京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」
京都を食べる 更新日:2019.10.10
新しいおいしさに出会える「あんこスイーツ」
※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。
食の都・京都では古くから数多の銘菓が生まれ、愛されてきました。あんこを使った菓子も時代と共に進化し、近年では和洋の枠にとらわれない「あんこスイーツ」が続々と登場。今回はそうした菓子のトレンドを紹介します。
心躍るカラフルあん菓子
うめぞのさぼう
うめぞの茶房
羊羹のようで羊羹でない、高台皿に載せられた可愛い和菓子。そんな不思議なあん菓子「かざり羹」を味わえるのは、ここ「うめぞの茶房」です。「かざり羹」は店頭に常時8種類ほどが揃い、四角形は定番メニューで、丸形は季節のメニューだそう。それぞれが個性的で選ぶのにも一苦労。写真手前の「フランボワーズ」は、こしあんをベースに柚子ピールとピスタチオが添えられ、程よい酸味と果実の香りをあんこが包み込む絶品。写真奥の「抹茶」は、白あんをベースに抹茶が香る京都らしいお味。羊羹とは違い寒天と砂糖の量が少なく、自然な口当たりと素材の甘みを楽しむことができます。あんこが苦手な方にもおすすめできる、新しい和菓子をぜひご賞味ください。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市北区紫野東藤ノ森町11-1地図 |
アクセス | 市バス204・205・206号系統ほか「大徳寺前」より徒歩約5分、地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅より徒歩約17分 |
電話番号 | 075-432-5088 |
URL | |
営業日 | 月曜日~日曜日 11:00-18:30(カフェ18:00LO) |
休業日 | 不定休 |
料金 | 「かざり羹」1個350円〜450円(税込) |
あんこの魅力を感じる新感覚のクッキー
としょうあん ほんてん
都松庵(TOSHOaN)本店
昭和25年創業、製餡業を営む「都製餡」が手掛ける、新感覚のあんこスイーツのお店。和菓子作りに欠かせない「生あん」とは、小豆などを煮て潰してパウダー状にしたもの。看板商品の「AN DE COOKIE」は、白あんの原料となる白いんげん豆の生あんを米粉生地に練りこんで作ったもので、独特のほろほろとした食感とやさしい甘さが特徴です。
また、本店併設のサロンでは、コーヒーや紅茶などのお好みドリンクがセットになった「AN DE COOKIE食べ比べ」メニューがスタンバイ。定番のプレーン・抹茶・きなこ・フランボワーズ・アールグレイに季節限定のものを加えた6種のフレーバーを、添えられた粒あんやチーズソースと共に堪能できます。カラフルでコロンとした形とやさしい甘さに心が和みます。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市中京区堀川三条下ル下八文字町709 都壱番舘三条堀川1階地図 |
アクセス | 地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約7分、市バス9・12・50・67号系統「堀川三条」より徒歩すぐ |
電話番号 | 075-811-9288 |
URL | |
営業日 | 月曜日〜日曜日 10:00-18:30(サロン17:30LO) |
休業日 | 第1水曜日(月により第2水曜日) |
料金 | 「AN DE COOKIE食べ比べ(ドリンク付き)」750円(税込) |
和洋の枠にとらわれず、進化し続ける銘菓
かめやよしなが ほんてん
亀屋良長 本店
1803年創業の和菓子店「亀屋良長」。烏羽玉はシンプルながら研ぎ澄まされたこちらの代表銘菓。黒糖入りのこし餡に寒天をコーティングした菓子で、コクのある味わいが長く愛されています。8代目店主の吉村良和氏は、伝統を守りつつも新しい味にチャレンジし続けており、近年新しい烏羽玉が登場しました。「まろん」はフランスで修業を積んだ藤田怜美氏とタッグを組み、裏ごしした和栗に生クリームとラム酒を加えた餡玉。「美甘玉」はやさしい甘さのココナッツミルク入りの餡玉。「カカオ」は「ダンデライオン・チョコレート」とのコラボレーションによるカカオ入りの黒糖こし餡の餡玉です。写真は本店茶房で供される「烏羽玉セット」。4種からお好みの3種を選び、抹茶とセットで味比べを楽しんでみては。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17番、19番合地地図 |
アクセス | 市バス3・11・46・50・201号系統ほか「四条堀川」より徒歩すぐ |
電話番号 | 075-221-2005 |
URL | |
営業日 | 月曜日〜日曜日 9:00-18:00(茶房11:00-17:00LO) |
休業日 | 年中無休(元旦、1/2除く) |
料金 | 【茶房】「烏羽玉セット」850円(税別)※「烏羽玉」1個追加の場合は+100円(税別)、【持ち帰り】「まろん marron」9個入り 1,200円(税別) |
路地裏でほっこりまんまるたい焼き
あまいろ こーひーとたいやき
あまいろ コーヒーとたい焼き
熊本・天草に惚れたオーナーが地元京都にもその素晴らしさを伝えたいという想いからオープンされた「あまいろ」は、たい焼きとコーヒーの香りに包まれた素敵なお店。細い路地を進んでいくと、可愛い天草四郎のキャラクターが描かれた看板が見えてきます。
天草「まるきん製菓」の名物たい焼きを再現したのが、こちらの丸い形のたい焼き。あんこ・カスタード・ミックスの3種類になっています。カスタードには天草の緑茶が練り込まれているなど、どこを切り取っても天草イズム!たい焼きに合う深煎のコーヒーももちろん天草ブランド。お店にたどり着くまでは冒険を楽しみ、店内ではたい焼きとコーヒーでゆったりとご褒美タイムを過ごしてみては。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市下京区仏光寺通室町東入釘隠町242地図 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急「烏丸」駅より各徒歩約2分 |
URL | |
営業日 | 月曜日・木曜日~日曜日 11:30-19:00 |
休業日 | 火曜日・水曜日(公式Facebook にて毎月カレンダー公開) |
料金 | 「たい焼き」210円(税込)、「ホットコーヒーセット」500円(税込) |