実は紅葉もオススメ！秋の東京、外せないスポット！

秋の東京旅行のポイントは？

真夏は厳しい暑さが続く東京ですが、9月の終わりから徐々に気温は下がりはじめ、過ごしやすい気候となります。日中は長袖1枚でも過ごせる快適な気温ですが、夜は肌寒く感じることもありますので、さっと羽織れる上着が1枚あると便利です。

秋が深まってくると都内各地で紅葉が楽しめます。街中にあるいちょう並木や公園などの有名な紅葉スポットには、その美しい景観を楽しもうと多くの人が訪れます。

観光スポット

まずは秋の東京のおすすめ観光スポットをご紹介します。

六義園

江戸時代に7年の歳月をかけて造られた「回遊式築山泉水庭園」で有名な六義園。東京でも有名な紅葉スポットのひとつとして知られており、イロハモミジやイチョウなど、約560本の紅葉する木があります。園内にある六義園 吹上茶屋では、紅葉を眺めながら抹茶と和菓子を楽しめます。

明治神宮外苑いちょう並木

青山通りから明治神宮外苑の敷地内へ入っていく通りにあるいちょう並木は、東京の代表的な景観として知られています。長さ300メートル、146本の木々がまっすぐに並んだ光景は、圧倒されるほどの美しさを誇ります。

浜離宮恩賜庭園

浜離宮恩賜庭園は、江戸時代、歴代将軍によって造られた大名庭園です。明治維新後は、皇室の離宮としても使用されていた歴史があります。
江戸時代から続いている庭園の中では都内で唯一の海水の池である「潮入の池」が有名で、秋には紅葉も楽しめます。オフィス街にあるので、高層ビルとのコントラストも魅力的です。抹茶が楽しめる「中島の御茶屋」もありますので、ゆっくりとお茶を飲みながら紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

国営昭和記念公園

国営昭和記念公園は、東京ドーム39個分の広大な敷地を誇ります。
秋のみどころは、9月中旬から10月下旬にかけて行われているコスモスまつりや、11月上旬から下旬に行われる「黄葉紅葉まつり」です。2019年は「黄葉紅葉まつり」期間中に「秋の夜散歩」としてライトアップイベントが行われました。
日本庭園といちょう並木がライトアップされた景観は、この時期にしかみることができない特別なものです。都内の中心部からはやや離れた距離にありますが、週末を中心にイベントも複数行われており、一日かけても遊びきれません。

上野の森美術館

秋といえば、芸術の秋です。東京には美術館も多くあるので、観光の際はアートに触れてみるのもおすすめです。
ＪＲ上野駅からほど近い場所にある上野の森美術館では、美術館主催の現代美術展（VOCA展）や、「マンガ展」から「ゴッホ展」などといった幅広い企画展などを開催しており、いつ行っても新しいアートと出会うことができます。

東京都写真美術館

東京都写真美術館は、日本で唯一の写真・映像の総合美術館として恵比寿ガーデンプレイスに誕生しました。３つの展示室では年間15～20本の展覧会が開催されており、今日では得難い貴重な作品を多数含む35,000点以上（2020年3月末現在）の収蔵品の中からテーマに沿ってセレクトした作品を紹介する収蔵展、国内外の作品を独自の切り口で紹介する自主企画展など、多彩なラインナップです。
国内外の写真集をはじめ、写真・映像に関する豊富な資料を閲覧できる図書室や、ミュージアム・ショップ、カフェも併設していますので、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

相田みつを美術館

書家・詩人として知られている相田みつをの作品を収蔵している相田みつを美術館には、彼の根強いファンが多く訪れています。
年に数回企画展が開催されており、テーマに合わせた書を鑑賞することができます。ショップでは相田氏のグッズが販売されており、お土産としても人気です。

代々木公園

都心にありながら、広々とした敷地と穏やかな景観が魅力の代々木公園には約10,400本の木々が生い茂っています。
サイクリングコースも整備されており、自転車に乗りながら木々や季節の花々を鑑賞することができます。晴れた秋空の下、清々しい空気の中を自転車で走るのも気持ち良いです。

井の頭恩賜公園

日本で初めての郊外公園として整備された井の頭恩賜公園では、ボートアクティビティが楽しめます。バードウォッチングができるほど豊富な種類の野鳥がみられることも魅力的です。とても広く端から端までを散歩道として歩くのがおすすめで、ところどころにベンチも常設されているので休憩しながら自然を楽しむことができます。

春のお花見スポットとしても有名ですが、秋も紅葉スポットとして人気があります。

日比谷公園

日比谷公園サービスセンター提供

日比谷公会堂や、多くの歌手がコンサートを行う大音楽堂（野音）で有名な日比谷公園には噴水や花壇が整備されていて、都会のオアシスとして親しまれている公園です。明治36年（1903年）に開園した当時と同じS字型の園路になっているいちょう並木は、秋になるときれいに色づきます。また、雲形池の周りのモミジも見どころです。

「首賭けイチョウ」と呼ばれる大木のいちょうは、もとは現在の日比谷交差点で生育していたものだそうです。これを、日比谷公園の設計者が「首を賭けても移植させる」として現在の場所に移したことから、そう呼ばれるようになりました。都心で気軽に秋の風景を楽しめる場所としておすすめです。

等々力渓谷公園

近場で自然を楽しみたい人におすすめのスポットが、世田谷区にある等々力渓谷公園です。駅から徒歩約3分というアクセスにも関わらず、都会とは思えないような自然あふれる景観を目にすることができます。
遊歩道の先には風流な雰囲気が残る日本庭園もあり、散策の途中で一息つくのもおすすめです。

国立新美術館

©国立新美術館

六本木にある国立新美術館は、国内最大級の広さの展示スペースを持つ美術館です。曲線が美しい特徴的な建物は、黒川紀章氏が設計に関わったものです。ガラスウォール越しに、四季折々の眺めを楽しむことができます。

国立新美術館には特定のコレクションはありませんが、12の展示室やアートライブラリーなどが設けられ、さまざまな企画展が開催されています。カフェやレストラン、ミュージアムショップなども併設されていて、ゆっくりと楽しむことができます。

ちひろ美術館・東京

○撮影:中川敦玲

絵本が好きな方におすすめなのが、ちひろ美術館です。いわさきちひろや世界の絵本画家の原画が収蔵されている美術館で、東京館と安曇野館（長野県）があります。東京館はいわさきちひろ本人が住んでいた場所に建てられています。
ちひろ美術館は、子どもが初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」を掲げているのも特徴です。小さな子どもを連れたご家族でも気軽に来館できるように、展示物の高さや設備にも配慮されています。