“特別拝観プラン”で古都の桜を満喫


桜の季節まであとわずか。錦秋に染まる秋と同様に、春もまた人気の観光シーズンであることは言うまでもない。古都京都が誇る桜の人気スポットはどこも大いに賑わう。

JR東海が春と秋を中心に開催している“特別拝観プラン”は、名所を驚くほどゆったり楽しめると評判だ。御室桜(おむろざくら)で知られる仁和寺での早朝貸切拝観に参加した時のことを紹介しよう。
※本記事の写真は2025年以前に撮影したものです。
京都を訪ねたのは、ソメイヨシノが散り始め、モミジの若葉が少しずつ芽吹いてきたころ。参加前日の晩に、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」ホームページで、遅咲きで知られる御室桜が見頃を迎えていると知り、仁和寺を訪ねてみることにした。

参加には事前予約が必要となるが、スマホから簡単に手続きが可能だ。人数限定で開催されるため「定員」が設けられているが、空きさえあれば、当日の拝観受付終了時間まで予約ができる。
 
宿泊先のホテルから市バスに乗って、肌寒くもどこか清々しい空気に満ちた仁和寺に到着した。受付時間は7時30分から8時までだったが、存分に満喫するべく、7時25分頃に訪れた。朝早いこともあってか渋滞やバス車内の混雑もなく、ストレスフリーな道中に、お花見への期待も膨らむ。
受付場所である二王門のそばにいたスタッフに、スマホに表示される入場チケットを提示。スタッフの案内のもと、簡単な操作をふむだけで受付を終えることができた。いよいよ桜の絶景と対面の瞬間だ。
中門をくぐると、左手側に御室桜で賑わう桜苑があらわれた。満開と言っていい咲きぶりに心弾むとともに、自らの目を疑いたくなるほどに苑内が空いていることに驚く。

何枚も記念写真の撮影を楽しむ一行や、低木の八重咲き品種という特徴ある花を間近でじっくり眺める人など、とても観光シーズンの京都とは思えない穏やかな時間が流れていた。
桜苑の西側には舞台が設けられており、目の前いっぱいに“これぞ京都の春”という景色を眺めることができる。差し込む光に桜が輝く様子や薄雲が青空に流れる様子も美しい。桜や五重塔だけでなく、風景の細部にまで目が移るのも、ゆったりとした空間であるからに違いない。
 
仁和寺の早朝貸切拝観プランでは、桜苑だけではなく、通常非公開の金堂の拝観も可能だ。内部には、仁和寺創建当時の本尊、阿弥陀三尊像(国宝)が祀られるほか、その背後に描かれた鮮やかな仏画にも目が引かれる。近寄ることはできないものの、空間全体を見渡せるからこそ、厳かな空間に没入しているかのようであった。
8:30になると、特別拝観プランは終了となり、一般拝観が開始となる。金堂はこの時間をもって閉鎖となり、以降、拝観はできないが、境内の滞在は引き続き可能だ。日が昇り、少し表情を変えた桜苑にもう一度行くも良し、境内を隈なく巡ってみるのも良し、時間の許す限り春の仁和寺を楽しむことができる。
あらためて桜苑に行ってみると、“あの時間”がいかに贅沢であったかということに気づかされた。時間を経るごとに、花見客で賑わいを増していたのだ。

ふと脳裏をよぎったのは、「今からでも行ける他のプランは開催されていないか?」ということ。当日でもスマホから簡単に参加予約ができるJR東海の特別拝観プランは、突然の“思い付き”にも応えてくれる。人気の観光地である京都を満喫するのに、これ以上ない強い味方であるように感じた。

春の京都で特別なお花見時間を過ごそう


この春、JR東海では、仁和寺を含め8つの社寺で特別拝観プランを開催予定。早朝、日中、夕刻、夜間など様々な時間帯で実施されているため、京都旅の合間に、組み込めるのも大きな魅力だ。中には僧侶の案内で寺内を巡るものも。JR東海がお届けする特別拝観プランで、春の京都旅をより素敵にコーディネートされてはいかがだろうか。



Text & Photo:Kazuaki Toda



いつもと違う京都府観光には〈春の特別拝観〉がおすすめ。

 

仁和寺


所在地京都府京都市右京区御室大内33(Google Map
アクセスJR花園駅から徒歩約15分
嵐電(京福電鉄) 御室仁和寺駅から徒歩約3分
電話番号075-461-1155
URLhttps://ninnaji.jp/
拝観時間
8:30〜17:30(受付17:00まで)
※季節により変動あり
拝観料大人800円、高校生以下無料。
詳しくはホームページをご確認ください。

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