京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

伝統と革新のまち・京都の最新スイーツ

伝統と革新のまち・京都の最新スイーツ

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

長きに渡って文化の中心であり続ける京都。伝統を重んじる一方で革新的な一面をあわせもち、食に関しても洋食やパン、コーヒーなどの名店が数多く存在し、日々進化し続けています。今回の特集では、独自性の高いスイーツを手掛けるスイーツショップの新店を紹介します。
※写真は「種嘉商店」の「あいす最中」

京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ★★★☆☆ 例年並みです。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

日常茶飯のお供には新しいいつもの味で

日常茶飯のお供には新しいいつもの味で

まるにだきがしわ

まるに抱き柏

2021年1月8日にオープンした「まるに抱き柏」は、新店舗ながら馴染み深い雰囲気を持つ和菓子屋です。京菓子の老舗で修業を積んだ店主が、はれの日ではなく日頃から食べられるものを作りたいと、豆餅で有名な「出町ふたば」の門を叩いたのちに独立。こちらで作られる菓子はどら焼きや桜餅など定番のものが多く、常時9~10種類ほどが季節に応じて変化します。きんつばは珍しい丸形で羊羹を元にしたものではなく硬めに炊いたあんこを生地で挟み焼き上げたもの。自分がおいしいと納得したものだけを作りたいという店主の思いから、定番菓子もその様式を守りながら、らしさが表れたものになっています。若き店主の作り出す懐かしい味をぜひ。

まるに抱き柏

レジ奥にはレンガがあしらわれるなど、大正ロマンな要素が散りばめられた店内。菓子の陳列棚は店主自ら古道具リメイク店で見つけ出したものだそう

まるに抱き柏

西大路通に面した趣ある店舗。大きなショーウィンドウからは店内の様子が覗え、店内に足を踏み入れるきっかけにもなっています

基本情報
所在地

京都市右京区西院平町21地図

アクセス

阪急「西院」駅より徒歩約5分、市バス13・27・75・202・205号系統「西大路松原」より徒歩約2分

電話番号

075-748-9650

URL

https://www.instagram.com/maruni_dakigashiwa/?hl=ja

営業日

月曜日、水曜日~日曜日 9:00-18:00

休業日

火曜日、不定休

料金

「どらやき」220円(税込)、「きんつば」180円(税込)、「黒豆大福」290円(税込)


キラリと光る 旬の果実を活かした創作和菓子

キラリと光る 旬の果実を活かした創作和菓子

提供元:果朋-KAHOU-

かほう

果朋-KAHOU-

2020年10月、二条城南にオープンした「果朋-KAHOU-」は創作和菓子のお店。同店が手掛ける菓子には季節の移ろいや自然の恵みを感じさせる和菓子の美学がこめられ、一つひとつが宝石のように輝きをみせます。たとえば、白とピンクが色鮮やかな「花笑(HANAEMI)」は最中種にフランボワーズ、クランベリー、白ワイン餡がのっているなど、和菓子の概念を超えた感動を与えてくれます。和菓子の苦手な方にも、洋の素材を組み合わせて新たな食感を実現した創作和菓子はおすすめです。
4/29からの夏期限定「瑞果 -MIZUKA-」というシリーズで、甘夏果汁とシャンパンベースの「甘夏」(写真)やレモン果汁にジンベースの「瀬戸内檸檬」のカクテルゼリーなど大人も楽しめる爽やかな菓子が登場。果実の特徴を最大限に引き出す和洋の垣根を超えた創造性に、きっと驚くことでしょう。

果朋-KAHOU-

「果ルフェ」は旬の寒天果実寄せ、パンナコッタ、フランボワーズ羊羹、3層の味わい。瓶の奥まですくって食べるのが楽しい一品

果朋-KAHOU-

二条城南の御池通沿いは専門店が軒を連ねます。店の暖簾には果実の断面をイメージするロゴがプリントされています

基本情報
所在地

京都市中京区西ノ京職司町67-99地図

アクセス

地下鉄東西線・JR「二条」駅より各徒歩約5分

電話番号

075-821-0155

URL

https://kahou.kyoto/

営業日

月曜日~日曜日 10:00-18:00

休業日

火曜日

料金

「瑞果 - 甘夏AMANATSU -」1つ1,393円(税込)、「果ルフェ-果実よせ-」1つ669円(税込)


発酵スイーツで心安らぐくつろぎ時間

発酵スイーツで心安らぐくつろぎ時間

あまこうかふぇ

AMACO CAFE

「京のあっさり漬」などで知られる京漬物の「西利」が手掛ける、発酵をテーマにしたパンとスイーツのお店が「AMACO CAFE」です。「AMACO」とは、お米と麹菌でつくった甘麹を、さらにラブレ乳酸菌で発酵させた西利オリジナルの乳酸発酵甘麹のこと。このAMACOを使った自然な甘みが嬉しい食パンは、リピーターも多い人気商品だそう。パウンドケーキは箱詰めだけでなく1切れからテイクアウトも可能。複合施設「立誠ガーデンヒューリック京都」内にお店があるので、ドリンクとスイーツをテイクアウトして、写真のように芝生で食べることもできます。日々の疲れを癒すリラックスタイムに、体が喜ぶ発酵スイーツはいかがでしょうか。

AMACO CAFE

提供元:AMACO CAFE

食感はプリン、だけどチーズの風味をしっかり感じる新感覚な発酵スイーツ「甘麹チーズプリン」は3月に発売開始した新商品。常温で持ち運び可能なのでお土産にもおすすめ

AMACO CAFE

2020年7月にオープンした「立誠ガーデンヒューリック京都」の1階。パンとスイーツだけでなく、ラブレ乳酸菌を使ったドレッシングやスープなども購入することができます

基本情報
所在地

京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2 立誠ガーデンヒューリック京都1階地図

アクセス

阪急「京都河原町」駅より徒歩約3分、京阪「祇園四条」駅より徒歩約5分、市バス4・5・17・205号系統「四条河原町」より徒歩約4分

電話番号

075-746-3123

URL

https://www.nishiri.co.jp/amaco/

営業日

月曜日~日曜日 10:00-21:00(20:00LO)
※新型コロナウィルスの情勢により急遽変更することがあります

休業日

年中無休

料金

「甘麹パウンドケーキ 丹波黒豆」1切432円(税込)、1本2,808円(税込)「AMACOドリンク(ICE/HOT)」400円(税込)、「甘麹チーズプリン」1個292円(税込)、4個入り1,080円(税込)


塩味と甘味の絶妙バランス。できたて最中を頂く幸せ

塩味と甘味の絶妙バランス。できたて最中を頂く幸せ

たねかしょうてん

種嘉商店

卸専門で創業70年、最中種(皮)を作ってきた「種嘉商店」が2020年6月に新たにおやつの店をオープン。イートインもできる店内では、パリッとした種に包まれたできたての最中が味わえます。ガラス戸で仕切られた工場では最中種が次々と焼き上げられており、作り手の温かみがすぐそこに感じられる店内です。
ころんと可愛らしい「種実 落花生」は、有機ミックスナッツを専用マシンで挽いて種に練り込まれているため香ばしく、程よい甘さの餡にピーナッツバターの濃厚な味わいと塩味が加わった絶妙な一品。最中は、落花生、胡桃、アーモンドの3種類。皮と餡とナッツペーストがセットになった「おもたせ種実セット」はオンラインでも購入できます。ミルクジェラートを挟んだ「あいす最中」は店頭限定なのでぜひ味わってみては。

種嘉商店

店頭には、これまで卸先におさめてきた種々様々な最中種の型がディスプレイされています

種嘉商店

親しみやすいあずき色の暖簾が道行く人の目を引きます。店内は最中種を焼く香ばしい香りが漂います

基本情報
所在地

京都市中京区仁王門突抜町317地図

アクセス

地下鉄東西線・烏丸線「烏丸御池」駅より徒歩約3分

電話番号

075-201-3016

URL

https://taneka.jp/

営業日

月曜日~水曜日、日曜日 11:00-17:00

休業日

木曜日、金曜日、土曜日

料金

「種実 落花生」1つ250円(税込)、「あいす最中」1つ350円(税込)