京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

京都御苑で平成最後に咲く桜詣で

京都御苑で平成最後に咲く桜詣で

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

平成最後の桜前線がまもなく北上してきます。平成という時代を振り返りながら新しい時代へと思いを馳せるなら、京都屈指の桜の名所で皇室とも縁深い京都御苑がおすすめです。さらに春の京都御苑内であわせて参観したい場所を紹介します。

気品に満ちた桜が咲きそろう京の花園

気品に満ちた桜が咲きそろう京の花園

きょうとぎょえん

京都御苑

京都市内の中心部に位置する京都御苑。その中心に京都御所や仙洞御所を擁し、周囲約4kmの広大な国民公園として開かれています。春の苑内は、まさに花の都・京都を代表する花園。苑内北西部の近衞邸跡の糸桜を筆頭に咲き始めます。苑内には約1000本もの桜があり、例年、3月下旬から4月上旬にかけてしだれ桜・山桜、4月中旬には里桜・八重桜、4月下旬には霞桜が見頃を迎えます。バラエティに富む桜が咲きそろう中、後水尾天皇が美しさに魅せられ、御車を返したという言い伝えにちなんだ「車返桜」(宜秋門前)などの名木もあります。ふくよかな花の香りに包まれた苑内を、ゆったりと散策しませんか。
※写真は「出水のしだれ桜(糸桜)」

京都御苑

広大な苑内にはベンチが複数設置されているので、散策途中の休憩にもぴったりです

京都御苑

4月中旬、苑内南西部の出水の小川付近では、珍しい品種の「御衣黄(ぎょいこう)」が花咲きます

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑3地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅・「今出川」駅より各徒歩約5分

電話番号

075-211-6348(環境省京都御苑管理事務所)

URL

https://www.env.go.jp/garden/kyotogyoen/

時間

散策自由

休日

年中無休

料金

散策自由


自然に包まれた遺構で宮家の文化にふれる

自然に包まれた遺構で宮家の文化にふれる

かんいんのみやていあと

閑院宮邸跡

閑院宮家は伏見宮家、桂宮家、有栖川宮家と並ぶ四親王家のひとつで、現在の皇統につらなります。東山天皇の皇子・直仁親王を始祖として宝永7(1710)年に創立され、京都御苑の南西に位置する公家町に屋敷を構えました。この場所が閑院宮家の邸宅として使用されたのは明治10(1877)年までで、現在の建物との関係など詳細は不明です。
平成18(2006)年3月に改修工事を終えた後、一般公開をスタート。中庭を囲む4つの棟で構成された施設は、自然に包まれた贅沢な空間です。書院造りの南棟には収納展示館があり、京都御苑の自然と歴史について学べます。さらに「みどころ案内」や「ミニガイド」などの解説ガイドが定期的に実施されています。

閑院宮邸跡

収納展示館では、公家屋敷の遺構などのパネル展示を通じて洗練された歴史の一端を垣間見られます

閑院宮邸跡

回廊から臨む中庭の緑が鮮やか。自然の展示コーナーでは、御苑に生息する生きものに関するパネル展示も

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑3地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅より徒歩約5分

電話番号

075-211-6348(環境省京都御苑管理事務所)

URL

https://kan-in-nomiya-teiato.jp/

参観時間

火曜日〜日曜日 9:30-16:00(16:30閉館)

休館日

月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)、年末年始

料金

無料


緑の風が吹き抜ける雅やかな茶室

緑の風が吹き抜ける雅やかな茶室

きゅうくじょうけちゃしつしゅうすいてい

旧九條家茶室拾翠亭

京都御苑の南西に位置する「拾翠亭」は、摂政関白に任ぜられた家柄の「五摂家」の一つ・九條家ゆかりの建物です。「拾翠(しゅうすい)」とは、「緑の草花を拾い集める」の意味があるそう。かつては九條家の別邸として、主に茶会や歌会などの社交の場として利用されました。
江戸後期築と伝わる数寄屋風の書院造で、二層からなる茶室の広縁からは九條池や高倉橋、厳島神社を一望できます。とりわけ遠景を望むことができる二階座敷からの眺望は壮観。春から初夏にかけて新緑に包まれ、盛夏には九條池の周りをサルスベリの花が彩ります。

旧九條家茶室拾翠亭

一階の主室から臨む景色。池に面して広縁を設け、寝殿造りの趣があります

旧九條家茶室拾翠亭

二階の窓辺にある丁子七宝紋の透かし彫り。この他にも随所に細やかな装飾が施されています

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑3(京都御苑内)地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅より徒歩約5分

電話番号

075-211-6348(環境省京都御苑管理事務所)

参観日

年末年始を除く毎週木・金・土曜日、葵祭(5/15)、時代祭(10/22)

参観時間

上記の9:30-15:30(閉門)

料金

参観料100円


日本の匠の技とこころに触れる極上空間

日本の匠の技とこころに触れる極上空間

提供元:京都迎賓館

きょうとげいひんかん

京都迎賓館

「京都迎賓館」は海外からの賓客をお迎えし、日本への理解と友好を深めていただく施設として2005(平成17)年に京都御苑内に開館した国の迎賓施設。首脳会談や晩餐会などが行われる部屋があり、室内には、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)、西陣織、蒔絵、漆など、数々の匠の技による美麗な和のおもてなし空間となっています。数ある部屋の中でも写真の「藤の間」は、晩餐会や歓迎式典の会場として使用される館内最大の部屋。日本建築の伝統の技と美しさ、そして現代の建築技術が融合した施設として評判です。
※現在、賓客への接遇に支障のない範囲で一般公開されており、参観の方式には、(1)自由参観方式、(2)ガイドツアー方式の2つがあり、時期により参観方式が異なります。公開日は公式サイト内のカレンダーで確認を。2019/3/19まではガイドツアー方式です。

京都迎賓館

提供元:京都迎賓館

日本の伝統的な造りである入母屋屋根に数寄屋造りの考えをとり入れた佇まいは、周囲の景観に溶け込んでいます

京都迎賓館

提供元:京都迎賓館

御苑の緑を借景とし、広大な池を中心に配した庭園。海外からの賓客には、「鯉の餌やり」や「舟遊び」を楽しんで貰う取り組みも

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑23地図

アクセス

地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩約15分

電話番号

075-223-2301

URL

https://www.geihinkan.go.jp/kyoto/visit/

参観時間

【自由参観方式(2019/3/20以降)】公開日の10:00-17:00(16:30受付終了) ※当日、京都迎賓館 西門にて受付

休日

水曜日、接遇等のため支障のある日

料金

【自由参観方式】参観料 大人1,500円


春の紫宸殿は王朝絵巻さながらの雅さ

きょうとごしょ

京都御所

現在の京都御所は、南北朝の合一以後、1869年の明治天皇の東京行幸時まで歴代天皇が居住し、儀式や公務を執り行った場所です。以前は春・秋の特別期間のみの公開でしたが、2016年より通年公開がスタート。歴代天皇が即位した紫宸殿をはじめ、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿など建築様式の移り変わりをつぶさに見ることができます。春の紫宸殿前では、楚々とした左近の桜が印象的な花景色を演出します。
※2019/3/12〜3/21の期間、御即位30年記念京都御所特別公開が行われます。

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑地図

アクセス

地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩約8分

電話番号

075-211-1215(宮内庁京都事務所 管理課参観係)

URL

https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html

参観時間

火曜日〜日曜日 【3月】9:00-15:50(最終退出16:30)・【4月】9:00-16:20(最終退出17:00)

休日

月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28〜1/4)、行事等の実施のため支障のある日

料金

参観無料


清々しい新緑に包まれる優美な庭園

せんとうごしょ

仙洞御所

1627年、後水尾天皇が上皇となられた際に造営された御所。本来「仙洞」とは仙人の住み処のことで、そこから転じて退位した天皇(上皇・法皇)の住まいの美称として用いられるようになりました。御殿は1854年に焼失したのを最後に再建されませんでしたが、現在は2つの茶室と雄大な庭園が往時の面影を残しています。新緑に包まれる春の庭園ではツツジやフジなどの花が咲きついでいき、春の息吹を随所から感じられます。

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅より徒歩約10分

電話番号

075-211-1215(宮内庁京都事務所 管理課参観係)

URL

https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/sento.html

参観時間

火曜日〜日曜日 ①9:30-/②11:00-/③13:30-/④14:30-/⑤15:30-(各回定員50名・参観所要時間60分)※申込制。午後の回は当日受付枠もあり

休日

月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/28〜1/4)、行事等の実施のため支障のある日

料金

参観無料(18歳以上)