レバノン、京都、そして静岡


京都・清水五条に店を構えるレバノン料理レストラン〈汽[ki:]〉。なかなか珍しいレバノン料理を楽しめる、古民家を改装した大変素敵なお店で、我々編集部の大好きなお店。その〈汽[ki:]〉が2号店を出したとお聞きして、行ってきました!
2号店ができたのは静岡県静岡市。JR静岡駅の北口から直結の地下道を歩いていくと、5分ほどで着く「cosa」という複合施設の中にあります。
その1階に〈汽[ki:] 静岡〉がオープンしたのは2024年の12月。店内は細長い敷地にカウンターがすーっと並び、奥の大きな窓の前にはテーブル席が。その大きな光が差し込んで、とても開放感があります。床や壁、カウンターと全体的に無彩色で統一されている中で、タイルなど鮮やかな青が差し色となっているのが、なんとも素敵です。

ピタパンに詰め込んでいくのが楽しい


〈汽[ki:]〉といえば、なんと言ってもその食べ方が特徴的。シャワルマ(焼いて薄切りにした肉)やファラフェル(スパイスやハーブを加えたひよこ豆をコロッケのように揚げたもの)、旬の野菜のピクルスなどがワンプレートに並び、それを自分の手でピタパンにギュッと詰め込んで食べるスタイルです。

シャワルマはチキンかビーフ、そしてラムの中から選べるのですが、今回はおすすめのラムを注文しました!シェフがカウンターの中で、お皿に色鮮やかな素材を並べていく様子を眺めているのも一興です。
詰め込み方は自由だそうですが、おすすめとしては、まずは黄色と白のソース(フムスとアイオリソース)を中に塗り、その中にファラフェルやお肉、そして野菜などをバランスよく入れること。特に重要なのが、なるべくたくさん、できれば全部の食材を詰め込むのがよいそうです。

ちょっとずつちょっとずつ、順番や彩りを気にしながら入れていくのが本当に楽しいのですが、パクりと食べるとまた感動。たくさんの種類の食材が入っているので、いろんなおいしさが混じり合って幸せな気分に。一口食べるたびに味わいが変わるのも嬉しくて、その過程すべてが楽しくなります。

一緒に注文したドリンク「パイナップル・新生姜・カルダモンのコーディアル」も、爽やかだけど複雑な味わい…というこれまた口の中が楽しくなる一品でした。
食後のデザートには、〈汽[ki:]〉ではおなじみ「ローストバナナとスモークアイス」を。

薪窯でじっくり焼いたバナナは甘味が凝縮。そこに燻製の(!)バニラアイスが乗っていて、これまた満足感たっぷりの代物です。もちろんただ甘いだけではなく、ナツメヤシのソースの苦味がアクセントになっていて、スイスイと食べられてしまいます。熱々のバナナと冷たいアイスのコントラストもとってもよい。ごちそうさまでした!
 

休日にちょっと贅沢気分なモーニングを


こちらのお店では、土日祝日に朝8時からモーニングを提供していて、柔らかい光を浴びながらゆったり過ごすのも最高です。
今回注文したモーニングセットは、基本的にはランチと同じワンプレートのスタイルですが、シャワルマはチキン、またはモーニングのみ提供のスモークチキンに。燻製の香ばしいチキンと野菜たちとの組み合わせも最高でした。そしてセットにスープがつくのも朝食をさらに贅沢な気分にさせてくれます。
モーニングセット(スモークチキンのプレートにピタパン、スープがつきます)
モーニングセット(スモークチキンのプレートにピタパン、スープがつきます)
休日の朝においしくて満足感の高いものをモリモリ食べると、1日の始まりが楽しくなりますよね。
といいながら、ワインメニューが充実しているのも見逃しませんでしたので、次回はしっとりと夕飯にも伺いたいなと思います!



Text & Photo:tabigatari editorial department




いつもと違う静岡県観光には、静岡市の〈汽 [ki:]〉がおすすめ。

汽[ki:] 静岡


所在地静岡県静岡市葵区御幸町20 cosa1階(Google Map
アクセスJR静岡駅から北側地下道にて徒歩約5分
電話番号054-204-1011
URLhttps://cosa-shizuoka.jp/shop/107/
Instagram@ki.shizuoka
営業時間平日 11:00〜15:30、18:00〜22:00
土日祝 8:00〜10:30、11:00〜15:30、18:00〜22:00
休業日水曜

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