京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

紅葉色づく京都・東山エリアさんぽ

紅葉色づく京都・東山エリアさんぽ

提供元:清水寺

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

秋の京都は、街中が赤や黄の紅葉で彩られます。とりわけ文化遺産が数多く点在し、石畳や木造建築が多い東山エリアの秋は、歴史物語の世界へと誘われるような光景がそこかしこに。この秋は昼夜それぞれの紅葉が楽しめる、東山エリアでゆったりと紅葉狩りをしませんか。

京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ★★★☆☆ 例年並みです。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

京都市バス「東山安井」からスタートです!

市バス「東山安井」へのアクセス:「京都駅前」より市バス86・206号系統で約18分
モデルコースの所要時間:3時間30

ルート

市バス「東山安井」からスタート!

徒歩約8分(約570m)

1

「高台寺」

徒歩約3分(約250m)

2

「圓徳院」

徒歩約4分(約300m)

3

「八坂庚申堂」

徒歩約16分(約900m)

4

「清水寺」

桃山時代を代表する庭園と紅葉が織りなす秋景色

桃山時代を代表する庭園と紅葉が織りなす秋景色

提供元:高台寺

こうだいじ

高台寺

高台寺は豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が秀吉を弔うために1606(慶長11)年に建立した寺院で、寺号「高台寿聖禅寺」は北政所の落飾後の院号である高台院にちなみます。開山堂をはじめ霊屋、茶室の傘亭・時雨亭など開創時より残る複数の建造物は国の重要文化財に指定されています。開山堂の周囲には小堀遠州の作庭と伝わる池泉回遊式庭園が広がり、水面に映る堂宇と木々の姿が印象的。境内は桜、竹林、紅葉と四季の彩りに事欠かず、桜や紅葉シーズン中はライトアップの演出が人気です。闇に浮かび上がるような真紅の木々は幻想的なうつくしさ。昼夜それぞれの秋景色を堪能してみては。
*【<紅葉>例年の見頃】:11月中旬~12月上旬
2021年秋の夜間特別拝観は、10/22~12/12までの期間、17:00点灯-22:00 (21:30受付終了)を予定

高台寺

提供元:高台寺

秋の夜間特別拝観のようす。臥龍廊のかかる臥龍池(がりょうち)ほとりの木々の紅葉が闇にきらめくようです

高台寺

提供元:高台寺

高台寺では座禅・茶道の体験を開催(事前予約制)。座禅体験では座り方や呼吸法などの説明もあり、初心者でも気軽に参加できます

基本情報
所在地

京都市東山区高台寺下河原町526番地地図

アクセス

市バス58・80・86・202・206・207号系統「東山安井」より徒歩約8分

電話番号

075-561-9966

URL

https://www.kodaiji.com/

時間

月曜日~日曜日 9:00-17:30(最終受付17:00)※夜間特別拝観時は -22:00(最終入場21:00)

休日

年中無休

料金

拝観料(掌美術館を含む) 大人600円、高台寺・圓徳院共通割引拝観券(掌美術館含む) 大人900円


次の
見所
「圓徳院」まで徒歩約3分(約250m)
「圓徳院」まで徒歩約3分(約250m)

圓徳院は高台寺参道の階段をくだって、ねねの道を進んだすぐの場所にあります。晩秋の参道階段は周囲のカエデが色づき、紅葉のトンネルのようになります。


桃山文化の豪快さ、たおやかさを伝える2つの庭園

桃山文化の豪快さ、たおやかさを伝える2つの庭園

提供元:圓徳院

えんとくいん

圓徳院

高台寺塔頭の圓徳院は、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね)が晩年を過ごし、終焉の地とされる場所に江戸初期に開かれた寺院。庭園は2つあり、北政所化粧御殿と共に伏見城から移された化粧御殿の前庭である「北庭」は、各地の大名から献上された200以上の庭石を用いた豪壮な石組みが見事。また白砂の線引が印象的な「南庭」は、長屋門からこの南庭まで年中できるだけ花や紅葉を愛でられるように工夫された女性好みのおだやかな雰囲気。秋には紅葉が色を添え、室内から座して臨む庭景色に心が和みます。また、例年紅葉シーズンにはライトアップが行われます。
*【<紅葉>例年の見頃】:11月中旬~12月上旬
2021年秋の夜間特別拝観は、10/22~12/12までの期間、17:00点灯-22:00 (21:30受付終了)を予定

圓徳院

提供元:圓徳院

方丈前に広がる南庭。石庭の後方には多くの木々が植えられており、周囲の喧騒とは無縁ののどかな空間です

圓徳院

提供元:圓徳院

圓徳院では写経・写仏の体験が可能(無料)。写仏体験では秀吉の念持仏とされる「三面大黒天」を写します。日々の平安を願って筆を運びましょう

基本情報
所在地

京都市東山区高台寺下河原町530番地地図

アクセス

市バス58・80・86・202・206・207号系統「東山安井」より徒歩約5分

電話番号

075-525-0101

URL

https://www.kodaiji.com/entoku-in/

時間

月曜日~日曜日10:00-17:30(最終受付17:00)

休日

年中無休

料金

拝観料 大人500円、高台寺・掌美術館・圓徳院 共通割引拝観券 大人900円


次の
見所
「八坂庚申堂」まで徒歩約4分(約300m)
「八坂庚申堂」まで徒歩約4分(約300m)

次の目的地までは、ねねの道を道なりに進みましょう。途中、石畳が続く風情ある路地「石塀小路」の入口があります。時間に余裕があればゆったりと散策みては。


色とりどりのお守りと美しい紅の調和

色とりどりのお守りと美しい紅の調和

やさかこうしんどう

八坂庚申堂

日本三大庚申のひとつで、日本最古の庚申堂でもある八坂庚申堂(金剛寺)は、中国の道教由来である庚申信仰の霊場として古くからまつられてきました。一際目につくのがカラフルな「くくり猿」。手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守りです。欲望のままに行動する猿を動けなくすることで、欲に走らないという戒めを意味しているそう。また写真撮影スポットとしても人気で、ウェディングフォトの撮影に遭遇することもしばしば。本堂前にある紅葉の見頃は遅めですが、鮮やかなくくり猿と真っ赤に染まる紅葉の共演は一見の価値ありです。入口は八坂通り沿いにあり、東山のシンボルのひとつ・八坂の塔もすぐそばなので、あわせて訪れてみては。
*【<紅葉>例年の見頃】:11月下旬~12月上旬

八坂庚申堂

境内に多く奉納されているくくり猿。1つ500円で奉納することができるので、欲を一つ我慢してお願いごとをしてみては

八坂庚申堂

猿は庚申の使いとされ、境内では「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿モチーフを数多く目にすることができます

基本情報
所在地

京都市東山区金園町390地図

アクセス

市バス202・206・207号系統ほか「清水道」より徒歩約4分

電話番号

075-541-2565

時間

月曜日~日曜日 9:00-17:00

休日

年中無休

料金

参拝無料


次の
見所
「清水寺」まで徒歩約16分(約900m)
「清水寺」まで徒歩約16分(約900m)

「八坂庚申堂」を後にして、清水寺へと歩みを進めましょう。清水参拝道の産寧坂(三年坂)の周辺は、坂と家並みが折り重なって続く風景が美しく、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


秋色に包まれた清水の舞台から臨む京の街並み

秋色に包まれた清水の舞台から臨む京の街並み

提供元:清水寺

きよみずでら

清水寺

世界遺産「古都京都の文化財」の一つである清水寺。約1200年前の778年に開創され、大きな慈悲を象徴する観音さまの霊場として、古くから庶民に開かれ幅広い層から親しまれてきました。
東山連峰の一つ、音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの広大な境内には、国宝や重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が建ち並びます。中でも京都の街を見下ろせる「清水の舞台」はあまりにも有名。四季それぞれ違う表情が見られ、秋には紅葉の名所となります。11月中旬からは夜間特別拝観でライトアップも行われ、昼とはひと味違う幻想的な雰囲気の中で紅葉狩りが楽しめます。
*【<紅葉>例年の見頃】:11月中旬~12月上旬
2021年秋の夜間特別拝観は、11/18~11/30までの期間、18:00-21:30 (21:00受付終了)を予定

清水寺

提供元:清水寺

平成の大改修の集大成として、2017年より行われてきた本堂素屋根の檜皮葺替工事が2020年2月に完了。威容を誇る本堂と秋景色が印象的

清水寺

提供元:清水寺

京都の東、音羽山の中腹に建つ本堂・清水の舞台からは市街地が望めます。天候や時間帯によっては京都の西、嵐山方面に沈む夕日を目にできることも

基本情報
所在地

京都市東山区清水1丁目294地図

アクセス

市バス80・86・100・202・206・207号系統ほか「五条坂」、「清水道」より各徒歩約15分

電話番号

075-551-1234

URL

https://www.kiyomizudera.or.jp/

時間

月曜日~日曜日 6:00-18:00 ※季節により変動あり

休日

年中無休

料金

拝観料 大人400円


お疲れ様でした

お疲れ様でした

清水寺から参拝道の清水坂をくだると、バス通りの東大路通へたどり着きます。市バス「清水道」からは、三十三間堂・京都駅に向かう100・206号系統や、祇園・四条河原町に向かう80・106号系統などが運行しています。


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