京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」
京都を見る 更新日:2020.09.24
伝統と革新を感じる京マスク
※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。
日常生活に欠かせなくなってしまったマスク。京都では苦境の時代を彩る華やかなマスクが誕生しています。京都の歴史や美意識の中で培われた技術や革新的なデザインを活かし、豊かな明日を演出する京マスクをご紹介します。
京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。
輝く織物が紡ぐ和とこれからの日常
ばんどしょうてん
伴戸商店
金らん(金襴)織物の卸売を営む「伴戸商店」では、織物生地を使ったマスクを販売。一つひとつが手作りで、スッキリとしたシルエットを職人技で実現することができたとか。華やかな金らん生地とはいえ外側はポリエステル素材、内側は肌にやさしい綿素材なので、手洗いで繰り返し使用可能でコストパフォーマンスが良く、気分や服装に合わせて使い分けることができます。柄はこれまで累計30種類ほどですが、今後も季節にあわせた新柄を準備中で、秋には紅葉や鳥獣戯画などのモチーフ柄も発売されるそう。また、中に仕切りがあり使用前と使用後のマスクを分けて入れることができる機能的なマスクケースも登場予定。シンプルながら伝統的な柄が施された和柄のマスクを、さりげなくおしゃれに取り入れてみては。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市上京区西堀川通今出川下ル竪門前町404番地地図 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩約10分、市バス9・12・51・59・101・201・203号系統ほか「堀川今出川」より徒歩約1分 |
電話番号 | 075-431-3101 |
URL | |
営業日 | 月曜日~金曜日 9:00-17:30 |
休業日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
料金 | 「紗綾型マスク 紺 通年タイプ」1,200円(税込)、「マスクケース 花火柄」1,500円(税込) |
「色」に込められた言葉と心
提供元:富宏染工株式会社
とみひろせんこうかぶしきがいしゃ
富宏染工株式会社
染匠として京手描友禅を制作する「富宏染工株式会社」の美しく染められたマスクには、それぞれに色言葉があります。鳩羽色なら"想いが届く"、淡藤色は"幸せが訪れる"など、前向きな気持ちになれるものばかり。「色を贈る」というテーマでつくられたブランド「iromori」では、手描き友禅マスクが10色用意されています。和装の時にも使いやすい穏やかな色合いで、つけているだけで表情が明るくなったような印象に。自分に似合う色は実際にあててみないとわからないそうで、ぜひ実際に生地見本で顔映りを確かめてみてください。普段使いにも、ちょっとおめかしした日にも、きっと彩りを与えてくれます。贈り物にもおすすめです。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市中京区蛸薬師新町西入不動町175-9(彩琳株式会社)地図 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩約10分、市バス3・11・26・58・91・201・203・207号系統ほか「四条西洞院」より徒歩約5分 |
電話番号 | 075-221-2743 |
営業日 | 月曜日~土曜日 10:00-17:00 ※当面の間予約をお願いします |
休業日 | 日曜日、年末年始、不定休 |
料金 | 「IROMORI手描き友禅マスク」2,700円(税別)、「マスクケース/袱紗」10,000円(税別) |
しなやかな絹に包まれる心地よさを
提供元:京都しるく
きょうとしるく ひがしやまこうだいじてん
京都しるく 東山高台寺店
絹羽二重生地を使用したシルクマスクは、シルクのスキンケアアイテムやコスメを販売する「京都しるく」の商品です。マスク不足に悩まされた今春、定番のシルクタオルをリメイクした限定品として発売。予想を超える好評を受け、定番化に至ったそう。内側の肌に触れる部分がシルクで、中に抗菌・防臭ガーゼ、外側が綿の三層構造になっています。肌に近いタンパク質から成るシルクは肌に優しい天然繊維で、さらに湿気を吸って外に出す性質があるのでマスクにピッタリなんだとか。9月よりベージュや黒といった落ち着いた色も登場し、装いにあわせて使い分けることも可能に。サラサラ気持ちの良いシルクの肌触りが、日頃の癒しになることでしょう。
提供元:京都しるく
提供元:京都しるく
基本情報 | |
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所在地 | 京都市東山区高台寺下河原町526 高台寺賑店内地図 |
アクセス | 市バス58・80・86・202・206・207号系統「東山安井」より徒歩約5分 |
電話番号 | 075-541-8974 |
URL | |
営業日 | 月曜日~日曜日 9:30-17:20 |
休業日 | 年中無休 |
料金 | 「シルクマスク」1,200円(税別) |
ここにしかない、ここだからある
きょうとうと ほんてん
京東都 本店
きのこや妖怪など個性的なモチーフが多い刺繍ブランド「京東都」で人気を集めているのが、疫病除けで話題となったアマビエやヨゲンノトリをあしらったマスクです。観光地として名高い東山にある本店を訪れてくれる方に何か役に立つものをと考え、3月頃からマスクの制作をスタートさせたそう。生地はほとんどが綿100%ですが、ストールなどに使われる柔らかく涼し気な生地、がま口などに使われるしっかりとした生地などをシリーズに合わせて使い分けているので、ぜひそれぞれの手触りも確認してみてください。京都の工房で生み出される繊細な刺繍と、他とは一線を画す豊かなモチーフが作り上げる「京東都」のクセになる世界観を体感してみては。
基本情報 | |
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所在地 | 京都市東山区星野町 93-28(東大路八坂通り東入ル)地図 |
アクセス | 市バス58・80・86・202・206・207号系統「東山安井」より徒歩約5分 |
電話番号 | 075-531-3155 |
URL | |
営業日 | 月曜日~日曜日 11:00-18:00 ※現在短縮営業中のため12:00-17:00(期間未定) |
休業日 | 不定休 |
料金 | 「アマビエマスク」990円(税込) |