東海道五十三次の宿場町を巡ろう! 桑名宿~四日市宿 (JR桑名駅~近鉄 四日市駅/JR名古屋駅まで近鉄名古屋線+徒歩で約45分)

※2023年11月現在の情報です。

歌川広重「東海道五拾三次/桑名・七里渡口」

※国立国会図書館デジタルコレクションより転載

東海道五十三次をたどるウォーキングの旅、JR桑名駅が最寄りの「桑名宿」~毎月4のつく日に市場が開かれていたことに地名が由来する「四日市宿」までのコースを紹介します。桑名宿はかつて、宮宿(現在の名古屋市熱田区)と東海道唯一の海路で結ばれており、七里(約28km)の海上を渡って到着したことから「七里の渡し」と呼ばれ、多くの人で賑わった歴史ある宿場町です。
現在でもその名残を感じられる渡船場跡を見ることができ、雄大な揖斐・長良川を眺めながら歩く道は当時の旅人達を想起させます。四日市宿に向かう途中では桑名市の特産品「はまぐり」を堪能したり、歴史的建造物の「六華苑」や「志氐神社」などを見ることができます。さらに四日市市立博物館では四日市の歴史を弥生時代から紐解いていき、東海道として栄えた歴史背景までを知ることができます。約18㎞の長距離コースとなりますが、比較的平坦な道が多く歩きやすいコースです。桑名宿から四日市宿までの街並みを楽しみながら、かつての東海道に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ルート&スポットMAPルート&スポットMAP

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歩いて巡るスポット歩いて巡るスポット

  • 壮麗な洋館と和館・庭園が美しい 「六華苑」

    六華苑

    敷地内へ一歩踏み入れた瞬間、まるでタイムスリップをしたかのような感覚になる「六華苑」。大正2年(1913年)に、山林王と呼ばれた桑名の実業家である二代諸戸清六の邸宅として完成したもので、平成5年(1993年)に六華苑として一般公開されました。広大な敷地の中には、洋館・和館・蔵・日本庭園などがあり、洋館部分については日本近代建築の父と呼ばれたジョサイア・コンドルが手掛けた地方に残る唯一の作品と言われています。吹き抜けの広い空間が広がるロビーをはじめ赤い絨毯が特徴的な洋館には食堂や客間、応接室があり、外観、内装とも豪華で華やかな建物です。洋館と壁一枚でつながっている和館から見える庭園には四季折々の美しい景色が広がっています。庭園では鳥がさえずり蝶が飛んでいたりと心安らぐ空間が広がっています。

    詳細情報

    六華苑

    住所:〒511-0009 三重県桑名市大字桑名663-5

    アクセス:JR桑名駅より徒歩約20分

    TEL:0594-24-4466

    URL:https://www.rokkaen.com/

    営業時間:9時~17時(入苑時間は16時まで)

    休苑:月曜日(月曜日が祝日の場合、翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

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    六華苑

    撮影に訪れた日は晴天に恵まれ、苑内では結婚式の前撮りをされている方や、ご夫婦、ご友人と散歩をされている方、カメラで撮影を楽しむ方々など、穏やかでゆったりとした時間が流れているように感じました。叶うのならばここに住んでみたいと思うほど豪華で美しい中にも落ち着いた空間が広がっており、非常に居心地が良い場所でした。数々のドラマや映画のロケ地としても使用されているので、訪れてみるとどこかで見たことがあるような景色が広がっているかもしれませんね。

  • 桑名宿の玄関口 「七里の渡跡」

    七里の渡跡

    かつての宮宿(現在の名古屋市熱田区)から海を越え到着したのが、雄大な揖斐・長良川沿いにあるのがこの「七里の渡し」。桑名宿の玄関口です。宮宿~桑名宿までの区間は、東海道内唯一の海路で、その距離が七里(約28㎞)あったことから「七里の渡し」と呼ばれました。このあたりの西側には舟番所、高札場、本陣、脇本陣など、南側には船会所、人馬問屋、本陣などがあり桑名宿の中心として栄え、東海道を行き交う多くの人で賑わった場所です。立派な松の木の奥に見える大きな鳥居は、東海道の道中のほか伊勢への東側の入り口にあたる場所でもあったため、伊勢国の「一の鳥居」として建てられたものです。また、昭和33年(1958年)に三重県指定史跡として指定されましたが、翌年の伊勢湾台風によってこの周辺は大きな被害を受けたため、現在は七里の渡跡の近くに防波堤が築かれています。江戸時代と全く同じ風景ではないものの、東海道を歩いた人々に思いを馳せるには十分な遺構であると言えるでしょう。

    詳細情報

    七里の渡跡

    住所:〒511-0011 三重県桑名市東船馬町

    アクセス:JR桑名駅より徒歩約20分

    TEL:―

    URL:https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/miru/kankospot/kanko009.html

    営業時間:―

    休日:―

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    七里の渡跡

    大きな松の木と鳥居が印象的な七里の渡跡。実はこの場所からは、このあと紹介する「蟠龍櫓」も少し遠目から見ることができ、東海道を存分に感じられるスポットです。この日は非常に天気もよく、東海道を感じながら川沿いへ向かって少し歩いたところからは、揖斐川を挟んだ先の街並みも見えました。東海道の難所とも言われた海を越え、この場所で桑名に到着し、白蛤を食べて精をつけ四日市宿へ向かった当時の人々のことを思い感慨にふけりながら、私たちも次のスポットへ向かいました。

  • 桑名宿のシンボル ばんりゅうやぐら

    蟠龍櫓

    桑名宿に着いた人々が最初に目にするシンボルとなっていた「ばんりゅうやぐら」。七里の渡しに面して建てられたこの櫓は、歌川広重の絵にも登場し海上の名城として描かれました。「ばんりゅう」とは地上にうずくまった状態の龍のことで、龍は水を司る聖獣として中国では寺院や廟などの装飾モチーフとして広く使われています。このばんりゅうをかたどって瓦が置かれたことからばんりゅうやぐらと呼ばれるようになりました。東海道の中で唯一、海路を行き交うこの場所で航海の安全を見守る守護神としてこの場所に据えられたと考えられています。現在の建物は、2003年(平成15年)に「水門統合管理所」として建てられ活用されています。管理所を建設するにあたっては、かつて蟠龍櫓が建っていたところに建てることになったため櫓の外観の復元を目指して建てられました。

    詳細情報

    ばんりゅうやぐら

    住所:〒511-0031 三重県桑名市三之丸地先

    アクセス:JR桑名駅より徒歩約21分

    TEL:―

    URL:https://www.city.kuwana.lg.jp/shisetsu/kanko/003.html

    営業時間:9時30分~15時

    休日:毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌日)

  • 桑名神社と中臣神社の2つの拝殿を有する 「桑名宗社/春日神社」

    桑名宗社/春日神社

    「桑名宗社/春日神社」は桑名駅と東海道の間にある約1900年の歴史を持つ神社です。地元の人々からは「春日さん」の愛称で親しまれています。「桑名宗社」は子孫繫栄や事業繁栄など繫栄の神様として仰がれる桑名神社と、厄除開運の神様として仰がれる中臣神社の2つの神社を合わせた名称です。「春日さん」と言われるようになったのは、永仁4(1296)年に奈良の春日大社より春日四柱神を勧請合祀したことが由来とされています。また、江戸時代には、徳川家康や本多忠勝をはじめとする将軍や藩主から深く崇敬された由緒ある神社です。昭和20年(1945年)に戦災のためすべて焼失してしまった過去がありますが、平成7年(1995年)までに拝殿、本殿、幣殿、楼門が再興されました。

    詳細情報

    桑名宗社/春日神社

    住所:〒511-0023 三重県桑名市本町46

    アクセス:JR桑名駅より徒歩約16分

    TEL:0594-22-1913

    URL:https://www.kuwanasousha.org/

    拝観時間:―

    休日:―

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    桑名宗社/春日神社

    桑名宗社では2つの神社が睦まじく鎮座する姿から神前式の結婚式が行われており、縁結びの神様としても知られています。境内では、「結」と書かれた可愛らしいハートの絵馬や恋みくじがあり恋愛成就を願うことができます。また境内にある「茂三郎」ではコーヒーなどの飲み物やみたらし団子、わらび餅などの甘味類もあり、ホッと一息つくのもおすすめです。

  • 東海道五十三次をモチーフに造られた 「歴史を語る公園」

    歴史を語る公園

    東海道五十三次の道中を楽しめる「歴史を語る公園」は、東海道の中で42番目の宿場町として数多くの宿数を誇った桑名宿の歴史や伊勢路への玄関口としても賑わいを見せていた歴史に着目して造られた公園です。東京・日本橋から京都・三条大橋までの道中をモチーフに、宿場町の道標や常夜燈、松の木、石畳、富士山などの東海道を象徴するものが再現されています。また、この辺りは桑名藩の城下町であったことから、この公園からほど近い場所にかつて桑名城がありました。桑名城の堀などは明治時代以降に埋め立てられてしまったため、ほとんど当時の姿は残っていないものの「歴史を語る公園」からは公園の向かい側にある三之丸堀に当時の城壁を見ることができる貴重なスポットです。

    詳細情報

    歴史を語る公園

    住所:〒511-0081 三重県桑名市片町

    アクセス:JR桑名駅より徒歩19分

    TEL:―

    URL:https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/miru/history/history021.html

    営業時間:―

    休日:―

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    歴史を語る公園

    東京・日本橋からいくつかのコースを歩いてきた私たちにとっては、今までの道のりとここから先の京都・三条大橋までの道のりを思わせてくれる、非常にワクワクするスポットでした。なかでも日本橋を目した時は思わず声が出てしまうほど気分が高まりました。東海道だけでなく伊勢神宮への道や鳥居が再現されているのも桑名という土地ならではのものだと感じました。公園内にはベンチがあり、ここでひと休みしてから東海道のウォーキングを再開するのも良いですね

  • 桑名市の特産品はまぐりが絶品 「はまぐりプラザ 食堂はまかぜ」

    漁協・公民館・漁業交流センターが入った複合施設「はまぐりプラザ」内にある食堂「はまかぜ」では、赤須賀漁業で水揚げされた“はまぐり”を使用した定食などを味わえます。桑名では縄文時代前期から“はまぐり”が食されており、江戸時代には三重県の特産品として歴代将軍にも献上されていました。東海道五十三次がモチーフの十返舎一九「東海道中膝栗毛」の中でも弥次さん喜多さんが焼き蛤を肴に酒を酌み交わす描写が描かれています。食堂「はまかぜ」では、桑名市特産品の“はまぐり”を使用した料理を味わうことができ、お味噌汁やごはん、はまぐりフライがセットになった定食メニューは、自分ではまぐりを焼きながら食べることができます。焼きたてのはまぐりは、弾力のあるプリプリの食感と濃厚なはまぐりの出汁を堪能でき絶品です。また、はまぐりプラザは揖斐・長良川沿いに位置し、展望デッキからは広々とした河口を一望できる絶好のロケーションを楽しめるので、桑名の美しい景色を眺めながら美味しいはまぐりを味わうことができます。
    ※一部予約が必要なメニューもございます。

    詳細情報

    はまぐりプラザ 食堂はまかぜ

    住所:〒511-0033 三重県桑名市大字赤須賀86番地21

    アクセス:JR桑名駅より徒歩約30分

    メニュー:焼きはまぐり定食(要予約)2,700円/赤須賀定食2,200円/はまぐり丼 1,500円/はまぐりうどん800円

    TEL:0594-22-6010

    URL:http://hamaguri-plaza.com/

    営業時間:11時~13時30分

    休日:毎週火曜日

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    はまぐりプラザ 食堂はまかぜ

    焼きはまぐりはひとつひとつアルミホイルに包まれているものを焼いて食べるのですが、蒸し焼きされたはまぐりの身はほとんど縮まず、ジューシーでぷりぷりの食感を味わえる絶品の一品でした!他にも“はまぐりの酒蒸し”をいただいたのですが、こちらも大きな身とはまぐりの出汁が濃く出ており、とても上品な味わいを堪能できました。食堂内から見える景色は、揖斐・長良川の雄大なロケーション!素敵な空間で絶品はまぐりを味わえる最高の食堂でした。

  • 境内に前方後円墳を有する延喜式内社 じんじゃ・妋・みよといし

    志氐神社・妋石

    じんじゃは、境内に北勢地域最大の前方後円墳を有する延喜式内社として知られています。東海道に面した場所にある鳥居のそばにはみよといしがあり、古来より東海道を行き交う多くの旅人がこの石をなでて縁結び・夫婦円満の願いを込めました。鳥居をくぐり抜け、神社の敷地内に入るとじんじゃの御神木スダジイの木が出迎えます。樹齢は推定五百年と伝えられ、力強い双幹の樹形が夫婦和合の象徴とされてきたことから、志氐の大神様の御神徳・夫婦円満・良縁成就・健康長寿のご利益を授かると伝えられています。また、神社内には境内の古墳から出土した内行花文鏡、勾玉、管玉、車輪石や江戸時代後期に作られたとされる志野焼の片足が折られた狛犬などの貴重な品々を見ることができます。

    詳細情報

    じんじゃ・妋・みよといし

    住所:〒510-0003 三重県四日市市大宮町14−6

    アクセス:近鉄霞ヶ浦駅より徒歩10分

    TEL:059-331-0620

    URL:https://www.shide.jp/

    拝観時間:―

    休日:―

  • 明治期の大型町家の面影が色濃く残る 「森家住宅」

    森家住宅

    東海道に面して建つ森家住宅は主屋・土蔵共に明治前期に建てられた歴史的建造物で、国登録有形文化財に指定されています。森家は当時、庄屋と呼ばれる代官の指揮のもとで村の事務を統轄する役を任されており、名字帯刀(血筋をあらわす家の名称を名乗り太刀を腰に差す武士の特権)を許された家柄でした。森家住宅の主屋は木造平屋建て入母屋作り・桟瓦葺で、正面に大戸口を設けた造りとなっており、近隣地域では珍しい妻入りの大型建物となっています。明治期の大型町家の造りを色濃く残す森家住宅は風情ある景色を演出し、当時の東海道の様子を連想させます。

    詳細情報

    森家住宅

    住所:〒510-0017 三重県四日市市羽津町

    アクセス:近鉄霞ヶ浦駅より徒歩約10分

    TEL:―

    URL:https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1001000002643/index.html

    営業時間:―

    休日:―

  • 旅人に親しまれた街道沿いの銘菓店 「なが餅笹井屋本店」

    なが餅笹井屋本店

    天文十九(1550)年創業の歴史ある銘菓店笹井屋は四日市名物「なが餅」を販売する和菓子店です。なが餅は、勢州日永の里にちなみ初代彦兵衛氏によって作られました。当時は日永(ひなが)の餅と呼ばれていましたが、長餅、笹餅などと名称を変え、現在の「なが餅」に定着しました。東海道に面した「笹井屋本店」のなが餅は当時から旅人の土産品として親しまれており、さっぱりとした小豆餡を白いお餅でくるんで平たく長くのばし、両面を香ばしく焼いたお餅は絶品です。毎日出来立てのなが餅をそのまま包装しているため、やわらかくて食べやすく、軽いあんことよく合います。現在もなお、地元で愛されているなが餅を、笹井屋本店で味わってみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    なが餅笹井屋本店

    住所:〒510-0081 三重県四日市市北町5-13

    アクセス:近鉄川原町駅より徒歩約10分

    TEL:059-351-8800

    URL:https://www.nagamochi.co.jp/

    営業時間:8時30分~17時30分

    休日:火曜日・木曜日

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    なが餅笹井屋本店

    甘すぎないさっぱりとしたあんこが香ばしいお餅とよく合う逸品でした。素朴な味わいではありますが、何個でも食べたくなる美味しさです。やわらかくモチモチとしたお餅は食べやすく、長距離を歩いた後でもパクパクと食べ進みました。歴史ある美味しい和菓子をいただいて良いエネルギーチャージになり、ゴールまでの活力になりました。

  • 四日市の歴史を体感できる 「四日市市立博物館」

    四日市市立博物館

    四日市市立博物館は歴史や科学、社会を学べる博物館で、3階の常設展示には四日市の歴史を学べるエリア「時空街道」があります。四日市のまちの発展と当時の人々のくらしの変化を感じられる体感型の展示で、弥生時代の竪穴住居・室町時代の四日の市・江戸時代の四日市宿が原寸大で再現されています。とくに江戸時代の四日市宿の展示は当時の宿場町の様子を忠実に再現しており、進む方向で文字の書き方が異なる看板や、幕府や領主が決めた法度を掲げていた高札場、季節によっては当時の手法通り松ぼっくりで焼かれた焼き蛤などを見ることができます。また、明治時代から現代までの四日市のあゆみを2階の「四日市公害と環境未来館」で見ることができるため、過去から現在までの四日市の発展を一続きで知ることができます。街道としての東海道ができた江戸時代だけでなく、そこからどのように発展していったのかを知ることができる貴重な施設ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

    詳細情報

    四日市市立博物館

    住所:〒510-0075 三重県四日市市安島一丁目3番16号

    アクセス:近鉄四日市駅より徒歩約3分

    TEL:059-355-2700

    URL:https://www.city.yokkaichi.mie.jp/museum/

    営業時間:9時30分~17時 ※展覧会への入場は16時30分まで

    休日:月曜日 ※祝休日の場合は翌平日

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    実際に歩いてきた四日市宿ですが、想像でしか当時の風景をイメージできなかったので、忠実に再現された宿場町を見たときは、ここまで歩いてきた桑名宿~四日市宿の当時の様子を自身の想像と鮮明にリンクすることができて感動しました!実寸大で再現された展示物や朝から夜に変わる照明など、細かいところまで再現されており、本当に江戸時代にタイムスリップしたかのような空間でした。東海道が構築された江戸時代だけではなく、弥生時代から現代までの四日市を知ることができ、街道と共に発展した町であることや四日市の未来についても考えさせられ、とても良い時間となりました。

編集後記

桑名宿~四日市宿までは距離は長いものの平坦な道が多く、東海道の難所と言われた海路を超え桑名に到着した当時の人々にとっても歩きやすい道だったのではないかと思います。東海道のほか伊勢へ続く道の分岐点であったことから「七里の渡跡」や「歴史を語る公園」、「四日市市立博物館」など、東海道五十三次としてのエピソードと合わせて伊勢神宮へ向かう道として紹介もするスポットが多いのが印象的な場所でした。まるでタイムスリップをしたような感覚になる「六華苑」や弥生時代からの歴史や四日市の発展を体感できる「四日市市立博物館」など、時間をかけてじっくり見学ができるスポットもあるため、余裕を持って1泊2日でめぐる行程もおすすめです。

  • ※営業時間などは変更される場合があります。お出かけの際には改めてご確認ください。
  • ※当サイトに使用している歌川広重「東海道五拾三次」の原画は、国立国会図書館デジタルコレクションを元に加工いたしました。

※本サイトに掲載の画像・イラストは全てイメージです。