東海道五十三次の宿場町を巡ろう! 府中宿~丸子宿 JR静岡駅〜バス停丸子橋入口/JR静岡駅までバスで約30分

※2023年4月現在の情報です。

歌川広重「東海道五拾三次/鞠子・名物茶店」歌川広重「東海道五拾三次/鞠子・名物茶店」

歌川広重「東海道五拾三次/鞠子・名物茶店」

※国立国会図書館デジタルコレクションより転載

東海道五十三次をたどるウォーキングの旅、JR静岡駅が最寄りの「府中宿」~とろろ汁が名物の「丸子宿」までのコースを紹介します。静岡はその昔、駿府と呼ばれ、徳川家康公が75年の生涯のうちほとんどをこの地で過ごしたとされています。そのことから、家康公にまつわるスポットも多く見ることができるため、静岡・駿府という場所で徳川家康公がどんな功績を残したのかを深く感じられるコースです。
スタート地点の府中宿には、徳川家康公が晩年を過ごした駿府城の跡地である駿府城公園など、形を変えながらもその歴史や伝統が守られている場所が存在します。ゴールの丸子宿は昔、東海道の難所である宇津谷峠を前に「とろろ汁」で精をつける旅人で賑わった「丁子屋」があり、現在もその名物「とろろ汁」を楽しむことができます。徳川幕府に関わる史跡や名所はもちろん、テラスで楽しむカフェや歴史ある安倍川もちのお店もあり、コース内には、静岡駅前の賑わう街や住宅街の中にも随所に「東海道」というキーワードが目につきます。少し視点を変えてみると普段気づかずに通り過ぎていたスポットにも新しい発見があるかもしれません。ぜひ、東海道の面影だけでなく徳川家康公と駿府の地の関わりを感じられるこのウォーキングコースを歩いてみてはいかがでしょうか。

ルート&スポットMAPルート&スポットMAP

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歩いて巡るスポット歩いて巡るスポット

  • 幼少期と壮年期の家康公を知る 「徳川家康公之像/竹千代君・今川義元公像」

    JR静岡駅を降りてすぐ静岡駅北口広場内に壮年期の「徳川家康公像」が鎮座しています。高さは台座を含めて約5.5mで、五か国(三河・遠江・駿河・甲斐・信濃)を支配していた壮年期の家康公の手には、合戦の時などに指示をするための「采配さいはい」というものを持った凛々しい姿が印象的です。かつて江戸の時代を治めた家康公の風格と威厳を存分に感じられる迫力ある像です。また、静岡駅北口すぐのところには「竹千代君・今川義元公像」があります。竹千代君というのは徳川家康公の幼名で、8歳から19歳まで、今川義元の人質として過ごした姿が銅像として飾られています。人質と聞くと悪い印象を抱きますが、今川義元は幼い竹千代に対して、教育を施し、政務の見習いをしたなどと言われています。家康公が後に天下を治めるのも、今川義元公のおかげかもしれませんね。

    詳細情報

    徳川家康公之像/竹千代君・今川義元公像

    住所:〒420-0851 静岡市葵区黒金町地内(JR静岡駅北口駅前広場内)

    アクセス:「徳川家康公之像」JR静岡駅北口より徒歩約3分/「竹千代君・今川義元公像」JR静岡駅北口より徒歩約1分

    TEL:-

    URL:-

    営業時間:-

    休日:-

    JR東海ツアーズ社員の
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    デパートなど商業施設が立ち並ぶ中でひと際、貫禄のある徳川家康公の像が目に入ります。かなり存在感のある像で、静岡でも家康公の功績を物語っているような印象を持ちました。一方で、今川義元に見守られるような幼き竹千代君の姿との違いも見どころの一つです。静岡の玄関口でもある静岡駅の北口を出てすぐの広場にあるので、旅の始まりのワクワク感が高まります。

  • 徳川慶喜公が約20年住んだ屋敷が料亭に 「浮月楼」

    浮月楼は大政奉還が行われた後の明治2年に作られた庭園で、最後の将軍・徳川慶喜公が約20年間をこの場所で過ごした、徳川家ゆかりの地です。政治から離れた慶喜公は趣味に没頭したそうで、市民からは「慶喜様けいきさま」と親しまれていたそうです。その後、明治24年に料亭として創業し現代に至ります。食通でもあった慶喜公の好んだ料理を味わうことができるだけでなく、浮月楼本館3階にあるレストランでは、慶喜公が大切にしていた庭園を眺めながら、浮月楼の味をリーズナブルな価格で気軽に楽しむことができます。料亭・レストランとも静岡の食材を使用した地産地消のものが多く、その土地ならではの食材を堪能できるのも魅力の一つです。当時の慶喜公がどのように過ごされていたのかを考えながら、おいしいお食事をいただけるのが浮月楼の醍醐味ですので、慶喜公ゆかりの地で体感できるお料理や空間をぜひ、感じてみてください。

    詳細情報

    浮月楼

    住所:〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町11-1

    アクセス:JR静岡駅北口より徒歩約3分

    TEL:054-252-0131

    URL:https://fugetsuro.co.jp/

    営業時間:10時~21時(平日・土日祝営業)

    休日:夏季休業・年末年始・不定休日あり

  • 駿府城公園すぐ木目調のオシャレなカフェ 「tea+deli」

    tea+deliは、駿府城公園を囲うお濠の一角に佇むカフェです。木目調のおしゃれな外観が特徴的で、静岡県産の和紅茶や抹茶を使用したドリンクや米粉食パンを使用したトーストサンドなどを提供しています。店内のイートインスペースの他に緑や風が心地よいテラス席があります。テラス席では、間近で駿府城を眺めながらひと休みできるので、おすすめです。
    ※2023年5月7日(日)をもってホリノテラスでの営業を終了しています。詳しくはこちら

    詳細情報

    tea+deli

    住所:〒420-0856 静岡県静岡市葵区追手町8-7 駿府ホリノテラス西側店舗

    アクセス:JR静岡駅北口より徒歩約15分

    TEL:-

    URL:https://www.instagram.com/p/CrdXhNcyla_/

    営業時間:月〜金 11時~18時/土・日 10時~18時

    休日:月曜定休(祝祭日の場合は火曜休み)

    JR東海ツアーズ社員の
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    静岡茶を使用した抹茶ラテをいただきました。濃厚な味わいの抹茶ラテは甘さだけでなく、抹茶の風味を存分に楽しめる一品で、お茶が名産の静岡ならではの味を堪能できました。季節ごとのメニューなども提供されているので、何度訪れても新しい味に巡り合うことができるでしょう。

  • 大御所時代の徳川家康公が拠点にした 「駿府城公園」

    駿府城は、徳川家康公が将軍職を秀忠公に譲ったあと、慶長12(1607)年より修築し住んでいた城で、大御所時代をこの場所で過ごしました。現代では、駿府城公園として整備されており、伝統的な木造工法によって復元された東御門や巽櫓、堀跡などが見どころです。園内には威風堂々とした家康公像があり、かつて天下を治めた威厳を感じさせます。公園内には紀州より届いたミカンを本丸堀(内堀)に家康公が手植えしたと伝わる、県指定天然記念物「家康公手植えのミカン」や発掘調査中の天守台などが残っており、随所に家康公や駿府城の面影が垣間見えます。駿府城は、家康公の死後、寛永12(1635)年に火災によって天守等ほとんどの建物が焼失し、明治時代に官庁や学校などの公共用地となった歴史を経て、戦後に公園として整備されました。近年は、多くの人々で賑わう公園と変化していますが、随所に駿府城の面影を感じられるので、散策しながら探してみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    駿府城公園

    住所:〒420-0855 静岡市葵区駿府城公園1-1

    アクセス:JR静岡駅より徒歩約15分

    TEL:054-251-0016

    URL:https://sumpu-castlepark.com/

    営業時間:9時~16時30分(※入館は16時まで)

    休日:月曜日(祝日、休日にあたる場合は休館振替なしで営業)年末年始(12月29日~1月3日)

    JR東海ツアーズ社員の
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    公園内に入ると広大な敷地に芝生や木、茶屋などが広がっていて、ここが家康公の過ごした土地だと思うと感慨深くなりました。訪れたのが夕方だったこともあり、子どもから大人まで、友人同士で思い思いの憩いのひとときを過ごす人の姿が印象的でした。東御門を出てすぐのところにベンチに腰掛けた弥次喜多銅像があり、間に座って写真撮影を楽しめます。背景には、駿府城公園の巽櫓が構えている以外に大きな建物がないため、風情たっぷりの写真撮影ができます。

  • 徳川幕府の祈願所 「駿河国総社 静岡浅間神社」

    静岡浅間せんげん神社は、延命長寿や縁結びなどのご利益がある「神部かんべ神社」、安産や婦徳円満のご利益がある「浅間あさま神社」、諸産業の繁栄の守護の神として信仰される「大歳御祖おおとしみおや神社」の3つの神社の総称です。古くから駿河国総社として歴代幕府の崇敬を受けて信仰されており、今川義元公が烏帽子親として、竹千代君(家康公の幼名)の元服式を行ったことから、江戸時代には特に徳川幕府の祈願所として敬われました。境内26棟の建物が重要文化財に指定されており、中でも、大拝殿は高さ21mにも及ぶ二階建ての拝殿で、浅間造の代表的なものとされています。殿内は132畳敷きの広さがあり、天井は十間の合天井となっています。その各間には、狩野栄信・狩野寛信の「八方睨みの龍」「迦陵頻伽」「天人」が天井絵として飾られています。漆塗りの拝殿には、極彩色の彫刻等が施されており、当時から華やかな造りであったことが伺えます。

    詳細情報

    駿河国総社 静岡浅間神社

    住所:〒420-0868 静岡県静岡市葵区宮ヶ崎町102-1

    アクセス:JR静岡駅前よりバスで約8分「赤鳥居 浅間神社入口」下車すぐ

    TEL:054-245-1820

    URL:http://www.shizuokasengen.net/

    拝観時間:7時~18時(授与所:8時~18時)

    休日:-

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    神社付近の道からすでにパワーを感じるほど神秘的で静寂な空気を感じます。バス停の名前「赤鳥居 浅間神社入口」としても使われるほど赤く大きく立派な鳥居をくぐり境内に入ると、広大な敷地に赤が印象的なパワーを感じる建物が立ち並んでいます。豪華な造りの大拝殿は、写真を撮る際に画角におさめることが難しいと感じるほど大きく存在感のある建物でした。

  • わさび漬けの元祖 「田尻屋 総本家」

    宝暦3(1753)年に創業した田尻屋総本家は、わさび漬の元祖と言われています。「わさび漬」とは、わさびの根や茎をみじん切りにし、塩漬けにしてから熟成させた酒粕に漬け込み、食塩・砂糖などを合わせて作られる静岡の郷土料理です。静岡県は、わさびの栽培発祥の地とされており、現在まで生産量日本一を誇っています。その理由として、栽培初期に徳川家康公が静岡県の有東木うとうぎという地のみでわさびの栽培を認めていたことや、19世紀前半に新鮮なわさびを船で江戸に輸送できたことなどが挙げられます。田尻屋総本家のわさび漬はこの静岡・有東木うとうぎで育った門外不出のわさびを、田尻屋の初代目・田尻屋利助が日持ちを良くするために、あえて粕漬にしたところ、街道みやげとして大ヒットしたことから、現代も老舗としてわさび漬を販売する銘店となっています。今も昔と変わらぬ製法で作られる田尻屋総本家のわさび漬が“元祖”と言われるのも納得です。江戸時代から続く街道みやげ「わさび漬け」を購入してみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    田尻屋 総本家

    住所:静岡県静岡市葵区新通1-3-2

    アクセス:JR静岡駅北口より徒歩約10分

    TEL:054-253-0740

    URL:-

    営業時間:10時~17時30分 ※売切れ次第終了

    休日:なし

    JR東海ツアーズ社員の
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    江戸時代から、街道みやげとして親しまれてきた田尻屋総本家のわさび漬は、わさびや酒粕の風味がとても豊かで、くせになるおいしさです。江戸時代から続く名産を現代も販売しており、田尻屋ののれんを守ってきた店構えはとても感慨深く感じました。わさび漬けは、そのままご飯のお供やお酒のおつまみとして食べてもおいしいですが、私は今回、いなり寿司とローストビーフに乗せて食べてみました。普通のわさびとは異なり、ツンとしたわさびの辛さだけでなく、酒粕のまろやかさもあるので、とても食べやすく美味しかったです。色々な食べ方で楽しめる「わさび漬け」をぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

  • 伝統の味を守り続ける老舗 「石部屋」

    文化元(1804)年創業の「石部屋」は、安倍川もちを販売する銘店です。「安倍川もち」は江戸時代に東海道の旅人たちが安倍川を渡る前に茶屋で提供された餅が原型と言われてます。「石部屋」の安倍川もちは、昔ながらの製法で手作りにこだわり、100%もち米を使用し、いつも出来たてのお餅を提供しています。店内には土間や座布団とちゃぶ台が置かれた小上がりがあり、昔ながらの雰囲気にどこか懐かしさを感じます。お店のメニューは、こし餡に包まれた餅ときな粉と砂糖をまぶした餅が5個ずつ乗った「安倍川もち」、お皿に乗った餅をわさび醤油で食べる「からみ餅」の2種類です。人気なのは、やはり「安倍川もち」で、つきたてのお餅はとても軟らかくよく伸び、しつこくない甘さのあんこや風味豊かなきな粉が何個も食べたくなるおいしさです。安倍川もちはお持ち帰り用もあるので、お土産として購入することもできます。

    詳細情報

    石部屋

    住所:静岡県静岡市葵区弥勒2-5-24

    アクセス:JR静岡駅よりバス約15分「安倍川橋」下車すぐ

    TEL:054-252-5698

    URL:-

    営業時間:9時~17時

    休日:木曜日

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    歴史を感じる店構えや店内の内装は、どこか懐かしい雰囲気を感じつつも、ほっと安心できる空間でした。つきたての軟らかいお餅はよく伸びるので、食べ応えがありますが、安倍川もちの甘さでエネルギーチャージができ、ゴールまで頑張れました!「石部屋」は休憩するのにちょうど良いタイミングで見えてきます。昔の人もこのお店に立ち寄ってひと休みしていたのだと感じることができ、今も昔も変わらぬ光景を実感できるスポットなので、ぜひ、昔の東海道の情景を思い浮かべながら立寄ってみてください。

  • 江戸から数えて二十番目の宿場町 「丸子宿本陣跡」

    丸子宿まりこしゅくは江戸から数えて二十番目の宿場町で、関ヶ原の戦が起こった翌年、慶長6(1601)年に宿場町として定められました。丸子宿内の長さは約700mほどで、東海道中の中でも小さな宿場町でしたが、常に100人の人馬と100匹の馬を備えていたそうです。次の岡部宿との間には、難所とされる「宇津ノ谷峠」が控えていたので、飯屋や茶屋、酒屋、団子屋などが軒を連ねていたといいます。今では住宅街となっていますが、各所に丸子宿本陣跡として記念碑が建てられており、かつての面影を感じることができます。ぜひ、東海道・宿場町が存在した昔の様子を思い浮かべなら散策してみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    丸子宿本陣跡

    住所:静岡県静岡市駿河区丸子7丁目9

    アクセス:JR静岡駅よりバス約20分「丸子橋入り口」下車徒歩5分

    TEL:-

    URL:-

    営業時間:-

    休日:-

  • 400余年前から親しまれる東海道名物 「とろろ汁の丁子屋」

    丁子屋は慶長元(1596)年にお茶屋として開業したお店で、現代では「とろろ汁の丁子屋」として親しまれています。歌川広重の「東海道五十三次」の画題にもなっており、江戸時代から多くの旅人で賑わっていたことが伺えます。店内には九つの部屋があり、それぞれ丸子宿や静岡にちなんだ名前が付けられています。一番広い「広重さんの部屋」には歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」(復刻版)が壁にずらりと飾られており、かつての東海道の様子を身近に感じながら、おいしいとろろ汁をいただくことができます。丁子屋のとろろ汁は、自家製の白味噌仕立てで、かつお出汁の味が良く効いており、優しい味わいが特徴的です。このとろろ汁をさらにおいしく食べるコツは、ごはんの上にかけてザーザーと音をたてて流し込むように食べるのがおいしい食べ方だそうです。この食べ方は、お店のメニュー表にも載っており、昔の人が次の岡部宿との間にある難所「宇津ノ谷峠」に備えて、丁子屋のとろろ汁で精を付けていたことが想像できます。街道を行く人の健康と安全を守る丁子屋のとろろ汁は素材と味にこだわった逸品なので、ウォーキングの締めくくりに、そのおいしさを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    とろろ汁の丁子屋

    住所:静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10

    アクセス:JR静岡駅よりバス約20分「丸子橋入り口」下車すぐ

    TEL:054-258-1066

    URL:https://chojiya.info/

    営業時間:昼⇒平日11時~LO.14時/土日祝~LO.15時 夜⇒16時30分~LO.19時

    休日:木曜日・月末の水曜日

    JR東海ツアーズ社員の
    スタッフレポ♪

    お店前に「鞠子宿」の看板、店内にも東海道にまつわる調度品が飾られており、東海道との関わりがとても深いことを感じられます。特に「広重さんの部屋」に飾られた東海道五十三次の浮世絵は、ついつい自分の歩いた宿場町を探したくなるようなワクワクするお部屋です。また、とろろ汁はお出汁の味が良く効いた、とても上品なお味でウォーキングで疲れた身体に染み渡ります。お店おすすめの食べ方である、ごはんの上にかけてザーザーと音をたてて流し込むように食べると疲れた体にも元気がみなぎるような感覚があるので、ぜひ試していただきたいです。おいしいとろろ汁をいただけるだけでなく、当時の東海道の様子を体感できる丁子屋はこのウォーキングコースの締めくくりにふさわしい銘店でした。

編集後記

府中宿~丸子宿は、徳川家康公が75年の生涯の中で最も長く暮らした地にあることから、「駿府城」や「駿河国総社 静岡浅間神社」といった、江戸時代の歴史を身近に感じられるスポットが多くありました。また、石部屋の「安倍川もち」や田尻屋総本家の「わさび漬け」、丁子屋の「とろろ汁」など、かつてこの東海道を歩いた人たちが街道沿いで楽しんでいたものを、現代でも同じように食べたり購入できることに驚きました。当時の様子を少しですが感じられると同時に、これまでの間“のれん”を守ってきた店主の想いも感じることができるウォーキングコースであったと思います。かつての旅人のように、たくさん歩いてたくさん食べた楽しい旅でした。ぜひ、皆様も徳川家康公の築いた歴史や東海道の面影を深く感じられるこのコースを歩いてみてはいかがでしょうか。

  • ※営業時間などは変更される場合があります。お出かけの際には改めてご確認ください。
  • ※当サイトに使用している歌川広重「東海道五拾三次」の原画は、国立国会図書館デジタルコレクションを元に加工いたしました。

※本サイトに掲載の画像は全てイメージです。