御朱印集めがブームとなっている近年、趣味として御朱印集めをする人が増えています。御朱印を集めながらお寺や神社を巡る旅はいつもの旅行とはひと味違う楽しみ方ができ、その土地の歴史や文化をより深く知ることにもつながります。また、御朱印は社寺へ参拝した記録にもなるので、御朱印を見るたびに旅の思い出を振り返ることができるでしょう。
そんな魅力あふれる御朱印ですが、御朱印の意味やいただく際のマナーなどを事前に知っておくことも大切です。そこで今回は、御朱印や御朱印帳についての基本知識やマナー、注意点などについて解説するとともに、御朱印集めにおすすめしたい京都のお寺や神社を紹介します。
御朱印に興味を持っている方や、これから御朱印集めを始めようと思っている方はもちろん、すでに御朱印集めを趣味にしているという方にも役立つ内容です。また、京都で人気の社寺を多数紹介しているので、京都旅行の計画にもぜひ活用してくださいね。
お寺や神社の散策が楽しめる京都旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
御朱印とは?
そもそも御朱印とは何なのでしょうか。近年、御朱印集めが人気になり、多くの世代の方が御朱印集めをするようになりました。
ここでは、御朱印の意味や魅力、種類、御朱印帳、御朱印をいただく際のマナーについて紹介します。御朱印集めを有意義に楽しむためにも御朱印についてしっかりと理解しておきましょう。
御朱印の意味
御朱印とは、お寺や神社に参拝した証として押印してもらう印章印影のことで、いわば「お寺や神社とご縁を結んだ証」です。参拝した日付、お寺や神社の名称、お寺や神社に祀られている御神体や仏像の名前などが墨書きされているものが一般的です。
御朱印は、元々はお寺に写経を納めた際の証としていただくものでしたが、現在ではほとんどの場合、お寺や神社を参拝するといただくことができるようになりました。しかし、スタンプラリーを行う感覚でコレクションすることは適切ではありません。御朱印は、神様や御本尊の分身とされており大変貴重でありがたいものです。礼儀作法を守り、丁重にいただきましょう。
そのような意味を持つ御朱印ですが、その魅力のひとつは、朱色と墨色の対比や押し印のデザインなどアート的な美しさではないでしょうか。近年では洗練されたデザインや凝ったデザインの御朱印なども登場していることから、若い女性を中心に御朱印集めが人気を高めています。
同じ社寺でも書いてくださる人によって違いがあったり、季節限定でしか入手できないものがあったりと1つひとつに特別感があるのもまた御朱印集めの人気を高めている要因でしょう。
御朱印と御朱印帳
御朱印には、直接御朱印を書いていただく「直書き」と、すでに和紙に書かれた(もしくは印刷された)「書置き」の2種類があります。どちらにおいても御朱印をいただくには専用の台紙である御朱印帳(もしくは納経帳)を準備しなければなりません。御朱印はノートや手帳など御朱印帳以外にいただくことはマナー違反になるので注意が必要です。
御朱印帳は文具店やネットショップなどでも購入できますが、この記事の後半でも紹介するように参拝したお寺や神社で入手することもできます。せっかくなので自分が気になる御朱印帳を手に入れたうえで御朱印集めをするのがおすすめです。ただし、御朱印帳を取り扱っていないお寺や神社もあるので、事前に調べておきましょう。
京都と御朱印
日本有数の歴史的・文化的なお寺や神社がある古都・京都には、御朱印をいただけるスポットも数多く存在しています。また、京都は、四季折々の美しい自然や美味しい食べ物などを堪能できる土地としても有名です。そのため、観光をしながら御朱印集めもしたいという方にとって絶好の場所となっています。
御朱印のいただき方
ここでは、御朱印をいただくために必要なものや、御朱印をいただく際のマナー、注意点などを紹介します。特に初めて御朱印をいただく方は分からないことばかりで、自分でも気づかないうちにマナー違反をしてしまうことがあるかもしれません。気持ちよく御朱印をいただくためにも、正しい御朱印のいただき方を確認し、理解しておきましょう。
御朱印帳を準備する
先述したように、御朱印を集めるにはまず御朱印帳の準備が必要です。事前に文具店やネットショップなどで購入しておくか、参拝するお寺や神社で入手しましょう。お寺や神社で入手しようと考えている場合は、御朱印帳を取り扱っているか事前に確認しておくことが大切です。
御朱印帳の種類
御朱印帳には、山折谷折りで閉じられた「蛇腹」(じゃばら)と和紙を糸で閉じた「和綴じ」の2種類があります。蛇腹の御朱印帳は、参拝したお寺や神社の順にひと続きの和紙に御朱印をいただくため、和紙を広げると御朱印がいただいた順に並んだ状態になるのが特徴です。
次に書いてもらう場所を探すのも簡単なので、初めて御朱印帳を購入する方は蛇腹の御朱印帳を選ぶのがおすすめです。一方、和綴じの御朱印帳は本のように紐で綴じてあるので、紐をほどけば御朱印の順番を入れ替えることができます。自分好みに御朱印を並べたいなどこだわりがある方におすすめです。
御朱印帳のサイズ
御朱印帳にはさまざまなサイズがあり、文庫本サイズやB6サイズ、A4サイズ、小さなものだと豆本サイズもあります。ただ、小さすぎると書き手が書きにくかったり、逆に大きすぎると印のサイズは変えられないので墨書きや余白とのバランスが悪くなったりすることがあるので、大きさを考慮してサイズを選びましょう。まずは一般的な文庫本サイズやB6サイズから始めるのがおすすめです。
参拝をする
御朱印は基本的に参拝後にいただくようにしましょう。これは御朱印をいただく際の大切な作法です。参拝をせずに御朱印だけをいただきに行くのは、神様や御本尊に対して失礼にあたりますので注意しましょう。神社の場合は鳥居前で一礼をしてから、お寺の場合は山門前で合掌を行い一礼してから、手水舎で手と口を清めてお参りします。
ちなみに、神社のお参りの基本作法は「二礼二拍手一礼」ですが、神社によっては拍手の回数が違うこともあるので注意が必要です。お参りの作法が書かれている看板があれば、それに従いましょう。お寺の場合は、本堂へ向かいお賽銭を賽銭箱に入れ、合掌してお祈りし、お辞儀をします。そして、山門を出るときに本堂に向かってお辞儀をするというのがお参りの作法です。
御朱印がほしい旨を伝える
神社の場合は授与所もしくは社務所、お寺の場合は納経所もしくは寺務所に行き、御朱印を書いてもらいましょう。その際、書いていただきたいページを開けて「こちらにお願いいたします」と御朱印帳を渡し、御朱印をいただいたら御朱印代を納めます。また、御朱印帳は渡すときも受け取るときも両手を添えるのがマナーです。
御朱印をいただく際の注意点
先述した通り、御朱印は「お寺や神社とご縁を結んだ証」であるため、スタンプラリーやコレクションとは一線を画すものと認識し、マナーや崇敬する気持ちを持って御朱印集めをしましょう。
御朱印を書いていただいている間は私語を慎み、静かに待ちます。また、「こんなふうに書いてほしい」などと書き方を要求するのはマナー違反で、書いていただいたものに意見を述べるのは控えましょう。ひとつとして同じものがないところが御朱印の良さであり、その日に授かった御朱印はあなたが出会うべくして出会った御朱印なのです。これこそが御朱印の魅力と心得、ありがたく拝受しましょう。
また、御朱印をいただく際は小銭の用意が必要です。御朱印を授かるときは奉納金として300円~500円程度のお金が必要で、お釣りの出ないように小銭を準備しておくのがスマートです。ちなみに、お寺や神社によっては奉納金額が決められておらず「お気持ちで」と言われることもありますが、その際は一般的な相場である300円~500円程度を納めるとよいでしょう。なお、御朱印をいただきたい場合は、御朱印をいただける日時を事前に確認しておくのがおすすめです。
京都の定番観光スポットの御朱印10選
京都は、お寺や神社をはじめ自然やグルメなど見どころが盛りだくさん。特にお寺や神社は定番の観光スポットとして人気で、国内外から多くの観光客が訪れています。
ここでは、京都の有名なお寺や神社の見どころといただける御朱印について紹介します。
御朱印は10種類以上 「清水寺」
「清水寺」は音羽山の中腹に建つ北法相宗(きたほっそうしゅう)の大本山で、境内には国宝の「本堂」をはじめ、「仁王門」、「三重塔」など数多くの重要文化財があります。なかでも本堂から張り出した「清水の舞台」から眺める京都の街は美しく、絶景が楽しめる観光スポットとして人気です。
清水寺は「西国三十三所」(さいこくさんじゅうさんしょ)や「洛陽三十三所観音霊場」(らくようさんじゅうさんしょかんのんれいじょう)など複数の霊場の札所になっており、通常10種類以上の御朱印が授与されています。境内には本堂横・阿弥陀堂・音羽の滝といった3ヶ所の納経所がありますが、3ヶ所とも拝観ルート上にありますが、先に参拝をしてから訪れましょう。
清水寺の代表的な御朱印は、本堂横の納経所でいただける「本堂(西国)」で、御朱印の中心に観音様(仏像)を安置する建物という意味の「大悲閣」の文字が書かれています。さらに他の御朱印もいただきたい方は、清水寺の名前の由来になった音羽の滝の御朱印「不動明王」や、阿弥陀堂の御朱印「阿弥陀如来(法然)」もおすすめです。
また、仏足石(お釈迦様の足跡を刻んだ石)や本堂の舞台が描かれた御朱印帳もあるので、オリジナルの御朱印帳に御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒605-0862 京都府京都市東山区清水1丁目294 |
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電話番号 | 075-551-1234 |
アクセス | 京都市営バス「五条坂」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://www.kiyomizudera.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
授与される場所で異なる御朱印 「伏見稲荷大社」
「伏見稲荷大社」は全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮で、1300年以上の歴史を誇る由緒正しい神社です。
御朱印は本殿横授与所・奥社奉拝所・御膳谷奉拝所の3ヶ所で拝受でき、場所によって種類が異なります。本殿横授与所でいただける御朱印は、中央に「伏見稲荷大社」と書かれたシンプルな御朱印。「伏見稲荷大社」の墨書きに重ねて「稲荷大社」の印が押されています。
奥社奉拝所の御朱印は「伏見稲荷大社 奥社奉拝所」と墨書きされた御朱印です。奥社奉拝所は朱色の鳥居がずらりと建ち並ぶ「千本鳥居」を抜けたところにあるので、幻想的な雰囲気を味わった先で、御朱印をいただくことができます。そして御膳谷奉拝所へは稲荷大神が鎮座する稲荷山を登って参拝することから、御膳谷奉拝所の御朱印には「奉拝」ではなく「登拝」と書かれています。
時間や体力に余裕のある方は、稲荷山山頂までの参拝ルートをすべて巡る「お山めぐり」をし、御膳谷奉拝所の御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。本殿から御膳谷奉拝所までは、個人差はありますが参拝しながら巡ると往復2時間ほどかかりますので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
※御朱印は季節によって変わりますので、詳しくは公式ホームページなどでご確認ください。
所在地 | 〒612-0882 京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地 |
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電話番号 | 075-641-7331 |
アクセス | JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ 京阪本線「伏見稲荷駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://inari.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
通常9種類の御朱印を授与 「東寺(教王護国寺)」
「東寺」は京都市南部に位置する日本最古の密教寺院で、その歴史は創建から1200年が経ちます。現存する木造建築で日本一の高さを誇る「五重塔」や本堂の「金堂」、弘法大師の住房だった「御影堂」など複数の国宝を有することでも有名です。
そんな東寺では通常9種類の御朱印を、全て「食堂」(じきどう)でいただくことができます。代表的な御朱印は「弘法大師」の御朱印です。
また、食堂は、四国八十八ヶ所巡礼や洛陽三十三所観音霊場などの納経所にもなっており、本尊「十一面観音菩薩」の御朱印をいただくことができます。洛陽三十三所観音霊場の公式納経帳も販売しているので、洛陽三十三観音巡礼をしている方は購入してみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒601-8473 京都府京都市南区九条町1番地 |
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電話番号 | 075-691-3325 |
アクセス | JR「京都駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://toji.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
シンプルが美しさを際立たせる直書きの御朱印 「平安神宮」
「平安神宮」は、明治28年に平安遷都1100年を記念して創建されました。御祭神は第50代桓武天皇と第121代孝明天皇です。「大鳥居」や四季折々の景観が楽しめる「平安神宮神苑」、重要文化財に指定されている「大極殿」(だいごくでん)など見どころが多く、観光スポットとしても高い人気を誇ります。
「應天門」(おうてんもん)横にある朱印所で授与されている通常の御朱印は直書きで、シンプルな美しさがあると評判です。さらに、春の限定朱印や時代祭限定朱印といった期間限定の御朱印もあるので、気になる方は公式ホームページでチェックしてみてください。(※2024年春の限定朱印は、3月23日~4月14日まで授与。※限定御朱印は紙での授与となります。)
また、都の方角を司る、玄武(北)・青龍(東)・朱雀(南)・白虎(西)の四神と、大極殿が描かれた平安神宮オリジナルの御朱印帳も入手可能です。平安京を模して造られた境内には四神にちなんだ石像が建てられているので、御朱印帳を片手に石像を探してみるのもよいでしょう。
所在地 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
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電話番号 | 075-761-0221 |
アクセス | 京都市営バス「岡崎公園美術館・平安神宮前」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.heianjingu.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
有名な三門で御朱印をいただける 「南禅寺」
「南禅寺」は、正応4年(1291年)、亀山法皇が無関普門禅師を開山に迎えて開創した臨済宗南禅寺派の大本山で、最も格式高い禅宗の寺院。曲線美を描く赤レンガ造りの橋脚「水路閣」、歌舞伎「楼門五三桐」における石川五右衛門のセリフ「絶景かな、絶景かな」で有名な「三門」、国宝に指定されている「方丈」など、見どころが豊富にあります。
日本三大門のひとつに数えられる三門では、祀られている本尊「宝冠釈迦如来」の御朱印をいただくことが可能です。三門の楼上から眺める景色はまさに絶景。ぜひ参拝と合わせて四季折々の景色を楽しんでください。
また、方丈拝観の受付では南禅寺を代表する御朱印「金剛王宝殿」、南禅寺の裏手にある「最勝院高徳庵」では「駒大僧正」の御朱印が授与されているので、すべてお参りして御朱印を集めてみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86 |
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電話番号 | 075-771-0365 |
アクセス | 地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://nanzenji.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
緑の双葉葵が目を引く御朱印 「下鴨神社(賀茂御祖神社)」
「下鴨神社」は正式名称を「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)と言い、世界遺産「古都京都の文化財」にも登録されている神社です。本殿は東西で分かれており、西本殿には「賀茂建角身命」(かもたけつぬみのみこと)、東本殿には「玉依媛命」(たまよりひめのみこと)が祀られています。御朱印は、御神紋のモチーフである「賀茂葵(双葉葵)」の印が緑色で押された印象的なデザイン。葵には「神と逢うこと」「逢う日」という意味があり、神と人を結ぶ植物とされています。
また、敷地内には縁結びにご利益がある「相生社」(あいおいのやしろ)があり、ここの御朱印も人気です。上部にピンクの縁結びのマーク、右下には縁結びの御神木「連理の賢木」(れんりのさかき)のスタンプが押されたかわいいデザインになっています。
他にも、毎年5月15日に行われる京都三大祭のひとつ「葵祭」の限定御朱印や、下鴨神社の摂社で女性守護としての信仰を集めるお社「河合神社」の御朱印などさまざまな御朱印を拝受できるので、ぜひお参りして集めてみましょう。
所在地 | 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
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電話番号 | 075-781-0010 |
アクセス | 京都市営バス「下鴨神社前」下車、徒歩約3分 |
公式HP | https://www.shimogamo-jinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
“鳳凰堂”と“阿弥陀如来”の2種類の御朱印を授与 「平等院」
「平等院鳳凰堂」は、天喜元年(1053年)に藤原頼通によって建立された阿弥陀堂です。池の中島に建てられた鳳凰堂は、まるで極楽の宝池に浮かぶ宮殿のような美しさ。鳳凰堂の中には金色の「丈六阿弥陀如来坐像」が端座しており、お顔を拝むことが可能です。
平等院では、「拝観の証明として印を紡いでいく」との意味から「朱印」ではなく「集印」と言います。直書きで授与される集印は「鳳凰堂」と「阿弥陀如来」の2種類。「鳳凰堂」の集印は「鳳凰堂」という文字を鳳凰が挟んだデザインの朱印が特徴的で、「阿弥陀如来」の集印は「阿弥陀如来」という文字に阿弥陀如来の守護梵字「キリーク」の朱印を重ねたデザインが特徴的です。
※繁忙期など時期によっては、鳳凰堂・阿弥陀如来2種のうち鳳凰堂1体のみの授与となります。また、帳面記帳無しで書き置きのみの対応となることもあります。
※御集印所の開所時間は【9:00~17:00】です。繁忙期の待機列次第では閉所時間前に受付を終了する可能性もあります。
所在地 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 |
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電話番号 | 0774-21-2861 |
アクセス | JR奈良線「宇治駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://www.byodoin.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
印象的な御朱印帳にも注目 「建仁寺」
「建仁寺」(けんにんじ)は、建仁2年(1202年)、臨済宗の開祖「栄西禅師」(ようさいぜんじ)によって開かれた京都最古の禅寺で、地元民からは「けんねんさん」と呼ばれ親しまれているお寺です。建仁寺は美しい庭園や伝統的な建築様式で有名で、特に方丈の前に広がる枯山水式庭園「大雄苑」は、その広さと優美さで訪れる人々を魅了しています。
御朱印は1種類のみで、本尊「釈迦如来坐像」が安置されている「拈華堂」(ねんげどう)という文字が中央に書かれたデザインです。「拈華堂」は、「言葉を使わずとも心と心で通じ合う」という意味がある禅語の「拈華微笑」(ねんげみしょう)に由来しています。
また、建仁寺は国宝の「風神雷神図屏風」や重要文化財の「雲龍図」を有するお寺でもあり、それらをモチーフにした御朱印帳も用意されています。さらに、御朱印帳の表にこぼんさんの顔、裏にほうきを持つこぼんさんのイラストが入ったかわいらしい「こぼんさん御朱印帳」もあるので、参拝に訪れた際に購入してみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下る小松町584 |
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電話番号 | 075-561-0190 |
アクセス | 京阪本線「祇園四条駅」下車、徒歩約7分 |
公式HP | https://www.kenninji.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
下鴨神社とは異なる二葉葵が目印 「上賀茂神社(賀茂別雷神社)」
「上賀茂神社」(かみかもじんじゃ)は正式には「賀茂別雷神社」(かもわけいかづちじんじゃ)と言い、御祭神は「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちおおかみ)です。御祭神降臨の際に、「葵を飾り祭をせよ」とのお告げがあったことから、二葉葵が御神紋となったと言われています。社殿の諸所には二葉葵の文様が刻まれた金具が飾られており、この金具を見つけるのも参拝の楽しみのひとつです。
この上賀茂神社と先述した「下鴨神社」は、共に賀茂氏の氏神を祀っており元は「賀茂社」(賀茂神社)と称したひとつの神社で、上賀茂神社は「上社」、下鴨神社は「下社」と呼ばれていました。
両神社の神紋はいずれもフタバ葵ですが、上賀茂神社の御朱印は下鴨神社とは少し異なるフタバ葵が印象的。上賀茂神社の二葉葵は赤、下鴨神社の双葉葵は緑の朱印が押されていて、葉の形や向きも異なります。ぜひ上賀茂神社と下鴨神社の両神社を参拝し、それぞれの御朱印を見比べてみてください。
また、上賀茂神社の摂社には、生命の源である水を司る龍神「高龗神」(たかおかみのかみ)を御祭神とする「新宮神社」や、上賀茂神社の御祭神・賀茂別雷大神の母「賀茂玉依姫命」(かもたまよりひめのみこと)をお祀りする「片山御子神社」(かたやまみこじんじゃ)があり、この2つの摂社の御朱印を拝受することができます。
新宮神社の境内は神域内になるため、参拝できるのは、毎月第2・第4日曜日のみです。新宮神社の御朱印は、新宮神社へ参拝できる日しか頒布していない「限定朱印」となっています。ただし、令和6年(2024年)に限っては土日祝も参拝できるようになっているので、ぜひこの機会に限定朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
また、片山御子神社は平安の昔より縁結び・子授け・安産にご利益があると知られ、源氏物語の作者「紫式部」も参り、恋の成就を願ったそうです。境内にはその時詠んだ恋の歌の歌碑があり、恋する女性の切実な気持ちが感性豊かに表現されています。令和6年(2024年)からは、そんな紫式部にちなんだ切り絵型御朱印も授与されているので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
所在地 | 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339番地 |
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電話番号 | 075-781-0011(電話受付時間 8:30~17:00) |
アクセス | 京都市営バス「上賀茂神社前」下車すぐ |
公式HP | https://www.kamigamojinja.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
紅葉の名所スポットでいただく御朱印 「東福寺」
「東福寺」は臨済宗東福寺派の大本山で、嘉禎2年(1236年)に摂政「九條道家」(くじょうみちいえ)が奈良の東大寺と興福寺とを合わせたような大寺院の創建を発願して建立した禅宗寺院です。現存する最古の「三門」(国宝)や本堂の天井に描かれている「蒼龍図」、昭和の名作庭家「重森三玲」作の「東福寺本坊庭園」など、見どころがたくさんあります。
東福寺の御朱印は、代表的な「大仏賓殿」(だいぶつほうでん)に加え、紅葉の名所スポット「通天橋」(つうてんきょう)で授与されている「通天」の御朱印が印象的です。大仏賓殿の御朱印は通常なら直書きでいただけますが、紅葉シーズンは書置きのみとなっています。また、通天の御朱印は書置きのみで、通天橋の拝観受付でいただくことが可能です。左上にもみじ印が押された紅葉時期限定の御朱印(書置きのみ)などもあるので、気になる方は公式ホームページでご確認ください。
所在地 | 〒605-0981 京都府京都市東山区本町15丁目778 |
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電話番号 | 075-561-0087 |
アクセス | JR奈良線「東福寺駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://tofukuji.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
京都旅行を計画中の方は必見! 「京都旅行」特集
日本でも有数の観光都市である京都。JR東海ツアーズではそんな京都の定番スポット巡りをお得に楽しめるプランを複数ご用意しています!
京都の定番観光スポットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
かわいい、魅力的な京都の御朱印10選
御朱印にはさまざまなデザインのものがあります。カラフルな御朱印やイラスト入りの御朱印、切り絵御朱印などは、まるでアートのように魅力的。ここでは、京都のお寺や神社でいただけるかわいい御朱印や思わず目を奪われるほど美しく魅力的な御朱印を紹介します。
目を奪われるほど美しい切り絵御朱印 「仁和寺」
「仁和寺」(にんなじ)は、仁和4年(888年)に創建された寺院で、真言宗御室派の総本山です。境内には、国宝に指定されている「金堂」をはじめ、重要文化財に指定されている「五重塔」や「二王門」など歴史的建造物が立ち並びます。
また、仁和寺は「御室桜」(おむろざくら)と呼ばれる遅咲きの桜の名所として有名です。「御室桜」は丈が低いため眼前で花を楽しめると毎年多くの人が訪れます。御室桜のほかにも多数の桜やミツバツツジ、シャクナゲなどが境内を彩り、長く春の景色を楽しめます。
御朱印は、通常の御朱印のほか、「日にち限定の御朱印」や「限定切り絵御朱印」など珍しい御朱印も授与していただけます。通常の御朱印は「阿弥陀如来」や「弘法大師」など数種類あり、直書きしていただけます。
また、「日にち限定の御朱印」は、毎月8日限定の「薬師如来の御朱印」や、毎月18日限定の「観音会特別御朱印」(千手観音・降三世明王・雷神・風神・不動明王の5種類)といったものがあるので、その日に合わせて参拝するのもおすすめです。さらに「限定切り絵御朱印」は、細かい切り絵が施されていて目を奪われるほどの美しさ。ぜひ手に入れたい御朱印のひとつです。
※最新の御朱印情報については、公式ホームページなどでご確認ください。
所在地 | 〒616-8092 京都府京都市右京区御室大内33 |
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電話番号 | 075-461-1155 |
アクセス | 嵐電北野線「御室仁和寺」駅下車、徒歩約3分 |
公式HP | https://ninnaji.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
“うさぎ神社”ならではのかわいい御朱印 「東天王 岡﨑神社」
平安神宮の近くにある「東天王 岡﨑神社」は、境内に数多くのうさぎが奉られていているため「うさぎ神社」として知られています。御祭神は「速素盞鳴尊」(すさのをのみこと)、妻・「奇稲田姫命」(くしいなだひめのみこと)、「八柱御子神」(やはしらのみこがみ)で、厄除け、縁結び、子宝・安産のご利益があるとされています。
御朱印は、うさぎの絵が描かれた可愛らしく岡﨑神社ならではの御朱印をいただくことができます。
さらに、うさぎがデザインされた御朱印帳も授与されているため、可愛らしい御朱印帳をお探しの方にもおすすめです。
所在地 | 〒606-8332 京都市左京区岡崎東天王町51番地 |
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電話番号 | 075-771-1963 |
アクセス | 京都市営バス「岡崎神社前」下車すぐ |
公式HP | https://okazakijinja.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
色和紙を使った美しい御朱印 「宇治上神社」
京都府宇治市にある「宇治上神社」は、日本最古の神社建築「本殿」(国宝)を有し、世界遺産「古都京都の文化財」にも登録されている神社です。御祭神は「菟道稚郎子」(うじのわきいらつこ)と、その父「応神天皇」、兄の「仁徳天皇」で、学業成就や受験合格にご利益があるとされています。
御朱印は、通常の御朱印に加え、色和紙にかかれた「和歌朱印」があり、すべての御朱印に「世界遺産登録」の印が押されているのが特徴的です。紫式部にちなんだ台紙が紫色の御朱印や、宇治茶を思わせる台紙が緑色の御朱印などがあり、色鮮やか。和歌朱印は御朱印の下半分に阿波和紙が貼られていて、宇治を舞台とした和歌がしたためられています。
宇治上神社の御朱印は、色鮮やかで見ているだけで気分が華やぐものばかり。ぜひ宇治上神社へ足を運び、御朱印をいただいてみませんか。
所在地 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治山田59 |
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電話番号 | 0774-21-4634(9:00~15:50) |
アクセス | 京阪電車宇治線「宇治駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://ujikamijinja.amebaownd.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
モダンな切り絵の御朱印 「勝林寺」
「勝林寺」(しょうりんじ)は、先述した「東福寺」の塔頭(たっちゅう)のひとつで、財福や戦勝の神とされる「毘沙門天」を本尊としています。座禅や写経、写仏の体験ができるお寺としても有名です。
さまざまな御朱印を拝受できることでも有名で、なかでも人気が高いのが手水舎をお花で飾る「花手水」や、四季折々のデザインが楽しめる季節限定の「切り絵御朱印」。特に「切り絵御朱印」には花火やイルカ、バレンタインのチョコレートなどさまざまなモチーフが用いられていて、モダンなデザインが特徴です。
また、雨の日だけいただける「雨の日限定御朱印」も人気です。中央に記される雨の言葉とデザインが季節によって変わり、きっと雨の日の参拝も楽しくなること間違いありません。
※各御朱印はすべて書置きになり、なくなり次第終了です。また、日によってデザインや種類の数も異なります。
所在地 | 〒605-0981 京都市東山区本町15-795 |
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電話番号 | 075-561-4311 |
アクセス | JR奈良線「東福寺駅」下車、徒歩約8分 |
公式HP | https://shourin-ji.org/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
金運神社でいただく“金”の御朱印 「御金神社」
「御金神社」(みかねじんじゃ)は、「金山毘古命」を主祭神とし、「天照大御神」、「月読命」の三柱の神をお祀りしている神社です。特に金運アップの神社として知られていて、国内外から多くの人が訪れます。
御朱印は、「金」の文字が金色で書かれた通常御朱印や、御神木である銀杏を型取った「金運金箔御朱印」があります。なお、金運金箔御朱印は金箔装飾の伝統技法による職人の手作業によって1枚1枚丁寧に仕上げているそうです。1日に授与できる枚数には限りがあるため、確実に授与したい方は、朝早く参拝し御朱印をいただくようにしましょう。
※御朱印は書置きのみとなっており、御朱印帳への直接の記帳は行っていません。
※御朱印の授与:10:00~16:00(なくなり次第終了)
所在地 | 〒604-0042 京都府京都市中京区西洞院通御池上ル 押西洞院町614 |
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電話番号 | 075-222-2062 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://mikane-jinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
刀剣好きにはたまらない御朱印 「建勲神社」
「建勲神社」(けんくんじんじゃ:正式名称[たけいさおじんじゃ])は、明治2年、明治天皇の御下命により創建された神社で、戦国武将「織田信長」を御祭神としてお祀りしています。「宗三左文字」(そうざさもんじ)や「薬研藤四郎」(やげんとうしろう)の再現刀など織田信長ゆかりの刀剣や甲冑が所蔵されています。
そんな建勲神社には、通常の御朱印をはじめ、織田信長に由来した御朱印や愛刀をモチーフにした御朱印があり、戦国時代や刀剣好きにはたまらないデザインとなっています。「刀剣特別御朱印」は、「宗三左文字」・「薬研藤四郎」・「不動行光」・「へし切長谷部」の4種類。「天下布武龍章御朱印」は、織田信長が掲げていた「天下布武」に龍のデザインを施した印を中央に押した御朱印となっています。織田信長好きはもちろん、かっこいい御朱印が気になる方にもおすすめです。
※「宗三左文字」、「薬研藤四郎」は、平時は京都国立博物館に寄託しています。「宗三左文字」は重要文化財であるため寄託先又は貸出先の博物館での不定期公開のみ、「薬研藤四郎」の再現刀は数年に1度、建勲神社で10日程度公開となっています。
所在地 | 〒603-8227 京都市北区紫野北舟岡町49 |
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電話番号 | 075-451-0170 |
アクセス | 京都市バス「建勲神社前」または「船岡山」バス停下車、徒歩約9分 |
公式HP | https://kenkun-jinja.org/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
切り絵御朱印がかわいい、源氏物語に由来する 「三室戸寺」
「三室戸寺」(みむろとじ)は、奈良時代に光仁天皇の勅諭により創建された古寺で、西国観音霊場十番札所の1つです。境内には文化11年に再建された本堂をはじめ、阿弥陀堂や三重塔などが立ち並びます。一方、広大な敷地には、昭和を代表する作庭家「中根金作」(なかねきんさく)作の与楽園、つつじ・しゃくなげ園、あじさい苑、しだれ梅園の4つの庭園がり、花の寺としても有名です。
三室戸寺の御朱印は、「大悲殿」と「御詠歌」の通常2種類があります。大悲殿は三室戸寺の代表的な御朱印で、何も指定しない場合には直書きでいただけます。※一部除外日あり
また、御詠歌は仏教やお寺の教えを「五・七・五・七・七」の和歌にしたもので、御朱印の中央には「夜もすがら 月をみむろと わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波」と書いてあります。御詠歌は西国三十三所や洛陽三十三所観音霊場など霊場の札所になっているお寺で主につくられており、先述した「清水寺」や「仁和寺」、後述する「永観堂」などでも拝受可能なので、「御詠歌」の御朱印を集める旅をしてみるのもよいでしょう。
さらに三室戸寺では、与楽・芭蕉の句・無功徳・浮舟の4種類の「特別御朱印」(書置きのみ)が通年授与されています。季節の花の印が華やかな「季節限定の御朱印」(書置きのみ)もあるので、気になる方は公式ホームページで確認してみてください。
ちなみに三室戸寺は、源氏物語「宇治十帖」(うじじゅうじょう)の舞台でもあり、「浮舟の古跡」があるなど源氏物語にゆかりがある寺でもあります。令和6年(2024年)には、源氏物語にちなんだ「切り絵御朱印」も授与されており、光源氏・薫大将・浮舟・紫式部の4種類の御朱印がいただけるのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。※無くなり次第授与終了
所在地 | 〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷21 |
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電話番号 | 0774-21-2067 |
アクセス | 京阪「三室戸駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://www.mimurotoji.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
巫女さんの印がかわいい御朱印 「京都大神宮」
「京都大神宮」は、お伊勢参りが叶わない人々のための遥拝(ようはい)の場所として明治時代に造られたのが始まりで、「京のお伊勢さん」とも呼ばれています。伊勢神宮と同じ御祭神「天照皇大神」と「豊受大神」を祀っており、縁結び、夫婦円満、安産・子育て、国土安泰、開運厄除け、福徳、勝運などのご利益があります。
京都大神宮では、さまざまな印を組み合わせて希望の御朱印をいただくことができます。社務所に一覧表が貼られているので、神社印を「丸印」にするか「角印」にするかを選びましょう。月ごとに絵柄が変わる「押印」と「巫女さんの印」を押すかは好みで決めることができます。ただし、巫女さんの印のみの押印はできませんのでご注意ください。
また、季節限定の御朱印や書置き御朱印なども授与されている他、かわいい巫女さんのイラストが描かれた御朱印紙入れや御朱印帳も用意されているので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
所在地 | 〒600-8031 京都府京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町622番 |
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電話番号 | 075-351-0221 |
アクセス | 阪急電車「四条河原町駅」下車、徒歩約3分 |
公式HP | http://kyotodaijingu.jp/index.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
愛らしいイラストが入った御朱印 「佛光寺」
「佛光寺」(ぶっこうじ)は真宗佛光寺派の本山で、建暦2年に「親鸞聖人」が山科の地に草庵を開いたのが始まりです。境内にはカフェ併設のデザインショップがあり、春には美しいしだれ桜が境内を彩り、多くの人が訪れます。
佛光寺では、仏教の教えを分かりやすく書いた「法語印」(ほうごいん)(※御朱印のこと)を授与してもらうことができます。「絵入り」と「文字のみ」(※「絵入り法語印」は一枚法話、「文字の法語印」は解説文付き)の2種類があり、特に愛らしいイラストと文章が入った法語印は「仏教の教えが少しでも分かりやすく人々に伝われば」との願いを込めて作られたものになります。3ヶ月に1回デザインが変わるので、ぜひ季節ごとの法語印を楽しみましょう。
※絵入り法語印の受付曜日は日~土、受付時間は9時~15時30分です。行事などで受付を休止する場合は、HPやFacebookなどでお知らせしています。また、「絵入り」「文字のみ」の法語印は書置きのみで、おひとり様1枚までとさせていただきます。詳しくは公式ホームページなどでご確認ください。
所在地 | 〒600-8084 京都市下京区新開町397 |
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電話番号 | 075-341-3321 |
アクセス | 地下鉄「四条駅」下車、徒歩約2分 |
公式HP | https://www.bukkoji.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
目を引くカラフルな御朱印 「元祇󠄀園 梛神社」
「元祇󠄀園 梛神社」(もとぎおん なぎじんじゃ)は、平安時代に疫病の流行を鎮めるため疫病の神である「牛頭天王」(こずてんのう)を一時的にお祀りし、鎮疫祭を行ったのが始まりとされています。境内に、主祭神「素盞嗚尊」(すさのおのみこと)を祀る「梛神社」と、「武甕槌神」(たけみかづちのかみ)を祀る「式内隼神社」(しきないはやぶさじんじゃ)といった2つの本殿が鎮座した珍しい神社です。
梛神社には通常の御朱印をはじめ、季節や祭事に関するさまざまな「特別御朱印」があり、カラフルな御朱印やホログラムが入れられた凝った御朱印も授与されています。特別御朱印はさまざまなデザインがモチーフされていますが、同じデザインで授与することは二度とないそうなので、元祇󠄀園 梛神社をお参りして、その時にしか出会えない御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒604-8821 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2 |
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電話番号 | 075-841-4069 |
アクセス | 阪急「大宮駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://motogion-nagijinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
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京都で手に入れたい御朱印帳10選
御朱印帳は、御朱印集めをする際に必要な必須アイテムです。文具店やネットショップなどで購入するのもよいですが、せっかくなら御朱印と同じお寺や神社の御朱印帳を手に入れてみませんか。
ここでは京都のお寺や神社の中でも人気の御朱印帳をご紹介します。御朱印集めをするならまずはこれから紹介するお寺や神社を最初に訪れ、とっておきの御朱印帳を手に入れるのがおすすめです。
シンプルで気品のある御朱印帳 「八坂神社」
「八坂神社」は、全国にある八坂神社と「素戔嗚尊」(すさのをのみこと)を御祭神とする約2300社の総本社。毎年7月には日本三大祭のひとつ「祇園祭」が行われ多くの人で賑わいます。
御朱印帳は複数のデザインがありますが、定番は八坂神社の社紋を中央に据えた朱印帳です。白・朱色・水色の3色から選ぶことができ、なかでも白は白地に赤い型押しがシンプルで美しいデザインとなっています。他にも、花びらを前面に押し出したピンク色のかわいらしい御朱印帳や、年中行事をかわいらしくイラストで表現した御朱印帳など全部で7種類の御朱印帳があるので、ご自分の好みに合わせてお好きなものを選ぶとよいでしょう。
所在地 | 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
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電話番号 | 075-561-6155 |
アクセス | 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分 京都駅より京都市営バス「祇園」下車すぐ |
公式HP | https://www.yasaka-jinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
かわいい梅柄の御朱印帳 「北野天満宮」
「北野天満宮」は、「菅原道真公(菅公)」を御祭神とする全国約1万2000社の天満宮・天神社の総本社です。江戸時代、寺子屋に菅公の姿を描いた「御神影」が掲げられ、学業成就や技芸上達が祈られたことから「学問の神さま」「芸能の神さま」として人々に広く信仰されております。
また、境内には約50種1500本の梅の木があり、春の時期に約2万坪の境内一円で紅白の梅が咲き競う様子はまさに圧巻です。そのため、かわいい梅柄をモチーフにしたものが数種類あり、梅柄の御朱印帳は水色・桃色の2種類で、北野天満宮らしいデザインです。水色と桃色はお揃いの御朱印ケース(袋)もあるので、ぜひ一緒にお受けしてみてはいかがでしょうか。また、北野天満宮に収められている天下の名刀「鬼切丸」の御朱印帳(ケースセット)は、格式高いデザインがかっこいいと人気です。
所在地 | 〒602-8386 京都市上京区馬喰町 |
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電話番号 | 075-461-0005 |
アクセス | 嵐電北野線「北野白梅町駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://kitanotenmangu.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
安倍晴明にちなんだ五芒星(ごぼうせい)が印象的 「晴明神社」
「晴明神社」は、陰陽師「安倍晴明」が祀られている神社で、創建は寛弘4年です。魔除けや厄除けのご利益があり、境内には難病を治すと言われている湧水「清明井」(せいめいい)があります。また、陰陽道の基本概念となる5元素「木・火・土・金・水」の相克を表した「五芒星」(ごぼうせい)が社紋として施されており、あらゆる魔除けのお札として使用されているのも特徴的です。
御朱印や御朱印帳にも五芒星が描かれていて、御朱印帳には西陣ならでは美しい刺繍が施されています。紺地に金糸の文字が上品で華やかなデザインは、老若男女問わず人気です。最初のページには、晴明神社のご朱印が印字されているので、記念すべき初めての御朱印帳にぴったりと言えるでしょう。
なお、御朱印は常時1種類で、中央に「晴明社」の文字が書かれ、その上に朱色の五芒星の印が押されています。御由緒書きとともに専用のファイルに入れていただけるのもうれしいポイントです。
所在地 | 〒602-8222 京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル) |
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電話番号 | 社務所:075-441-6460(9:00~17:00) |
アクセス | 市バス「一条戻橋・晴明神社前」下車すぐ |
公式HP | https://www.seimeijinja.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
小野小町の一生を描いた幻想的なデザイン 「隨心院」
「隨心院」は真言宗善通寺派の大本山で、正暦2年、弘法大師より8代目の弟子にあたる「仁海僧正」(にんがいそうじょう)によって開かれました。絶世の美女と言われる平安時代の歌人「小野小町」が晩年を過ごした地とされ、境内には千通の恋文を埋めたと言われる「文塚」や、化粧に使ったと言われる「小町化粧井戸」など、小野小町ゆかりの史跡が残っています。
御朱印帳は小野小町の一生を幻想的に描いた「極彩色梅匂小町絵図」をモチーフにしたものが2種類あり、その2種類をつなげると襖絵が完成するデザインです。華やかな「はねず色」(薄紅色の古語)が目を引く御朱印帳を見ていると、まるで物語の世界に吸い込まれるような気分になるでしょう。
隨心院では、通常の御朱印のほか、期間限定でさまざまな御朱印が授与されています。期間限定の御朱印は数量限定で、その都度デザインが変わりますので、詳しくは公式ホームページなどでご確認ください。
所在地 | 〒607-8257 京都市山科区小野御霊町35 |
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電話番号 | 075-571-0025 |
アクセス | 京都市営地下鉄東西線「小野駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.zuishinin.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
みかえりうさぎをモチーフにした御朱印帳 「宇治神社」
京都府宇治市にある「宇治神社」は、313年(仁徳天皇元年)5月に御祭神「莵道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)をお祀りし歴史が始まり、学業成就の神社として有名です。現在の「本殿」は鎌倉時代初期の建造物で国の重要文化財に指定されており、宇治市指定重要文化財の「木造の狛犬」、「白色尉面」など貴重な文化財が残っています。
「神使のみかえり兎」としてうさぎを崇めている宇治神社では、御朱印帳のモチーフもみかえりうさぎ。宇治らしい抹茶色の御朱印帳に金色のみかえりうさぎが描かれたシンプルなデザインが人気です。また、紫・ピンク・白・水色の御朱印帳もあり、こちらは空にたなびく雲の下で丘を飛び跳ねるうさぎが愛らしいデザインとなっています。宇治神社では御朱印にも「みかえりうさぎ朱印」(紙朱印のみ)があるので、みかえりうさぎの御朱印帳と一緒にいただくのもおすすめです。
近くに、先述した「宇治上神社」や「平等院」、「三室戸寺」があるので、ぜひ合わせて参拝してみてはいかがでしょうか。
所在地 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治山田1 |
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電話番号 | 0774-21-3041 |
アクセス | 京阪宇治線「宇治駅」下車、徒歩約9分 |
公式HP | http://uji-jinja.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
紅葉名所ならではの美しいデザイン 「永観堂(禅林寺)」
「永観堂」は浄土宗西山禅林寺派の総本山で、正式には「禅林寺」と言います。仁寿3年、空海の弟子「真紹」(しんじょう)が「藤原関雄」(ふじわらのせきお)の故居を譲り受け寺院としたのが始まりです。平安時代から紅葉の名所としても有名で、古来より「モミジの永観堂」とうたわれてきました。
そんな永観堂の御朱印帳は、紅葉にちなんだデザインを特徴とする2種類があります。ひとつは、上部は円形、下部は方形の二重の塔「多宝塔」と紅葉が金箔で刺繍された御朱印帳で、赤地の生地と紫地の生地の2色展開です。もうひとつは友禅紙にもみじ柄が描かれた御朱印帳で、どちらも永観堂ならではのデザインです。
御朱印は、御本尊である「阿弥陀如来立像」の御朱印をはじめ、御詠歌の御朱印など、通常6種類の御朱印を拝受することが可能です。
所在地 | 〒606-8445 京都市左京区永観堂町48 |
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電話番号 | 075-761-0007 |
アクセス | 市バス「南禅寺永観堂道」下車、徒歩約3分 |
公式HP | http://www.eikando.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
京都の紅葉スポットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
猪目(ハート)型の窓と天井画、どちらのデザインも欲しい 「正寿院」
「正寿院」(しょうじゅいん)は、正治2年に飯尾山医王教寺(いのおさんいおうきょうじ:現在は廃寺)の塔頭寺院として建立されたと言われています。御本尊は十一面観世音(宇治田原町指定文化財)で、50年に1度だけご開扉される秘仏です。また日本を代表する仏師「快慶」(かいけい)作の不動明王坐像(国指定重要文化財)があることでも知られています。
正寿院にはいくつもの見どころがあり、伝統的な文様「猪目」(いのめ:ハート)型の窓、花と日本の風景をテーマに描かれた160枚の「天井画」、2000個を超える風鈴が境内を彩る「風鈴まつり」などは特に有名です。御朱印帳もこれらにちなんだデザインとなっており、「猪目窓」と「天井画」の2種類があります。毎月季節に応じた御朱印を直書きして頂けますので確認してみてはいかがでしょうか。参拝が難しい方には郵送対応も可能なので、詳しくは公式ホームページなどをご覧ください。
所在地 | 〒610-0211 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149 |
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電話番号 | 0774-88-3601 |
アクセス | 京都京阪バス「正寿院口バス停」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://shoujuin.boo.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
源氏物語をモチーフにした特別な御朱印帳 「廬山寺」
「廬山寺」(ろざんじ)は、本堂前に広がる「源氏庭」に咲く桔梗が美しいことで有名なお寺です。境内のほとんどはかつて紫式部が住んでいた邸宅があった土地とされており、紫式部は幼いころからこの地に住み、この地で「源氏物語」や「紫式部日記」などを執筆したと言われています。
そんな廬山寺の御朱印帳には、源氏物語の一場面がとても鮮やかに描かれているものや、紫式部と桔梗をモチーフにしたものがあり、特別感が満載です。
御朱印もまた、紫式部の姿をモチーフにした印が押されているものや、桔梗の開花時期には麗しい紫色の桔梗の印が添えられたり、紅葉の時期には紅葉の印が押されたりと、季節ごとの変化も楽しめます。
所在地 | 〒602-0852 京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397 |
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電話番号 | 075-231-0355 |
アクセス | 京阪鴨東線「出町柳駅」もしくは「神宮丸太町駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
動物にちなんだかわいい御朱印帳 「平等寺(因幡堂)」
「平等寺(因幡堂)」は、がんを中心に病気全般にご利益のあるお寺で連日多くの参拝客が訪れます。本堂に安置されている本尊の薬師如来立像(重要文化財)は平安中期から後期に造られた秘仏で、通常は非公開ですが秋の特別公開などで見ることは可能です。
御朱印帳は、とりやいぬ・ねこなど動物が描かれたものが多く、お守りも動物にちなんだものが数多くあります。これは「小児病棟に飾れるようなお守りはありませんか」と聞かれたことがきっかけで、誰が見てもかわいいと思える動物をモチーフにすることになったそう。鳥(水色・ピンク)、ねこ(黄色)、いぬ(青・ピンク)をはじめ、その年の干支などをデザインした御朱印帳は、見ているだけで気持ちが安らぎます。
所在地 | 〒600-8415 京都市下京区因幡堂町728 |
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電話番号 | 075-351-7724 |
アクセス | 地下鉄「五条駅」下車、徒歩約5分 阪急「烏丸駅」下車、徒歩約5分 市バス「烏丸松原」下車すぐ |
公式HP | https://inabado.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
現代アートのような表紙デザイン 「浄教寺」
「浄教寺」は、ホテルの1階が本堂になっているという全国的にも珍しい寺院と一体開発されたホテルです。館内全体はモノクロームカラーで統一され、ホテルでありながら寺院の静謐な空気を感じることができます。また、フロントやロビーには浄教寺の建物に使われていた部材の一部や収蔵品が展示されており、まるで美術館のようです。
御朱印帳は、宿泊者でなくてもホテルのフロントで購入することができます。御朱印帳にはホテルのロビーに飾られているアートと同じデザインが採用されており、現代アートのように斬新でかっこよく、シンプルです。
本堂では、朝に浄土宗の「朝のお勤め体験」が行われており、ホテルに宿泊すると参加できます(有料)。参加者は住職より御朱印を記帳いただけるので、ぜひホテルに宿泊して朝のお勤め体験に参加し、御朱印をいただいてみてはいかがでしょうか。※一部除外日あり
所在地 | 〒600-8031 京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620 |
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電話番号 | 075-354-1131 |
アクセス | 阪急京都線「京都河原町」駅下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.gardenhotels.co.jp/kyoto-kawaramachi-jokyoji/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。 |
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