京都旅行のコツ

京都へ行くときの服装どうしよう・・・。各シーズンの気温や注意点、気候の特徴は?

京都は観光スポット同士が離れていることも多く移動が増えがちですので、動きやすいスニーカーや身軽な服装がおすすめですが、初めての京都観光だと季節感が把握できず、どのような服装が良いかわからない…とコーディネートに悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、京都旅行時におすすめの服装や小物など、季節別や天気別にご紹介します。

京都の気候の特徴は?

京都と言えば、夏は暑く冬は寒いイメージですが、こちらでは京都の気候の特徴について解説していますので、まずは訪れる時期の気候の特徴について理解しておきましょう。

京都は内陸性盆地気候で、寒暖差が激しい地域

京都市は三方が山に囲まれた盆地地形となっているため風が吹きにくく、寒暖差が激しいことが特徴です。

夏の特徴は、湿度の高い「油照り」と呼ばれる独特な蒸し暑さです。冬は「底冷え」と呼ばれるほどの寒さが特徴です。気温以上の寒さを感じるのが底冷えの特徴なので、油断は禁物です。

寒暖差に注意してできるだけ温度調節のしやすい服装を心がけることが、京都で快適に過ごすためのコツです。

京都の年間の気温推移をグラフ付きで解説

京都の年間の気温推移をグラフ付きで解説

国土交通省 気象庁 公式HPより

京都の年間の気温推移は、1月の平均最低気温が0度、平均最高気温が7度、3月が平均最低気温3度、平均最高気温12度で、4月から緩やかに気温が上昇し、8月になると平均最低気温が26度、平均最高気温が34度まで上がります。暑い季節は、おおよそ6月後半から9月中旬までです。

10月頃からまた徐々に気温が下がっていく傾向にあり、秋は過ごしやすい気候になります。12月初旬から冬型の気候となり、12月後半になると最低気温が0度近くまで下がることがあります。

季節や気温によって滞在時の服装が変わってくるので、次の「季節や気候別」のポイントを参考にしてください。

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シーズンごとの京都旅行でのファッション

京都観光の服装選びのポイントは「歩きやすい靴」と「動きやすい服装」、それに「季節にあった服装を選ぶこと」です。次に京都の季節感や気候に応じた服装のポイントをご紹介します。

お花見シーズン

春の京都旅行の定番は、お花見ですよね。京都では、例年3月下旬から4月中旬頃が桜の見頃となります。桜の種類によっては早咲きや遅咲きがあるため多少前後しても桜を見ることができます。

この時期の京都の平均気温は約10度、日によっては最高気温が20度近くまで上がるため、アウターなしでも十分なほど暖かくなります。しかし油断は禁物で、京都の気候の性質上夜は冷え込み肌寒さを感じることもあるでしょう。そのため、4月頃までは1枚アウターを持参しておくことをおすすめします。日中は不要な場合もあるので、持ち運びに便利なブルソンやジャンパーがあると便利です。

またお花見スポットがたくさんあり、長い時間歩くことが予想されます。足への負担が軽いスニーカーや動きやすいストレッチデニム、ガウチョパンツの着用がおすすめです。

梅雨シーズン

京都は、雨の日が多くなる梅雨シーズンは苔や青葉がみずみずしく見えるなど、魅力満載です。そんな季節におすすめの服装をご紹介します。

定番の神社仏閣めぐりでは、靴を脱いで中に立ち入ることもあります。服や靴下が濡れていると、他のお客様や寺院に迷惑をかけてしまいます。そのため、替えの靴下や長靴を持っていくと良いでしょう。また、丈の長いスカートは気づかぬうちに濡れてしまう可能性があるため注意してくださいね。

京都には紫陽花の名所も多く、梅雨の季節の観光スポットとして知られています。特に山の方に紫陽花を見に行く場合は、地面が濡れていて滑りやすくなっている場所もあるので、やはり歩きやすい靴を選ぶのがおすすめです。また湿度が上がり、虫が発生しやすい時期でもあるため、虫除けスプレーを持っておくと安心ですよ。

夏休みシーズン

梅雨が明ける7月半ば頃から、最高気温が30度近くまで上昇します。内陸性盆地気候の影響で厳しい暑さになるので、熱中症対策をしっかりと行いましょう。また雨が降る日は湿度が高くなり蒸し暑さを感じやすくなるので、通気性の良い素材の服を選ぶよう心がけましょう。

日傘や扇子、汗拭きシートなどの涼感アイテムも合わせて持っておくと安心です。

屋内施設では、クーラーが強く効いている場合があるため、蒸し暑い時期ではありますが羽織りものを持っておくことをおすすめします。

紅葉シーズン

紅葉が見頃の季節は例年11月中旬から12月上旬です。秋の京都は比較的過ごしやすい気候ですが、11月には最低気温4度、12月上旬は2度まで気温が下がることがあります。
また紅葉を見るために屋外にいる時間が多くなるため、急な寒さにも対応できるよう暖かい格好を心がけてください。日中と朝晩の気温差も感じやすい季節なので、着脱しやすい厚手のコートを持参するのがおすすめです。

冬のシーズン

雪が降ることもあり、体感気温が寒いことが京都の「底冷え」の特徴です。しっかり防寒対策を行い、重ね着で調整しやすいようにしておくと良いでしょう。

また、冷えの対策には「3首」の防寒が効果的です。重ね着をするといっても、厚みが出過ぎてしまっては見た目が不格好ですし、何より歩きづらいです。アウターは風を通しにくい厚手のものが良いですが、首元はマフラー、手首は手袋、足首は長めの靴下でしっかり「3首」を防寒し、暖かくも動きやすい格好を心がけてくださいね。

神社仏閣めぐりには、靴下があると良い

京都旅行といえば神社仏閣めぐりですが、靴を脱いで拝観する場所も多いため靴下を用意していくのがおすすめです。冬場はさらに追加でレッグウォーマーがあると冷え対策になります。

神社仏閣内では板間の場所も多く、暖房が効いていない場所もあるため、素足で歩くと特に足元が冷たく感じやすいです。

ゆっくり拝観するためにも、冬場は特に冷え対策に注意しておきましょう。

まとめ

季節ごとにそれぞれ違う顔をもつ観光スポットが多数あり、どの季節に行っても京都らしい景色が見られるので、何度でも行きたくなりますよね。
この記事の内容はあくまで平均的な京都の様子をご紹介しておりますので、年によっては大きく気候が変わることもある点にご注意ください。服装は観光客にとっては悩ましいですが、事前に滞在中の情報を入念に調べてから行くのがおすすめです。ぜひ今回の記事を参考に、京都旅行の服装を選んでくださいね。

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※情報は2020年9月現在のものです。

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