京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

アニメの聖地としても賑わう、出町柳でグルメさんぽ

アニメの聖地としても賑わう、出町柳でグルメさんぽ

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

近年アニメの聖地としても注目を集める「出町枡形商店街」を中心に、どこか懐かしい雰囲気が漂う出町柳界わい。今年は、例年に比べてゆったりとした時間が過ごせる京都の春。永く愛され続けるお店から最新アートの拠点まで、歩いて楽しい、満腹になるさんぽコースを紹介します。

バス停「河原町今出川」からスタートです!

バス停「河原町今出川」へのアクセス:JR「京都」駅より市バス4・17・205号系統ほか
モデルコースの所要時間:4時間

ルート

バス停「河原町今出川」からスタート!

徒歩約4分(約350m)

1

「野呂本店」

徒歩約2分(約170m)

2

「出町座」

徒歩約1分(約40m)

3

「満寿形屋」

徒歩約11分(約900m)

4

「阿闍梨餅本舗満月 本店」

自然の味わいを伝えるオリジナル漬物

自然の味わいを伝えるオリジナル漬物

のろほんてん

野呂本店

大正3(1914)年創業、京漬物の老舗「野呂本店」は今日も地元客で賑わいます。写真右下の「青てっぽう」は通年用意されている、人気・リピート率ともにNo.1の同店を代表するオリジナル商品。胡瓜の種をのぞき、青紫蘇で巻いた山牛蒡を詰めた漬物で、さっぱりとした味わいと食感が癖になります。買ってすぐに食べると浅漬けのさっぱりした味、賞味期限が近づくとより深い味わいに。最短でも1週間の賞味期限があるので、お土産にも最適。また店頭の漬物は、冬はからし菜、春は菜の花や春キャベツなど季節ごとに商品が入れ替わるため、訪れる度にどんなお漬物があるのかが楽しみになります。毎日でも食べたい日本の味にきっと出会えます。

野呂本店

どこか懐かしさを感じる店内。瓢箪型の陳列台に色とりどりのお漬物が並びます

野呂本店

京都御所の北東・寺町通に面する店舗。ひと目で歴史を感じる趣ある佇まいに白暖簾が揺れます

基本情報
所在地

京都市上京区寺町通今出川上ル立本寺前町77地図

アクセス

京阪「出町柳」駅より徒歩約8分、市バス4・17・205号系統ほか「河原町今出川」より徒歩約4分

電話番号

0120-33-0749

URL

http://www.norohonten.co.jp/

営業日

月曜日〜日曜日 9:00-18:00

休業日

1月1日~1月4日

料金

「青てっぽう」 486円(税込)、「長芋わさび漬け」594円(税込)


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見所
「出町座」まで徒歩約2分(約170m)
「出町座」まで徒歩約2分(約170m)

「枡形」と大きく掲げられた出町枡形商店街の西側入口。アーケード内へと歩みを進めましょう。


映画と本とカフェ 心が豊かになる空間

映画と本とカフェ 心が豊かになる空間

Photo by 倉本あかり/提供元:出町座

でまちざ

出町座

木屋町通沿いにある元立誠小学校で運営されていた「立誠シネマプロジェクト」が移転し、2017年12月28日にオープンしたのがここ「出町座」です。商店街の一角に建つシックな外壁が印象的な外観。1階には書店「CAVA BOOKS」と、カフェ「出町座のソコ」があります。カフェで購入したものは一部を除き、映画の上映室にも持ち込み可能。また、2階と地下には上映室があり、多様なジャンルの映画を鑑賞できます。2020年4月には、日本のアニメーション界を牽引してきた高畑勲監督(2018年4月逝去)の特集を予定。遺作となった『かぐや姫の物語』も上映されます。長時間いても心が和む不思議な場所。カフェや書店のみの利用も可能なので、まずは一度中へ入ってみては。

出町座

取材日の日替わりランチはベーコンと春野菜のホットサンド。上映前に腹ごしらえバッチリ!

出町座

photo by 倉本あかり/提供元:出町座

小規模ながらもしっかりとしたシアター。お気に入りの作品をゆったりと楽しめます

基本情報
所在地

京都市上京区今出川通出町西入上ル三芳町133地図

アクセス

京阪「出町柳」駅より徒歩約5分、市バス4・17・205号系統ほか「河原町今出川」より徒歩約2分

電話番号

075-203-9862

URL

https://demachiza.com/

営業日

月曜日〜日曜日 10:00台〜23:00台(日によって変動)

休業日

年中無休

料金

映画チケット「一般」1,800円(税込)/カフェ「日替わりランチ」1,000円(税込)


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見所
「満寿形屋」まで徒歩約1分(約40m)
「満寿形屋」まで徒歩約1分(約40m)

地元客で活気を帯びる出町枡形商店街。聖地らしくアニメのポスターがそこここに吊られています


行列が絶えない絶品鯖寿司と甘いお揚げの共演

行列が絶えない絶品鯖寿司と甘いお揚げの共演

ますがたや

満寿形屋

出町柳に店を構えて約100年。毎日行列の絶えない「満寿形屋」は、出町枡形商店街を代表する有名店です。古くから出町柳は、福井県若狭地方から京都へ、鯖をはじめとする海産物の運搬ルート「鯖街道」の終着点でした。「満寿形屋」の名物は新鮮な鯖を使った鯖寿司。店頭ののぼりには「元祖鯖寿司」の文字が刻まれています。写真はきつねうどんと鯖寿司の「きつねセット」。京都らしい甘いお揚げと出汁のきいたうどんもまた絶品です。美味しさの秘訣は"水"にあります。地下から汲み上げた井戸水を使っているため、出汁の滋味深さが一口でわかるほど。清らかな水でとられた出汁に脂がのった鯖、大将の心意気が詰まった同店の名物セットは、並んでも食べたい逸品です。

満寿形屋

気取らない雰囲気の店内。厨房からはお酢と出汁の良い香りがしてきます。鯖寿司は持ち帰り用の販売もあり

満寿形屋

暖簾にはSOBA ROADの文字と鯖のイラストが。開店から閉店までズラッと行列が続きます

基本情報
所在地

京都市上京区二神町179地図

アクセス

京阪本線「出町柳」駅より徒歩約4分、市バス4・17・205号系統ほか「河原町今出川」より徒歩約2分

電話番号

075-231-4209

URL

https://masugata.demachi.jp/shop/shop_102/

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 10:00〜15:00(売り切れ次第)

休業日

水曜日

料金

「きつねセット」1,300円(税込)


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見所
「阿闍梨餅本舗満月 本店」まで徒歩約11分(約900m)
「阿闍梨餅本舗満月 本店」まで徒歩約11分(約900m)

商店街を後にして、出町柳駅方面へ。出町柳駅からは、大阪方面へ向かう京阪電車、貴船・鞍馬方面へ向かう叡山電車が運行しています


妥協せず美味しさを追求し続ける老舗の味

妥協せず美味しさを追求し続ける老舗の味

提供元:阿闍梨餅本舗満月

あじゃりもちほんぽまんげつ ほんてん

阿闍梨餅本舗満月 本店

言わずと知れた京都の銘菓『阿闍梨餅』を製造・販売する「阿闍梨餅本舗満月」。出町柳にある本店には特別な楽しみが2つあります。一つは、本店のすぐ向かいに工場があるため、ほんのり温かい出来たての阿闍梨餅を食べられること。もう一つは、土日祝しか製造されない希少な最上級白小豆を使った焼き菓子『満月』を購入できること。こちらは金閣寺店でも購入可能です。公家 九條家御用達の『満月』は、その月を思わせる色と形から九條家が名付けたと伝わります。創業から164年経った今でも、もっと美味しくならないか、お客様のために何ができるのかを考え続けながら日々研究を重ねる老舗の味。レアな菓子と出来たての阿闍梨餅をぜひ本店で味わってみてください。

阿闍梨餅本舗満月 本店

笑顔がステキな店員さんが出迎えくれます。奥の壁に掛けられた書は、葉上照澄 大阿闍梨さまの直筆

阿闍梨餅本舗満月 本店

提供元:阿闍梨餅本舗満月

風情ある佇まいの本店。大きな看板には、「阿闍梨餅」の文字がしたためられています

基本情報
所在地

京都市左京区田中大堰町139地図

アクセス

京阪本線「出町柳」駅より徒歩約7分、市バス3・17・206号系統ほか「百万遍」より徒歩約4分

電話番号

075-791-4122

URL

http://www.ajyarimochi.com/

営業日

月曜日~日曜日 9:00-18:00

休業日

水曜不定休

料金

「満月」バラ1個303円(税込) 、「阿闍梨餅」バラ1個119円(税込)


お疲れ様でした

お疲れ様でした

さんぽの後は鴨川デルタで小休憩を。賀茂川を北上した場所にある「下鴨半木の道」では、例年4月上旬に桜並木が見頃を迎えます


周辺MAP