初夏を感じる
新緑の美しい季節におすすめ!
全国のおすすめスポット17選

新緑
全国初夏新緑
2025.7.29

新緑の基本情報

新緑とは

新緑

夏の初めころの、若葉のつややかな緑色。春から初夏にかけ、冬枯れの木々が芽吹き鮮やかな緑色となる現象のことです。

新緑の季節は?

3~6月頃に新緑のシーズンを迎えます。中でも一年中絶えず葉をつけている「常緑樹」と秋に紅葉し冬に落葉する「落葉樹」では、少し時期や葉の特徴が違います。

■常緑樹

常緑樹

暑くても、寒くても、葉をほとんど落とさず一年中美しい葉を楽しめる樹木
見頃時期:4~6月頃

■落葉樹

落葉樹

一般的には冬にすべての葉を落とす樹木。
見頃時期:3~5月頃

季語としての新緑とは

俳句などの夏の季語として使用。「新緑がまぶしい季節となりましたね。」と春の挨拶に使います。5月頃をさし「初夏の時期」という意味で使用されるのが一般的です。

初夏を感じる新緑が綺麗な場所を厳選!
おすすめスポット17選

高台寺【京都】

高台寺【京都】

豊臣秀吉の正室、北政所ゆかりの臨済宗建仁寺派の禅寺。秀吉の菩提を弔うため、北政所が慶長11年(1606)に建立しました。開山堂、霊屋(おたまや)、茶室の傘亭と時雨亭、表門、観月台は創建当時のもので重要文化財。方丈からは小堀遠州作といわれる庭園の中に秀吉遺愛の観月台を望めます。秀吉と北政所を祀る霊屋では、高台寺蒔絵と呼ばれる桃山時代の漆工芸の粋を集めた装飾が華麗な姿を留めます。春は桜、秋は紅葉の名所。境内にある「雲居庵」では、お抹茶(800円)もいただけます。

宝厳院【京都】

宝厳院【京都】

臨済宗大本山天龍寺の塔頭寺院のひとつで、春秋に特別公開されるお寺です。夢窓国師の法孫、策彦禅師の作といわれる「獅子吼(ししく)の庭」は、嵐山を借景とした回遊式庭園です。庭園内にある「獅子岩」といわれる大きな岩は、眺めていると獅子の姿のように見えるとか。初夏の新緑と秋の紅葉名所として知られ、江戸時代の名所名園案内記「都林泉名勝図会」でも紹介された名庭です。

東福寺【京都】

東福寺【京都】

九條道家が創建した臨済宗東福寺派の大本山。九條家の菩提寺として嘉禎2年(1236)から19年の歳月をかけて建立され、規模は東大寺につぎ、教行は興福寺にならうという意味から、東福寺と名づけられました。本尊は釈迦如来。本堂は昭和9年再建、三門は現存最古の三門で国宝。禅堂、浴室、東司(とうす)、愛染堂など重文の建築も多いです。方丈庭園は昭和の作庭家、重森三玲によります。秋は通天橋から望む洗玉澗という渓谷の紅葉が美しいお寺です。

瑠璃光院【京都】

瑠璃光院【京都】

比叡山の麓にある浄土真宗の寺院。通常非公開だが、春夏秋の期間限定で公開されます。数寄屋造りの書院は、大正時代の終わり頃から昭和初期にかけて、京数寄屋造りの名人と称される中村外二によって造営されたもの。書院前には佐野藤右衛門一門の作庭と伝わる「瑠璃の庭」があり、「瑠璃色に輝く」と表現されるほど苔の絨毯が美しい。また庭園の紅葉が書院の机や床に映り込む様子も絶景。三条実美命名の由緒ある茶庵「喜鶴亭(きかくてい)」や、八瀬名物「かま風呂」の見学もできます。

光明寺【京都】

光明寺【京都】

西山浄土宗の総本山。建久9年(1198)法然上人の弟子である熊谷直実が、この地に念仏三昧院を開いたのがはじまり。法然上人が初めて念仏の教えを説いた「浄土門根元地」として知られます。約1万8千坪の広大な境内に諸堂が立ち並び、総門を抜けるともみじのトンネルが美しい「もみじ参道」、「女人坂」の2つの参道が続き、秋の紅葉名所として名高いお寺です。

上賀茂神社【京都】

上賀茂神社【京都】

京都で最も古い神社で、賀茂氏の氏神として祀られたのがはじまり。平安遷都の際に皇城鎮護の社となり、あらゆる災難を除く厄除けの神として信仰されています。一の鳥居から二の鳥居にかけては広大な芝生が広がり、春には桜も美しく、和歌にも詠まれた「ならの小川」が流れています。境内には60を超える社殿が並び、三間社流造の雅やかな本殿と権殿は国宝に指定されています。5月5日の競馬(くらべうま)や5月15日の葵祭などの神事が有名です。世界文化遺産にも登録されています。

嵐山 祐斎亭【京都】

嵐山 祐斎亭【京都】

染色作家・奥田祐斎氏の染色アートギャラリー。築約150年の風情ある建物で、料理旅館「千鳥」にはじまり、文豪・川端康成が『山の音』を執筆した場所とも伝わります。川に面した部屋からは四季折々の嵐山の自然を楽しめ、机や水面(水鏡)に映り込むシンメトリーの風景は格別の美しさ。祐斎氏が手がける独自の染色技法「夢こうろ染」のギャラリーや工房が見学でき、スカーフの染色体験(要予約、22,000円※11月は不可)も可能。※入場は事前予約優先制。詳細は公式ホームページをご確認ください。

善峯寺【京都】

善峯寺【京都】

徳川5代将軍・綱吉の母・桂昌院ゆかりのお寺。釈迦岳山腹で3万坪にもおよぶ広大な境内は、ゆっくり時間をかけてめぐるのがおすすめ。京都市内を一望でき、まるでハイキングにきたかのようです。天然記念物「遊龍の松」のほか、桜や紅葉も有名。初夏には皐月やツツジ、梅雨には約8千株もの紫陽花が咲き乱れ、四季折々に楽しめます。

柳谷観音 楊谷寺【京都】

柳谷観音 楊谷寺【京都】

大同元年(806)、清水寺の開祖延鎮によって開かれた古刹。善峯寺、光明寺に並ぶ西山三山のひとつ。古くから湧き出る「独鈷水(おこうずい)」は眼病平癒のご利益があると伝わり、人々の信仰を集めています。毎月17日にはご本尊の十一面千手眼観音がご開帳され、多くの人で賑わいます。紫陽花や紅葉が見事で、知る人ぞ知る名所でもあります。

常寂光寺【京都】

常寂光寺【京都】

『百人一首』で知られる小倉山の中腹にある日蓮宗の寺。もとは藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられ、16世紀末に日禛(にっしん)がこの地に隠棲したことにはじまります。本圀寺から移築された仁王門は南北朝時代のもので、晩秋に紅葉が散りかかる風情は定家の和歌の世界を思わせます。楓に覆われた石段を上がると、伏見城の客殿を移築した本堂、その背後に均整のとれた美しい多宝塔が建ちます。

三千院【京都】

三千院【京都】

天台宗五箇室門跡のひとつです。自然の地形を巧みに利用した境内には、客殿や宸殿が建ち、杉木立と苔が美しい「有清園」に浮かぶように建つ往生極楽院には、国宝・阿弥陀三尊像が安置されています。本尊は秘仏の薬師瑠璃光如来です。客殿前には「聚碧園(しゅうへきえん)」という刈り込みの美しい庭があり、石楠花や紫陽花などが四季折々に美しい姿を見せてくれます。

【京都の他にも】
初夏を感じる新緑が綺麗な全国のスポット6選

奥入瀬(おいらせ)渓流【青森県】

奥入瀬(おいらせ)渓流【青森県】

十和田八幡平国立公園を代表する景勝地の一つです。新緑や紅葉の名所としても知られています。天然記念物として国の指定を受けています。滝や清流、岩など、たくさんの見所があります。奥入瀬渓流は、どなたでも散策しやすく、渓流沿いには車道と遊歩道が整備されています。

上高地【長野県】

上高地【長野県】

上高地は現在、年間120万人もの観光客が訪れる山岳景勝地です。特別名勝として指定されており、日本国が文化財保護法で指定した名勝(景色の良い地)のうち、特に価値の高いものとして認められています。また上高地は「天然保護区域」とも呼ばれており、北海道の大雪山などと並び大切に守り続けねばならない4地のひとつでもあります。

嵐山渓谷【埼玉県】

嵐山渓谷【埼玉県】

埼玉県を代表する景勝地のひとつです。秩父の山々から流れ出した清流・槻川(つきかわ)が、嵐山町で太平山と塩山という山々にぶつかり、180度蛇行して渓谷を形作っています。川沿いに遊歩道が整備されており、バーベキュー場もあります。

等々力渓谷公園【東京都】

等々力渓谷公園【東京都】

大井町線等々力駅近く、ゴルフ橋のたもとから階段を降りるとアクセスできます。等々力不動の桜や新緑、季節ごとに自然のすばらしさを体感できます。

香嵐渓【愛知県】

香嵐渓【愛知県】

矢作川支流巴川がつくる渓谷、香嵐渓(こうらんけい)は、紅葉やカタクリの花などが有名。香積寺11世の三栄和尚が、江戸時代の寛永11年に植樹したことがはじまりとされ、現在では全国有数の紅葉の名所として約3000本のもみじが彩りを見せます。足助川をはさんで、かつての宿場を思わせる古い町並みの散策もできます。

飛騨美濃せせらぎ街道【岐阜県】

飛騨美濃せせらぎ街道【岐阜県】

沿道の美しい緑と清流のせせらぎは清見町のほぼ中央を南北に縦断するドライブルートです。新緑や紅葉など、四季折々に大自然を満喫できます。

新緑の季節は国内旅行のおすすめシーズン!
自然豊かな地をぜひ訪れてください。

下記サイトでは京都の観光情報を紹介しております。
ぜひご参照ください。

※本サイトに掲載の画像は全てイメージです。 
編集:JR東海