一度は行くべき!日本の絶景スポット30選~感動の瞬間を求めて~

※2024年8月現在の情報です。

大渕笹場
大渕笹場

日本には四季折々の絶景が楽しめるスポットがたくさんあります。普段の生活の中ではなかなか出会えないからこそ、旅の目的地として絶景スポットを選ぶ人も多いのではないでしょうか。その季節にその場所でしか見ることが出来ない絶景は、心が震えるほど美しいものです。ぜひベストシーズンの絶景スポットで、忘れられない感動を味わってみましょう。

今回は、絶景を求める旅行者の方々に向けて、日本全国でも特におすすめの絶景スポットを春・夏・秋・冬の季節ごとに厳選しました。さらに、写真撮影のポイントやおすすめの時間帯など旅先で役立つ情報も満載ですので、ぜひご覧ください。

素晴らしい絶景との出会いは、時に人生観を変えてしまうこともあると言います。息をのむほど美しい絶景を訪れ、自然の素晴らしさや神秘に触れてみてはいかがでしょうか。

日本、春の絶景(3月~4月)

若い葉や花が街を彩り始め、色とりどりの景色が広がる春。特に3月から4月にかけての時期は、菜の花、桜、チューリップなど春の花々が次々と開花し、美しさを競い合うように咲き誇ります。うららかな陽気を感じつつ、ぜひ春ならではの絶景を見に行きましょう。

ここでは、日本で春の季節に訪れたい絶景スポットをご紹介します。

桜色のトンネルをくぐり向かう現代の桃源郷「MIHO MUSEUM(滋賀県)」

MIHO MUSEUM
MIHO MUSEUM

2010年4月撮影

桜の絶景スポットとして有名な「MIHO MUSEUM」は、滋賀県信楽の自然豊かな山間にある美術館です。フランスのルーヴル美術館にあるガラスのピラミッドも手掛けた建築家I.M.ペイが設計しました。

この美術館を春に訪れたならぜひ注目してほしいのが、美術館へのアプローチです。中国の古典「桃花源記」(作・陶淵明)で描かれた桃源郷がモチーフになっており、しだれ桜に包まれた並木道からトンネル、吊り橋を経て美術館に至ります。

特に、美しく弧を描くトンネルは銀色の壁面に覆われているため、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉が映り込み、四季折々の異なった表情を映し出す絶景スポットとしてSNSでも話題になっています。まるで時空を超える抜け道に入り込んだような幻想的な光景を味わえるでしょう。

館内には、古代エジプトやギリシア、アジア、日本の美術品など世界の古代美術約3,000件を所蔵し、常時約250~500点が公開されています。芸術に触れたあとは、無肥料・無農薬の食材を使用したカフェ、レストランで自然を眺めながらひと息つく贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

所在地 〒529-1814
滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
電話番号 0748-82-3411
アクセス JR「石山駅」下車、帝産湖南交通「MIHO MUSEUM行」バスで約50分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

エメラルドグリーンの湖面を望む「寸又峡 夢のつり橋(静岡県)」

寸又峡 夢のつり橋
寸又峡 夢のつり橋

2009年8月撮影

「寸又峡 夢のつり橋」は、静岡県の寸又川に架かる全長約90m、高さ約8mの吊り橋で、四季折々の豊かな自然と美しい湖面を楽しめる絶景スポットとして人気の寸又峡を象徴する観光地です。吊り橋には簡単な板が渡されているだけで歩くたびに揺れるのでスリル満点。

また、橋は1度に10人しか渡ることができないので美しい景色を撮影できるチャンスもあります。紅葉の美しさでも有名ですが、春には雪解けの澄んだ水が湖に流れ込み、湖面がエメラルドグリーンに輝く神秘的な美しさを見ることができます。

特に、4月下旬以降は新緑が深まり、新緑の緑と青い湖面のコントラストが絶景です。また、光の加減によって湖面の色が変わるので、同じ季節でも早朝や夕暮れ時など訪れる時間帯によって違った美しさを楽しめます。

なお、夢のつり橋までの道には急な下り坂や階段があるので、スニーカーなど歩きやすい靴と服装で訪れるのがおすすめです。また、夢のつり橋は寸又峡の奥のほうに位置しているので、時間にはゆとりを持っておでかけください。

所在地 〒428-0411
静岡県榛原郡川根本町千頭 寸又峡温泉
アクセス 大井川鐵道「千頭駅」下車、「寸又峡温泉行き」路線バスで約40分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

琵琶湖に浮かぶ荘厳な大鳥居「白鬚神社(滋賀県)」

白鬚神社の大鳥居
白鬚神社の大鳥居

2014年9月撮影

「白鬚神社」(しらひげじんじゃ)は琵琶湖の北西岸にある神社で、全国にある白鬚神社の総本社です。創建は2000年以上前と言われ、本殿は国の重要文化財に指定されています。祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)。延命長寿、縁結び、子授け、福徳開運、攘災招福、商売繁盛、交通安全など、人の世のすべてにおいて道を開き導くとして信仰されています。

湖中に立つ朱塗りの大鳥居が有名で、「近江の厳島」とも呼ばれており、きらきらと輝く琵琶湖に浮かぶ大鳥居は荘厳で、なかでも大鳥居越しにのぞむ日の出や、夕暮れ時の風景はまさに絶景。境内社務所前にある展望台「藍湖白鬚台」(おうみしらひげだい)からは、湖中の大鳥居がはっきりと見渡せ、大鳥居と湖が織りなす景色を一望できます。

所在地 〒520-1122
滋賀県高島市鵜川215番地
電話番号 0740-36-1555
アクセス JR湖西線「近江高島駅」下車、徒歩約40分またはタクシーで約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

白鬚神社についてはこちらの記事でも紹介しています。

桜色に染まる水辺、息をのむ春の絶景「千鳥ヶ淵(東京都)」

千鳥ヶ淵
千鳥ヶ淵

2024年4月撮影

桜の名所として有名な東京都千代田区にある「千鳥ヶ淵」は、約700mにおよぶ千鳥ヶ淵緑道沿いに、毎年3月下旬から4月上旬にかけてソメイヨシノを中心とした約260本の桜が咲き誇ります。枝ぶりの良い桜がお堀に向かって張り出し水面に映り込む様子は息をのむほどの絶景です。

この美しい桜を写真に収めたい方は、千鳥ヶ淵緑道の九段下駅側に行くと、桜と高層ビル群を一緒に撮影できる絶景ポイントがあります。また、ボートに乗って水上からの花見を楽しみながら撮影するのもおすすめです。

千代田のさくらまつり期間中は、日没(18時ごろ)~22時まで桜並木のLEDライトアップが実施され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気が漂う中で美しい桜を堪能できます。

なお、見頃の時期には多くの人で賑わい、撮影待ちやボート待ちの列ができることもあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

※千鳥ヶ淵緑道のさくら並木LEDライトアップは、桜の開花状況などにより実施を変更・中止にする場合があります。

所在地 〒102-0075
東京都千代田区三番町2先
アクセス 東京メトロ「半蔵門駅」「九段下駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

色鮮やかなお花に包まれる「なばなの里(三重県)」

なばなの里
なばなの里

2018年3月下旬撮影

三重県桑名市にある「なばなの里」は、四季折々の花々やイルミネーションが楽しめる広大なテーマパーク。約30万㎡の園内には、季節の花々が咲き乱れる「花ひろば」や、世界各国から集めた色鮮やかな花を常時展示する「ベゴニアガーデン」など、花をテーマとした見どころが数多くあります。

春には、3月上旬~下旬にかけて河津桜が咲き、3月下旬からは、赤・白・黄色、ピンクのほか、珍しい色や形をした約180万球のチューリップが開花。13,000坪の花ひろば一面に色とりどりのチューリップが咲き誇る様はまさに絶景です。小高い丘の上に建つ展望台からは花ひろば全体を見渡すことができるので、ぜひダイナミックな景色をお楽しみください。

また、チューリップの見頃の時期に合わせて夜にはライトアップも行われます。3月下旬~4月上旬にはソメイヨシノも見頃を迎え、桜とチューリップの共演を見ることができます。昼間の花々も魅力的ですが、ライトアップされた夜は幻想的でひと味違った美しさを楽しめるでしょう。

所在地 〒511-1144
三重県桑名市長島町駒江漆畑270
電話番号 0594-41-0787
アクセス JR「名古屋駅」下車、名古屋名鉄バスセンターより直通バスで約30分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

廃線跡と桜のノスタルジックな絶景が魅力「蹴上インクライン(京都府)」

蹴上インクライン
蹴上インクライン

2021年4月撮影

「蹴上(けあげ)インクライン」は、かつて琵琶湖疏水を運航する船を運ぶための傾斜鉄道として使用されていました。現在は廃線となりましたが、桜の名所として多くの観光客を魅了しています。

全長約582mの廃線跡には両脇に約90本のソメイヨシノが植えられています。春には一斉に咲き誇ってできる桜のトンネルが圧巻で、まるで時が止まったかのような美しさに目をうばわれることでしょう。

廃線の上は自由に歩くことができ、写真を撮るときは線路を真ん中にして撮影するとノスタルジックな景色が撮影できます。

なお、静かな雰囲気の中で桜を楽しみたい方は、人が少ない早朝や夕方に訪れるのがおすすめです。桜が朝日や夕日で染まり、幻想的な光景が広がります。また、ライトアップは行われていませんが、三条通側の外灯で桜がぼんやりと照らし出される夜の時間帯も人気です。

ぜひ、早朝や夕方、夜の幻想的な時間帯に訪れて、廃線跡のノスタルジックな雰囲気と桜の美しさを堪能してみてはいかがでしょうか。

所在地 〒605-0044
京都市東山区東小物座町
アクセス 地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩約3分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

蹴上インクラインについてはこちらの記事でも紹介しています。

人込みを避けて絶景を巡る「ずらし旅」特集

ずらし旅

混雑を避けて旅を楽しみたい人にはずらし旅がおすすめ。定番からずらした旅の楽しみ方を発見し、今までとは違う新しい旅のかたちを探してみてはいかがでしょうか。

日本、初夏・夏の絶景(5月~9月)

初夏から夏にかけては、自然の魅力をよりいっそう強く感じられる時期です。山では緑が鮮やかに輝き、花々は大輪の花を咲かせます。海や川では太陽の日差しが水面にキラキラと反射し、訪れる人は美しい水辺の風景を堪能することができるでしょう。

さらに、夏祭りや花火大会といった日本ならではのイベントも多いこの季節に、心に残る感動を求めて絶景スポットを巡るのはいかがでしょうか。

富士山と茶畑が織りなす絶景「大渕笹場(静岡県)」

大渕笹場
大渕笹場

2024年3月撮影

「大渕笹場」は静岡県富士市にある茶園で、日本を代表する富士山と茶園のコラボレーションが美しい景勝地です。最大の魅力は、広大な茶畑越しにそびえる富士山の雄大な景色。茶園の向こうに見える富士山は圧巻で、電線など遮るものがない数少ない撮影スポットとして多くのメディアやカメラマンも訪れます。

茶畑は例年4月中旬から5月上旬に新緑の見頃を迎え、特に早朝の澄んだ空気の中で見る茶畑は、息をのむほどの美しさ。新緑特有の鮮やかな色合いの茶畑とその後ろに見える富士山に朝日が当たる瞬間は感動的です。

また例年、八十八夜を迎えてすぐに「大渕笹場 お茶まつり」が開催されています。茶摘み体験、出店、パフォーマンスなどが催されるので、絶景と茶文化を楽しめる「大渕笹場」の魅力を存分に味わうことが可能です。

なお、写真撮影や観光の際には、地域のルールを守り、茶畑には無断で立ち入らないように注意しましょう。

所在地 〒417-0801
静岡県富士市大淵1445
アクセス JR東海道本線「富士駅」下車バスで約30分、「曽比奈下」バス停下車、徒歩約15分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

丸窓から覗く圧巻の風景「嵐山 祐斎亭(京都府)」

嵐山 祐斎亭
嵐山 祐斎亭

2021年夏撮影

光をあてると色が変化する独自の染色技法「夢こうろ染(ゆめこうろぞめ)」を創出した京都を拠点とする染色作家の奥田祐斎(おくだゆうさい)氏。その色彩の美しさと技術の高さで国内外より高く評価されている彼が手掛けた染色アートギャラリーが「嵐山 祐斎亭」です。

「嵐山 祐斎亭」では、奥田氏の作品を間近で鑑賞できるだけでなく、各部屋や庭園などから嵐山の美しい景色を楽しむことができます。四季折々の景色が水鏡に映り込む様子は格別です。

春には山桜が遠くにはんなり見え、夏には青々と生い茂る木々、秋には赤や黄色やオレンジなどの紅葉、冬には白銀の世界が窓の外に広がります。特におすすめなのが新緑の時期で、シンメトリーな丸窓からのぞく生命力に溢れた新緑は圧巻の美しさです。この清々しい風景を眺めているだけできっと心から癒され、リフレッシュできることでしょう。眺める位置によって表情が変わるので、四季折々の景色をいろいろな角度から楽しんでみてください。

また、「木漏れ日アートキャンバス」と名付けられたテラス席では、奥田祐斎氏の「羽衣」を鑑賞することができます。「羽衣」が木漏れ日を受けながら淡く優しく風に揺れる様子は、まさに優美。テラス席からは、祐斎亭の庭園を一望でき、絶景を堪能できます。

所在地 〒616-8386
京都府京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6
電話番号 075-881-2331
アクセス 嵐電(京福電車)嵐山本線「嵐山駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

まるでモネの代表作のようだと話題「通称:モネの池(岐阜県)」

モネの池
モネの池

岐阜県関市にある名もなき池「通称:モネの池」は、透明度の高い湧水の中に睡蓮や水中植物が咲き、カラフルな錦鯉が行き交う光景が、まるでフランスの画家クロード・モネの作品「睡蓮」のようだと話題になっています。もともとは観光用の池ではありませんでしたが、近年その美しさがSNSで広まり、国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。

「通称:モネの池」は、1年を通して美しい景観を楽しむことができますが、特におすすめの時期は睡蓮の花が咲き始める5月で、睡蓮の華が一番大きく開く午前11時ごろが最も美しいでしょう。睡蓮と透明度の高い湧水、優雅に泳ぐ鯉が織りなす絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。

所在地 〒501-2901
岐阜県関市板取白谷
アクセス JR「岐阜駅」から岐阜板取線で「ほらどキウイプラザ」へ 板取ふれあいバス「モネの池前」下車、徒歩150m

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

澄み渡る青と、穏やかな波音が癒される「ヒリゾ浜(静岡県)」

ヒリゾ浜
ヒリゾ浜

2011年9月撮影

「ヒリゾ浜」は、静岡県伊豆半島の南端に位置する知る人ぞ知る秘境ビーチです。非常に透明度が高く、深いブルーに輝く「ヒリゾ浜」には、例年7月から9月の間のみ船で訪れることができます。

自然の美しさがそのまま残されており、5mの深さでも海底の小石までくっきり見えるほど透明度が抜群!濃くはっきりと見える魚影にきっと驚くでしょう。また、豊かな黒潮の影響により、南国の季節回遊魚や大物の回遊魚もよく回遊するため、シュノーケリングやダイビングスポットとしてもおすすめです。

最もおすすめの時期は9月で、特に下り潮の時はヒリゾ浜の透明度が最も高くなる最高のコンディション。晴天の下り潮の時に海にもぐって空を見上げれば、まるで空に浮いているような気持ちになれます。ぜひ、今年の夏は静岡の秘境・ヒリゾ浜で、海水浴やシュノーケリングを楽しんでみませんか。

所在地 〒415-0311
静岡県賀茂郡南伊豆町中木
アクセス 中木駐車場から船で5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

歴史と大自然が同化する遺跡の絶景「猿島(神奈川県)」

猿島
猿島

2014年5月撮影

「猿島」は、東京湾に浮かぶ唯一の自然島で、横須賀から船で10分ほどの場所にあります。島内には江戸から明治期に築かれた砲台や弾薬庫が点在し、遺跡と自然が融合した独特の雰囲気が魅力です。

猿島は有名な撮影スポットが複数あり、どこで写真を撮っても映画のような世界観で絵になります。なかでも三方トンネルの三叉路や弾薬庫前の切通しは人気の撮影スポットで、木々の間から光が差し込む瞬間を捉えれば、幻想的な写真になるでしょう。

島内は自由に散策することができますが、猿島について詳しく知りたい方は「無人島・猿島 探検ツアー」(事前予約推奨・当日受付可・有料)に参加するのがおすすめです。【30分ベーシックコース】と【60分アドバンスコース】の2コースがあり、【60分アドバンスコース】では兵舎・弾薬庫の中に入ることもできます。猿島の魅力を知り尽くしたプロガイドの楽しい話を聞きながら、猿島を探検してみてはいかがでしょうか。

また猿島では、森林浴やバーベキュー、釣り、磯遊びなどさまざまなアウトドア・アクティビティが楽しめるので、訪れるなら夏がおすすめです。バーベキューセットや釣り道具はレンタル(有料)可能なので、海でバーベキューや釣りを楽しみつつ、絶景も探索してみてください。

※食材の販売は行なっていませんので、ご自身でご準備ください。

所在地 〒238-0019
神奈川県横須賀市猿島1
電話番号 046-825-7144(受付時間:9:00~17:00)
アクセス 京急「横須賀中央駅」下車、徒歩約15分 「三笠ターミナル」より「猿島行き」へ乗船、船で約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

空と海と白いビーチにときめく「泉南(せんなん)マーブルビーチ(大阪府)」

泉南マーブルビーチ
泉南マーブルビーチ

2008年撮影

「泉南マーブルビーチ」は、白い大理石が敷きつめられた美しいビーチで、そのロマンチックな景観から2006年には「恋人の聖地」(NPO法人地域活性化支援センターが展開するプロジェクト)に認定されました。白いビーチには「Always with you」と白い浮彫のある大きなハート型モニュメントがあり、人気のフォトスポットとなっています。

絶景を楽しみたいならぜひ夏に、そして午後に訪れることをおすすめします。夏の昼下がりになると、青い空・海と真っ白なビーチのコントラストがよりいっそう輝き、夕方になると夕日が空を美しく染め上げるその光景はまさに絶景。多くのカップルや家族連れ、写真家が訪れ、その美しさをカメラに収めています。

なお、泉南マーブルビーチを含むSENNAN LONG PARKでは、例年8月ごろに「泉州夢花火」という大阪最大級の海上花火大会が開催され、美しい花火が泉南の夜空とビーチを華麗に彩ります。目の前を埋め尽くす大迫力の花火は圧巻です。

所在地 〒590-0535
大阪府泉南市りんくう南浜
アクセス 南海本線「岡田浦駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

深みのある鮮やかなブルーの紫陽花が彩る初夏の絶景「明月院(神奈川県)」

明月院
明月院

2019年7月撮影

悟りの窓
悟りの窓

2016年7月撮影

「明月院」は、1160年に創建された臨済宗のお寺で、美しい紫陽花の花々が咲くことから「あじさい寺」としても有名です。初夏には、境内を埋め尽くす数千本の紫陽花が見事なまでに咲き誇り、濃く鮮やかな藍色に染まる美しさは「明月院ブルー」と称されています。

毎年5月中旬以降になると、鎌倉石で造られた参道の両側を埋め尽くすように紫陽花が開花。参拝者を華やかに出迎える花のトンネルのように咲き誇ります。梅雨の時期には紫陽花が雨に濡れて色鮮やかさを増し、しっとりとした雰囲気に。この雨に濡れた紫陽花の得も言われぬ美しさをひと目見ようと、雨の中でも多くの人が足を運ぶほどの人気です。

明月院の絶景ポイントは、本堂右手側にある丸窓「悟りの窓」からのぞむ庭園の景色で、丸い窓枠越しに見える庭園の風景はまるで一幅の絵画のように美しく、訪れる人々に静かな感動を与えます。通常は非公開ですが、紫陽花のシーズンは公開されているので、ぜひ丸窓越しの紫陽花の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

所在地 〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内189
電話番号 0467-24-3437
アクセス JR「北鎌倉駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

青もみじと苔が魅せる緑の世界「三千院(京都府)」

有清園
有清園

2020年9月撮影

わらべ地蔵
わらべ地蔵

2015年5月撮影

「三千院」(さんぜんいん)は、京都・大原に位置する歴史あるお寺で、青もみじや苔庭で知られています。境内全体を覆い尽くすように広がる苔は、四季を通じて人々を魅了する美しさ。特に、雨が降ると苔に水滴が付き、そこに太陽の光が当たるときらきらと輝きとても神秘的です。この輝きはまるで宝石のようで、訪れた人々に深い感動を与えています。

弁天池そばの苔上にたたずんでいるのは、石彫刻家「杉村孝」氏によって作られたかわいらしいお地蔵さま(わらべ地蔵)です。景色に溶け込んでいる様子に心が癒されます。庭園のいろいろなところにお地蔵さまが配置されているので、それを探すのも三千院散策の楽しみの1つです。

朝の静かな時間帯や夕方の柔らかい光が差し込む時間帯に訪れるのが特におすすめで、苔庭の美しさが最も引き立つと同時に、静寂の中で心を落ち着けることができます。ぜひ、自然ととわらべ地蔵が調和した静かな空間で、深い癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

所在地 〒601-1242
京都市左京区大原来迎院町540
電話番号 075-744-2531
アクセス 京都バス17、19系統「大原バス停」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

癒しと活力が溢れる黄金の海「大垣ひまわり畑(岐阜県)」

大垣ひまわり畑
大垣ひまわり畑

2023年8月撮影

「大垣ひまわり畑」は、岐阜県大垣市に位置し、約 3.2 haの広大な敷地に約14万本のひまわりが咲き誇るスポットです。このひまわり畑は休耕田を利用して作られたもので、毎年多くの観光客が訪れる人気の場所となっています。

最大の魅力は、広大な敷地にひまわりの花々が一面に咲き広がる壮大な風景。特に見頃となる8月上旬から8月中旬にかけては黄金に輝く黄色い花の絨毯が広がります。

よく晴れた日には、たっぷりの日差しを受けたひまわりがより鮮やかになりその光景はまさに圧巻。また、ひまわり畑は東海道新幹線沿いにあるので、ひまわりと東海道新幹線がコラボレーションした絶景を楽しめます。東海道新幹線とひまわり畑を一緒にカメラに収めるのもおすすめです。

※ひまわりの成長は天候に大きく左右されるため、見頃時期がずれることがあります。開花状況は公式ホームページでご確認ください。

所在地 〒503-0841
岐阜県大垣市平町地内
アクセス JR東海道線「大垣駅」南口2番のりばから、名阪近鉄バス羽島線「すぐ江」下車、徒歩約8分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

世界にひとつの黄金に輝く茶畑「黄金の茶の間(静岡県)」

黄金の茶の間
黄金の茶の間

2022年4月撮影

「黄金の茶の間」は、静岡市の山深い秘境に設けられたプライベートティーテラス。年に3回だけ黄金に輝く茶畑を眺めながら、園主自らふるまう希少品種「黄金みどり」の濃縮エスプレッソティーをはじめ、季節に合わせた土地の茶数種を楽しめます。また、緑豊かな茶畑には築150年を超える古民家や足湯が併設されており、雄大な景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことが可能です。

「黄金みどり」は、陽の光によって新芽だけが黄色くなる茶葉で、世界にここだけの希少品種。鮮やかな黄金色の茶葉が見た目にも美しくすっきりとした香りと濃厚で旨味の強い味わいが特徴で、一度味わうとその豊かな風味に魅了されることでしょう。淹れても淹れても味が続くので8煎以上味わうことができ、淹れ方次第で味わいも変わるのでさまざまな楽しみ方ができます。

「黄金の茶の間」は軽食、おやつなどの持込は自由で、自分だけの特別な時間を過ごすことができるテラスです。特に晴れた日には、黄金色の茶畑が青空に映え、いっそう美しい風景を楽しむことができるでしょう。

※「黄金の茶の間」は事前予約制です。

所在地 〒421-1402
静岡市葵区諸子沢219
アクセス 新東名「静岡スマートIC」より車で約40分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

夏休みの絶景旅には「夏休み旅行」特集

夏休み旅行

夏休みには新幹線と宿がセットになった夏休み旅行特集がおすすめです。
夏を満喫できるスポットについても紹介しています。

日本、秋の絶景(10月~11月)

秋になると日本各地で美しい紅葉を楽しむことができるようになります。山々や公園、寺院の庭園が、赤や黄色、橙色に染まり、まるで絵に描いたような風景が広がります。

また、この季節になると徐々に涼しくなり過ごしやすい気候になるため、美しい自然を楽しむのにぴったり。紅葉狩りやハイキング、温泉旅行など、秋の絶景スポットを巡る旅にでかけてみてはいかがでしょうか。

秋の彩りが夜に煌めくロマンチックで大人な絶景「昭和記念公園(東京都)」

かたらいのイチョウ並木
かたらいのイチョウ並木

2023年11月撮影

日本庭園
日本庭園

2023年11月撮影

「昭和記念公園」は、広大な敷地を誇る緑溢れる国営公園で、四季折々の花や自然を見たり、サイクリングやボート、バーベキューを楽しんだりと、1年を通してさまざまな体験をすることが可能です。

特に秋は、色鮮やかな紅葉に包まれ、都心とは思えない絶景が広がります。例年11月に開催される「秋の夜散歩」では、ライトアップされたイチョウ並木や日本庭園が幻想的な雰囲気を醸し出し、昼間とは異なる表情を楽しむことができます。

「秋の夜散歩」のハイライトは、なんといっても「かたらいのイチョウ並木」。頭上を覆うように全長300mのイチョウ並木が続き、約100本のイチョウが黄金色に輝きます。足元は黄色の絨毯が広がっているような感覚を味わうことができます。圧巻の美しさを感じることができるこの並木道で、ロマンチックな散策を楽しみましょう。

また、池の周りを巡りながら景色を楽しむことができる池泉回遊式の「日本庭園」も、ライトアップにより幽玄な美しさが増します。水面に映る紅葉やライトアップされた木々が織りなす風景に癒され、静寂の中で秋の深まりを五感で感じることができます。

所在地 〒190-0014
東京都立川市緑町3173
アクセス JR青梅線「西立川駅」下車、徒歩約2分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

これぞ京都、息を呑むほど美しい秋の絶景「瑠璃光院(京都府)」

瑠璃光院
瑠璃光院

2023年11月撮影

比叡山の麓に位置する「瑠璃光院」は、岐阜市に本坊を置く浄土真宗無量寿山光明寺の支院であり、ご本尊は阿弥陀如来です。12,000坪を誇る境内には、数寄屋造りの建物と「瑠璃の庭」、「臥龍の庭」、「山露路の庭」の趣の異なる3つの日本庭園があります。

秋の瑠璃光院は境内全体が美しく壮大な紅葉に包まれます。なかでも「瑠璃の庭」は色鮮やかに染まった紅葉と深緑の苔のコントラストが見られる絶景スポット。また、2階の書院では、窓一面に広がる紅葉が1枚の絵画のような美しさを見せてくれます。

さらに、この紅葉が書院にある机にリフレクション(反射)する光景は息をのむような絶景で、SNSでも話題です。この美しい紅葉の見頃は約1か月間だけで、「幻の紅葉」とも言われています。

瑠璃光院では、例年10月ごろから特別拝観(事前予約制)を実施しているので、ぜひこの期間にしか見ることができない絶景を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。

※秋季 特別拝観期間の予約については、公式ホームページをご確認ください。

所在地 〒606-0067
京都府京都市左京区上高野東山55番地
電話番号 075-781-4001
アクセス 叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」下車、徒歩約12分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

瑠璃光院についてはこちらの記事でも紹介しています。

渓谷を覆う紅葉、中部地区最大級の日本庭園「白鳥庭園(愛知県)」

白鳥庭園
白鳥庭園

2021年11月撮影

名古屋市熱田区にある「白鳥庭園」(しろとりていえん)は、水の恵みと豊かな自然を表現した池泉回遊式庭園です。中央に位置する京都数寄屋大工と尾張大工の親密な協力によって造り上げた本格的な数寄屋建築「清羽亭」(せいうてい)とともに四季折々の景観美を楽しむことができます。

秋の白鳥庭園は、イロハモミジやドウダンツツジなど約1,500本が色づき、色付いた紅葉が水面に映り込む景色は圧巻です。特に、清羽亭を望む眺めは絶景で、赤や黄色に染め上げられた紅葉と雪吊りのコントラストは一見の価値があります。

例年11月中旬からライトアップが始まり、昼間とは異なる幻想的な雰囲気が演出されます。「紅葉茶会」も開催され紅葉を愛でながら本格的なお茶を楽しむことができるこの時期に白鳥庭園を訪れてみてはいかがでしょうか。

所在地 〒456-0036
愛知県名古屋市熱田区熱田西町2-5
電話番号 052-681-8928
アクセス 地下鉄名城線「熱田神宮西駅」下車、徒歩約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

色とりどりの景色とシカに癒される定番スポット「奈良公園(奈良県)」

奈良公園
奈良公園
浮見堂
浮見堂

2015年11月撮影

「奈良公園」は、奈良県奈良市にある広大な都市公園です。総面積は約511haにおよび、春日大社、興福寺、東大寺といった世界遺産を含む歴史的な社寺や奈良国立博物館などの文化施設が隣接しています。園内には、国の天然記念物にも指定されている約 1,300頭の「奈良のシカ」が生息しており、その愛らしい姿は奈良公園の象徴と言っても過言ではありません。

秋になると、奈良公園一面が鮮やかに染まり、紅葉の名所へと一気に様変わり。特に11月中旬から12月上旬にかけては、モミジ、イチョウ、カエデなどが赤や黄色に色づき、古都の風情をより一層感じることができます。

なかでも、奈良公園の中心部にある「浮雲園地」(うきぐもえんち)は人気の紅葉スポットの1つで、中心を流れる吉城川の水面に映る紅葉は絶景です。また、奈良公園の鷺池に浮かぶ東屋「浮見堂」(うきみどう)も紅葉の名所の1つ。水面に映る浮見堂と紅葉のコラボレーションは、まるで絵画のような美しさを感じることができます。

訪れるのにおすすめの時間帯は早朝や夕暮れ時で、朝日や夕日に照らされた紅葉の中をシカたちが静かに歩く姿はとても神秘的。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと紅葉を楽しむことができるでしょう。

所在地 〒630-8212
奈良市春日野町ほか
アクセス 近鉄「奈良駅」下車、徒歩約8分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

奈良公園についてはこちらの記事でも紹介しています。

まるで額縁に入った絵のような敷紅葉「圓光寺(京都府)」

額縁庭園
額縁庭園

2023年11月撮影

東照宮からの夕景
東照宮からの夕景

2023年夏撮影

京都・洛北に位置する「圓光寺」(えんこうじ)は、臨済宗南禅寺派の禅寺で、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しい姿を見せてくれます。

秋になると、圓光寺は色とりどりの紅葉に包まれます。特に紅葉の絶景スポットとして人気なのが江戸時代に造られたとされる池泉回遊式庭園「十牛之庭」(じゅうぎゅうのにわ)です。赤や黄色に色づいたモミジと緑の苔のコントラストが見事で、本堂の書院からは、庭石と紅葉を額縁の中に収めたような写真が撮れると人気です。

また、境内の裏山には、徳川家康公の歯を埋めた墓と東照宮があり、洛北の市街地を一望することができます。西山に陽が沈む夕刻は空が茜色に染まり、言葉には言い表すことのできないほどの美しさ。ここからは境内の紅葉と京都市街の景色を同時に撮影することもできます。

静寂に包まれた境内をゆっくりと散策し、忘れられないひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

※秋の紅葉要予約期間は11月9日~12月8日までです。駐車場閉鎖。

所在地 〒606-8147
京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
電話番号 075-781-8025
アクセス 叡山電鉄「一乗寺駅」下車、徒歩約15分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

圓光寺についてはこちらの記事でも紹介しています。

視界いっぱいに広がるオレンジ色の美景「星のブランコ(大阪府)」

星のブランコ
星のブランコ

2012年12月撮影

「星のブランコ」は、大阪府交野市にある大阪府民の森「ほしだ園地」にある吊り橋です。交野市は七夕伝説をはじめ星にちなんだ伝承が多くあり、星降る里のシンボルとして「星のブランコ」の愛称がつけらました。

星のブランコは、全長280m、最高地上高50mと歩行者専用の橋としては国内最大級の規模を誇り、スリル満点の空中散歩と絶景を楽しむことが可能です。橋の上からは四季折々の美しい風景を一望することができ、特に秋には赤や黄色にグラデーションした紅葉の世界を360度堪能することができます。

また、星のブランコから10分ほどの場所にある展望台からは、星のブランコをはじめ天気が良ければ比叡山から北摂連山、京都市街地まで見渡すこともできます。紅葉に囲まれた星のブランコも絶景なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

紅葉の見頃は例年11月中旬~12月上旬で、太陽の光が紅葉をより一層鮮やかに照らし出す午前中が特におすすめです。朝日に輝く紅葉は息をのむ美しさでしょう。

所在地 〒576-0011
大阪府交野市星田5019-1
アクセス 京阪交野線「私市駅」下車、徒歩約40分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

自由気ままに絶景を堪能する「ひとり旅」特集

ひとり旅

JR東海ツアーズでは、自由気ままにひとり旅を堪能できる旅行ツアーを販売しています。思う存分のんびりと絶景を満喫しましょう。

日本、冬の絶景(12月~2月)

山が多く森林に恵まれた日本では、冬、特に北国や山間部で幻想的な雪景色が広がります。また、クリスマスシーズンには全国各地でクリスマスツリーやイルミネーションが点灯し、街は一気に煌びやかな雰囲気に。特に都市部では壮大なイルミネーションイベントが開催され、夜空を彩る光のアートが楽しめるでしょう。

ここでは、真っ白な雪で覆われた心温まる冬の絶景スポットから、ゴージャスなイルミネーションスポットまで、冬が特に美しい絶景スポットを紹介します。

世界遺産の合掌造りが織り成す、幻想的な冬景色「白川郷(岐阜県)」

萩町城跡展望台からの景色
萩町城跡展望台からの景色

写真提供 岐阜県白川村役場

岐阜県北西部の白川村にある「白川郷」は、三角形の茅葺屋根が特徴的な「合掌造り」の家屋が建ち並ぶ集落です。1995年には、文化遺産としての価値が認められ五箇山(富山県)とともに白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。

冬になると、白川郷は一面銀世界に包まれます。合掌造りの家々に雪が降り積もる光景は、まるで昔話の世界に迷い込んだかのよう。例年1月中旬~2月中旬にかけて開催される夜のライトアップイベントでは、昼にはない幻想的な風景を楽しむことができます。集落全体を見渡したい場合は「荻町城跡展望台」(おぎまちじょうあとてんぼうだい)を訪れるのがおすすめ(※車での通行不可)。白銀の世界に合掌造りが映えます。

なお、白川郷を楽しむには注意点がいくつかあります。白川村や合掌造りの家には実際に人が住んでいるため、撮影時のドローンの使用や私有地(敷地内)への立ち入りは禁止されています。また、自撮り棒の使用は禁止されていませんが、住民や周囲の人への配慮を忘れないようにしましょう。

※白川郷では村内宿泊(※事前予約)を除き、夜の観光は受け入れておりません。白川郷ライトアップイベントに関しては、白川郷観光協会のホームぺージをご確認ください。

所在地 〒501-5627
岐阜県大野郡白川村荻町
アクセス 荻町集落から徒歩約30分、シャトルバスで約10分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

煌めく雪に包まれる、歴史と静寂の美景「大阪城天守閣(大阪府)」

大阪城天守閣
大阪城天守閣

「大阪城」は、1583年に天下統一を目指す豊臣秀吉によって築造された城で、現在の天守閣は市民らの寄付により1931年に復興されたものです。「大阪城天守閣」は、地上55m、8階の構造で、内部の博物館には大阪城の歴史にかかわる豊富な文化財が収蔵・展示されています。

見る角度や高さ、時間帯や天候、季節ごとにさまざまな表情を見せてくれる大阪城には人気の撮影スポットが豊富にあります。なかでも、玉造口を入ってすぐ左側の石段(雁木:がんぎ)を上まで登ると、大阪城天守閣を捉えることができると人気です。

日中はもちろん夕景やライトアップを美しく撮影することができますが、特におすすめなのは冬。めったに降らないからこそ、稀に降る雪が天守閣に積もる景色は絶景です。雪化粧をした大阪城は普段とは違う幻想的な雰囲気を醸し出し、一見の価値があります。ぜひ、秀吉も見たかもしれない天守閣の雪景色を写真に収めてみてはいかがでしょうか。

また、クリスマス時期(例年11月下旬~2月下旬)には、イルミネーションイベントが開催されているので、カップルのデートや友人とのおでかけにもぴったりです。

所在地 〒540-0002
大阪市中央区大阪城1-1
電話番号 06-6941-3044
アクセス JR大阪環状線「大阪城公園駅」もしくは「森ノ宮駅」下車、徒歩約20分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

大阪城天守閣についてはこちらの記事でも紹介しています。

シャンパンゴールドの光が彩る「恵比寿ガーデンプレイス(東京都)」

バカラシャンデリア
バカラシャンデリア

2023年11月撮影

時計広場のクリスマスツリー
時計広場のクリスマスツリー

2023年11月撮影

「恵比寿ガーデンプレイス」は、オフィスタワーを中心に商業施設、ホテル、住宅などからなる大型複合施設で、洗練された空間として人気です。特に冬には、毎年恒例のイルミネーションイベント「Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-」が開催され多くの人で賑わいます。

最大の魅力はバカラシャンデリアとクリスマスツリーの輝きで、高さ約5m、幅約3m、クリスタルパーツ総数8,500ピース、ライト総数250灯の世界最大級のバカラシャンデリアは、息をのむほどの美しさです。会場内には、さまざまなバカラシャンデリアの表情が撮影できるフォトスポットが設置されており、SNS映え抜群の写真が撮れると大人気。また、時計広場にそびえ立つ全長約10mのクリスマスツリーもロマンチックな雰囲気を演出し、人気の撮影スポットとなっています。

約10万球のイルミネーションやクリスマスツリー、バカラシャンデリアの温かい光に包まれた恵比寿ガーデンプレイスを訪れればきっと冬の寒さも忘れさせてくれることでしょう。

所在地 〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番
アクセス JR山手線「恵比寿駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

朱色の灯篭と白い雪のコントラストが神秘的「貴船神社(京都府)」

貴船神社
貴船神社

2020年2月撮影

「貴船神社」は、全国に約500社を数える貴船神社の総本宮で、水の供給を司る高龗(たかおかみ)の神を祀り、古くから水を扱う人々の信仰を集めてきました。

京都の中でも山奥に位置し、頻繁に雪が降り積もるため冬の絶景スポットとしても知られています。特に積雪日限定で行われるライトアップは必見で、雪に反射する灯りが境内をさらに神秘的に照らし出します。

人気の撮影スポットである参道の春日灯篭では、朱色の灯篭と雪の白、周囲の木々の緑が織りなす絶景を写真に収めることもできます。ぜひ、積雪日のライトアップされる時間に訪れて、昼間とは異なる幻想的な雰囲気の貴船神社を味わってみてはいかがでしょうか。

※積雪日限定ライトアップの開催の可否は、当日の15時に神社SNS(Twitter、Facebook)にて告知いたします。お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。

所在地 〒601-1112
京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号 075-741-2016
アクセス 叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」下車、徒歩約30分
京都バス「貴船」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

貴船神社についてはこちらの記事でも紹介しています。

寒い冬の時期しか見られない、幻雪の飛龍観「天橋立(京都府)」

天橋立 白龍
天橋立 白龍

日本三景の1つに数えられる「天橋立」は、幅約20~170m、全長約3.6kmの砂嘴(さし)でできた砂浜で、約8,000本の松が生い茂る様は、まさに自然が創り出した芸術作品です。四季折々の表情を見せる天橋立ですが、冬には格別の美しさを体感できます。

冬の天橋立の魅力は何と言っても雪景色で、特に雪が降り積もった松並木は、まるで白い龍が天に昇って行くかのような絶景です。この神秘的な現象は年に数回しか見られない貴重な光景で、「幻雪の飛龍観(ひりゅうかん)」とも呼ばれています。

「幻雪の飛龍観」を写真に収めるなら、天橋立を一望できる絶景スポット「天橋立ビューランド」からの撮影がおすすめで、天橋立ビューランドの山頂まではリフトやモノレールで行くことができます。よく晴れた冬の日に太陽が雪景色を照らす景色は息をのむほどの美しさです。ただし、日が昇り気温が上がると松の雪は溶けてしまうため、午前中に訪れるようにしましょう。

※雪の影響でリフトやモノレールが運休になる場合もあります。運行状況は公式ホームページなどでご確認ください。

※11月16日~2月15日の営業時間は9:00~16:30です。

所在地 〒626-0001
京都府宮津市字文珠
アクセス 京都丹後鉄道「天橋立駅」下車、徒歩約5分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

天橋立についてはこちらの記事でも紹介しています。

冬の静寂に包まれた雪のトンネル「メタセコイア並木(滋賀県)」

メタセコイア並木
メタセコイア並木

2024年1月撮影

マキノ高原からマキノピックランドへと向かう約2.4kmの道路には、約500本ものメタセコイアが並ぶ雄大な景色が広がっています。「メタセコイア並木」は春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹・雪花と、四季折々の表情を楽しめることから滋賀県屈指の絶景スポットとして人気です。

例年1月以降にはメタセコイア並木の周りが一面白銀の世界になり、神秘的な雰囲気に包まれます。特に雪化粧したメタセコイア並木は稀少で、さまざまな気象条件が揃わないと見ることができません。

気温が低すぎたり風が強かったりすると雪が枝に着雪しないため、幻の絶景といっても過言ではないでしょう。タイミングとしては雪が降った日の朝に行くのがおすすめですので、ぜひチャレンジしてみてください。

※メタセコイア並木の周辺道路は、地元住民の生活道路でもあります。路上駐車や路上での撮影場所の占有は近隣住民の迷惑になるので、マナーを守りましょう。

所在地 滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
アクセス JR「マキノ駅」からコミュニティバス・マキノ高原線で約6分(逆時計まわりは約25分)、「マキノピックランド」下車すぐ

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

鳥居に沈む夕陽、爛漫の美が心を満たす「弁天島の赤鳥居(静岡県)」

弁天島の赤鳥居
弁天島の赤鳥居

2021年12月撮影

静岡県浜松市の浜名湖に浮かぶ「弁天島」は、縁結びや商売繁盛の神様として知られる弁財天を祀る島で、島のシンボルである「弁天島の赤鳥居」は朱塗りの美しい姿で訪れる人々を魅了しています。弁天島の赤鳥居は季節や天気、潮の満ち引きなどによってさまざまに違う表情を見せてくれる絶景ポイントです。

特に冬至の前後1か月間程度は、いかり瀬に立つ鳥居の後ろで夕日が沈む姿を見られる特別な期間。太陽が水平線に近づくと空と湖面がオレンジ色に染まり、幻想的な雰囲気に包まれます。鳥居のシルエットと燃えるような夕日が織りなす絶景が見られるのは、日没間際のほんの数分間だけ。弁天島海浜公園の東側(遠江八景「弁天夕照」の案内看板が目印)から楽しむのがおすすめです。

弁天島を訪れた際は、ぜひ赤鳥居と夕日の織りなす絶景を堪能してみてください。きっと忘れられない思い出になるはずです。

所在地 〒431-0214
静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島3775-2
アクセス JR東海道線「弁天島駅」下車、徒歩約3分

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

雪化粧をした山々と青く輝く琵琶湖のコントラスト「びわ湖バレイ/びわ湖テラス(滋賀県)」

冬のびわ湖テラス
冬のびわ湖テラス

琵琶湖の絶景スポットとして知られる「びわ湖バレイ/びわ湖テラス」。標高1,100mから望む琵琶湖と山々のパノラマビューは、まさに絶景のひと言です。冬は一面の銀世界が広がり、夏とはまた違った魅力を放ちます。雪化粧をした山々を背景に、青く輝く琵琶湖とのコントラストは息をのむ美しさです。

冬のびわ湖テラスの営業は、Grand Terraceとテラスカフェのみの営業になります。Grand Terraceは琵琶湖を正面に望む広々としたウッドデッキで、雄大な景色を独り占めしているかのような贅沢な気分に浸れるでしょう。テラスカフェは大きな窓から雪景色を眺めることができ、温かいドリンクや軽食を楽しめる空間です。どちらからも、刻一刻と表情を変える冬の琵琶湖の絶景を堪能できます。

「びわ湖バレイ/びわ湖テラス」の雪景色を楽しむなら、降雪の多い1月~2月がおすすめです。特に、晴れた日には真っ青な空と雪に覆われた山々、そして青い琵琶湖のコントラストが美しく写真撮影にもぴったり。ぜひ、冬ならではの絶景を望む「びわ湖バレイ/びわ湖テラス」で忘れられない冬の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

※年に数回、休業期間があります。休業期間中はロープウェイ・駐車場・びわ湖テラスを含むすべての施設が休業となります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。

所在地 〒520-0514
滋賀県大津市木戸1547-1
アクセス JR湖西線「志賀駅」から江若交通バス「びわ湖バレイ前」で下車

※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。

びわ湖テラスについてはこちらの記事でも紹介しています。

まとめ

日本全国の絶景スポットを季節別に紹介しましたが、いかかでしたでしょうか。

紹介したスポットは、どれも一生に一回は訪れる価値があるスポットばかりです。今回はベストシーズンをご紹介しましたが、なかには季節を選ばず素敵な景色を見られるスポットもたくさんあります。

ぜひ、さまざまな季節・時間・天候の時に足を運び、いろいろな絶景の表情を楽しんでみてください。きっと、その時にしか出会えない感動に出会えることでしょう。

※情報は2024年8月現在のものです。
※最新情報は各施設へお問合せください。

※画像は全てイメージです。
編集:JR東海ツアーズ