色、次に香り、その次に味を楽しみながらいただきます。少量ながら玉露のとろりと甘く、深い味わいに目がさめるようです。

一煎目

京のお菓子を賞味

続いて、菓子鉢で主菓子が供されます。一人ずつお懐紙に菓子を取って、添えられた黒文字でいただきます。この日は近隣の和菓子店による薯蕷饅頭。ふっくらとした生地と、上品な餡のバランスが絶妙です。※干菓子や饅頭の場合、手で割っていただいても構いません

京のお菓子を賞味

二煎目

お菓子をいただいた後、二煎目が供されます。一煎目はお茶本来の甘みが強く感じられましたが、二煎目は苦味や渋みが加わり、菓子の甘さがすっと緩和されるようです。煎茶の場合、一煎目をいただくまでお菓子に手を付けないのも、こうした微妙な味わいの変化を楽しむためです。

二煎目

煎茶点前を体験

続いて隣室に移動して、自分でも煎茶点前を実践します。立礼(卓上)式なので、正座をせずに体験可能。師範のお点前を拝見し、一煎目を淹れてみます。水で清めた茶碗を拭くための布巾の折りたたみ方にも順序がありますが、とても合理的に考えられていることが分かります。

煎茶点前を体験

自分で淹れたお茶を賞味

熱湯をそのまま用いて淹れた煎茶を自分でも味わいます。先ほどの玉露とは全く異なる清涼な味わいが印象的!おいしいお茶になるタイミングは秒単位で異なるそうで、その間にお茶碗を清めたり、布巾を畳んだりする所作が優雅になされていると教わりました。

自分で淹れたお茶を賞味

体験終了

お干菓子に続いて二煎目のお茶を味わい、再び茶器を清めて、全ての茶器を元通りにします。最後に亭主が「不調法でした」と言い、客人が「ありがとうございました」と挨拶して体験終了です。希望に応じて、体験で使用した茶葉(非売品の玉露、煎茶)や煎茶道具セットを購入することもできます。

体験終了
体験を終えて
体験を終えて

生まれて初めて煎茶道に触れる機会でした。先生がとても丁寧に教えてくださったので、所作の意味やお茶室への入り方など本当に勉強になりました。想像していたよりも堅苦しい雰囲気ではなく、緊張せずに楽しめました。/写真は「京茶楽」代表・二條雅英さんと