音楽があると、旅の時間が少しだけ輪郭を持つ気がする
旅は、自分の絵描きとしての活動にかなり直接的な影響を与えています。
風景画を描くことが多いので、実際にその土地を歩いて見た景色や、光は、そのまま絵に返ってきます。一人で旅に出ることは、自分にとって制作の一部でもあります。
今回作ったプレイリストは、そんな一人で出かけるときによく聴いている曲をベースに選びました。電車の中や車の中では、ほとんど必ず何かしら音楽をかけています。特別な理由があるというより、音楽があることで、旅の時間そのものが少しだけ輪郭を持つ気がするからです。
一人で旅先にいると、RPGゲームの主人公になったような気分になることがあります。流れている音楽が、その世界のBGMみたいに感じられて、目に入る景色や、周囲の音、空気の流れと混ざっていく。音楽は主張しすぎず、旅の中で五感を通して入ってくる情報を、そっと支えてくれる存在です。
このプレイリストも、そんな感覚で聴いてもらえたら嬉しいです。
| 1.Ewe | Fabiano do Nascimento,Airto Moreira,Kana Shimanuki |
| 2. Little Sunflower | Dorothy Ashby |
| 3. ЕС-2 Джаз | СОЮЗ |
| 4. 20190205 | Mac DeMarco |
| 5. Tone Twilight Zone | Cornelius |
| 6. Pillow Song | maya ongaku |
| 7. “a two” | シャッポ |
| 8. MILTON SUITE | Sam Gendel,Sam Wilkes |
| 9. Sarabande | 阿部海太郎 |
| 10. Wind | John Carroll Kirby |
Text:Ginji Kinashi
Cover art:Yoshiyuki Okada
木梨銀士
風景画を中心に制作する画家。旅の中で出会う景色や光を手がかりに、日常の延長にある風景や時間を描く。アップサイクルを軸にしたプロジェクトにも関わる。
Instagram:@ginjipeartree
