東海道五十三次の宿場町を巡ろう! 亀山宿〜関宿 (JR亀山駅~JR関駅)
※2023年5月現在の情報です。
歌川広重「東海道五拾三次/関・本陣早立」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
亀山宿〜関宿
モデルコース
徒歩約2時間5分/約10km ※立ち寄り時間は除く
※右上のボタンでGoogleMapアプリでもご覧いただけます。
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亀山城二の丸御殿の一部を本堂に移築した 「遍照寺」
遍照寺(へんじょうじ)は、亀山城下では有数の古刹として知られている天台真盛宗の寺院で、総本山は滋賀県大津市坂本の西教寺です。本来は鐘楼門の鐘の音が津々浦々まで聞こえてありがたいという意味が基になっているのですが、街道から鐘楼門をくぐると急な坂で、坂の下に本堂があるため「頭で鐘撞く遍照寺」とも言われています。本堂は江戸時代に火災で焼失してしまいましたが、明治5年(1843年)の廃城令に伴い取り壊されることとなった亀山城二の丸御殿を移築しており、屋根瓦の亀山藩の笹竜胆(ささりんどう)や本堂内部の欄間や釘隠しなどが当時のまま残っています。
また、本尊の阿弥陀三尊像は鎌倉時代の作と考えられ、三重県の指定文化財となっています。金箔は800年前の技術の粋を極め今もなお輝いています。同じ本堂内には、平安前期の作である地蔵菩薩も安置されており、会式の度に運び出されたり、火災の受難にあったりして、頭部は江戸時代に彫り直されていますが、霊験あらたかな延命地蔵様として今も人々に愛されています。詳細情報
- 遍照寺
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住所:〒519-0153 三重県亀山市西町524
アクセス:JR亀山駅より徒歩約10分
TEL:0595-82-0595
URL:ー
拝観時間:9時~17時(法要等により本堂に参詣できない場合がございます。)
休日:なし
※境内のご案内を希望される方は、事前にご連絡をお願いします。
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪旧東海道筋の静かなアーケード街を抜けた先にある遍照寺。旧亀山城二の丸御殿を移築したという本堂を間近でみることができ、江戸時代の殿舎建築の姿を今に伝える貴重な遺構に歴史の重みを感じました。また、ご本尊である阿弥陀如来様の美しさはもちろんですが、延命地蔵と呼ばれている「地蔵菩薩」様がとても柔らかな表情をされていたのが印象的でした。
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三重県で唯一の城郭建築物として県史跡に登録 「旧亀山城(多門櫓、二の丸帯曲輪)」
亀山城は天正 18 年(1590年)に 岡本宗憲によって築城されました。一国一城令により、丹波亀山城の天守を解体するよう命じられた堀尾忠晴が間違ってこの亀山城の天守を取り壊してしまったという逸話が残っているようです。「多門櫓」は天守台と言われる高13mの本丸高石垣上にあり、三重県で唯一現存する城郭建造物として県史跡及び県有形文化財に指定されています。平成23・24年度に行われた「平成の大修理」によって江戸時代後半の姿に復元され、桜につつまれる姿が特に美しく、城下町亀山のシンボルとして親しまれています。また、多門櫓の北に位置する二ノ丸北側の帯曲輪は、亀山城主の屋敷がある二の丸の守りを固めるために造られました。しかし、きれいな石を組み合わせて造られた溝や水を貯めておく場所が見つかっているため、江戸時代の終わり頃には花畑や庭の一部として使用されていたようです。
詳細情報
- 旧亀山城(多門櫓、二の丸帯曲輪)
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住所:〒519-0152 亀山市本丸町575−2
アクセス:JR亀山駅より徒歩約18分
TEL:0595-96-1218(亀山市文化課まちなみ文化財グループ)
URL:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112303407/bunkazai_sisetu_itiran.html
公開時間:10時~16時
公開日:土・日曜日、祝日(年末年始(12月29日〜1月3日)を除く)
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亀山市の歴史旅ができる「亀山市歴史博物館」
亀山歴史博物館は、亀山市の歴史旅ができる“むかしのモノとのコミュニケーション”を楽しめる博物館です。常設展示では、古事記や日本書紀に登場するヤマトタケルや能褒野墓、日本に3箇所しかなかった古代の関所である国史跡鈴鹿関跡のことを始め、中世から現代までのこの地方の様子を、ほぼ実物資料で展示しています。また、江戸時代の亀山城の絵図を元に作成された「亀山城・亀山城下復元模型」は文久3年(1863年)頃の亀山城下の中心部の様子を1/180サイズで表現されており、模型の地面に目線を合わせると当時にタイムスリップした気分で風景を見ることができる、人気の展示の一つです。また館内には貴重な資料も数多く所蔵されており、随時展示資料を入れ替えているそうです。もっとじっくり資料を見たい場合は、公式ホームページにて収蔵されている資料を閲覧することもできるので、ウォーキング途中にチェックしてみるのもおすすめです。
詳細情報
- 亀山市歴史博物館
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住所:〒519-0151 三重県亀山市若山町7-30
アクセス:JR亀山駅より徒歩約20分
TEL:0595-83-3000
URL:http://kameyamarekihaku.jp/
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:火曜日(祝日の場合、翌日が休館)、年末年始(12月29日~1月3日)
※展示替え等による臨時休館日あり
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪1/180サイズで再現されたジオラマは圧巻でした!写真では大きさがうまく伝わらないかもしれませんが、当時の亀山城や城下町はこんなに大きかったのかと感心してしまいました。今も当時の姿で建つ亀山城多門櫓や亀山城主石川家の家老加藤家屋敷跡の長屋門と土蔵、二之丸御殿の一部を本堂に移築した遍照寺などを模型の中で探したり、ジオラマの精巧さをじっくり見るのも良いですが、復元模型の解説シートが用意されていますので、現在の位置関係と比較しながら見るのもおすすめです。
ちなみに受付カウンターの後ろに昭和時代の銭湯に置かれていた木製のロッカーがあり、とても目を惹きました。開け閉めにコツがいるようなので、職員の方に声を掛けると鍵の仕組みを教えてくれます。是非声を掛けてみてはいかがでしょうか。 -
歴史を感じる貴重な建造物 「加藤家長屋門・旧舘家住宅(枡屋)」
加藤家長屋門は、江戸時代後期、亀山城主石川家の家老職を務めていた加藤家の屋敷跡にある建物です。現在は屋敷の表門である長屋門とこれに連なる土蔵などが遺っており、江戸時代の武家屋敷の威厳と風格を感じることができます。江戸時代後期の建築様式を伝える希少な遺構として亀山市文化財にも指定されています。
また、旧舘家住宅(桝屋)は幕末から大正にかけて呉服商を営んでいた商家です。亀山宿を代表する町屋建築として、平成19年に市有形文化財(建造物)に指定されています。どちらも土日祝には一般公開されていますので、ぜひ、歴史を感じる町屋建築を見学しに訪れてみてはいかがでしょうか。詳細情報
- 加藤家長屋門
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住所:〒519-0159 三重県亀山市西丸町545-1
アクセス:JR亀山駅下車徒歩約10分
TEL:0595-96-1218 (亀山市文化課まちなみ文化財グループ)
URL:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112303407/bunkazai_sisetu_itiran.html
公開時間:9時~16時30分(年末年始除く)
公開日:土曜日・日曜日・祝日
- 旧舘家住宅(枡屋)
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住所:〒519-0153 三重県亀山市西町410
アクセス:JR亀山駅下車徒歩約10分
TEL:0595-96-1218 (亀山市文化課まちなみ文化財グループ)
URL:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112303407/bunkazai_sisetu_itiran.html
公開時間:9時~16時30分(年末年始除く)
公開日:土曜日・日曜日・祝日
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「関宿」とは?
関宿は、旧東海道の宿場町の中で唯一歴史的な町並みが残ることから、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。東西の追分の間、約1.8kmに及ぶ距離に、江戸時代から明治時代にかけて建てられた古い町屋が約200軒も現存しています。
東海道と伊勢別街道の分岐点 「東の追分」
東の追分は関宿の東の入口に位置し、かつての東海道と伊勢別街道の分岐点となっていました。ここに建てられている大鳥居は「伊勢神宮一之鳥居」と呼ばれ、伊勢神宮を遥拝するためのもので、20年に一度の式年遷宮の際に内宮宇治橋南詰の鳥居を移したものだそうです。鳥居の近くには「外宮(伊勢神宮)まで15里(60km)」と刻まれた石碑があり、お伊勢参りをする旅人たちの道標の役割を果たしていました。同じく石造りの常夜灯は当時のまま残っており、今も旅人たちを照らし続けています。また、関宿の西の入口である「西の追分」は、東海道と大和・伊賀街道の分岐点となっており、どちらの追分も県指定史跡となっています。
詳細情報
- 東の追分
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住所:〒519-1107 三重県亀山市関町木崎
アクセス:JR関駅から徒歩約10分
TEL:0595-96-1218(亀山市文化課まちなみ文化財グループ)
URL:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112312218/
営業時間:ー
休日:ー
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ハンバーグが絶品の古民家レストラン 「食工房『Cercle(セルクル)』」
町屋を改装した外観が印象的な「食工房『Cercle(セルクル)』」は、関宿で人気の古民家レストランです。2018年10月にオープンして以来、関宿の街並みを散策する合間に立ち寄るお客様で賑わっています。モダンでおしゃれな雰囲気の店内では、150~170年前の土壁造り「桟(えつり)」の壁材をそのまま活かしているなど随所に町屋の面影が残されています。また、中庭を眺められるお座敷席や隣接するスペースにはギャラリーも設けられています。ランチは、アメリカンビーフを使った西洋料理を中心に、ワンプレートランチやオードヴルの付いたランチセット、デザートなど幅広いメニューを提供しています。中でも人気のメニューは、低温で焼きあげる「ローストビーフ」と「ハンバーグ」です。「土鍋ご飯」も三重県産の伊賀米コシヒカリを使用し伊賀の土鍋で丁寧に炊き上げたこだわりの一品。
ぜひ、素敵な町屋の空間で、おいしい西洋料理を楽しめる「食工房『Cercle(セルクル)』を訪れてみてはいかがでしょうか。詳細情報
- 食工房『Cercle(セルクル)』
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住所:519-1107 三重県亀山市関町木崎558
アクセス:JR関駅下車徒歩約10分
TEL:0595-86-5127
URL:https://cercle.therestaurant.jp/
営業時間:11時30分~15時(Lunch time:11時30分~14時 L.O / Tea time:11時30分~15時)
休日:水、木、金
※ 隣接のギャラリーに展示品がございますので、小学生以下のご入店はできません。
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪今回いただいたのは、オードヴル・スープ・サラダ・土鍋ご飯・香の物がセットになった「ランチセットの和風おろしハンバーグ」です。綺麗なお皿に盛りつけられたオードヴルは、味はもちろん見た目も美しい一皿でした。そして、楽しみにしていたハンバーグはとってもふわふわで、口いっぱいに広がるお肉の味わいに感動!和と仏の融合する素敵な空間でいただくランチにお腹も心も満たされました。
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関宿の町並みを見渡せる 「百六里庭・眺関亭」
「百六里庭・眺関亭(ひゃくろくりてい・ちょうかんてい)」は、平成10年(1998年)に関宿・中町の町並みの中に作られた小公園です。関宿が江戸から数えて百六里余りにあることから名づけられました。入口には「日本橋 関宿からは 百六里」と書かれた「関宿かるた」の木札がかけられています。また、敷地内にある建物・眺関亭の2階へ続く階段を上ると展望台のようになっており、鈴鹿山脈を背景にした関宿の町並みを一望できます。ちなみに、「眺関亭」の名前はこの建物から関宿のまちなみを眺めることができることからつけられたそうです。関宿は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されていますが、百六里庭・眺関亭の一帯は、景観重点地区(百六里庭-関宿眺望景観重点地区)に指定されており、建築物の高さや色彩の制限によって景観だけでなく眺望までもが守られています。
詳細情報
- 百六里庭・眺関亭
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住所:〒519-1112 亀山市関町中町327
アクセス:JR関駅から徒歩約10分
TEL:0595-84-5074 (亀山市商工観光課)
営業時間:8時~17時
休日:無休
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江戸時代の旅籠建築を修復した 「関宿旅籠玉屋歴史資料館」
関宿旅籠玉屋歴史資料館は、亀山市の有形文化財に指定されている江戸時代の貴重な旅籠建築を修復し、旅籠で使われていた当時の道具や歴史資料を展示している資料館です。旅籠とは、江戸時代、武士や一般庶民が利用した食事付きの宿屋のこと。その中でも玉屋は、「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謡われたほどの関宿を代表する大旅籠のひとつだったといわれています。こうした大旅籠では多いときで200名近い宿泊客が利用したとされており、玉屋に現存する帳簿には100名近い団体の記録も残っています。
館内には、帳場、土間、土蔵、井戸端、離れなどが昔のままに残されており、歌川広重の浮世絵や展示資料とともに当時の様子を垣間見ることができます。また、武士が宿泊したとされる離れは玉屋で最も上等な座敷で、玉屋12代目主人の作と伝えられる豪華な欄間彫刻をみることもできます。ぜひ、関宿旅籠玉屋歴史資料館で当時の旅の様子を肌で感じてみてください。詳細情報
- 関宿旅籠玉屋歴史資料館
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住所:〒519-1112 亀山市関町中町444-1
アクセス:JR関駅から徒歩約10分
TEL:0595-96-0468
URL:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112303407/bunkazai_sisetu_itiran.html
営業時間:9時~16時30分
休日:月曜日(月曜日が祝日または振替休日にあたるときはその翌日)、 年末年始
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪館内に足を踏み入れると帳場(現在のフロント)が出迎えてくれるので、まるで気分は江戸時代の旅人!急な階段を上がった2階には、客室が再現されており寝室や食事の様子が目に浮かぶようでした。また、外観の2階部分にある「虫籠窓」は、屋号にちなんで宝珠の玉(玉から火焔があがる様)を模っているそうなので、ぜひ注目してみてください。
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『東海道関宿銘菓・関の戸』を作り続けて約380年 「深川屋」
創業約380年の深川屋は、徳川三代将軍・家光の時代から「銘菓・関の戸」を作り続けている老舗和菓子店です。当時、参勤交代やお伊勢参りで賑う関宿の一日の往来客は1万人を超えており、京都御所まで運ばれた「関の戸」は、皇室のお茶会やお花見などに多く使われていたそうです。現在の当主は14代目の服部吉右衛門亜樹氏。御用菓子司であることを示す「深川屋 陸奥大掾(ふかわや むつだいじょう)」という称号を与えられています。
「関の戸」は、舌触りのよい赤小豆のこし餡を白い求肥皮で包み、阿波の特産「和三盆」をまぶした一口大の和菓子です。天明元年(1780年)に書き残された「菓子仕法控」の作り方を今も受け継いでいます。上品な見た目は、鈴鹿山脈にふり積もる白雪を表しているのだとか。定番品の味は、和三盆、黒糖、亀山茶の三種類。一口サイズでほっこりする甘さの和菓子はお土産にもぴったりです。詳細情報
- 深川屋
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住所:〒519-1112三重県亀山市関町中町387
アクセス:JR関駅から徒歩約8分
TEL:0595-96-0008
営業時間:9時30分~18時(出来上がりから売り切れまで)
休日:木曜日 ※祝日の場合は営業
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪今回お土産で購入したのは、和三盆、黒糖、亀山茶の三種類のセット♪口に入れると周りにまぶされた和三盆がほろっとほどけて、口いっぱいに程よい甘さが広がり思わず笑顔になるおいしさでした。個包装で常温保存可能なためお土産にもピッタリです。
ちなみに、店先に掲げられた看板は、東海道で唯一現存していると言われている庵看板だそうです。看板には「関の戸」と文字が書かれていますが、東海道を旅する江戸時代の旅人が、字が読めなくても方向が分かるように「平仮名が見えていれば京都へ、漢字が見えていれば江戸へと続く道だと一目で分かるようになっている」と店主の服部吉右衛門亜樹氏が教えてくださいました。
ぜひ、関宿の歴史に思いをはせながら、長年守り継がれてきた伝統の味を味わってみてはいかがでしょうか。 -
ウォーキングの疲れを癒す足湯 「小萬の湯」
小萬の湯は、関観光駐車場に隣接しておりどなたでも無料で利用できる足湯です。関宿では「小萬」の名称をよく見かけますが、江戸時代に父の仇討ち(あだうち)を果たし「仇討小万」として有名な女性で、関宿の旅籠山田屋の養子となり武術の修行に専念し、ついに仇討ちを果たしたと伝えられています。この足湯の名称は公募で決まったそうですが、小万が多くの関の人々に愛されていることが伝わってきます。建物は昔の関宿をしのばせる日本家屋風の造りで、L字形浴槽が設けられています。鉄分を多く含むため、お湯は少し赤みがかかった色をしており、約40度のお湯はウォーキングで疲れた足を癒してくれます。
詳細情報
- 小萬の湯
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住所:〒519-1111 亀山市関町新所1974-1
アクセス:JR関駅から徒歩約10分
TEL:0595-84-5074(亀山市商工観光課)
営業時間:10時~17時
休日:月曜日(月曜日が祝日又は振替休日にあたるときは、その翌日)
JR東海ツアーズ社員の
スタッフレポ♪亀山宿から歩いて疲れていた足に、ちょうど良い湯加減のお湯で一気に疲れも吹き飛びました!足を拭くタオルは現地でも販売していましたが、各自準備して持っていくことをおすすめします。訪れた際には地元の方も足湯を利用されており、観光で訪れた人も地元の人も集う憩いの場となっているようです。足湯から出た後もしばらく足がポカポカした状態が続いていたので、帰りの関駅までの足取りも心なしか軽くなった気がしました♪
編集後記
亀山宿から関宿までの道のりを実際に歩いてみて、江戸時代に参勤交代の大名や旅人たちの往来で賑わった歴史的なスポットが随所に残っていることを知ることができました。
亀山宿では、「加藤家長屋門」「旧舘家住宅(枡屋)」などの点在する町屋建築に立ち寄ったり、「旧亀山城」の城下町ならではの曲がりくねった道や坂道のある特徴的な町並みを約400枚の屋号看板を見ながら歩いたりすることで、かつて栄えた街道を思い起こすことができました。また、関宿では東海道五十三次の中で唯一現存する歴史的な町並みがきれいに保存されていることに驚くとともに、「関宿旅籠玉屋歴史資料館」で当時の旅籠の様子を知り、「深川屋・関の戸」で長年守られてきた銘菓を味わえたことで、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような体験をすることができました。
そして何よりも、地元を愛する地域の方々の努力があってこそ守られている町並みと文化なのだとあらためて感じたウォーキングとなりました。ぜひ、皆様も亀山宿〜関宿のコースを歩いてみてはいかがでしょうか。
- ※営業時間などは変更される場合があります。お出かけの際には改めてご確認ください。
- ※当サイトに使用している歌川広重「東海道五拾三次」の原画は、国立国会図書館デジタルコレクションを元に加工いたしました。
※本サイトに掲載の画像は全てイメージです。