【2024年版】名古屋のおすすめ観光・お出かけスポット29選

※2024年10月現在の情報です

名古屋

過去と現代が融合した都市である名古屋には、自然や歴史を感じることができるスポットからレジャーを満喫できるスポットまで魅力的な観光スポットが満載です。また、「なごやめし」と呼ばれるユニークな食文化があり、ご当地グルメを堪能するという楽しみもあります。交通網が発達しているので、各観光スポットへのアクセスは抜群!効率的に回れば、日帰りや1泊2日でも十分に楽しめるでしょう。

今回は、名古屋観光のベストシーズンやアクセスなど事前に知っておきたい情報に加え、「見て楽しむ!歴史や景色を味わう」、「歩いて巡る!自然や人情に触れる」、「体感して学べる!科学や芸術に親しむ」、「遊んで楽しい!大人も子どもも夢中になれる」といった4つのジャンルに分けて、名古屋でおすすめのスポットをご紹介します。ぜひこの記事を参考にして、名古屋観光を充実させてくださいね。

遊んで学べる、魅力いっぱいの名古屋旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。

名古屋ってどんなところ?特徴と魅力を解説

名古屋
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名古屋市は、横浜市、大阪市に次いで、市区町村として日本で3番目に人口の多い都市です(出典:政府統計の総合窓口「e-Stat」2020年度・総人口[人])。日本のほぼ中心に位置しており、日本の東西どちらからでもアクセスが良いため、国内外から多くの観光客が訪れます。

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとする戦国武将ゆかりの地としても有名で、市内には歴史的な名所が数多く存在。また、自動車産業や航空宇宙産業など日本の‟ものづくり”を支える産業も集積しているため、ものづくりに関連した観光スポットもたくさんあります。

まずは、名古屋観光のベストシーズンや食文化、アクセスなど、見どころ満載の名古屋へ観光で訪れる際に知っておきたい情報をご紹介します。

観光のベストシーズンは春と秋

名古屋市は、夏は暑くて雨が多く、冬は寒くて冷たい風が吹くのが特徴です。年間の気温差が大きく、平均気温は夏が30℃、冬は7℃ほど。また、6月から7月にかけての梅雨の時期にも雨が多く、8月から9月にかけては台風が接近することもしばしば。冬は1月が最も寒さが厳しく平均最低気温が約1℃まで下がります。

そんな名古屋を観光で訪れるなら、ベストシーズンは春(3月~5月)と秋(9月~11月)だと言えるでしょう。春は過ごしやすい気候の中、市内にある公園などで美しい桜を楽しむことができます。特に春まつりが開催される名古屋城は必見。天守閣を背景に約900本の桜が咲き誇り、春ならではの美しい光景に出会うことができます。

また、晴れる日が多く、快適で過ごしやすい秋は旅行の計画が立てやすくおすすめです。この時期に開催される「名古屋まつり」は名古屋を代表する一大イベントで、名古屋の歴史や文化に触れることができます。このお祭りに合わせて旅行するのも良いかもしれません。

なお、春や秋は多くの観光客で大変賑わうため、旅行商品は早めの予約をおすすめします。

一方、夏や冬でも気候対策をしっかり行えば名古屋観光を十分楽しむことができます。夏は気温が高く蒸し暑い日が続くので、熱中症対策を心がけましょう。また、冬は寒さが厳しいのでしっかりとした防寒対策が必要です。コートやマフラーなどを用意しておきましょう。そんな夏や冬は、目的の観光スポットまで簡単に行くことができる観光ルートバス「メーグル」を利用するのもおすすめです。さらに、「なごやめし」をメインに楽しんだり、暑さや寒さをしのげる美術館や博物館などの屋内施設を中心に回ったりするなど、旅程を工夫してみるのも良いですね。

愛される食文化「なごやめし」

名古屋には、「なごやめし」と呼ばれる、地元だけでなく全国的にファンが多い独自の食文化があります。喫茶店文化が発達した名古屋では、飲み物を注文すると豪華な朝食セットが無料で付いてくる「モーニング」が有名です。お店によっては、サラダや茶碗蒸しなどが付いてくることもあります。また、うなぎを細かく刻んでご飯の上に乗せ、そのまま食べるだけなく、薬味を乗せたりだし汁をかけてお茶漬け風にしたりと3通りの食べ方が楽しめる「ひつまぶし」や、八丁味噌仕立ての汁にコシの強いうどんを入れて煮こんだ「味噌煮込みうどん」も、なごやめしを代表するメニューです。

どの料理も名古屋ならではの濃厚な味わいが特徴で、旅の思い出になること間違いありません。名古屋を訪れた際にはこの独特な食文化をぜひ体験し、「なごやめし」の魅力を楽しんでみてはいかがでしょうか。

市内の観光スポットはアクセス良好

市内は名古屋駅を拠点として地下鉄とバスを中心とした交通網が整備されているため、主要な観光スポットへ簡単に移動することができます。たとえば、名古屋城や栄、大須観音などの名所は地下鉄で効率的に巡ることが可能です。また、名古屋市近郊には、犬山城やトヨタ博物館のような観光スポットがありますが、これらの場所へも電車やバスなどを使えば簡単にアクセスすることができます。そのため、1泊2日といった短期滞在でも充実した旅をすることができるでしょう。

見て楽しむ!歴史や景色を味わうスポット10選

名古屋には、歴史的建造物と美しい景色が融合した観光スポットがたくさんあります。趣のある城や庭園は、どれも訪れる価値のある場所ばかり。また、現代的な建築物がつくり出すアートのように美しい景色も必見です。ここでは、歴史や景色を味わうスポットを10カ所厳選してご紹介します。

徳川家の居城として栄えた 「名古屋城」

名古屋城の天守閣
名古屋城の天守閣
名古屋城の表二之門
名古屋城の表二之門

「名古屋城」は、徳川家康が1610年(慶長15年)に築城を命じ、その後、尾張徳川家の居城として栄えた城です。本丸と二之丸が直線的に配置された比較的単純な構造ですが、城の随所に敵の侵入を阻止するための堀や幅の狭い土橋など巧妙な仕掛けが施されており、敵が容易に攻め込めない造りとなっています。

名古屋市のシンボルとも言える「天守閣」は、五層五階地下一階構造を持つ国内最大級の城郭建築で、1930年(昭和5年)には城郭として初めて旧国宝に指定されました。屋根に輝く2体の「金の鯱」(きんのしゃちほこ)はあまりにも有名で、この金の鯱ゆえに名古屋城は「金鯱城」、「金城」とも呼ばれています。なお、2024年(令和6年)10月現在、天守閣は耐震性の問題に対応するため閉館しており、内部を見学することはできません(※再開時期は未定です)。

名古屋城の城内は、豪華絢爛な空間が広がる「本丸御殿」や、創建時のまま現存しており重要文化財に指定された3つの「隅櫓(すみやぐら)」、城内の石垣の中で最大の巨石「清正石」など、見どころが満載です。また、春には約900本の桜が咲き誇り、国内最大級の城郭と桜のコラボレーションが訪れる人を魅了しています。

所在地 〒460-0031
愛知県名古屋市中区本丸1番1号
電話番号 052-231-1700
アクセス 地下鉄名城線「名古屋城駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

目印は"水の宇宙船" 「オアシス21」

オアシス21
オアシス21

「オアシス21」は、水を湛えたガラスの大屋根「水の宇宙船」がシンボルの立体型公園です。施設内には緑豊かな芝生の公園「緑の大地」やバスターミナルがあり、地下の「銀河の広場」にはショッピングやグルメなどを楽しめる約30のショップが軒を連ねます。

「水の宇宙船」の水盤外周は園路になっていて、地上14mの空中散歩ができます。夜には、四季折々のライトアップや期間限定の特別ライトアップが行われ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気に様変わり。名古屋の夜を彩る人気のフォトジェニックスポットとなっています。

週末にはさまざまなイベントが開催されているので、興味のある方はホームページでチェックしてみましょう。銀河の広場周辺にはテーブルとイスが設置されているので、ゆっくりとくつろぎながら過ごすこともできます。

所在地 〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜1丁目11番1号
電話番号 052-962-1011(9:00~17:30)
アクセス 地下鉄東山線・名城線「栄駅」下車、徒歩すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

名古屋のシンボル 「中部電力MIRAI TOWER」

MIRAI TOWER
MIRAI TOWER

「中部電力 MIRAI TOWER」は、1954年(昭和29年)に日本で最初の集約電波塔として建設された高さ180mの観光タワーです。2020年(令和2年)にリニューアルオープンし、2022年(令和4年)12月には全国のタワーで初となる国の重要文化財に指定されました。2011年(平成23年)にテレビがアナログ放送からデジタル放送に切り替わったため電波塔としての役目は終えましたが、今もなお名古屋のシンボルとして親しまれています。

タワー内には、東海地方の作家とコラボレーションした世界初のタワーホテル「THE TOWER HOTEL NAGOYA」をはじめ、オリジナルグッズが並ぶショップや、景色を楽しめるカフェなどがあり、見どころ満載。地上100mに位置する屋外展望台「スカイバルコニー」では、風を感じながら名古屋の街並みを一望することが可能です。また、夜には季節やイベントなどに合わせてライトアップが実施され、最新のLEDによる多彩な色と光が名古屋の夜を華やかに演出します。

所在地 〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦三丁目6-15先
電話番号 052-971-8546
アクセス 地下鉄東山線・名城線「栄駅」下車、徒歩約3分
地下鉄桜通線・名城線「久屋大通駅」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

緑に癒されながら歴史に触れる 「ノリタケの森」

ノリタケの森 噴水広場
ノリタケの森 噴水広場
クラフトセンター
クラフトセンター

「ノリタケの森」は、陶磁器メーカー「ノリタケ」の産業観光施設です。緑あふれる園内には、陶磁器の製造工程見学や絵付け体験(有料)ができるクラフトセンター、オールドノリタケを展示しているミュージアムがあります。また、テーブル周りの雑貨などが揃う直営店、ノリタケ食器で料理を提供するフレンチレストランやカフェなどもあり、グルメやショッピングなどを楽しむこともできます。そのなかでも、ボーンチャイナの製造工場であるクラフトセンターでは、ノリタケの技と伝統を間近で見ることができたり、まっさらなボーンチャイナのお皿やマグカップなどに絵付け体験ができたりと、大人も子どもも楽しめる内容が充実。ぜひ旅の記念に、世界に1つだけのオリジナル作品づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

そのほか、明治37年に建築された赤レンガ棟や、工場跡を偲ばせる6本の煙突モニュメントが現存しており、ここが近代陶業発祥の地であることを象徴的に物語っています。

※定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始
※赤レンガ建築前の通路は、2024年10月半ば(予定)まで工事のため通行を制限しています
※駐車場なし (隣接するイオンモールの駐車場をご利用ください)
※10:00~17:00(絵付け体験受付16:00まで)、ショップは18:00まで

所在地 〒451-8501
愛知県名古屋市西区則武新町3-1-36
電話番号 052-561-7114
アクセス 地下鉄東山線「亀島駅」下車、徒歩約5分
JR・名鉄・近鉄「名古屋駅」下車、徒歩約15分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

日本夜景遺産をゆったり眺める屋外展望台 「スカイプロムナード(ミッドランドスクエア)」

屋外展望台スカイプロムナード
屋外展望台スカイプロムナード
スカイプロムナードからの景色
スカイプロムナードからの景色

「スカイプロムナード」は名古屋駅にほど近い「ミッドランドスクエア」の44~46階に位置し、地上約220mと東海エリアで1番の高さを誇る屋外展望台です。展望台の天井は吹き抜けになっており、心地よい風を感じながら名古屋の街並みを一望することができます。目の前に広がる大パノラマはまさに圧巻の一言で、昼は壮大なスケールの街並み、夜は幻想的な夜景を見ることができ、昼と夜でそれぞれ異なる都会の景色を眺めることができます。2022年(令和4年)11月にはその美しい夜景が評価され、日本夜景遺産に登録されました。

北側・デッキベンチエリアには階段ベンチ、東側・プロムナードエリアにはハイテーブル、南側・芝生エリアにはソファベッドなどがあり、ゆったりと過ごせる空間が充実しているので、美しい景色を眺めながら特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

所在地 〒450-6242
愛知県名古屋市中村区名駅四丁目7番1号ミッドランドスクエア 44-46階(※入場は42階)
電話番号 052-527-8877(総合インフォメーション)
アクセス JR「名古屋駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

草薙神剣を祀る 「熱田神宮」

熱田神宮
熱田神宮

名古屋市の南部に広がる緑豊かな「熱田の杜」に鎮座するのが、地元では「熱田さん」と親しまれる「熱田神宮」です。年間約700万人の参拝者が訪れ、名古屋のみならず全国の人々から崇敬を集めています。三種の神器の1つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀り、古くは朝廷や武将からも崇められてきました。「伊勢の神宮」に次ぐお社として知られており、元々は尾張造でしたが、1893年(明治26年)に現在の神明造に改築されています。

熱田神宮には御神体草薙神剣が祀られていることもあり、古来より多くの刀剣が奉納されてきました。現在その数は約450口にのぼり、国宝や重要文化財に指定された刀剣は20口を数えます。これらの貴重な刀剣を収蔵・展示するのが「剣の宝庫 草薙館」です。館内には映像や体験コーナーなども設置されているので、日本の伝統文化や刀剣の美術性を深く知ることができるでしょう。

また、「熱田神宮宝物館」には、これらの刀剣を含めた宝物が6,000点ほど収蔵・展示されています。その中には重要文化財・愛知県文化財に指定されたものが180点近く含まれており、こちらもまた見逃せません。

熱田神宮は歴史と信仰の深さを感じることができる神聖な場所となっています。

所在地 〒456-8585
愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1
電話番号 052-671-4151(熱田神宮宮庁)
アクセス 名鉄名古屋本線「神宮前駅」下車、徒歩3分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

池泉回遊式庭園を眺めながらお抹茶を楽しむ 「白鳥庭園」

白鳥庭園
白鳥庭園

「白鳥庭園」は、約3.7haの広さを誇る東海地方最大級の池泉回遊式日本庭園です。中部地方の地形をモチーフに、「御嶽山」「木曽川」「伊勢湾」に見立てた雄大な景観を表現し、源流から大海までの“水の物語”をテーマにしています。変化に富んだ豊かな景色を眺めながら築山や池の周りを散策すれば、四季折々の庭園の表情を味わうことができるでしょう。また、名古屋市内でも有数の紅葉の名所としても知られており、秋には1,500本ものイロハモミジやドウダンツツジが色づきます。

庭園のほぼ中央、流れのほとりには本格的な数寄屋建築の茶室「清羽亭」があり、建物と自然が調和し季節によってさまざまな表情を見せてくれます。また、汐の満ち引きによって移り変わる景色を眺めながらお抹茶をいただける茶寮「汐入亭」で心豊かな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

所在地 〒456-0036
愛知県名古屋市熱田区熱田西町2-5
電話番号 052-681-8928
アクセス 地下鉄名城線「熱田神宮西駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

自然景観が凝縮された日本庭園 「徳川園」

徳川園 龍仙湖
徳川園 龍仙湖
龍門の瀧
龍門の瀧
大曽根の瀧
大曽根の瀧

徳川園は池泉回遊式の日本庭園で、江戸時代の多くの大名庭園と同様の様式です。清流が滝から落ちて渓谷を下り海に見立てた池へと流れる様子は、日本の自然景観を凝縮しています。また、地形の高低差や既存の樹林を活かしつつ巨石を用いた岩組みからは、武家社会の豪快さを感じずにはいられません。

それぞれ異なる美しさの2つの滝もぜひ立ち止まって眺めてみてください。鯉が滝を登りきって竜となったという「登竜門伝説」を基に形成された「龍門の瀧」では、滝から落ちる水量が20分ごとに増すダイナミックな風景が見ものです。一方、「大曽根の瀧」では、上・中・下段それぞれ岩の組み方が違うため、落差6mの中で水しぶきが変化する様が楽しめます。さらに新緑や紅葉、牡丹や花菖蒲など、季節の花々も訪れる人々の目を喜ばせています。

所在地 〒461-0023
愛知県名古屋市東区徳川町1001
電話番号 052-935-8988
アクセス JR中央本線「大曽根駅」南口下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

現存する天守が国宝に指定されている 「犬山城」

犬山城
犬山城

「犬山城」は、1537年(天文6年)に織田信長の叔父にあたる織田信康によって築かれた日本の名城のひとつです。現存する最古の木造天守を有し、この天守は全国で5城しかない国宝に指定されています。

木曽川を見下ろす丘の上に位置する犬山城は、かつて自然の要害としての役割を果たしていました。特徴的な「唐破風」(からはふ)などが見られる美しい外観は、戦国時代さながらの風格を感じさせます。最上階の廻縁(まわりえん)は国宝5城のうち唯一外側を一周できるようになっており、そこから望む木曽川の眺めは絶景です。

また、犬山城の魅力は城のみにとどまりません。城下町には昔ながらの風情を残す街並みが広がり、近年は串物を中心に軽食を楽しめるおしゃれなお店も増えています。歴史と現代が調和する犬山城で、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

所在地 愛知県犬山市犬山北古券65-2
電話番号 0568-61-1711(犬山城管理事務所)
アクセス 名鉄「犬山駅」下車、徒歩約20分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

"清須会議"の舞台を再建 「清洲城」

清洲城
清洲城

「清洲城」は、1555年 (弘治元年)に織田信長が那古野城(なごやじょう)から入城し、 1560年(永禄3年)の桶狭間の戦いに勝利したあとは、天下統一の拠点とした城として知られています。1582年(天正10年)、本能寺の変で織田信長が亡くなった折、織田家の後継者や領地の分配を決定する「清須会議」が開かれました。この会議は、映画の題材にもなっており、日本史においても非常に重要な出来事として有名です。

現在の天主閣は1989年(平成元年)に再建されたもので、内部は博物館になっています。織田信長や清洲城の歴史や清須会議に関する展示などがあり、最上階からは清須市周辺の景色を一望することが可能です。

また、五条川を挟んで対岸には清洲古城跡公園があり、春には満開の桜と清洲城のコントラストを楽しめます。四季折々の草花が咲き乱れる園内を散策すれば、戦国時代に思いを馳せることができるでしょう。

所在地 〒452-0932
愛知県清須市朝日城屋敷1-1
電話番号 052-409-7330
アクセス JR「清洲駅」下車、徒歩約15分
名鉄「新清洲駅」下車、徒歩約15分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

時間帯限定新幹線でおトク!「ずらし旅」特集

ずらし旅

人混みや行列待ちなどのストレスなく旅をするなら「ずらし旅」!定番からずらした旅では新たな発見も生まれるかもしれません。おトクなプランの中から、ご自身に合ったものを探してみてください。

歩いて巡る!自然や人情に触れる散策スポット8選

名古屋観光の醍醐味と言えば、街歩きも外せません。名古屋には、歴史的な建造物や情緒あふれる商店街、緑豊かな公園など、歩くことでより深く魅力を感じることのできるスポットも満載です。

ここでは、歩いて巡りたいおすすめスポット8カ所をご紹介します。

名古屋グルメを満喫!人情味あふれる 「大須商店街」

大須商店街
大須商店街

「大須商店街」は、名古屋の中心地・栄の南側に位置する名古屋最大級の商店街で、約1,200もの店舗・施設が集まっています。名古屋の定番グルメはもちろん、行列のできるB級グルメから多国籍料理まで幅広いジャンルの飲食店があり、食べ歩きも可能です。また、老舗和菓子店や昔ながらの喫茶店もあれば、個性的な古着屋、最新のファッションや雑貨を扱うお店などもあり、さまざまな文化を受け入れて取り入れる“ごった煮”の雰囲気が大きな魅力のひとつです。アニメ・ゲーム関連の店や電気製品・パソコン関連のショップ、サブカルチャーに特化したショップなど多数集まっており「愛知の秋葉原」とも呼ばれています。

また、大道芸やおいらん道中が行われる「大須大道町人祭」、大須の夏を盛り上げる「大須夏まつり」など、年間を通じて開催されるさまざまなイベントやお祭りも見逃せません。ぜひ大須商店街を訪れて、なんでも取り入れる“ごった煮文化”を肌で感じてみませんか。

所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目・3丁目
アクセス 地下鉄名城線「上前津駅」下車すぐ
地下鉄鶴舞線「大須観音駅」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

1333年創建の日本三大観音 「大須観音」

大須観音
大須観音

「大須観音」は、浅草観音、津観音と並ぶ日本三大観音のひとつで、正式名称は「北野山真福寺宝生院」(きたのさんしんぷくじほうしょういん)です。1333年(元弘3年)の創建当初は別の場所にありましたが、江戸時代に徳川家康の命により現在の場所に移され、2度の火災による焼失を経て、現在の姿に再建されました。

山号に北野山とあるように、もともと北野天満宮の流れを汲んでいるため、学問の神様として知られる菅原道真公にあやかりたいと、受験シーズンには多くの受験生が合格祈願に訪れることで有名です。そのほかにも、厄除けや家内安全、商売繁盛など、さまざまなご利益を求めて多くの人が参拝に訪れます。

また、大須観音はお参りだけでなく境内を散策するのもおすすめです。毎月18日と28日の縁日には「大須観音 骨董市」も開催されており、骨董品や古着、植木などを求める多くの人で賑わいます。

所在地 〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2-21-47
電話番号 052-231-6525(9:00~17:00)
アクセス 地下鉄鶴舞線「大須観音駅」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

ワクワクと癒しの散策スポット 「久屋大通公園」

Hisaya-odori Park
Hisaya-odori Park

「久屋大通公園」は、名古屋のシンボル・名古屋テレビ塔(現・「中部電力 MIRAI TOWER」)とともに長年親しまれてきた名古屋を代表する公園です。観光や買い物客で賑わう「名古屋駅」「栄」「名古屋城」の3エリアをつなぐように整備された公園で、南の若宮大通から北の外堀通までは1.8㎞にもおよびます。錦通り以北は2020年(令和2年)に公園と商業施設が一体となった「Hisaya-odori Park」(ヒサヤオオドオリパーク)としてオープンし、さらに魅力的なスポットへと生まれ変わりました。

園内は4つのゾーンに分かれており、それぞれ異なる雰囲気を持っているのがポイント。各ゾーンごとに少しずつ雰囲気が変わる景色を楽しみつつ、ゆったりと歩くのがおすすめです。園内全体には全国の人気店をはじめ飲食・物販あわせて約40店舗が出店しています。ショッピングやグルメを満喫したり、広々とした芝生広場で開放的な雰囲気を感じながらテイクアウトした食事を楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。

また、名古屋テレビ塔(現・「中部電力 MIRAI TOWER」)の南側にある全長約80mの大きな水盤も要チェックです。水盤の表面に映ったテレビ塔は、実際のテレビ塔とはまた違った表情をしているかもしれません。夕方から夜の時間帯にはライトアップの演出が実施され、日中とはがらりと異なる雰囲気を楽しめ、こちらもおすすめです。

所在地 〒460-0003
愛知県名古屋市中区錦3 丸の内3丁目ほか
アクセス 地下鉄名城線・桜通線「久屋大通駅」下車、徒歩約1分
地下鉄名城線・東山線「栄駅」下車、徒歩約8分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

まるで城下町のようなにぎわい 「金シャチ横丁」

義直ゾーン
義直ゾーン
宗春ゾーン
宗春ゾーン

「金シャチ横丁」は、2018年(平成30年)3月にオープンした大型飲食施設。名古屋城の外堀沿いにあり、名古屋城を観覧した後に足を運べるスポットです。なごやめしの定番・老舗店が集まる「義直ゾーン」、個性あふれる新興店舗が集まる「宗春ゾーン」に分かれており、雰囲気の異なる2つのエリアではさまざまな「名古屋の味」を楽しめます。

江戸時代の城下町の風情を感じられる「義直ゾーン」は、なごやめしの名店や、地元で長く愛される老舗飲食店のほか、お土産店が軒を連ねます。お土産店の中には原寸大の金シャチレプリカを展示しているお店もあり、記念撮影スポットとして人気です。

一方、「宗春ゾーン」は、ガラスを多用した明るくモダンな和風建築が特徴で、新しい名古屋グルメが味わえます。毎月第2土曜日と日曜日には、クラフト雑貨の販売やワークショップなどが行われる「宗春街道市」も開催されているので、日程が合えばぜひ訪れてみましょう。

金シャチ横丁の一部店舗ではテイクアウトメニューもあり、食べ歩きグルメを楽しんだり、ベンチに座り景色を眺めながらゆっくり食事を楽しむのもおすすめです。また、徳川義直や宗春に扮した「尾張徳川隊」による演武や市中見回りが毎月開催され、訪れる人を楽しませてくれます。

所在地 【義直ゾーン】〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸1丁目2番3~5号
【宗春ゾーン】〒460-0032 愛知県名古屋市中区二の丸1番2・3号
電話番号 【金シャチ横丁事務局】052-951-0788
アクセス 【義直ゾーン】地下鉄名城線「名古屋城駅」下車、徒歩約8分
【宗春ゾーン】地下鉄名城線「名古屋城駅」下車、徒歩すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

写真映えする装飾が人気の商業施設 「星が丘テラス」

星が丘テラス
星が丘テラス

「星が丘テラス」は、緑豊かな立地を活かした、オープンモール型のショッピングセンターです。約50店舗ものショップが集まり、ショッピングはもちろん、おしゃれなカフェやレストランでゆったりと過ごすこともできます。季節ごとに美しい花々が咲き誇る植栽や、さわやかな風が吹き抜けるウッドデッキなど、訪れる人々が心地よく過ごせる空間も魅力的です。特に、四季折々、自然と一体となった季節装飾は写真映えすると人気です。※装飾は時季により異なります。

星が丘テラスの特徴は、スタイリッシュなデザインのショップや施設が軒を連ねつつも、名古屋の人々の暮らしに自然と溶け込む柔らかな雰囲気が、観光客のみならず地元の人々が散歩コースとして訪れるほど魅力的な空間となっています。

また、七夕、ハロウィン、クリスマスなど、季節ごとに大人から子どもまで楽しめるさまざまなイベントが開催されていることも見逃せません。食物販のイベントスペース「MOG MOG」や作り手の想いが詰まったモノを紹介する「HACO」では、期間限定でさまざまなショップを展開。訪れるたびに新しい発見があります。事前に公式ホームページでイベント情報をチェックしておくと、より楽しめるでしょう。

所在地 〒464-0802
愛知県名古屋市千種区星が丘元町16-50
電話番号 052-781-1266(10:00〜19:00)
アクセス 地下鉄東山線「星ヶ丘駅」下車、徒歩約1分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

子どもから大人まで楽しめる広大な敷地の公園「大高緑地」

恐竜広場
恐竜広場

「大高緑地」は、名古屋市内にありながら、約104.6haという広大な敷地に広がる自然豊かな公園です。園内には、ゴーカートコースのある交通公園やボートで遊べる琵琶ヶ池、恐竜の形をした滑り台や大型複合遊具がある恐竜広場など子どもから大人まで楽しめる多彩な施設が揃っています。また、木漏れ日の中、静かな竹林散策路を歩いたり、四季折々の風景を眺めながらゆったり散策を楽しむのもおすすめです。

特に、「大高緑地」は桜の名所としても有名です。春になると「桜の園」をはじめ「若草山」、「琵琶ヶ池」などが美しい桜の景色に包まれます。ソメイヨシノやシダレザクラをはじめ、さまざまな種類の桜が咲き誇る様子は圧巻です。

所在地 〒459-8001
愛知県名古屋市緑区大高町字高山1-1
電話番号 052-622-2281
アクセス 名鉄「左京山駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

"秀吉清正公園" の愛称で親しまれている「中村公園」

中村公園 ひょうたん池
中村公園 ひょうたん池

名古屋市中村区にある「中村公園」は、歴史と自然が調和した純日本風廻遊式林泉庭園を有する公園です。この地で生まれた豊臣秀吉公を祀るため1885年(明治18年)に豊國神社が建てられたことをきっかけに公園として整備されました。

中村公園のシンボルでもある高さ24mを超える中村の大鳥居は、名古屋の新名所として人気を集めています。さらに園内には豊臣秀吉の幼名「日吉丸」を中心とした5人の子どもの銅像や、歴史博物館「名古屋市秀吉清正記念館」など、豊臣秀吉ゆかりの地ならではの見どころが満載です。

園内には、和風庭園風に整備された「ひょうたん池」、「太閤池」、「関白池」、「ハス池」など、池が多くあります。一番大きなひょうたん池の北側には桐蔭(とういん)茶席、豊頌軒(ほうしょうけん)などの茶室があり、わびさびを感じつつゆったりと散策を楽しむことができるでしょう。

また、藤の名所としても有名で、4月下旬から5月上旬には約20株の藤が見ごろを迎え、淡いむらさきの花が園内各所で降り注ぐ様子は圧巻です。

※茶室は有料です。詳しくは公式ホームページなどでご確認ください。

所在地 〒453-0053
愛知県名古屋市中村区中村町高畑68
電話番号 052-413-5525(中村公園事務所)
アクセス 市バス「豊国神社」下車すぐ
地下鉄東山線「中村公園駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

名古屋市が設置した最初の公園 「鶴舞公園」

鶴舞公園 噴水塔
鶴舞公園 噴水塔

「鶴舞(つるま)公園」は、1909年(明治42年)に名古屋市が設置した最初の公園として開園しました。近代フランス式の洋風庭園と、池や橋を配置した廻遊式の日本庭園を合わせ持つ和洋折衷の広大な公園で、2024年(令和6年)には開園115周年を迎えます。

園内には、ローマ様式の噴水塔や、イタリアルネサンス風の奏楽堂など、歴史を感じさせる建造物が点在し、訪れる人々を魅了しています。春にはソメイヨシノを中心に約750本もの桜が咲き乱れ、名古屋随一の桜の名所としても有名です。夜にはライトアップも行われ、昼間とは異なる幻想的な美しさを楽しむことができます。

鶴舞公園には桜だけでなく、バラやハナショウブ、アジサイなど、季節の花々が年間を通して咲いており、訪れるたびに異なる景色を見せてくれます。今年で設置60周年を迎えるバラ園では約140種1400株のバラが春と秋に咲き誇り、来園者を出迎えます。秋の紅葉も素晴らしく、年間を通して自然の美しさを満喫できます。

また、鶴舞公園は大規模なリニューアル工事を行い、2023年5月に園内に商業施設「TSURUMA GARDEN(ツルマガーデン)」がオープンしました。カフェやレストラン、テイクアウトグルメが充実しているのでぜひチェックしてみてください。

所在地 〒466-0064
愛知県名古屋市昭和区鶴舞1
電話番号 052-733-8340(名古屋市緑化センター)
アクセス JR・地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

フォトジェニックな風景を探しに行こう「女子旅」特集

女子旅

名古屋には歴史ある社寺や街並みを一望できる展望台やあざやかな植物が咲き誇る庭園など、思わず写真に収めたくなるようなスポットがたくさんあります。日々の疲れを癒し、思い出をつくる女子旅はいかがでしょうか?

体感して学べる!科学や芸術に親しむスポット4選

名古屋には、科学や芸術を楽しみながら学べるスポットが充実しています。子どもから大人まで知的好奇心を満たし、感性を刺激してくれる施設が揃っており、訪れるたびに新たな発見があるでしょう。

今回は、体感して学べる科学館や美術館などのスポットを4カ所ご紹介します。これらの施設を巡りながら、名古屋の文化や技術に触れる旅をお楽しみください。

誰もが科学に夢中になる 「名古屋市科学館」

名古屋市科学館
名古屋市科学館

「名古屋市科学館」は、世界最大級のプラネタリウムドーム「NTPぷらねっと」を備えた総合科学館です。科学のおもしろさを知ってもらうことを理念とし、大人から子どもまで楽しめみながら科学に触れられる展示がたくさんあります。ドーム内径35mのプラネタリウムで、学芸員の詳しい解説を聞きながら、ドームいっぱいに広がる満天の星と迫力のある映像に感動すること間違いありません。

また、マイナス30℃の部屋でオーロラ映像が見られる「極寒ラボ」や高さ9mの人工竜巻を体感できる「竜巻ラボ」などエンターテイメント性豊かな大型展示も人気です。さらに、太陽光発電や壁面緑化、制震構造やエレベーター構造の可視化をするなど、建物自体が展示装置となっているところも名古屋市科学館ならではの魅力と言えるでしょう。

館内には、夜空をイメージした醤油ベースの「宇宙ラーメン」やあんことクリームがたっぷりの「小倉ドック」などユニークなメニューが楽しめる「ミュージアムカフェ」や、“プラネタリウム”という名前を最初に名乗った「アイジンガー・プラネタリウム」をイメージした「ミュージアムショップ」などもあります。ぜひ、名古屋市科学館で科学の楽しさ、おもしろさ、不思議さを味わってみてはいかがでしょうか。

所在地 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号(芸術と科学の杜・白川公園内)
電話番号 052-201-4486
アクセス 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

西欧と日本文化の共生 「名古屋市美術館」

名古屋市美術館
名古屋市美術館

「名古屋市美術館」は、名古屋市中区の緑豊かな白川公園内の一角にあります。愛知出身の世界的建築家・黒川紀章(くろかわきしょう)による設計で、日本の伝統と西洋文化を融合したデザインを随所に施しており、建物自体が芸術作品であるといっても過言ではありません。屋内のドア枠や窓には、西欧の建築様式や江戸の天文図などが引用され、それぞれ独立した円で花弁を描いた梅鉢の紋や茶室の模擬など取り入れられているのが特徴です。屋外では、木曽川の風景や名古屋城の石垣などの記号がストーリー性を作り出しており、訪れる人にアートの奥深さを伝えています。

また、館内には、郷土ゆかりの作家の作品に加え、エコール・ド・パリ、メキシコ・ルネサンス、現代美術も豊富に収蔵・展示しています。常設展では選りすぐりの収蔵品を鑑賞できるほか、特別展では、特定の作家やテーマに焦点を当てた見応えのある展示が行われます。美術愛好家はもちろん、建築やデザインに興味のある方にもおすすめのスポットです。

所在地 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
電話番号 052-212-0001
アクセス 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」下車、徒歩約8分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

ものづくりの精神に触れる 「トヨタ産業技術記念館」

トヨタ産業技術記念館
トヨタ産業技術記念館
自動車館
自動車館

「トヨタ産業技術記念館」は、トヨタグループ発祥の地にあった大正時代の工場を産業遺産として保存・活用した博物館です。ロビーには、トヨタ産業技術記念館が伝えたい「研究と創造の精神」を語るシンボルとして、豊田佐吉が発明した「環状織機」が展示されています。

館内では、近代日本の発展を支えたトヨタグループの軌跡や、繊維機械と自動車の技術の変遷が紹介されており、トヨタグループが歩んできた歴史を物語る展示が目白押しです。また、本物の機械の動態展示やスタッフによる稼働実演を随所で体験できます。特に魅力的なのが「繊維機械館」と「自動車館」で広大な敷地内に工場がそのまま入ったかのような展示は圧巻です。

そのほかにも、モノづくりの楽しさを体感できる「テクノランド」や産業革命の原動力になった「蒸気機関」の展示・実演、ミュージアムショップやレストラン、カフェ、図書室などもあり、1日楽しめるスポットとなっています。

所在地 〒451-0051
愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35
電話番号 052-551-6115
アクセス 名鉄名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩約3分
なごや観光ルートバスメーグル「トヨタ産業技術記念館」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

徳川家ゆかりの品を展示 「徳川美術館」

徳川美術館
徳川美術館

「徳川美術館」は、徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家代々の貴重な宝物を所蔵する日本屈指の美術館です。国の有形文化財に登録されている本館と名古屋城をモチーフにした新館があり、本館では多様なテーマの特別展・企画展が開催され、新館では名品コレクションが展示されています。

所蔵する大名道具や美術品の点数は1万件あまりで、そのなかには国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、国宝9件、重要文化財59件、重要美術品50件が含まれています。特に国内有数の刀剣コレクションや、三代将軍徳川家光の長女の豪華な婚礼道具「初音の調度」(国宝)は必見です。また、それらの刀剣の多くが江戸時代の研ぎの輝きをそのままに保存されていて、一見の価値があります。

徳川美術館には、併設のレストランやカフェがあるので、美術品を観賞して歴史に触れたあとはゆったりと余韻に浸るのも良いでしょう。また、ミュージアムショップには、徳川美術館でしか購入できないオリジナルグッズもあり、名古屋旅行記念にお土産としても最適です。

所在地 〒461-0023
愛知県名古屋市東区徳川町1017
電話番号 052-935-6262
アクセス JR中央線「大曽根駅」南口下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

自分のペースで旅しよう「ひとり旅」特集

ひとり旅

家族や友人とにぎやかに旅行をするのも楽しいですが、ひとり旅ではいつもと違う景色が見られる非日常を味わえるかもしれません。ひとり旅プランで特別な旅の計画を立ててみましょう。

遊んで楽しい!大人も子どもも夢中になれるスポット7選

名古屋には、大人も子どもも夢中になれる魅力的な遊びスポットがたくさんあります。最新技術を体験できる施設や自然と触れ合える場所、家族で楽しめるテーマパークなど楽しみ方は千差万別。ここでは、子どもから大人まで楽しい時間を過ごせるスポット7選をご紹介します。家族や友人と思い出に残るひとときを過ごせる、バラエティ豊かなラインナップです。

鉄道ファンにはたまらない 「リニア・鉄道館」

シンボル展示
シンボル展示
車両展示
車両展示

「リニア・鉄道館」は、JR東海が運営する企業博物館です。東海道新幹線を中心に蒸気機関車から超電導リニアまで、さまざまな種類の鉄道車両が展示されており、「高速鉄道技術の進歩」を学ぶことができます。

日本最大級の鉄道ジオラマは、東海道新幹線の沿線風景を再現した精巧なつくりで、その中を走行する鉄道車両の姿は圧巻です。人気の新幹線シミュレータ「N700」は、実物大の運転台で運転士が実際に訓練で使用する装置を元に作られた本格仕様。在来線シミュレータ「車掌」では子どもから大人まで車掌になった気分を味わえます。館内に展示している39両の鉄道車両は、間近で見学できるだけでなく一部は車内に入ることもできます。いつも利用している鉄道車両との違いを見比べるのも楽しいでしょう。

ミュージアムショップでは、ここでしか手に入らない限定グッズも揃っています。鉄道モチーフのお菓子はお土産にもぴったりです。デリカステーションでは、リニア・鉄道館限定の駅弁も販売しており、事前に予約をすることも可能です。駅弁は飲食コーナーだけでなく、屋外展示の新幹線車内で食べることもできるので、ここでしか買えない駅弁に舌鼓を打ちつつ鉄道旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。

所在地 〒455-0848
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
電話番号 052-389-6100(10:00~17:30 ※休館日を除く)
開館時間 10:00~17:30(最終入館は閉館30分前まで)
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日、ゴールデンウィーク・お盆・年始期間などは一部火曜日も開館)、年末年始 12月28日~1月1日
アクセス あおなみ線「金城ふ頭駅」下車、徒歩約2分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

スタジオジブリ作品の世界へ 「ジブリパーク」

ジブリパーク
ジブリパーク

2022年(令和4年)11月にオープンしたジブリパークは、スタジオジブリ作品の世界観を満喫できる公園施設です。愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に広がる5つのエリアでは、『ハウルの動く城』や『千と千尋の神隠し』など、スタジオジブリ作品の世界を表現した展示や建造物が楽しめます。2024年(令和6年)3月には待望の5つ目のエリア「魔女の谷」もオープンし、ますます魅力がアップしました。

中でもおすすめなのが、映像展示室、3つの企画展示、そしてグッズショップが集結する屋内施設「ジブリの大倉庫」です。『となりのトトロ』をはじめとする人気作品の世界観を存分に体験できるので、子どもだけでなく大人も童心にかえって楽しむことができるでしょう。休憩には「カフェ 大陸横断飛行」、お土産選びにはグッズショップ「冒険飛行団」がおすすめです。

「魔女の谷」では、『魔女の宅急便』や『アーヤと魔女』など、魔女が登場するジブリ作品をイメージしたヨーロッパ風の街並みが特徴となっていて、物語の世界観を楽しめます。『ハウルの動く城』の「ハウルの城」では城の一部が1時間に数回動き煙を吐き出す演出を見ることができ、『魔女の宅急便』に登場する「グーチョキパン屋」では実際にパンを購入することもできます。

ジブリパークは、ジブリ作品の世界に浸りたい方はもちろん、子どもから大人まで誰もが楽しめる夢の空間となっています。

※チケットは日にち指定の事前予約制です。

所在地 〒480-1342
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内
電話番号 0570-089-154
アクセス 愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)「愛・地球博記念公園駅」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

家族みんなで遊べる 「レゴランド®・ジャパン・リゾート」

レゴランド®・ジャパン
レゴランド®・ジャパン
スプラッシュバトル
スプラッシュバトル

2017年(平成29年)4月に開園した「レゴランド®・ジャパン」は、レゴ®ブロックの世界を体感できる、日本初のテーマパークです。約1700万個のレゴ®ブロックと約1万個ものレゴ®モデルが作り出す圧巻の世界観は、子どもはもちろん大人も楽しめること間違いありません。

パーク内は幼い子どもでも楽しめるアトラクションや、レゴを使ったワークショップなど、家族みんなで楽しめる工夫が満載です。2019年(令和元年)7月には「レゴ®ニンジャゴー・ワールド」がオープンし、ますます人気が高まっています。親子で協力するアトラクションも多く、家族の絆を深めながら今しかない特別な時間を過ごすことができるでしょう。

また、見て触って学べる水族館「シーライフ名古屋」や、1日中レゴ®ブロックの世界に浸ることができる「レゴランド®・ジャパン・ホテル」も併設されています。ぜひ、ワクワクの1日を「レゴランド®・ジャパン・リゾート」で過ごしてみませんか。

所在地 〒455-8605
愛知県名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地1
電話番号 0570-05-8605(9:00~17:00)
アクセス あおなみ線「金城ふ頭駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

イルカやシャチのプログラムが圧巻 「名古屋港水族館」

イルカパフォーマンス
イルカパフォーマンス
南極の海・ペンギン水槽
南極の海・ペンギン水槽

「名古屋港水族館」は、約500種50,000匹もの生き物たちと出会える日本最大級の水族館です。館内は「35億年のはるかなる旅」を楽しめる北館と、「南極への旅」を満喫できる南館に分かれており、それぞれストーリー性の高い展示を見て回ることができます。

北館には国内でも展示が珍しいシャチを飼育しており、全長約5.9m、重さ約3.5t(2024年8月現在)の大きなシャチが泳ぐ姿は圧巻です。ほかにも、北館2階にある「水中観覧席」からは、優雅に泳ぐイルカたちの姿を間近で観察でき、まるで水中にいるような感覚を味わうことができます。

また、イルカパフォーマンスも人気で、連続ジャンプやスピード感たっぷりに繰り出されるパフォーマンスは迫力満点で忘れられない思い出となるでしょう。

南館では、4種類のペンギンが暮らす「南極の海」のペンギン水槽が必見。国内だと2カ所でしか見ることができないエンペラーペンギンに会うことができます。ほかにも、大小さまざまなクラゲがいる幻想的な「くらげなごりうむ」や、ダイバーが水中から魚の解説をする「サンゴ礁大水槽」での「ダイバーコミュニケーション」など、見どころ満載です。

所在地 〒455-0033
愛知県名古屋市港区港町1番3号
電話番号 052-654-7080
アクセス 地下鉄名港線「名古屋港駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

自然の魅力を存分に感じられる 「東山動植物園/東山スカイタワー」

イケメンと話題のニシゴリラ シャバーニ
イケメンと話題のニシゴリラ シャバーニ
東山スカイタワー
東山スカイタワー

「東山動植物園」は日本一の飼育種類数を誇り、小さなメダカから、ゾウやライオンなどの大きな動物まで多種多様な動物たちに出会える動植物園です。なかでも、イケメンと人気を集めるニシゴリラのシャバーニは必見。そのイケメンぶりについつい見とれてしまうかもしれません。

ゾージアム(アジアゾウ舎)やコアラ舎など、動物の生態や生息地について学べる学習展示も充実しており、楽しみながら知識を深めることができます。2023年(令和5年)は新エリア「アジアの熱帯雨林エリア」や「新ジャガー舎」がオープン。自然体でくつろぐ動物たちに大人も子どもも大興奮間違いなしです。

また、動物だけでなく、約7,000種もの植物が展示されているのも魅力のひとつ。春には約1,000本の桜が咲き乱れる桜の回廊や、秋には市内屈指の紅葉スポットとなるエリアなどを有し、四季折々の植物を楽しめます。園内にはフードコートやカフェ、お土産ショップも充実しているので、疲れたときも安心です。

さらに、東山動植物園の隣には、名古屋の街並みを一望できる人気スポット「東山スカイタワー」があります。標高180mの展望室からは、晴れた日には御嶽山や鈴鹿山脈、アルプス連峰を見渡すことができます。夜は「日本夜景遺産」「夜景100選」にも選ばれた煌びやかな夜景を堪能でき、ロマンチックな雰囲気から恋人の聖地にも選ばれています。展望室には「恋の羅針盤」というモニュメントがあり、ハート形のストラップで飾り付けることができるので、カップルの方は思い出づくりにいかがでしょうか。また、最上階のレストランでは、夜景を眺めながら食事を楽しむことができます。

所在地 〒464-0804
愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
電話番号 052-782-2111
アクセス 地下鉄東山線「東山公園駅」下車、徒歩約3分
地下鉄東山線「星ヶ丘駅」下車、徒歩約7分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

所在地 〒464-0803
愛知県名古屋市千種区田代町瓶杁1-8
電話番号 052-781-5586
アクセス 地下鉄・東山線「星ヶ丘駅」「東山公園駅」下車、徒歩約15分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

大観覧車と豊富なアトラクション 「名古屋港シートレインランド」

名古屋港シートレインランド
名古屋港シートレインランド

「名古屋港シートレインランド」は、名古屋港にある家族連れやカップルに大人気の遊園地です。

最大の魅力は入園無料な点で、チケットを購入すればアトラクションも楽しめます。16種類もの多彩なアトラクションには、特殊効果が満載な360度の超立体シアター「4Dキング」、頭脳と体力を駆使する「カード迷路ぐるり森大冒険」、AR技術を駆使した「オバケハンター2」などがあり、なかでもデジタルゲームが楽しめる体験型映像アトラクション「デジタルASOBU」が大人気です。フリーパスを利用すればお気に入りのアトラクションに何度でも乗れるので、お得に楽しみましょう(※一部制限あり)。

また高さ85mで東海地区最大級の大観覧車は、名古屋港のランドマークとして親しまれており、昼間は360度の大パノラマ、夜は煌めく名古屋港の夜景を一望できます。さらに夜間は、大観覧車とメリーゴーランドがライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。

所在地 〒455-0034
愛知県名古屋市港区西倉町1番51号
電話番号 052-661-1520
アクセス 地下鈇名港線「名古屋港駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

果物がテーマの農業公園 「東谷山フルーツパーク」

東谷山フルーツパーク(世界の熱帯果樹温室)
東谷山フルーツパーク(世界の熱帯果樹温室)
フルーツふれあいday(収穫体験)
フルーツふれあいday(収穫体験)

名古屋市内一の標高を誇る東谷山(198m)の麓に広がる「東谷山フルーツパーク」は、豊かな自然環境を活かした多目的農業公園です。園内には、モモ、ナシ、リンゴ、ブルーベリーなどなじみのある果樹が17種類約1000本と、バナナ、パパイヤ、マンゴーといった熱帯・亜熱帯地方の果樹約100種類が栽培されています。四季折々の果実を観察できる「果樹園」や「世界の熱帯果樹温室」、果物の知識を深められる「くだもの館」など見どころ満載です。

毎月第3土曜日には、旬の果物をテーマにしたイベント「フルーツふれあいday」が開催され、また果物の収穫量が見込める土・日・祝には収穫体験をすることもできます(※収穫体験をする果実及び開催日などは、ホームぺージでお知らせします)。また、園内のマルシェ(売店)やテラス(レストハウス)では、採れたての果物を使ったスイーツが味わえるのも魅力です。シダレザクラの名所としても知られていて、3月下旬~4月上旬には「シダレザクラまつり」が行われます。ほかにも、5月上旬には「トロピカルフルーツフェア」、11月上旬には「秋のフルーツフェア」など年間を通してさまざまなイベントが開催されるため、季節ごとに訪れてみてはいかがでしょうか。

所在地 〒463-0001
愛知県名古屋市守山区大字上志段味字東谷2110
電話番号 052-736-3344
アクセス JR中央本線・愛知環状鉄道「高蔵寺駅」下車、徒歩約25分
ゆとりーとライン 大曽根発「高蔵寺」行き「東谷橋」下車、徒歩約15分(ガイドウェイバス)
市バス「藤が丘」及び「小幡」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車、徒歩約13分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

思い出に残る家族旅行を「家族旅行」特集

家族旅行

「思い出に残る家族旅行を計画したい」という方には、子連れ・家族旅行にぴったりなJR東海ツアーズのプランがおすすめです。家族みんなで楽しめるスポットを見つけて、最高の思い出づくりを。

名古屋の情報をもっと知りたい方はこちら「名古屋旅行」特集

名古屋旅行

JR東海ツアーズでは名古屋旅行におすすめのプラン特集や、旅をさらに楽しくする観光情報を紹介しています。ご自分に合ったツアーを探して、魅力がいっぱいの名古屋旅行を計画しましょう。

まとめ

今回は定番スポットから最新の人気スポットまで、ジャンル別に名古屋観光のおすすめスポット29カ所をご紹介しました。歴史的な建造物から緑豊かな公園、家族で楽しめるレジャー施設まで、名古屋は魅力あふれる観光スポットが目白押しです。

この記事を参考に、ぜひ名古屋観光を満喫してください。

※情報は2024年10月現在のものです。
※最新情報は各施設へお問合せください。

※画像は全てイメージです。
編集:JR東海ツアーズ