京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

愛でるたのしみ満喫!和蝋燭の絵付け体験

愛でるたのしみ満喫!和蝋燭の絵付け体験

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

京都の伝統工芸品とも言える、和蝋燭(わろうそく)。植物性の原料で作られ、炎の大きさやゆらぎがその大きな特長です。和蝋燭の歴史や工程を職人から直に学び、自分好みの絵柄の絵付けに挑戦してみませんか。

京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ★★★☆☆ 例年並みです。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

なかむらろーそく

中村ローソク

1887年創業の「中村ローソク」は、各宗派総本山が集まる京都において、和・京蝋燭一筋で製造・販売を行う老舗。和・京蝋燭と洋蝋燭の一番の違いは原料にあります。洋蝋燭が石油系原料を使っているのに対し、和・京蝋燭の原料はすべて植物性です。そのため油煙が少なく、すすが出にくい特長があり、さらに内部が空洞であることから炎が大きくゆらぎます。また、手作りという点も魅力で、多くの職人の伝統の技が蝋燭一本一本に込められています。
「中村ローソク」では、京都の伝統工芸に触れる機会として体験教室を実施。絵付けだけの教室から、蝋燭作り全般を学べる教室まで用意されており、工房見学や職人との会話を通して和蝋燭の魅力に出会えます。

中村ローソク
中村ローソク
【和蝋燭絵付け体験】 ※予約制
料金

2,750円(税込)

所要時間

約30~60分

定員

1名~20名(20名以上の場合は要問合せ)

備考

「和蝋燭製造絵付け体験」6,050円(税込)、「和蝋燭製造体験」3,850円(税込)も実施

中村ローソク
所在地

京都市伏見区竹田三ッ杭町57-8地図

アクセス

地下烏丸線「竹田」駅より徒歩約3分

電話番号

075-641-9381

URL

https://www.kyorousoku.jp/

営業日

月曜日~土曜日 9:00-17:30

休業日

日曜日、祝日、第2・4土曜日

受付・手順の説明

地下鉄「竹田」駅のほど近く、趣ある和風建築の「中村ローソク」へ。はじめに受付を済ませて、体験手順を確認します。写真は、店頭に陳列された大小・色柄様々な和蝋燭。その繊細な美しさに惹き込まれます。

受付・手順の説明

工房見学(原料)

つづいて、工房見学へ。はじめに和蝋燭の特徴などについて教わります。和蝋燭とは和紙にイグサの髄を巻いて芯を作り、櫨(ハゼ)の実の油から抽出した木蝋などの植物性の蝋を塗り込んだもの。近年、櫨の危機的な不足に陥っていることから、同店では、京都で櫨の木を栽培するプロジェクトにも取り組んでいます。

工房見学(原料)

工房見学(製造)

工房見学では、和蝋燭作りの仕事流れを目にすることができます。通常は工程ごとに職人が分業を行うそう。「和蝋燭製造体験」では、型流しを自ら行い、実際に和蝋燭を作ることもできます。(写真は蝋を溶かした様子)

工房見学(製造)

工房見学(朱かけ)

和蝋燭には主に朱・白の2色があり、一般的に白色は日々のお光、葬儀、三回忌までの法要に、朱色は報恩講、お正月、お盆、年忌、法要などご先祖様に嬉しい事を報告する、お願い事をするなどの時に使用する、とされています。(写真は「中村ローソク」4代目の田川広一さんによる朱かけの様子)

工房見学(朱かけ)

絵付けの説明

工房見学の後、いよいよ絵付け体験へ!蝋燭に自分の好きな絵や文字を描いて、自分だけの和蝋燭を作ることができるもので、修学旅行生や外国からの旅行者にも人気だそう。はじめに道具の使い方や、書き方のコツを丁寧に教えてくれます。

絵付けの説明

講師作品の紹介

描き始める前に、講師作品を幾つか見せてもらいました。絵蝋燭は火を付けず、お花の代わりにお供えする蝋燭だそう。写真のようにお正月の縁起物やスノーマンをモチーフとした季節の作品もあり、その繊細な紋様や色使いに驚かされます。四季折々の作品のカタログも用意されているので、参考にしましょう。

講師作品の紹介

絵付け

今回は朱白、碇型4匁(もんめ)の和蝋燭に描きました。植物性蝋のあたたかな香りに包まれた空間でいざ筆を手にすると、次々と花のイメージが湧いてきて、集中して作業をすることができました。絵柄は正面だけでなく、側面や裏面にも描くのがポイントだそう。

絵付け

完成

完成した作品は、専用の箱に入れて持ち帰ることができます。専用のスタンドが付いているので、箱に入れた状態のまま飾ることも!また、玉締め搾りの蝋を使ったハンドクリーム「和蝋燭職人からのおすそ分け」のサンプルもお土産にいただきました。※体験参加者限定

完成
体験を終えて
体験を終えて

自分の好みに合わせて絵付けができ、大人から子供まで楽しめる内容でした。和蝋燭の特徴や歴史・絵の描き方のコツなど、細かく教えていただき職人さんの繊細な作業にとても驚きました!お家でまずは飾って愛でたいと思います。
/写真は講師の西川さんと