創業60年にして“中堅”のお蕎麦屋さん。
愛知県豊橋市。その豊橋市を含む東三河地方は古くから「穂の国」と呼ばれ、小麦や大麦などの栽培が盛んだったそうです。さらに江戸時代から東海道の宿場町として栄えたため、旅人や地元の人々が手軽に食べられる「うどん」が親しまれていたのだとか。
二層あるから、二度美味しい。
昔から豊橋で“うどん”といえば「にかけうどん」。刻んだお揚げと青菜、花カツオに豊橋名物である蒲鉾の入ったシンプルなうどんで、女将さんは「にかけうどんが全国区じゃないことにびっくりしちゃうくらい当たり前にあるうどんでした」と笑います。
そしてご当地グルメがブームになった2010年頃に、地域おこしの一環として開発されたのが「豊橋カレーうどん」。「正直そこまで続くとは思わなかった」と女将さんは言いますが、今ではすっかり定着しているそうで素晴らしいですよね。
なお、豊橋コンベンション観光協会によりますと、豊橋カレーうどんには5箇条があるそうです。
- 自家製麺を使用する
- 器の底から、ごはん、とろろ、カレーうどんの順に入れる
- 豊橋産ウズラ卵を使用する
- 福神漬け、または壺付け、紅生姜を添える
- 愛情を持って作る
はい、びっくりしますよね。
ウズラの卵が乗ったカレーうどん。出汁がよく効いていて、とても美味しいです。三口四口と箸を進めますが、まだとろろもごはんも感じません。
うどんの麺は柔らかいのにコシを感じるという食感。するすると食べられてしまうなぁと思ったあたりで、うん?なにかを感じました。
おおー、とろろの層が出てきました。そしてその先にはごはんが!〈蕎麦匠まつや〉ではお店独自のアレンジとしてチーズも加えているそうで、不思議ながらまろやかにまとまった味わいです。いわゆる“味変”という感じでもなく、穏やかに変化していく感じ。見た目には結構ボリュームがあるなぁと思ったのですが、すっかり完食してしまいました。
聞くと「普通のカレー南蛮と同じ出汁だとご飯の甘さに負けちゃうなと思って、うちでは他のメニューでも使っている“そぼろ味噌”を使って、ご飯にもうどんにも合うように下味を整えています」とのこと。いやー、コクがあって美味しかったのはそういう理由があったんですね。
お店のこだわりを守りながら新しいことを。
豊橋カレーうどんをすっかり堪能しましたが、〈蕎麦匠まつや〉は蕎麦屋さん。当然お蕎麦も食べずにはいられません!
この日頼んだのは、こちらも名物のあなご天そば(温)。お蕎麦は二八蕎麦で喉越しがすっきり。お汁も甘過ぎず出汁の風味をしっかり感じられます。別添えの天ぷらはさっくさく、そしてアナゴが肉厚でふっかふか。いやー、美味しいです。
蕎麦屋であることやお出汁へのこだわりなどは、もちろんこれからも守っていきながら、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいという〈蕎麦匠まつや〉。なんでも今は南インドのスパイスカレーと合わせたメニューを考案中だとか…。
これはまた想像できない…けれどもすごく楽しみです!!また伺わせてください!
Text:tabigatari editorial department
Photo:Misa Nakagaki
いつもと違う愛知県県観光には、豊橋市の〈蕎麦匠まつや〉がおすすめ。
蕎麦匠まつや
| 所在地 | 愛知県豊橋市松葉町3-63-4(Google Map) |
| アクセス | JR・名鉄豊橋駅から徒歩約7分 |
| 電話番号 | 0532-52-4950 |
| URL | https://www.sobashou-matsuya.com/ |
| @sobashoumatsuya | |
| 営業時間 | 昼 11:00〜14:30(L.O. 14:00) 夜 17:00〜21:10(L.O. 20:30) ※日曜は20:30閉店 |
| 休業日 | 木曜日、第1・第3・第5水曜 |
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。