京都旅行のコツ

京都の穴場スポットを紹介!

「京都って観光地だし、どこも混んでいそう…」と思う方は多いのではないでしょうか。確かに、観光客も多く訪れていて定番コースは人が多く集まります。しかし、せっかく京都に行くのであれば、京都の景観をゆっくり観光したいですよね。
そこで今回は、京都に初めて訪れるという人はもちろん、何度も訪れていて観光名所は行きつくしたという人にもおすすめの穴場スポットをご紹介しましょう!

京都の穴場スポット 隠れた名所

京都旅行といえば、お寺を参拝したいですよね。有名どころは、人が多いところや時間帯もあり、ゆっくり見て回りたい人は少し疲れてしまうかもしれません。人気の寺院には相応の魅力がありますが、まだ知らていない素敵な寺社仏閣が京都にはたくさんあります。そんな隠れた名所をこっそりご紹介します。

愛宕念仏寺

愛宕念仏寺

京都の観光地として人気の嵐山エリアにある愛宕念仏寺では、思わず笑ってしまう可愛い石仏の「阿羅漢さん」が見られます。穏やかにほほ笑む羅漢もいれば、大きく口を開けて大胆に笑う羅漢もいて、表情豊かです。
もともと平安京遷都前に称徳天皇が東山に建立した愛宕念仏寺ですが、鴨川の洪水などの度重なる天災で被害を受けました。大正時代に現在の地へ移転しましたが、その後も災難に見舞われて復興がなかなか進まなかったといいます。
多くの個性的な羅漢像は、1981年に始まった復興祈願の「昭和の羅漢彫り」で一般の参拝者が奉納したものです。当初500体を予定していましたが、10年後には1,200体にもなりました。困難を乗り越え復興を遂げた寺院と、それを支えた羅漢さんの笑顔にパワーがもらえそうです。

蚕ノ社

蚕ノ社

正式名称は「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」と、難解な名前です。大昔、祈雨の神が信仰された神社で太陽信仰の聖地とも言われており、今でも神秘的なパワースポットだと言われています。
そのパワースポットと言われているのが、京都の三珍鳥居のひとつである「三柱鳥居」です。三つの石柱はそれぞれ「下鴨神社」「伏見稲荷神社」「松尾大社」の方角をむいて立っていると言われていますが、三角形の形については諸説あるようです。
ミステリアスな雰囲気が漂いますが、三角形の間から太陽の力を取り込むといった説もあります。不思議な世界観が漂う蚕ノ社に興味が湧いてきますね。

光悦寺庭園

江戸時代の芸術家であり、琳派の創始者である本阿弥光悦が、徳川家康から与えられた土地に開いた芸術を発展させたとされる場所の跡地です。境内には7つもの茶室があります。それらは大正時代に建てられたものですが、本阿弥光悦が好んだとされる光悦垣が見られ芸術観を感じることができます。茶室・妙秀庵からは鷹峰三山の絶景を見ることができますし、山の向こう側には京都の市街地も見えます。境内や鷹峰三山には楓の木が多く、秋の紅葉シーズンには鮮やかに色づきますよ。北区にある光悦寺庭園へは、京都市内の二条駅から市営バスが出ています。心安らぐ庭園と江戸時代の芸術文化を感じに訪れてみてください。

宇治上神社

宇治上神社

世界遺産にも登録されている国宝 宇治上神社ですが、そのことはあまり知られていないのではないでしょうか。門をくぐると最初に目に入るのが大きな盛り砂で、これは「清めの砂」と呼ばれ、八朔祭にお清めとして境内に撒かれます。授与されている清め砂は大理石を砕いた真っ白な砂で、自宅などに「結界」を張る為のものです。ご利益が病気平癒と学業成就なので、この隠れ名スポットでお参りしてみてはいかがでしょうか。

平野神社

「魁桜」や「寝覚桜」など珍しい桜が楽しめる名所として、春には多くの観光客が訪れる平野神社。春以外の季節は穴場スポットとして楽しむことができます。平野神社には隠れたパワースポットとして「すえひろがね」という石や、御神木の樹齢400年以上にもなるクスノキなどがあります。「すえひろがね」は日本最大の餅鉄で、触れると邪気を吸い取ってくれると言われています。春以外の季節にも楽しめる平野神社、ぜひ訪れてみてください。

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寺社仏閣だけじゃない!その他の穴場スポット

京都にある古き良き文化は、寺社仏閣だけではありません。買い物や遊び、食事でも京都らしさを堪能できる穴場があります。こちらでは、カップルのデートにも家族連れにもおすすめのスポットをご紹介します。

あじき路地

あじき路地

東山に築100年以上の昔ながらの長屋が並ぶ「あじき路地」があります。若者の創作活動を応援したいとの想いから、大家の安食弘子が若者を募ったことから始まったそうです。実際に長屋には若きデザイナーたちが暮らしており、それぞれハンドメイドの和小物や帽子、焼き菓子などを販売しています。写真教室で実体験ができたり、オーダーメイドのお店で世界にひとつだけのプレゼントを購入したりすることもできます。友達や恋人と行っても、一人でも楽しめること間違いありません。古き良き街並みはつい写真を撮りたくなってしまいますが個人のお宅もある場所なので、写真を撮る際には配慮しましょう。歩くだけでも楽しいあじき路地で、素敵なアイテムとの出会いがあるかもしれませんね。

一条妖怪ストリート

一条妖怪ストリート

平安時代の京都の夜、百鬼夜行という怪奇現象が頻繁に起こったそうです。嘘か本当か、そんなオカルト話を再現した一条妖怪ストリートでは、たくさんの妖怪たちと出会うことができます。
一条通りは妖怪たちの大行列で有名な通りだったそうです。そう考えると少し怖い気もしますが、通りに並ぶ妖怪たちは個性的な容姿をしていて癒されます。妖怪に興味を持った人は10時から17時まで無料で開館している「百鬼夜行資料館」に行くのもおすすめです。館内は妖怪たちの特徴について興味深い説明が書かれていてオカルト心がくすぐられます。また通りには甘味処や惣菜屋が連なっているので食べ歩きも可能です。

  • 所在地:京都市上京区一条通御前通西入二丁目 大上之町75(大将軍商店街振興組合)

キザクラカッパカントリー

キザクラカッパカントリー

日本の酒どころ、京都伏見にあるキザクラカッパカントリーは、麦酒工房や地ビールレストラン「黄桜記念館」が入った施設で、お店の前からお酒のにおいが漂います。お酒好きには堪りませんね。館内では日本酒、ビールのショットや飲み比べを楽しめます。こちらでは、ビールの醸造所が併設されているためタイミングが合えば仕込みの様子を見ながらできたてのビールと料理を楽しめます。もちろん、新鮮な日本酒も美味しいですよ。
京都の地ビールとして有名な「京都麦酒」は、日本酒の仕込み水を使って醸造されているため、ビールながらも日本酒の風味があって飲みやすいです。また、お昼時からお酒を飲むことができます。地ビールと日本酒を学び、嗜み、購入できる施設です。

まとめ

京都には、まだまだ知られざる名所がたくさんあります。特徴的なお寺や、地元民だけが知っているような穴場スポットに行くことで、さらに京都の魅力を感じられるかもしれませんね。古き良き文化を大切にしている京都人は、地元愛が強くて人との繋がりを大切にする県民性があります。何度訪れても飽きの来ない奥深さがあるのは、京都人の地元愛が地域貢献しているのでしょうか。隠れた名所で、心ゆくまで京都旅行を楽しんでください。

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※情報は2020年9月現在のものです。

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