京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

夏の装いにもぴったりなガラスアクセサリー

夏の装いにもぴったりなガラスアクセサリー

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

板ガラスを電気炉で焼成し、熱で溶かして融合させる技法「フュージング」を使ったアクセサリー作り体験をご紹介します。「フュージングガラスのピンブローチ」は、洋服や帽子、バッグに付けて楽しむほか、男性のタイピンとしても良いアクセントになりますよ。見た目にも涼やかなガラスアクセサリーで、夏を彩ってみては。

京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ★★★☆☆ 例年並みです。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

ぐらす すたじお めい

glass studio May

京都・西陣にある築90年の"ものづくり"をするアーティストが集う町家「藤森寮」内にあるアトリエ「glass studio May」では、ガラスを使ったアクセサリーや小物を作る体験ができます。ガラス作家として20年以上のキャリアを持つ講師の安村聡美さんとの会話を楽しみながら、納得のいくまでじっくりと自分の作品と向き合うことができます。また、講師作品もアトリエ内に展示されているので、気に入ったものがあれば購入も可能。体験終了後は併設されたギャラリーで展示を鑑賞したり、「藤森寮」内の他のショップを訪ねたりと、アートに彩られた町家で過ごす時間を堪能してみては。

glass studio May
glass studio May
フュージングガラスのピンブローチ(2個)体験 ※予約制
料金

1,800円(税込)~

所要時間

約90分

定員

1名~8名

備考

1枠1組限定、ペンダント、ブローチ、イヤリング、ピアス、帯留め、リングなどにも当日変更可能(アイテムより料金は変動)

glass studio May
所在地

京都市北区紫野東藤ノ森町11-1 藤森寮 南棟2F地図

アクセス

市バス1・12・101・102・204・205・206号系統ほか「大徳寺前」より徒歩約5分

電話番号

090-8123-1465

URL

https://www.instagram.com/glass_studio_may/

営業日

月曜日~日曜日 10:30-17:00

休業日

不定休

受付

もともと学生寮だった「藤森寮」はタイル張りの流し台やおくどさん、中庭など町家らしい雰囲気がそのまま残っています。アトリエは2階にあるので急な階段に気をつけてくださいね。

受付

手順の説明

2階に上がりまずは先生から、体験の手順やガラスを切るための道具の使い方などを説明してもらいます。カラフルなガラスに囲まれたアトリエにいるだけで創作意欲が高まってきます。

手順の説明

見本を見ながらデザインを考える

つづいて、講師の見本を見ながらデザインを考えていきます。作るものによって制作可能なサイズが違ってきます。申し込みの内容と違うものでも当日変更できる可能性があるので相談してみてください。

見本を見ながらデザインを考える

土台となるガラス板を選ぶ

イメージが固まったら早速、土台となるガラス板選びからスタートです。自分の考えたデザインに沿って、好きな色のガラス板を探しましょう。希望の色がない場合は、大きい板から切り出してもらえるので先生に相談してみましょう。

土台となるガラス板を選ぶ

ガラスをカットする

ガラスカッターなどを使って、好きな形にカットしていきます。曲線は少し難しいので先生に教えてもらいながら慎重に。切り出した時に角がガタガタになっても、仕上がりはなだらかになるので安心してくださいね。

ガラスをカットする

ガラスを並べる

切ったガラス板に細かいガラスをのせていきます。使える色は20種類以上あり、キレイに切り出されたものから、ビーズのように小さなものまで様々用意されているので、ひとつずつ組み合わせながら仕上げていきます。

ガラスを並べる

完成

2種類完成です。どちらも土台となるガラス板が2種類重なっていて、3段構成になっています。電気炉で溶かすとすべてが一体化して、角も丸く仕上がるそう。体験後、1週間から10日ほどで完成品が郵送されます。

完成

ギャラリーを見学

体験終了後はアトリエに併設された「gallery 森ノ魚」の見学をしてみませんか(写真は荒川朋子「おはなばたけ展」のようす)。展示内容はInstagramなどで更新されています。現在、展示期間は約1ヶ月と長めに開催しているそう。2021年6月27日~8月2日は拝宮和紙作りの中村功の作品展を開催予定。

ギャラリーを見学

完成作品が手元に届く

電気炉で焼成され、金具がつけられた完成品が郵送されてきます。体験当日とは少し雰囲気が変わり、ガラスらしいツルンとした涼しげな仕上がりに。作品をきっかけに京都旅行の思い出を語り合ってみてはいかがでしょうか。

完成作品が手元に届く
体験を終えて
体験を終えて

「ガラスを切って重ねる」という作業自体は単純でしたが、色の種類もたくさんあり、ガラスの加工も簡単なだけにデザインの幅が広く、自分だけの作品が作れたと感じました。何度も作ってみたくなる体験でした。/写真は「glass studio May」の安村聡美さんと