京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」
京都を遊ぶ 更新日:2021.11.04
花和菓子作りとお点前体験
※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。
今回はここでしかできない「花和菓子作り」体験をご紹介します。リーズナブルな価格で、美しい和菓子を作ることができます。お点前体験とあわせて、ぜひ写真映えバッチリな文化体験を楽しんでみてください。
京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。
にほんぶんかたいけん あん
日本文化体験 庵an
烏丸五条から徒歩すぐの場所にある「日本文化体験 庵an」は、日本文化を気軽に体験できるスポットです。日本文化体験コースでは、和菓子の練り切りやお点前体験をはじめ、珍しいものでは日本酒の利き酒体験などが用意されています。また花街文化体験コースでは、京都五花街の舞妓さん・芸妓さんによる公演を間近に見たり、お座敷遊びをしたり、京都らしい体験を手頃な価格で楽しむことができます。一つひとつの体験時間が短いので、観光の合間に訪れることも可能。インストラクターさんが丁寧に解説してくれるので、体験をしながら文化の背景にある歴史にふれることができます。
【花和菓子作り体験とお点前体験】 ※予約制 | |
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料金 | 2,800円(税込) |
所要時間 | 約80分 |
定員 | 1名~100名 |
備考 | 体験開始時間 ①10:00~②14:30~、集合は体験開始時間の5分前 |
日本文化体験 庵an | |
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所在地 | 京都市下京区万寿寺町135 ベルク烏丸2F地図 |
アクセス | 地下烏丸線「五条」駅より徒歩約1分、市バス5・26・43・73・80・101号系統「五条烏丸」より徒歩約1分 |
電話番号 | 080-9307-1873 |
URL | |
営業日 | 月曜日~日曜日 8:00-22:00 |
休業日 | 年中無休 |
受付・手順の説明
受付を済ませて、まずはインストラクターによる説明を聞きます。和菓子をただ作るだけでなく、しっかりと知識を身に付けられるのが嬉しいポイントですね。つづいて手順の説明を受け、花和菓子作りの体験スタートです。
黒あんを白あんで包む
この体験では2種類の花和菓子を作ります。1つ目の土台を作るために、まずは白あんで黒あんを包みます。全体を均等に包むのが難しいのですが、美しく仕上げるためにも丁寧に作業しましょう。
成形する
白あんと黒あんで作った土台を成形していきます。この土台の上に花を飾っていくので、それをイメージしながら成形しましょう。今回はハート型にしてみましたが、お好みの形で作ることができます。
お花を飾る
成形した土台の上に食べられるお花(エディブルフラワー)をのせていきます。用意されたお花は2種類の菓子で使います。花弁をちぎって重ねてもOKなので、自由に飾り付けましょう。(お花の種類は季節ごとに変化します)
ナパージュを塗る
最後にナパージュを塗っていきます。ナパージュとは、タルトなどのフルーツの上にかけられているゼリーのこと。これを塗ることでお花が固定され、表面がつややかに仕上がります。1つ目の菓子はこれで完成です。
白あんをそぼろ状にする
次に2つ目の菓子を作っていきます。まずは白あんを目の細かな網杓子を使って、そぼろ状にしていきます。時間をかけて押し出すと長く、細かく押し出すと短くなるので、お好みで使い分けてみてください。
そぼろ状の白あんを黒あんにつける
そぼろ状にした白あんで、丸めた黒あんを包んでいきます。丁寧に作業したいところですが、白あんがすぐに乾いてくるので手早く、底面も忘れずに、全体がふっくらと盛りあがるようにのせてください。
花を飾る
そぼろ状の白あん部分にお花を飾っていきます。白あんにお花を差し込んでいくイメージで、細長いお花を使います。色鮮やかにしてもよし、一色で仕上げても可愛くできますよ。これで花和菓子は2種類とも完成です。
お点前や抹茶の説明
花和菓子ができたら、つづいてお点前体験です。まずは茶葉や手順についての説明を聞きます。実際に茶葉を石臼でひくところを見せてもらいながら、お抹茶に使われる茶葉について教えてもらえます。
お点前体験
インストラクターさんの手元を見ながらお抹茶を点てましょう。はじめに花和菓子を味わい、その後で自分で点てたお抹茶をいただきます。花和菓子はオプションでケースに入れて持ち帰ることもできますが、食べきる方が多いそう。
お花の組み合わせなど、自分好みにじっくりと仕上げられて楽しかったです。繊細な作業が多く、いつも口にしている和菓子は、これほど手がかかっているのかと実感しました!お抹茶は茶葉を挽くところから見学でき、その本格的な味わいにゆったりとした気分になりました。