旅行に行きたいけれど、「友人や家族と予定が合わない」「友人との旅行は楽しいけれど気疲れしそう」などの理由からなかなか旅行に行けない方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが「ひとり旅」です。ひとり旅なら、自分の行きたいときに行きたい場所へ、自由なプランで旅をすることができます。急な予定変更でも誰に気兼ねすることもなく、とことん自分の‟好き”を追求することが可能です。
今回は、ひとり旅が初めての方でも安心して楽しめる関西エリアのおすすめスポットを厳選してお届けします。また、「ひとり旅に関西エリアがおすすめな理由」や「ひとり旅の魅力」、「ひとり旅で気を付けること」も解説しますので、ぜひひとり旅の計画を立てる際の参考にしてみてください。
- ひとり旅に関西エリアがおすすめな理由
- ひとり旅の魅力
- ひとり旅で気を付けること
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 大阪6選
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 京都6選
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 兵庫5選
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 奈良5選
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 滋賀5選
- 関西のひとり旅におすすめのスポット 和歌山3選
- 関西観光に行くならJR東海ツアーズがおすすめ
- まとめ
ひとり旅に関西エリアがおすすめな理由
大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山の2府4県からなる関西エリア。各府県に独自のカラーがあり歴史・文化・グルメ・自然と魅力が盛りだくさんなので、関西エリアへの旅ならその日の気分で多彩な魅力を楽しむことが可能です。
本記事では、各府県の魅力に触れながら、関西エリアがひとり旅におすすめの理由を解説していきます。
歴史・文化・グルメに自然など魅力的なスポットがいっぱい
関西エリアには、1000年以上の歴史を持つ文化都市「京都・奈良」、特徴的なグルメが楽しめる「大阪」、おしゃれな港町・神戸を有する「兵庫」、豊かな自然を感じることができる「滋賀・和歌山」があり、歴史・文化・グルメ・自然など幅広くレジャーを楽しめる魅力的なエリアが満載です。
特に有形・無形の文化財や古墳などの記念物が集積しており、日本で登録された世界文化遺産の約4分の1は関西エリアにあります。関西エリアは、まさに日本文化の集積地と言っても過言ではないのです。
有名な観光地が多く、ひとり旅でもプランが立てやすい
初めてのひとり旅では、道に迷ったり電車に乗り遅れたりといったハプニングが起こりがちです。そこでおすすめなのが、旅先に公共交通機関の整った都市部を選ぶこと。
京都や大阪をはじめ、関西の都市は観光地化されている所が多く、ホテルや交通機関が充実しているため、初めてのひとり旅でも旅行プランが立てやすいです。
充実した交通機関を利用して効率良く観光スポットを巡ることができるので、短い旅行日程でもきっと満足できる旅となるでしょう。また、たとえ知らない土地での移動でハプニングがあっても、関西エリアならプランやルートの変更も難しくありません。
ひとり旅の魅力
家族や友人と行く旅では、感動や体験を共有できたり親睦をより深めたりできる魅力があります。では、ひとり旅にはどのような魅力があるのでしょうか。
ここからは、ひとり旅の魅力について見ていきます。ひとり旅をしようと迷っているけれど不安があって一歩踏み出せないという方も、ひとり旅の魅力に気づくことができればきっとすぐにでも出掛けたくなるでしょう。
自由気ままに旅ができる
ひとり旅では自分が行きたい所に行き、食べたい物を食べ、見たいものを見て、とにかく自由気ままに旅をすることができます。旅行プランで同行者と意見が合わなかったり、気を遣う必要もないので、心身ともにリラックス・リフレッシュできるでしょう。
好きなことに時間をかけられる
ひとり旅では、時間においても自由。誰かと旅行に行くときは、相手のやりたいことや行きたいところにも配慮してプランを立てることが多いですが、ひとり旅の場合には自分の好きなことや行きたい場所に好きなだけ時間がかけられるので、自分の気持ちに素直に向き合い、心ゆくまで旅行を楽しむことができます。
ひとり旅ならではの出会いがある
ひとり旅は観光も食事もひとりで寂しいと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。ひとりだからこそ現地の人が優しく声をかけてくれたり、同じくひとり旅をしている人と仲良くなったり、ひとり旅にはひとり旅ならではの出会いがあります。もし自分と同様にひとり旅をしている人がいたら、勇気を出して声をかけてみてはいかがでしょうか。素敵な思い出が作れるかもしれませんね。
新しい自分を知ることができる
ひとり旅をしている間、会話をする相手は自分自身です。
ひとりで考える時間が多くなるので、自分の本音にしっかりと向き合うことができます。日常とは違う場所に身を置くことで、普段興味を持たなかったことに興味を持ったり、いつもは考えないようなことを考えたり、今まで知らなかった自分を知ることにつながるかもしれません。旅先では「本当の自分」が何を好み、何を見たり体験したりしたいのかを探ってみましょう。きっと自分の意外な一面にも気づけるはずです。
ひとり旅で気を付けること
ひとり旅は自由度が大きい分、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。しかしそんなときに頼れる家族や友人はいません。だからこそ、安心してひとり旅を楽しむためには、事前にひとり旅で気を付けるポイントをしっかり把握しておくことが大切です。
ここからは、ひとり旅で気を付けるべきことを3つ紹介します。
荷物は極力小さく
ひとり旅では、何をするにも自分ひとりで行動することが基本です。何かあったときにすぐ動けるよう、荷物は極力小さくまとめましょう。ひとり旅では、コインロッカーや宿泊先などに荷物を預けない限り、トイレに行くときでさえすべての荷物を持っていかなければなりません。
重い荷物を持っての移動は余計な体力の消耗につながるほか、忘れ物をしてしまう原因にもなるのでなるべくコンパクトにまとめておくのがオススメです。
時間には余裕を持つ
ひとり旅の場合、現地での移動には公共の交通手段を使うことが多くなります。交通網が発達した都市部では、乗り遅れてもすぐに次の便があるためそれほど焦らずに済むでしょう。
しかし、地方では公共交通機関の本数が都心に比べて少なく、バスや電車が数時間に1本しかないこともよくあります。
もし乗り遅れたら大幅なプラン変更を余儀なくされることも。せっかくのひとり旅を台無しにしないためにも、時間に余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。
デジタルに頼り過ぎない
最近は、チケットやホテルの手配・支払いから観光スポットの情報検索まで、スマートフォンひとつあれば何でもできる便利な世の中となりました。
しかし、旅先では、電波が入りにくいエリアやバッテリー切れのリスク、現金以外では支払いNGの店などもあることも忘れてはいけません。‟もしものとき”に備えて、目的地までの地図を紙に出力しておく、現金を用意しておくなど、準備をしっかりしておきましょう。
そして、せっかく旅に出たのだから、デジタルに頼り過ぎず、現地の人から得られる生の情報や、自分の目や耳や身体で感じるオフラインの情報も大切にすることが肝心です。実際に自分でその場所に足を運んだからこそ味わえる旅の醍醐味だといえるのではないでしょうか。
関西のひとり旅におすすめのスポット 大阪6選
大阪といえば、お好み焼きにたこ焼きなどのグルメを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし大阪はグルメを楽しめるエリアであると同時に、多くの観光名所を有する地域でもあります。
ここからは、ひとり旅におすすめしたい大阪のスポットをご紹介します。
戦国の歴史に触れる 「大阪城天守閣」
天正13年(1585年)、天下統一を目指した豊臣秀吉により築城された大阪城。その中核となる「大阪城天守閣」は、広さ約100haを誇る大阪城公園の中に位置しています。
「大坂夏の陣」と落雷で過去2度の焼失のあと、現在の天守閣は昭和6年(1931年)に再建されたものです。大阪城天守閣は、高さ約55m、8階建て。本丸・東面の石垣は約32mと日本一の高さを誇っています。
大阪城天守閣は、豊臣秀吉ゆかりの品々や戦国時代に関する資料、大阪城の歴史にまつわる豊富な文化財などを収蔵・展示する歴史博物館となっており、豊臣秀吉の栄華を感じることができます。
館内の展示品は約2カ月ごとに替わるので、いつ訪れても新たな発見が得られるでしょう。また、8階は展望台となっており、大阪の街並みを一望することができます。
施設情報
所在地 | 〒540-0002 大阪市中央区大阪城1-1 |
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電話番号 | 06-6941-3044 |
アクセス | JR大阪環状線「大阪城公園駅」もしくは「森ノ宮駅」下車、徒歩約20分 |
公式HP | https://www.osakacastle.net/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
四季折々の花や植物が楽しめる 「花博記念公園鶴見緑地」
撮影:2020年4月6日
「花博記念公園鶴見緑地」は大阪市鶴見区に位置する都市公園で、駅からも近くアクセス抜群。昭和47年(1972年)に開園し、平成2年(1990年)には「国際花と緑の博覧会」のメイン会場にもなりました。
総面積約123haにもおよぶ広大な敷地では、四季折々の花をはじめとする自然はもちろん、バーベキュー、キャンプ、スポーツなどを楽しめます。園内全体が野鳥観察スポットになっており、カワセミやアオサギ、冬に越冬のために訪れるカモなど、1年を通してさまざまな野鳥を観察することが可能です。
園内南側にある国内最大級の大温室「咲くやこの花館」では、あらゆる気候帯に生育する植物約5,500種15,000株を見ることができます。植物関連のイベントも頻繁に開催されているので、訪れる際はぜひイベント情報もチェックしてみましょう。
また、園内東側にある山のエリアには、日本庭園や国際庭園、バラ園など、博覧会当時の施設が数多く残っており、異国情緒あふれる景観や自然を楽しめると人気です。
施設情報
所在地 | 〒538-0036 大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163 |
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電話番号 | 06-6911-8787(鶴見緑地パークセンター) |
アクセス | 大阪メトロ「鶴見緑地駅」下車、徒歩すぐ |
公式HP | https://www.tsurumi-ryokuchi.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
鎮座1800年の歴史ある神社 「住吉大社」
「住吉大社」は鎮座1800年を超える歴史ある神社で、白砂青松の風光明媚な景観から万葉集や古今和歌集などの歌集にも詠われています。
境内にある正面神池に架けられた「反橋」(そりはし)は、水面に映る朱色の欄干の姿がまるで太鼓のように見えることから、通称「太鼓橋」(たいこばし)とも呼ばれています。長さ約20m、高さ約3.6m、幅約5.5mの美しいアーチ状の反橋は最大傾斜が約48度で、橋の反対側がまったく見えないほどの傾斜です。この反橋を渡るだけで「おはらい」になると言われており、多くの参詣者が反橋を渡って本殿にお参りします。
また、「住吉造」(すみよしづくり)と称される「本殿」は、第一・第二・第三本宮が縦直列、第三・第四本宮が横並列に配置されており、他の神社では見ることができない独特な配列です。この本殿は、神社建築史上最古の様式のひとつといわれており、四本宮すべての本殿が国宝に指定されています。
施設情報
所在地 | 〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89 |
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電話番号 | 06-6672-0753 |
アクセス | 南海鉄道 南海本線「住吉大社駅」下車、徒歩約3分 |
公式HP | https://www.sumiyoshitaisha.net/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
ダルマで有名な勝運と厄除けの寺 「応頂山 勝尾寺」
撮影:2015年11月16日
箕面の自然豊かな山の中にある「勝尾寺」(かつおうじ)は、奈良時代に創建された約1300年の歴史を持つ寺院です。「勝運の寺」や「勝ちダルマの寺」として広く知られており、勝運を求めてたくさんの参拝者が訪れます。
慶長8年(1603年)に豊臣秀頼によって再建された「山門」をくぐり「お清め橋」を渡った先には、約80,000坪の境内が広がっています。広大な境内には、日本最古の荒神様とされる「厄払い三宝荒神社」(やくばらいさんぽうこうじんじゃ)などがあるほか、小さなダルマが並んだ場所があちこちに見られます。これは参拝者が「六十四卦ダルマみくじ」を引いた後、思い思いの場所に奉納して帰ったものです。
また、達成したい目標がある方はぜひ「勝ちダルマ」に思いを込めてはいかがでしょう。自分が「ご縁」を感じるダルマを選び、底面に「人生の目的」、背中に「目標」を書き、右目に目を描き入れて自宅に持ち帰ります。
1年後、願いが成就したら左目に目を描き入れ、ダルマ棚に奉納するのが習わしです。願いが成就して奉納された大小さまざまな勝ちダルマがところ狭しと奉納棚に並んでいる様子は、勝尾寺ならではの光景といえるでしょう。
施設情報
所在地 | 〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺 |
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電話番号 | 072-721-7010 |
アクセス | 地下鉄御堂筋線「千里中央駅」下車、バスで約33分 |
公式HP | https://katsuo-ji-temple.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
日本の滝百選に選ばれた美しい滝 「箕面の滝」
明治の森箕面国定公園内にある「箕面の滝」(みのおのたき)は、大阪府で唯一「日本の滝百選」に選ばれている美しい滝。落差は約33mあり、岸壁から一気に流れ落ちる姿が農具の「箕」に似ていることからこの名で呼ばれるようになりました。滝つぼ近くまで行くことができるので、そのダイナミックな流れや水しぶき、音を全身で感じてみましょう。
春は新緑のもみじと滝、夏は涼しげな光景、冬は雪化粧の滝と四季折々の自然を楽しむことができ、特に紅葉シーズンは燃えるように真っ赤な紅葉と滝が織りなす美しい光景を一目見ようと、多くの観光客が訪れます。
特に紅葉シーズンの夜には、箕面駅前からのびる滝までの遊歩道で紅葉のライトアップが行われるので、紅葉と暗闇に浮かぶ幻想的な滝をいっそう楽しむことができるでしょう。
先述の「勝尾寺」と箕面の滝は同じ箕面市にあり距離にして約3.5kmと近いので、ぜひ併せて訪れてみてはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒562-0002 大阪府箕面市箕面公園 |
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電話番号 | 072-723-1885(箕面交通観光案内所) |
アクセス | 阪急「箕面駅」下車、滝道徒歩約40分 |
公式HP | https://minohkankou.net/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
飛行機に乗らなくても楽しめる 「大阪国際空港(伊丹空港)」
「大阪国際空港(伊丹空港)」は、伊丹市・豊中市・池田市にまたがる都市型空港で、関西の主要な場所からはリムジンバスが通っておりアクセス抜群。昭和14年(1939年)の開港以来、関西の拠点空港の一つとして人・物・情報の交流や地域の発展に重要な役割を担っています。
大阪国際空港(伊丹空港)には、飛行機を利用する人はもちろん、飛行機を利用しない人でも楽しめる施設が盛りだくさん。飛行機を間近で見られる展望デッキや関西の名店が中心に並ぶレストラン街、フォトスポット、アートスポットなどがあり、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。
なかでもおすすめは、離着陸する飛行機を間近で見ることができる展望デッキ。全長400m、総面積約7,700㎡の広々としたウッドデッキから見る飛行機の離着陸は迫力満点。そのほか飛行機を誘導したり、荷物を搬入したりするなどの様子も見ることができます。また、夜になると光輝く滑走路や遠くに広がる夜景 などが美しく、ロマンチックなひとときを過ごすのも素敵ですね。
空港内には飲食店のほかショップなども多数あるので、ご飯を食べたりお土産を買ったりしてゆっくりと過ごせるでしょう。
施設情報
所在地 | 〒560-0036 大阪府豊中市螢池西町3-555 |
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電話番号 | 06-6856-6781(大阪国際空港 総合案内所) |
アクセス | 大阪モノレール「大阪空港駅」下車、徒歩すぐ |
公式HP | https://www.osaka-airport.co.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
大阪のおすすめスポットについてはこちらの記事でも紹介しています。
大阪旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
関西のひとり旅におすすめのスポット 京都6選
京都といえば、日本を代表する観光地。国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れる人気エリアです。
ここからは、ひとり旅におすすめの京都のスポットをご紹介します。
貴船山の麓にたたずむ古社 「貴船神社」
「貴船神社」は、貴船山の麓にひっそりとたたずむ水の神を祀る神社で、全国二千社を数える水神の総本宮です。境内に続く赤い灯篭の立ち並ぶ参道が有名で、桜や新緑、紅葉や雪景色など四季折々の自然と灯籠が織りなす景色は圧巻。また、近年は縁結びのスポットとしても人気で、恋愛成就を願って多くの人が訪れます。
貴船神社は、水の供給を司る神「高龗神」(たかおかみのかみ)を御祭神とする本宮・奥宮、結びの神「磐長姫命」(いわながひめのみこと)を御祭神とする中宮(結社)の三社が鎮座しており、この三社を詣でる「三社詣」を行うと、「運氣隆昌、えんむすび、諸願成就」のご利益があるということです。
また、本宮に湧き出る御神水にそっと浮かべると文字が浮かび上がる「水占みくじ」は当たると評判が高いうえ、中宮(結社)も縁結びのパワースポットとして人気。本宮で「結び文」に願い事を書き、それを持って三社詣を行い、最後に中宮(結社)の「結び処」に結び付けて祈願すると、願いが叶うといわれています。
施設情報
所在地 | 〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180 |
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電話番号 | 075-741-2016 |
アクセス | 叡山電車「貴船口駅」下車、徒歩約30分 京都バス「貴船」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://kifunejinja.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
琵琶湖疏水を活かした近代庭園の傑作 「無鄰菴」
「無鄰菴」(むりんあん)は、明治・大正時代の政治家・山縣有朋(やまがたありとも)によって造営された別荘で、昭和26年(1951年)には国の名勝に指定されています。母屋・洋館・茶室といった3つの建物と庭園によって構成されており、敷地の大半を占める庭園は、山縣有朋の指示に基づいて七代目・小川治兵衛(おがわじへえ)により作庭されました。
東山を借景とした広々とした庭園は、鑑賞だけでなく散策することもでき、紅葉の時期には近代日本庭園と色鮮やかな紅葉の見事な調和を楽しめます。さらに深く庭園を味わいたいという方には、無鄰菴スタッフによる「10分無料ガイド」や、毎週土曜日・日曜日に実施される「週末庭園ガイド」(要予約・先着順)がおすすめ。
特に週末庭園ガイドでは、庭園コンシェルジュが一緒に庭を巡りながら日本庭園の見方や育み方を分かりやすく紹介してくれるので、より庭園の魅力や素晴らしさを理解することができます。
また、約120年前に山縣有朋が眺めた庭がそのまま残る「庭園カフェ」では庭を眺めながら、お抹茶などの飲み物と無鄰菴オリジナルのどら焼きなどのスイーツを味わうことができます。
なお、無鄰菴では1時間ごとに入場枠に上限を設けています。混雑時には、予約のない方は入場制限する場合がありますので、訪れる際は事前予約がお勧めです。
施設情報
所在地 | 〒606-8437 京都市左京区南禅寺草川町31番地 |
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電話番号 | 075-771-3909 |
アクセス | 京都市営バス「南禅寺・疏水記念館・動物園東門前」下車、徒歩約4分 |
公式HP | https://murin-an.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
日本庭園の最高傑作と言われる美しさ 「桂離宮」
「桂離宮」は、江戸時代初期に造営された皇族のための別荘。日本に現存する宮内庁直轄の離宮は、修学院とこの桂離宮の2つのみとなっています。当時の贅を尽くした和風建築群と回遊式の庭園は「日本庭園の最高傑作」といわれるほど。その庭園美・建築美を見るために世界各国から多くの人が訪れます。
桂離宮の庭には全体を一望できないような仕掛けが施されており、苑路を進むごとに風景ががらりと変わることが特徴。桂離宮を建造した八条宮「智仁親王」(としひとしんのう)が密かに凝らした技巧の数々は、今もなお見る人を驚かせています。
桂離宮の中心は、古書院・中書院・新御殿が雁行型に配置された書院で、その水平・垂直の直線を基本とした構成は幾何学的な美しさを感じさせると評判です。
また、桂離宮には4つの茶室があり、なかでも「松琴亭」は最も格式が高いとされています。松琴亭の「一の間」では床の間と襖に白と青の和紙が市松模様に貼られており、モダンでおしゃれです。
なお、桂離宮を参観するには事前予約が必要です。当日、枠が空いている場合は当日受付で参観可能ですが、事前予約をしてから行くのがおすすめです。
施設情報
所在地 | 〒615-8014 京都市西京区桂御園 |
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電話番号 | 075-211-1215(宮内庁京都事務所参観係) |
アクセス | 阪急京都線「桂駅」下車、徒歩約20分 |
公式HP | https://sankan.kunaicho.go.jp/index.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
創建1200年、五重塔が有名なお寺 「東寺」
「東寺」は、創建1200年にもなる真言宗の総本山で、真言宗の開祖「弘法大師空海」(こうぼうだいしくうかい)とも深いゆかりがある寺です。唯一現存している平安京の遺構であり、境内には多数の国宝・重要文化財を有していることから、平成6年(1994年)には世界遺産に登録されました。
また、境内の建造物の中でも有名な「五重塔」は、高さ54.8mと日本一の高さを誇る木造建築。落雷などこれまでに4度の焼失を経験しており、現在の塔は寛永21年(1644年)に再建されたものです。京都駅構内や新幹線の車窓からも眺めることができ、古都・京都のシンボルになっています。
東寺の本堂である「金堂」は、東寺の中で最初に工事が始められました。文明18年(1466年)に焼失し、現在の堂は慶長8年(1603年)に再建されたもので、宋の様式を取り入れた天竺様と和様を合わせた建築で、桃山時代を代表する建物です。内部には、本尊である薬師如来像や日光菩薩像、月光菩薩像、如来を守り如来の願いを成就する働きがある十二神将像が安置されています。
春と秋には金堂と講堂の夜間特別拝観も開催されており、この夜間特別拝観では桜や紅葉がライトアップされ、それらと五重塔が織りなす美しさは圧巻です。
施設情報
所在地 | 〒601-8473 京都市南区九条町1番地 |
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電話番号 | 075-691-3325 |
アクセス | JR「京都駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://toji.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
平安貴族が具現化した極楽浄土 「平等院鳳凰堂」
「平等院鳳凰堂」は、天喜元年(1053年)に藤原頼通によって建立された阿弥陀堂で、当時の平安貴族たちが希求した極楽浄土を現世に具現化したといわれており、10円硬貨に描かれていることでも有名です。創建当初は阿弥陀堂と呼ばれていましたが、鳳凰堂を正面から見た姿がまるで翼を広げた鳥のように見えることなどから、江戸時代の始め頃より「鳳凰堂」と呼ばれるようになりました。
鳳凰堂は、阿字池(あじいけ)の中島に東向きに建てられており、西方に極楽浄土があることを示しています。池に映るその姿は美しく、まるで極楽の宝池に浮かぶ宮殿のよう。また、鳳凰堂とそれを取り囲む阿字池、宇治川、対岸の山々が一体となった庭園も美しく、桜や紅葉の時期にはライトアップが行われ、昼間とは違った鳳凰堂と庭園の幻想的な風景を見られます。
施設情報
所在地 | 〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 |
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電話番号 | 0774-21-2861 |
アクセス | JR奈良線「宇治駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://www.byodoin.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都の北端で出会える日本三景 「天橋立」
「天橋立」は、京都の北端に位置する日本三景のひとつ。全長約3.6kmの砂州に、約6,700本もの松が生い茂る珍しい景色を見られるスポットです。その形が天に架かる橋のように見えることから天橋立という名前が付いたといわれています。
天橋立を一望するなら文珠山(もんじゅやま)山頂にある「天橋立ビューランド」がおすすめ。リフトまたはモノレールを利用して上がった先にある天橋立ビューランドは天橋立を南側から一望できる展望所で、天橋立が天に舞う龍のように見えることから、ここからの景観は「飛龍観」(ひりゅうかん)と呼ばれています。
そのままでも十分美しい景色ではありますが園内には手すり付きの「股のぞき台」が7台設置されているので、天橋立を股の間からのぞくと天地が逆転したように見える「股のぞき」も楽しみましょう。
また、園内のレストランやカフェでは、天橋立を眺めながら食事をすることができます。屋外には東屋やベンチ、テーブルやイスもあるので、お弁当などを持って訪れるのもおすすめです。
施設情報(天橋立ビューランド)
所在地 | 〒626-0001 京都府宮津市字文珠 |
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電話番号 | 0772-22-1000 |
アクセス | 京都丹後鉄道「天橋立駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.viewland.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都の観光スポットについてはこちらの記事でも紹介しています。
京都旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
関西のひとり旅におすすめのスポット 兵庫5選
兵庫県は瀬戸内海や日本海に接しており、多様な気候と風土に恵まれたエリア。異国情緒あふれる神戸をはじめ、世界遺産に登録された姫路城、自然あふれる淡路島など、魅力あふれるスポットばかりです。
ここからは、ひとり旅におすすめの兵庫のスポットをご紹介します。
太閤秀吉も愛した古泉 「有馬温泉」
「有馬温泉」は、日本書紀や古事記などにも記されたほど古くからの温泉で、愛媛県の道後温泉、和歌山県の南紀白浜温泉とともに「日本三古泉」と呼ばれています。関西の奥座敷と言われ太閤・秀吉や文豪、著名人をはじめ多くの人に愛され続ける温泉街です。
有馬温泉には「金泉」、「銀泉」の2種類の源泉があります。「金泉」は鉄分と塩分を豊富に含んだ茶褐色のとろりと濁った泉質が特徴的である一方、「銀泉」は炭酸を含んだ温泉とラドン泉を含む放射能泉の2つがありどちらも無色透明のさらりとしたお湯です。
有馬温泉には、日帰り入浴ができる旅館や公衆浴場があるので、金泉、銀泉の湯比べを楽しみたい方はぜひ利用してみましょう。風情ある温泉街で食べ歩きを満喫したり、名物の炭酸せんべいなどお土産を選んだりしながら、街歩きを楽しむのもおすすめです。
施設情報
所在地 | 〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町 |
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電話番号 | 078-904-0708(有馬温泉観光総合案内所) |
アクセス | 神戸電鉄「有馬温泉駅」下車、徒歩約3分 |
公式HP | https://www.arima-onsen.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
異国を感じる街で、ぶらぶら街歩き 「神戸北野異人館街」
「神戸北野異人館街」は、神戸開港後に来日した外国人たちが建てた邸宅が残る、異国情緒を感じられる場所。海の見える高台に位置するので景色も良く、異国の文化や歴史を体験できることから観光スポットとしても人気です。
エリア内には、明治・大正時代に建てられた古く貴重な16の公開異人館があります。レンガの外壁と尖塔の風見鶏が特徴の「風見鶏の館」(旧トーマス住宅)、萌黄色の外壁に包まれ2階のサンルームから神戸の美しい街並みが楽しめる「萌黄の館」、コロニアル様式の美しさとイングリッシュガーデンが魅力の洋館であり2階にはシャーロック・ホームズの部屋が再現された「英国館」、約4,000枚のうろこのような天然石のスレートに包まれた外観が特徴の「うろこの家」(旧ハリヤー邸)などを鑑賞することが可能です。
街には、レトロな袴や浴衣をレンタルできるお店もあるので、まるで明治・大正時代にタイムスリップしたような気分を味わいながらぶらぶら街を散策してみるのはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町 |
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電話番号 | 078-251-8360(北野観光案内所) |
アクセス | JR神戸線「三ノ宮駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://www.kobeijinkan.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
ご縁結びで知られる由緒正しき神社 「生田神社」
「生田神社」は1800年以上の歴史を持つ由緒正しい神社で、ご縁結びのご利益があることで有名です。御祭神は日本神話に登場する女神「稚日女尊」(わかひるめのみこと)で、物を生み育て万物の成長をご加護する神様として古くより信仰が寄せられており、機殿で神服を織られる神様でもあることから、人と人との縁を結ぶ神としても広く崇敬されています。
生田神社は「水みくじ」で恋愛運を占うことができる神社としても人気です。楼門の横にある授与所で水みくじを購入し、境内北側にある「生田の森」の「金龍泉」に持って行って水に浸すと、文字が現れ恋愛運などを占えます。
源平合戦の戦場になったことでも有名な生田の森には、安産と成長の神様が祀られた「生田森坐社」(いくたのもりにいますやしろ)もあるので、ぜひお参りしましょう。
施設情報
所在地 | 〒650-0011 神戸市中央区下山手通1丁目2-1 |
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電話番号 | 078-321-3851 |
アクセス | JR「三ノ宮駅」下車、徒歩約10分 |
公式HP | https://ikutajinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
白く美しく優美な城 「姫路城」
「姫路城」は、平成5年(1993年)に、奈良の法隆寺とともに日本で初の世界文化遺産になりました。シラサギが羽を広げた優美な姿から別名「白鷺城」と呼ばれています。
白漆喰総塗籠造りによる白い城壁や、天守と3つの小天守(東・乾・西)が渡櫓でつなげられた「連立式天守」が特徴で、400年以上経った現在でもその美しさは健在です。
大天守、各小天守、各渡櫓、附台所1棟が国宝に指定されており、なかでも池田輝政により築かれた大天守と3つの小天守(東・乾・西)は、日本の木造建築を代表する重要な建造物といえます。
大天守からは城内を一望できるので、高いところから姫路の町を見渡してみるのもおすすめです。桜の時期には城内に植えられた桜と姫路城のコントラストが美しく、まさに白鷺のような美しさを堪能することができます。
施設情報
所在地 | 〒670-0012 姫路市本町68番地 |
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電話番号 | 079-285-1146(姫路城管理事務所) |
アクセス | JR「姫路駅」下車、徒歩約20分 |
公式HP | https://www.city.himeji.lg.jp/castle/index.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
食べて遊んで景色も楽しめる島 「淡路島」
本州から明石海峡大橋でつながる離島「淡路島」は、瀬戸内海を望む景色や鳴門海峡の渦潮などに加え、特産品である淡路玉ねぎや淡路牛、美味しい海の幸も味わえるなど、食べて遊んで、美しい景色も見られるスポットです。
花の島とも呼ばれる淡路島には四季折々の花の名所が数多くあり、1年を通じて島の各地で多彩な花と出合えます。また、鳴門海峡の渦潮はイタリアのメッシーナ海峡、カナダのセイモア海峡と並んで評される「世界三大潮流」のひとつ。春と秋の大潮時には渦の大きさが約30mになることもあり、世界最大級の渦潮は迫力満点!一見の価値ありです。
自然を満喫しておなかが空いたら、食材の宝庫と称される淡路島のグルメで満たしましょう。淡路島には、淡路牛・淡路島たまねぎ・淡路米を使った「淡路島牛丼」や、地元でしか食べられない生サワラを丼にした「生サワラ丼」、淡路島産の素材にこだわったご当地バーガー「淡路島バーガー」など、ご当地グルメが満載。淡路島でしか食べられない貴重なグルメもあるので、要チェックです。
本州と淡路島をつなぐ世界最大級の吊橋 「明石海峡大橋」
瀬戸内海の温暖な気候に恵まれた淡路島は、昔から御食国(みけつくに)と呼ばれるほど山海の幸に恵まれた島。そんな淡路島と本州を結ぶ「明石海峡大橋」は、橋長3,911m、中央支間長1,991mにもおよぶ世界最大級の吊橋です。
明石海峡大橋は、本州と四国を道路と鉄道でつなぐ本州四国連絡架橋事業の一環として建設されたもので、およそ10年の歳月をかけて平成10年(1998年)4月に完成しました。
明石海峡大橋を体験するツアー「明石海峡大橋ブリッジワールド」では、海面約300mの主塔にのぼり、360°のパノラマを体験することができます。天気が良い日には、あべのハルカスや関西空港、小豆島まで見えることもあるほどの見晴らしの良さ。塔頂では写真撮影も可能なので、ぜひ唯一無二の景色を写真に収めましょう。
「明石海峡大橋ブリッジワールド」は、橋の技術や歴史、建設当時の話や裏話などを聞いたり、普段は立ち入れないアンカレイジや主塔に入れたり、海面からの高さが40mを超えるスリル満点の管理路を移動したりと、ここでしか体験できない特別なプログラムになっています。
ツアーに参加するには事前に申し込みが必要となりますので、詳しくは公式ホームページをご覧ください。
施設情報(明石海峡大橋)
所在地 | 〒655-0047 兵庫県神戸市垂水区東舞子町 |
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電話番号 | 078-291-1077(本州四国連絡高速道路株式会社 インフラツアー係) ※土・日曜日及び祝日を除く |
アクセス | JR神戸線「舞子駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.jb-honshi.co.jp/bridgeworld/index.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
神戸(兵庫)への旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
関西のひとり旅におすすめのスポット 奈良5選
奈良といえば、東大寺の大仏や奈良公園のシカを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。奈良はその他にも世界遺産に登録されたお寺や神社、歴史文化遺産が数多く残っている地域でもあります。
ここからは、ひとり旅におすすめの奈良のスポットを紹介します。
奈良の大仏様で有名な 「東大寺」
奈良の大仏様で有名な「東大寺」は広大な奈良公園内に位置しており、近くには正倉院や国立博物館などの文化施設が数多くあります。東大寺は、平成10年(1998年)に「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録され、文化遺産としては日本で7番目に認定されました。
境内には、国宝や重要文化財に指定された歴史的建造物が多数あります。まず、東大寺の正門である「南大門」(国宝)は高さ25.46mもあり、国内最大級の重層門です。現在の門は鎌倉時代に再建されたもので、貴重な遺構です。門の左右には“東大寺の仁王さん”の名のもとに親しまれている「南大門金剛力士像」(国宝)があり参拝者を出迎えてくれます。
東大寺に訪れたら外せないのが、東大寺の金堂である「大仏殿」(国宝)でしょう。江戸時代に公慶(こうけい)上人によって再建された現在の大仏殿は、世界最大級の木造建築物のひとつ。大仏殿を入ってすぐのところには盧舎那仏(るしゃなぶつ・国宝)が安置されており、その大きさに思わず圧倒されてしまいます。
ほかにも東大寺には、東大寺最古の建物である「法華堂」(国宝)や、重さ約26tの梵鐘を吊るした鐘楼(国宝)など見逃せない歴史的建造物がたくさんあるので、時間に余裕を持って観光するのがおすすめです。
施設情報
所在地 | 〒630-8587 奈良市雑司町406-1 |
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電話番号 | 0742-22-5511 |
アクセス | 近鉄奈良線「奈良駅」下車、徒歩約20分 |
公式HP | https://www.todaiji.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
野生のシカとふれあう「奈良公園」
総面積約511ha(ヘクタール)の広大エリアを誇る「奈良公園」は、春日大社や興福寺、東大寺が隣接し、世界遺産や文化遺産に囲まれた、奈良観光には欠かせないスポットです。国の天然記念物「奈良のシカ」ともふれあえる世界的にも珍しい場所であり、公園内には約1,300頭のシカが生息しています。
奈良公園は都市部にありながら、豊かな自然が楽しめる場所としても人気です。奈良公園の東側に位置し、世界遺産にも登録されている「春日山原始林」は昔から春日大社の神域と位置づけられ、気軽に自然と歴史的文化を感じることができます。
また、時間がある方はぜ若草山に登ってみてはいかがでしょうか。若草山は標高342m、面積約33haの小さくなだらかな山で、山麓ゲートから山頂までは徒歩30~40分で到着します。
山頂からは、興福寺、東大寺など奈良の景観を見渡すことができ、ゆっくりとした時間を過ごせるでしょう。毎年1月第4土曜には「若草山焼き行事」が行われており、炎が夜空を焦がす壮観さはまさに圧巻です。
施設情報
所在地 | 〒630-8212 奈良市春日野町ほか |
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電話番号 | 0742-22-0375(奈良公園事務所) |
アクセス | 近鉄「奈良駅」下車、徒歩約8分 |
公式HP | https://www3.pref.nara.jp/park/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
※奈良公園のシカとの接し方や撮影時の注意事項はこちらからご確認ください。
朱塗りの社殿が美しい世界遺産の社(やしろ) 「春日大社」
奈良公園内に隣接する「春日大社」は、奈良時代に称徳天皇の勅命によって創建され、藤原氏の氏神として栄えました。全国およそ3,000社の春日神社の総本社であり、平成10年(1998年)、ユネスコ世界遺産「古都奈良の文化財」にも登録されました。
一之鳥居を抜けて約2,000基の石灯籠がずらりと並ぶ参道を進むと、春日山原始林から続く森の中に朱塗りの美しい社殿が姿を見せます。社殿と回廊には約1,000基の釣燈籠が並び、2月の節分、8月14日・15日に行われる春日万燈籠では、約3,000基すべての燈籠に火が灯り、幽玄な雰囲気を味わうことが可能です。
また、近年は夫婦円満や縁結びのスポットとしても知られ、「夫婦大国社」の「ハートの絵馬」が人気を集めています。他にも、しゃもじの絵馬やハートと鹿のイラストが書かれた紙を水に浮かべて占う「水みくじ」もあり、夫婦円満や良縁を願う方におすすめです。
施設情報
所在地 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 |
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電話番号 | 0742-22-7788 |
アクセス | JR・近鉄「奈良駅」より奈良交通バス「春日大社本殿」下車すぐ |
公式HP | https://www.kasugataisha.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
天平文化を伝える鑑真創建の寺 「唐招提寺」
「唐招提寺」は、天平宝字3年(759年)、戒律を学ぶ人々の修行の道場として唐(現在の中国)の高僧・鑑真和上(がんじんわじょう)によって設立された寺院。鑑真和上の弟子のひとり・如宝(にょほう)の尽力により奈良時代に建立されたとされる「金堂」(国宝)は、天平文化を伝える貴重な建物です。
堂内には、中央に本尊・盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)、右に薬師如来立像、左に千手観音立像(いずれも国宝)が安置されており、厳かな雰囲気を感じられるでしょう。また、境内の北側に位置する土塀に囲まれた場所にある「御影堂」(重要文化財)には、「鑑真和上坐像」(国宝)が奉安されています。
なお、鑑真和上坐像が拝観できるのは、鑑真和上の命日である6月6日にちなんで、毎年6月5日から7日までの3日間のみです。
ほかにも、唐招提寺では、唐招提寺で最も古い建造物であるとともに日本最古の校倉(あぜくら)でもある「経蔵」(国宝)や、金堂の西側の屋根に上げられていた天平時代作の「金堂鴟尾(こんどうしび)」(国宝)など、数多くの国宝や重要文化財を見ることができます。
施設情報
所在地 | 〒630-8032 奈良市五条町13-46 |
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電話番号 | 0742-33-7900 |
アクセス | 近鉄「西ノ京駅」下車、徒歩約8分 |
公式HP | https://toshodaiji.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
日本最古の神社の一つ 「三輪明神大神神社」
「三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)」は、素麺(そうめん)発祥の地である奈良県桜井市三輪地区にあり、神聖な山である三輪山の麓に建立されています。神体を安置する本殿がないのは、後方にそびえる三輪山を御神体としているためで、神社の社殿が成立する以前の、原初の神祀りにおける様子を伝えているからです。参拝は、拝殿から三ツ鳥居を通して三輪山に向かって行います。
大神神社の御祭神は「大物主大神」(おおものぬしのおおかみ)で、国造りの神様。農業、工業、商業すべての産業開発、方除(ほうよけ)、治病、造酒、製薬、禁厭(まじない)、交通、航海、縁結びなどあらゆることにご利益があります。
境内には、樹齢約400年ともいわれる御神木「己の神杉」(みのかみすぎ)があり、御祭神・大物主大神の化身である白蛇が杉の根元にある洞に住むともいわれる。
この場所に蛇の好物の卵とお酒をお供えし、お祈りする参拝者の姿が多く見られます。また、縁結びにご利益があるといわれる「夫婦岩」や、なでると願いが叶うといわれている「なでうさぎ」など見どころ満載です。
施設情報
所在地 | 〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422 |
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電話番号 | 0744-42-6633 |
アクセス | JR「三輪駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://oomiwa.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
奈良旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
関西のひとり旅におすすめのスポット 滋賀5選
県土の約6分の1を日本最大の湖「琵琶湖」が占める滋賀県は、緑豊かな山々や歴史あるお寺や神社、歴史情緒が残る町並みなどに触れられるエリアです。
ここからは、ひとり旅におすすめの滋賀のスポットをご紹介します。
琵琶湖のほとりにある国宝の名城 「彦根城」
「彦根城」は、美しさと保存状態の良さから昭和27年(1952年)に天守、附櫓(つけやぐら)、多門櫓(たもんやぐら)が国宝に指定されました。また、西の丸三重櫓(さんじゅうやぐら)や太鼓門などが国の重要文化財に指定されており、なかでも藩主などの馬21頭がつながれていたという「馬屋」(うまや)は、全国でも彦根城にしかない珍しい建物です。
彦根城は、「玄宮園」(げんきゅうえん)や「楽々園」(らくらくえん)といった庭園が美しいことでも有名。特に玄宮園は、江戸時代前期に作庭された大規模な池泉回遊式庭園で、近江国の近江八景が表現されています。
玄宮園の中には鳳翔台(ほうしょうだい)という築山に築かれた茶室があり、庭園や彦根城天守を眺めながらお抹茶をいただくことが可能です。また、紅葉の時期には彦根城や庭園がライトアップされ、この時期ならではの幻想的な景色を眺めることができます。
運が良ければ、彦根城内で彦根市キャラクター「ひこにゃん」に会えるかもしれません。HP上で登場スケジュールが公開されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
施設情報
所在地 | 〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1−1 |
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電話番号 | 0749-22-2742(彦根城運営管理センター) |
アクセス | JR「彦根駅」下車、徒歩約15分 |
公式HP | https://hikonecastle.com/index.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
自然と共生するお菓子のテーマパーク 「ラ コリーナ近江八幡」
「ラ コリーナ」は、和菓子の「たねや」、洋菓子の「クラブハリエ」が展開するフラッグシップ店です。コンセプトは「自然に学ぶ」。八幡山から連なる土地に和・洋菓子などの店を設け、四季折々のお菓子と自然をお楽しみいただけます。
ラ コリーナのメインショップ「草屋根」(くさやね)は、屋根一面が芝で覆われ、まるでテーマパークのような独特の世界観を持った建物です。店内に入るとふわっと甘い香りが漂い、ずらりと並んだ和・洋菓子が出迎えてくれます。
おすすめは、職人の手で一層一層、丹念に焼き上げられたバームクーヘン。新鮮な卵をはじめ、こだわりの素材を用いて作られたふわふわしっとりのバームクーヘンは、口の中に入れるとすーっと溶ける優しい口当たりで、一度食べれば虜になること間違いありません。
メインショップの2階では、どらやきの材料を使ったふわふわなパンケーキに生クリームと粒あんを添えた「どらケーキセット」などをゆっくりといただくことができます。
施設情報
所在地 | 〒523-8533 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 |
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電話番号 | 0748-33-6666 |
アクセス | 近江鉄道バス「北之庄 ラ コリーナ前」下車すぐ |
公式HP | https://taneya.jp/la_collina/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
琵琶湖の絶景を見下ろす特等席 「びわ湖テラス」
びわ湖バレイにある「びわ湖テラス」は、標高1,108mの打見山山頂と、標高1,174mの蓬莱山山頂から琵琶湖を眺めることができるスポット。びわ湖バレイ山麓駅から打見山山頂まではロープウェイで、打見山山頂から蓬莱山山頂まではリフトで行くことができ、空中散歩を楽しめます。
ロープウェイ山頂駅を降りてすぐのところにある「The Main」には、3段構造のウッドデッキがあり、移動するごとに景色の趣が変わる「グランドテラス」や、琵琶湖北側の眺めを楽しめる「ノーステラス」から琵琶湖の景色を思う存分堪能できます。
「ノーステラス」には、ソファ席でシャンパンを飲みながら眺望を楽しめる有料席もあり、大人の贅沢な時間を過ごしたい方におすすめです。ブルーのタイルが敷きつめられた水盤の青とその先に見える琵琶湖の碧が一体化したように見える景色は、まさに圧巻です。
また、「The Main」にはおしゃれな飲食店もあり、「テラスカフェ」では落ち着いた空間の中で食事やスイーツ、お茶などを楽しめ、「グリルダイニング&バーHALUKA 」ではステーキやハンバーグなどのグリル料理やお酒などを楽しめます。
そして、蓬莱山山頂にある「Café 360」では、琵琶湖をはじめ京都や大阪の街並み、日本海側の山々までの大パノラマを一望できます。アーチ状のウッドデッキや、シェル型シェードが付いたプライベート感あふれるソファなどもあるので、お気に入りの場所でぜひ琵琶湖の雄大な景色を味わってみてはいかがでしょうか。
施設情報(びわ湖バレイロープウェイのりば)
所在地 | 〒520-0514 滋賀県大津市木戸1485-2 |
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電話番号 | 077-592-1155 |
アクセス | JR湖西線「志賀駅」から江若交通バス「びわ湖バレイ前」で下車 |
公式HP | https://www.biwako-valley.com/ |
※上記はびわ湖バレイの公式ホームぺージです。びわ湖テラスの詳細はこちらからチェックしてください。
※冬のびわ湖テラスの営業は、Grand Terraceとテラスカフェのみの営業になります。
湖中の大鳥居が絶好の映えスポット 「白鬚神社」
「白鬚神社」(しらひげじんじゃ)は、琵琶湖の西に位置しており、延命長寿・長生きの神様として知られ、縁結び・子授け・福徳開運・攘災招福・商売繁盛・交通安全など、人の世の総ての導き・道開きの神様として信仰されてきました。
湖中に浮かぶ朱塗りの大鳥居が有名で、「近江の厳島」とも呼ばれています。昼間の景色はもちろん、琵琶湖に浮かぶ夕刻の光景は格別です。
境内には 紫式部や与謝野寛・晶子夫妻、松尾芭蕉などが残した歌碑や句碑 があるので、白鬚神社の美しい情景を眺めながら、白鬚神社を讃えた当時の偉人たちに思いを馳せてみるのもロマンチックですね。
なお、先述した「びわ湖テラス」と白鬚神社は近い場所にあるので、旅のプランを立てる際にはぜひどちらも巡ることを検討してみてはいかがでしょうか。
国道を横断しての湖上の鳥居の撮影は大変危険です。神社境内地の社務所前に設置された展望台(藍湖白鬚台・おうみしらひげだい)からの撮影を推奨します。
施設情報
所在地 | 〒520-1122 滋賀県高島市鵜川215番地 |
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電話番号 | 0740-36-1555 |
アクセス | JR湖西線「近江高島駅」下車、徒歩約40分 |
公式HP | http://shirahigejinja.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
神社とお寺がある無人島 「竹生島」
琵琶湖に浮かぶ「竹生島」(ちくぶしま)は、無人島にもかかわらず、日本三大弁財天のひとつ「大弁才天」を祀る「宝厳寺」(ほうごんじ)や、国宝にも指定されている「都久夫須麻神社」(つくぶすまじんじゃ)がある不思議な場所です。
他にも、令和2年(2020年)5月に修復事業を終えた宝厳寺の国宝「唐門」(からもん)や、重要文化財の「観音堂」、350年ぶりに復元された「三重塔」、諸願成就として人気のかわらけ(お皿)投げができる「龍神拝所」(りゅうじんはいじょ)など、さまざまな建築物があります。そんな竹生島は古来より神様が住んでいると信仰を集め、島全体がパワースポットともいわれ参拝者が後を絶ちません。
竹生島へ行くには、琵琶湖汽船に乗船する必要がありますが、湖東にある長浜港、湖西にある今津港のどちらからも乗船できるので気軽に行くことができます。約30分のクルーズは琵琶湖の景色を楽しめるのでおすすめです。
施設情報
所在地 | 〒526-0124 滋賀県長浜市早崎町竹生島 |
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電話番号 | 0749-53-2650(公益社団法人長浜観光協会) |
アクセス | 今津港・長浜港より船で約30分 |
公式HP | https://www.biwakokisen.co.jp/tourist_info/tourist_area_cat/chikubushima/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
滋賀旅行にはJR東海ツアーズのプランがおすすめです。
関西のひとり旅におすすめのスポット 和歌山3選
北部は降水量が少なく南部は1年を通して温暖な気候の和歌山県は、果物栽培が盛んで、農林水産省 近畿農政局の調査によるとみかんの生産量は2004年から19年連続で日本一位です。また、熊野三山や高野山など、悠久の昔から信仰を集めたスポットも数多く有しています。
ここからは、ひとり旅におすすめの和歌山のスポットをご紹介します。
空海によって開かれた真言密教の聖地 「高野山」
「高野山」は、平安時代のはじめに弘法大師空海によって開かれた真言密教の聖地。周囲を1,000m級の山々に囲まれた山上盆地に100を超える寺院が存在する独特の場所で、平成16年(2004年)には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されました。
高野山は高野山全体がお寺で、見どころが数多くあります。そのなかでも絶対に抑えておきたいのが高野山信仰の中心聖地「奥之院」。参道の両脇に天高くそびえる杉木立の中に多くの墓石と燈籠が建ち並び、深閑とした空気が漂います。
奥之院の最も奥に位置する「御廟」(ごびょう)では、今なお弘法大師空海が生きて人々の幸せを願って瞑想を続けていると信じられており、毎日朝6時(朝食)と10時半(昼食)の2回、に弘法大師空海に食事を届ける儀式「生身供」(しょうじんぐ)が行われ、その様子を一般参拝客でも見ることが可能です。
また、奥之院と並び高野山の二大聖地と称されているのが「壇上伽藍」(だんじょうがらん)。壇上伽藍は、弘法大師空海が最初に修行場を造った場所であり、高野山のシンボルで高さ48.5mの「根本大塔」(こんぽんだいとう)や、高野山全体の総本堂「金堂」(こんどう)など諸堂が建ち並んでいます。各お堂にはご本尊や諸尊がお祀りされ、お参りすることでそれぞれの仏様とのご縁が結ばれるということです。
また、高野山を訪れたら後述する「熊野三山」や、日本一の落差133mを誇る「那智の滝」を訪れてみてはいかがでしょうか。熊野三山のひとつ「熊野那智大社」の別宮である「飛瀧神社」(ひろうじんじゃ)のご神体として崇められてきた那智の滝は、日本三名瀑のひとつで、荘厳な雰囲気と迫力を感じることができます。
施設情報
所在地 | 〒648-0294 和歌山県伊都郡高野町高野山132 |
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電話番号 | 0736-56-2011(代) |
アクセス | 南海高野線「極楽橋駅」下車、南海高野山ケーブルで「高野山駅」まで約5分 |
公式HP | https://www.koyasan.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
古来より参詣者が歩いた巡礼の道世界遺産 「熊野古道と熊野本宮大社」
「熊野古道」は、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の3つの神社を指した熊野三山へつながる参詣道。古来より先人たちが歩んだ「巡礼の道」で、平成16年(2004年)にはユネスコ世界遺産にも登録されました。
参詣道は複数のルートに分けられますが、田辺から東に紀伊山地に分け入り、熊野三山を巡拝する「中辺路」(なかへち)が有名です。平安時代から室町時代にかけ、皇族や貴族だけでなく武士や庶民の間にも熊野三山の信仰が高まり、旅人の切れ目がなく行列ができた様子から「蟻の熊野詣」とも例えられました。
そんな熊野三山のひとつ「熊野本宮大社」は、全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮。御祭神は、熊野三山に共通する「熊野十二所権現」(くまのじゅうにしょごんげん)と呼ばれる十二柱の神々です。
熊野本宮大社の社殿は5つあり、参拝の順は、1. 本宮大社の主祭神「家津御子大神」(けつみこのおおかみ)を祀る「証誠殿」(本宮・第三殿)から、 2. 「速玉大神」(はやたまのおおかみ)を祀る「中御前」(結宮・第二殿)、3. 「夫須美大神」(ふすみのおおかみ)を祀る「西御前」(結宮・第一殿)、 4.「天照大神」を祀る「東御前」(若宮・第四殿)、5. 結びの神(八百萬の神)を祀る「満山社」です。熊野本宮大社を参れば熊野三山すべてを参拝したことになるとされています。
また、境内のいたるところで目にする3本足のカラスのマークは、「八咫烏」(やたがらす)です。八咫烏は熊野では神の使いとされ、社務所前には黒い八咫烏ポストが設置されています。
葉書として投函できる八咫烏ポストに手紙を書いて出すことができるので、ぜひ手紙を書いて社務所で「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプを押して、投函してみてはいかがでしょうか。
施設情報(熊野本宮大社)
所在地 | 〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮 |
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電話番号 | 0735-42-0009 |
アクセス | JR「紀伊田辺駅」下車、バス「本宮大社前」下車すぐ |
公式HP | http://www.hongutaisha.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
日本三古湯に数えられる海の近くの温泉 「白浜温泉」
「白浜温泉」は、道後温泉や有馬温泉と並ぶ「日本三古湯」に数えられています。古くは万葉集や日本書紀にも紹介され、「斉明天皇」や「天智天皇」らが都から湯治に訪れた温泉地としても有名です。
東京(羽田空港)から飛行機で約1時間とアクセス抜群で、関西エリア有数の美しいビーチ「白良浜海水浴場」などが近くにあり、海と温泉を一緒に楽しめることから多くの観光客が訪れます。
宿泊施設の温泉はもちろん、宿泊しなくても外湯や足湯を楽しめる温泉も多く、なかでも「崎の湯」は、雄大な太平洋が間近にせまる露天風呂で岩に打ち寄せる波しぶきを感じながら入浴することが可能です。
まるで目の前の海と一体化したような開放感を感じられます。また、崎の湯と並んで白浜温泉を代表する外湯「牟婁の湯」(むろのゆ)では、砿湯(まぶゆ)と行幸源泉(みゆきげんせん)の2種類の源泉を楽しめます。
他にも、窓から真っ白い砂浜で有名な白良浜を眺めながら入れる「白良湯」(しららゆ)や、白良浜に隣接する「つくもと足湯」など、白浜温泉は温泉巡りを思う存分楽しめるスポットです。
施設情報(熊野本宮大社)
所在地 | 〒649-2200 和歌山県西牟婁郡白浜町 |
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電話番号 | 0739-43-3201(南紀白浜観光協会) |
アクセス | JR紀勢本線「白浜駅」よりバスで約15分 |
公式HP | https://www.nankishirahama.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
関西へのひとり旅(一人旅)に、JR東海ツアーズのおすすめプラン
JR東海ツアーズでは、ひとり旅を満喫したい方のために複数のプランをご用意。あなたにぴったりのプランをぜひ探してみて下さい。
自由気ままに「ひとり旅」特集
ひとり旅特集では、旅の目的やテーマ、行き先からプランを検索することができます。ひとりだから行きたいところに行ける。そんな自由な旅をしてみませんか。
ゆっくり旅がしたい。そんな人には「ずらし旅」特集
定番の時間や場所を避けてゆっくり旅を楽しみたい方には、「ずらし旅」プランがおすすめ。人が多くなりがちな人気の観光地や旅行シーズンを避け、時間や場所を少しずらすことでゆったりと旅行を楽しめます。
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まとめ
ひとり旅は、他の旅行とは違い、自由気ままに楽しむことができるだけでなく、新たな自分を発見できるチャンスもあります。「荷物は最小限に」「時間には余裕を持って」「デジタルに頼り過ぎず」を参考に、思う存分自分らしい旅を満喫してみてください。
ぜひ、「時間ができたら」と先延ばしにしている旅行計画があれば、新幹線を使ってひとり旅に行ってみませんか。JR東海ツアーズでは、さまざまなプランをご用意しています。はじめてのひとり旅でも安心のプランですので、気になる方はぜひ公式ホームページでチェックしてみてください。
※情報は2024年5月現在のものです。
※最新情報は各施設へお問合せください。
※画像は全てイメージです。
編集:JR東海ツアーズ