戦国時代の名城として知られる小田原城は、難攻不落の要塞として上杉謙信や武田信玄の攻撃をも退けた北条氏の本拠地。現在は復元された美しい天守閣がそびえ立ち、相模湾を一望できる絶景スポットとして、年間多くの観光客が訪れる人気観光地となっています。首都圏からも関西圏からも新幹線でアクセスしやすく、歴史ロマンと現代の利便性が融合した理想的な観光地です。特に東海道新幹線「ひかり号」を利用すれば、東京から約35分、新大阪から約2時間20分で到着します。JR東海ツアーズの「EX旅パック」なら新幹線とホテルがセットでお得に予約でき、日帰りでも宿泊でも快適な旅が実現します。本記事では、小田原城の魅力を余すところなくご紹介するとともに、効率的な観光プランをご提案します。
- 小田原城の歴史と基本情報
- 小田原城の見どころ9選
- グルメ・体験・周辺観光スポット
- モデルコース
- アクセス情報
- 宿泊とおすすめプラン
- よくある質問
- まとめ
- 小田原・箱根観光に行くならJR東海ツアーズがおすすめ
小田原城の歴史と基本情報
小田原城の起源は15世紀中頃、大森氏が築いた山城にさかのぼります。その後、1495年に伊勢宗瑞(北条早雲)が奪取し、以後約100年にわたって北条氏五代の居城として関東支配の拠点となりました。
最盛期の小田原城は、周囲約9kmにも及ぶ総構えを持つ日本最大級の中世城郭でした。1561年の上杉謙信による小田原攻め、1569年の武田信玄による攻撃をいずれも撃退し、「難攻不落の城」として恐れられました。しかし1590年、豊臣秀吉の小田原征伐により北条氏は降伏。その後は徳川家康の支配下に入り、江戸時代には譜代大名の居城として東海道の要衝を守る重要な城となりました。
現在の天守閣は1960年に復元されたもので、甲冑や刀剣、古文書などの貴重な資料を展示。最上階の展望デッキからは相模湾や箱根の山々を一望でき、晴れた日には伊豆大島や三浦半島も望めます。2016年の平成の大改修により耐震補強と展示リニューアルが行われ、より快適に見学できるようになりました。小田原城址公園として整備された城内には、四季折々の花が咲き誇り、春の桜、初夏の紫陽花や花菖蒲、冬の梅など、一年を通じて美しい景観が楽しめます。
小田原城の見どころ9選
1.天守閣
小田原城のシンボルである天守閣は、地上約38.7メートルの高さを誇る三重四階の復興天守。内部の展示では北条五代の歴史や小田原合戦の様子を詳しく学べます。特に最上階からの眺望は必見で、相模湾の青い海と丹沢山系の緑が織りなす絶景が広がります。展示が充実していて歴史好きにはたまらないでしょう。
2.常盤木門・SAMURAI館
本丸への正門である常盤木門は、最も堅固に造られた城内最大の門。2階のSAMURAI館では、甲冑や刀剣の展示のほか、武士の精神性を表現したプロジェクションマッピングシアターが楽しめます。また、1階には甲冑着付け体験コーナーがあって、武士や姫、忍者の装束が用意されています。本格的な装束を身にまとい記念撮影すれば、戦国時代にタイムスリップしたような気分に。滞在目安は30〜45分。
3.馬出門・銅門
2009年に復元された馬出門は、江戸時代の姿を忠実に再現した枡形門。その先にある銅門は、扉の飾り金具に銅が使われたことから名付けられました。石垣と白壁のコントラストが美しく、写真映えスポットとしても人気。年間を通じて見学可能です。
4.二の丸隅櫓
お堀に映る姿が美しい二の丸隅櫓は、1934年に再建された建造物。特に朝夕の光を受けて水面に映る姿は幻想的で、多くの写真愛好家が訪れます。「水面の反射が美しく、インスタ映え抜群」と評判です。桜の時期は特に美しい景観が楽しめます。
5.小田原城址公園
城址全体が公園として整備され、桜をはじめ、梅、藤、花菖蒲、紫陽花など四季の花々が楽しめます。特に春の桜まつりは関東有数の花見スポットとして賑わいます。滞在目安は60分。「広々として散策に最適」「子連れでも楽しめる」と評判で、3〜4月の桜シーズンが最も人気です。
6.NINJA館(小田原城歴史見聞館)
北条氏に仕えた風魔忍者をテーマにした体験型施設。忍者の歴史や道具の展示のほか、手裏剣投げなどの体験コーナーも充実しています。子供から大人まで楽しめる人気スポットです。滞在目安は30分程度。「体験型展示が面白い」「子供が大喜び」と評判です。休館日を除き通年楽しめますが、混雑を避けるなら平日がおすすめ。
7.報徳二宮神社
二宮尊徳(金次郎)を祀る神社。学問の神様として受験生に人気があり、合格祈願の絵馬が多数奉納されています。報徳の杜『杜のひろば』内にあるきんじろうカフェで提供される開運カプチーノが人気。滞在目安は30分。静かで落ち着いた雰囲気で、御朱印が美しいと好評です。受験シーズンの1〜2月が特に賑わいます。
8.学橋
朱塗りの美しい木橋で、かつて城内小学校への通学路だったことから命名されました。お堀の水面に映る姿が美しく、記念撮影の定番スポットです。「朱色の橋が映える」「桜の時期は特に美しい」との声が多く、春と秋がおすすめです。
9.小田原城総構
小田原城の総構は、小田原北条氏が豊臣秀吉との合戦に備え、天正18年(1590)までに、小田原城とその城下を囲って築いた総距離9kmにも及ぶ大規模な堀と土塁による要塞の跡です。難攻不落と称された小田原城の防御力を今に伝える貴重な遺構で、一部は現在も残されており、小田原駅から徒歩で見学して回ることができます。歴史ロマンを感じながら往時の姿を想像して散策してみてはいかがでしょうか。
グルメ・体験・周辺観光
必食!小田原グルメ
小田原かまぼこ
200年以上の歴史を誇る小田原かまぼこ。城下町には10の専門店が軒を連ね、できたての味が楽しめます。特に「鈴廣かまぼこの里」では、かまぼこ手作り体験(1,760円/予約がおすすめ)が大人気。「プリプリの食感が最高」「お土産にも喜ばれる」と好評です。
小田原どん
小田原の豊かな海や大地で育まれた食材を1つ以上使用し、伝統工芸品である小田原漆器に盛り付けて提供される、おもてなしの心あふれる小田原のご当地グルメのことです。地元の食材をふんだんに使った海鮮丼が特に人気で相模湾で獲れた新鮮な魚介類が豪快に盛られていてぜひ一度、召し上がってみてください。
おすすめ体験プログラム
甲冑着付け体験 (常盤木門)
本格的な甲冑を身にまとい、戦国武将気分を味わえます。甲冑の他に、姫衣装や忍者装束などもあり、利用料金はおひとり500円。
午前9時00分〜午後4時00分(最終貸出は午後3時30分)
※12月31日〜1月1日(年末年始)はお休み
提灯作り体験 (小田原宿なりわい交流館)
小田原提灯の制作体験。本格的な提灯が作れます。体験費用はおひとり1,500円、所要時間約90分。
毎週日曜日(午前10時00分~午後4時00分 ※受付は午後3時まで)
※12月29日~1月1日(臨時休館あり)はお休み
寄木細工体験 (小田原市観光交流センター)
小田原・箱根の伝統工芸品である寄木細工のコースター作り。1,320円(税込み)、所要時間約20分。
周辺観光
totoco小田原
totoco小田原は、小田原漁港に隣接する「漁港の駅」です。相模湾の豊かな漁場から直送される新鮮な魚介類が豊富に揃い、まさに「魚(とと)の宝庫」です。施設内では、獲れたての鮮魚や地魚を使った海鮮グルメを堪能できます。また、干物やかまぼこなどの水産加工品も充実しており、お土産選びにも最適で、小田原の豊かな食文化と自然を体感できる、旅の思い出にぴったりのスポットです。
ミナカ小田原
小田原駅直結の複合商業施設「ミナカ小田原」は、江戸の宿場町をイメージした「小田原新城下町」とタワー棟で構成されています。地元グルメが楽しめる「西湘フードスタジアム」をはじめ、40以上の店舗が集結し、お土産選びにも最適です。タワー棟の14階にある展望足湯庭園では、箱根湯本の温泉に浸かりながら、小田原城天守閣と同じ高さからの絶景を楽しめます。グルメ、買い物、休憩、宿泊まで、旅のあらゆるニーズに応える便利な拠点です。
JR東海ツアーズでは小田原や箱根観光におすすめの「観光プラン」もご用意していますので、小田原城とあわせて観光を満喫したい方は、ぜひチェックしてみてください。
モデルコース
宿泊してゆったり観光
1泊2日プラン
1日目
小田原駅到着
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小田原城天守閣見学(90分)
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城址公園内にお食事処にて昼食
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SAMURAI館・NINJA館体験(60分)
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小田原城址公園散策・二の丸隅櫓撮影(60分)
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ホテルチェックイン
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小田原駅周辺で夕食(海鮮料理)
2日目
ホテルチェックアウト
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報徳二宮神社参拝(30分)
↓
かまぼこの里(鈴廣かまぼこ博物館)見学・体験(90分)
↓
早川漁港でランチ(新鮮な海鮮丼)
↓
小田原駅周辺でお土産購入
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小田原駅
小田原城へのアクセス
いちばんおすすめ!新幹線でのアクセス
小田原城観光の最大のメリットは、新幹線でのアクセスの良さです。東海道新幹線の小田原駅から城までは徒歩わずか10分という好立地。
東京から
東海道新幹線「ひかり」・「こだま」で約35分
名古屋から
東海道新幹線「ひかり」で約1時間10分、「こだま」で約2時間
新大阪から
東海道新幹線「ひかり」で約2時間20分、「こだま」で約3時間15分
JR東海ツアーズが提供する「新幹線+宿泊セット」の「EX旅パック」なら、往復新幹線と宿泊が一括予約できるため、旅行初心者にもおすすめです。また、別々に手配するよりもお得な料金の商品や早期申込がお得な商品もご用意しています。座席指定や予約後の列車変更などもオンラインで完結でき、「準備の手間を省きたい」という方に最適です。
計画的な旅行なら早トクスペシャルが断然おすすめ
在来線でのアクセス
東京から
JR東海道本線で約80分
横浜から
JR東海道本線で約50分
※時間に余裕がある方向けですが、新幹線の快適さと時間短縮を考えると、東海道新幹線利用が圧倒的におすすめです。
おすすめ宿泊ホテルとプラン
宿泊エリア比較
| エリア | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 小田原駅周辺 | アクセス抜群、飲食店多数 | ★★★★★ |
| 箱根湯本 | 温泉あり、観光地近い | ★★★★☆ |
| 早川・根府川 | 海沿い、静かな環境 | ★★★☆☆ |
タイプ別おすすめ宿泊プラン
カップル・夫婦向け
【根府川エリア】
ヒルトン小田原リゾート&スパ
箱根の山々を背景に、相模湾を一望できる標高183mの丘に位置する、国内ヒルトン初のスパ・リゾートホテルです。リゾートならではの贅沢な時間をゆっくりと楽しめます。
友人旅行向け
【箱根湯本エリア】
湯本富士屋ホテル
箱根観光の玄関口である箱根湯本駅より早川沿いを歩き、朱色の欄干「あじさい橋」を渡ればすぐ♪「あじさい橋」からの景色は写真映えし、友人との旅行におすすめです!
一人旅向け
【小田原駅周辺】
天成園 小田原駅 別館
東海道新幹線「小田原駅」 東口から直結、徒歩3分の好立地で一人旅におすすめ!箱根湯本のホテル「天成園」の別館として、箱根湯本から毎日運ばれる温泉と城下町の風情を感じさせる居心地のよいホテルです。
FAQ
- Q: 小田原城の桜の見頃はいつですか?
- A: 例年3月下旬から4月上旬が見頃です。約300本の桜が咲き誇り、夜間はライトアップも実施されます。混雑を避けるなら平日の午前中がおすすめ。早トクスペシャルで早めの予約がお得です。
- Q: 天守閣へのアクセスでエレベーターや休憩スペースはありますか?
- A: エレベーターはありませんが、二階に休憩スペースがあり、自分のペースで登れます。足腰に不安がある方は、外から眺めるだけでも十分楽しめます。
- Q: 駐車場は混雑しますか?
- A: 週末や観光シーズンは混雑の可能性があるため、公共交通機関、特に新幹線の利用を強くおすすめします。東海道新幹線の指定席なら座席が確約で快適です。
- Q: 雨の日でも楽しめますか?
- A: 天守閣内部の展示、SAMURAI館、NINJA館など屋内施設が充実しているため、雨天でも十分楽しめます。
- Q: 子連れでも大丈夫ですか?
- A: 城址公園は広々としており、子供も安心して遊べます。NINJA館での忍者体験は特に子供に人気です。授乳室やおむつ替えスペースも完備されています。
- Q: 所要時間はどれくらい必要ですか?
- A: 主要スポットを巡るなら半日(約4時間)、じっくり楽しむなら1日必要です。EX旅パックの1泊2日プランなら余裕を持って観光できます。
- Q: お得な入場券はありますか?
- A: JR東海ツアーズの旅先予約の観光プランなら「【小田原城×ドクターイエロー】天守閣入館券&特別御城印」プランや「【小田原城×0系新幹線】特別御城印付!天守閣2館共通券&観光交流センター利用券」プランをご用意しています。
小田原城の観光プランを見る
- Q: 混雑を避ける時期は?
- A: 6月の梅雨時期と1〜2月の冬季が比較的空いています。花の見頃の時期は平日利用がベストです。
まとめ
小田原城は、戦国時代の歴史ロマンと現代の利便性が融合した、首都圏から手軽に訪れることができる名城です。難攻不落と呼ばれた北条氏の居城は、現在も天守閣や石垣、門などが美しく復元され、往時の姿を偲ばせています。
四季折々の花々、相模湾の絶景、充実した体験施設、そして新鮮な海の幸。小田原城観光の魅力は尽きることがありません。特に新幹線でのアクセスの良さは他の城郭観光地と比べても良く、思い立ったらすぐに訪れることができます。
JR東海ツアーズの旅行商品なら、あなたの旅のスタイルに合わせて選べます:
- 新幹線日帰りパック:忙しい方でも気軽に楽しめる。
- EX旅パック:新幹線+宿泊でゆったり観光を楽しめる。
- 早トクスペシャル:計画的な旅行ならお得なプランです。
小田原城観光を計画される際は、ぜひこれらのお得なプランをご活用ください。歴史と自然、グルメが調和した小田原の旅が、きっと素晴らしい思い出となることでしょう。
小田原・箱根観光に行くならJR東海ツアーズがおすすめ
JR東海ツアーズでは、小田原・箱根旅行のおトクな新幹線パックや観光プランをご用意しています。あなたにぴったりのプランをぜひ探してみてください。
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※情報は2025年9月現在のものです。
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※画像は全てイメージです。
編集:JR東海ツアーズ



