森下富美子
もりした ふみこ

ご近所には「パンのペリカン」や「洋菓子レモンパイ」といった名店が並ぶ東京下町で、2016年より服と小物の小さな店フーコを営んでいる。オリジナルの洋服を中心に、定期的に作家の企画展なども開催。最近では自身でもチクチク針仕事や編み物などを作る仕事もはじめている。

Instagram:@fu_koshop_


旅とその装いにまつわるQ&A


Q1. どのような旅が好きですか?

日常からちょっと外れた探検みたいな感覚で楽しめる旅や、ただただ温泉に行ってのんびりする旅が好きです。

最近では出張とくっつけて足を伸ばす旅が多いので、そこに住む人におすすめを聞いて行ってみたり、地元の人にも愛され長く続いている食堂とか銭湯とか、個人がやっているお店などに、散策しながらゆっくりその土地を巡る旅をすることが多いです。その場所に住む友人に会いに行ったり、営まれているお店に遊びに行くという楽しみもあります。
 

Q2. あなたにとって旅とはどんなものですか?

日常から飛び出して、外の空気をたっぷりともらう時間。

東京駅で駅弁を買って新幹線に乗るっていうだけでワクワクしてしまいます。旅を経て東京へ帰ってくると、自分家の居心地の良さを再発見したり、新たな視点がプラスされていつもの日常もリフレッシュする感じがしています。
 

Q3. ふと旅に行きたい!と思う瞬間は、どんなときですか?

出張で自分のいく場所の周りのマップを見ていて、山の中の温泉を見つけたとき、心が躍り行ってみたい!となります。秘境と呼ばれるような場所にワクワクし、温泉水を使ったおいしいラーメンとか温泉名物が食べられたりするという口コミを見ると、食いしん坊の私にはたまりません。
 

Q4. 今回の装いはどのような旅のイメージですか?

秋から冬にかけての季節の変わり目、京都・鴨川散策のコーディネート。
 

Q5. 装いのポイントは何ですか?

秋から冬にかけて寒暖差があるときにも重宝するキルトベストと、歩き回るのに動きやすく楽ちんに過ごせるパンツルック。

集めているヴィンテージのお洋服などは仕事中あまり着ないので、ここぞとばかりに着用します。
 

Q6. 旅の装いを選ぶとき、なにを一番意識しますか?

履き慣れた靴と、自分が楽でいられて少しおしゃれしている気分になるお洋服を選びます。
 


旅の供にまつわるQ&A


Q7. 旅に必ず持っていくものはなんですか?

本、ラジオ、ストール。
 

Q8. 持っていく理由や、旅先での使い方を教えてください?

本は長時間の移動中に読みます。それぞれの物語が短くまとめられているエッセイを持っていくことが多いです。

ラジオは日常とコネクトする装置。普段から夜更かしせずに早起きな毎日は旅先でも変わらず、毎朝聴いているNHKラジオをつけて朝の時間を過ごします。

ストールは織物作家の関阿由さんが織られた手織り布のカシミアストール。お気に入りで馴染んだ布がそばにあると、ホッとリラックスできるので。首に巻いたり、膝にかけたりします。
 

森下富美子さんの旅の1枚

和歌山からの出張帰りに寄った温泉。奈良の山深い中を移動してたどり着きました。名物の釜飯は温泉に入る前に注文すると、出た頃に出来上がっているという仕組み。それを知らず私はおいしいラーメンを食べました。極楽のような場所でした。(写真提供:森下富美子)
和歌山からの出張帰りに寄った温泉。奈良の山深い中を移動してたどり着きました。名物の釜飯は温泉に入る前に注文すると、出た頃に出来上がっているという仕組み。それを知らず私はおいしいラーメンを食べました。極楽のような場所でした。(写真提供:森下富美子)

Text:Fumiko Morishita
Photo:Yuji Kanno

Supervision:Setsuko Todoroki