地域のサードプレイスとして、誰もが居心地よく過ごせる書店
JR浜松駅から、“赤電”と呼ばれる遠州鉄道へ乗り継ぎ、浜北エリア(旧浜北区)へと向かう。浜名区の一角にある浜北エリアは、かねてより植木生産が盛んだったことから、“植木の町”と呼ばれる地域。浜松市中心部のベッドタウンとしても発展してきた。自然が豊かで、閑静な住宅地が広がるこのエリアに、20年近く愛され続けている小さな書店がある。
倉庫を改装してつくられた〈フェイヴァリットブックスL〉
2007年より書店を運営するのは、店主の髙林幸寛さん。じつはオープン当初は現在と異なる場所にお店があり、2度の移転の末、こちらにお店を構えたのは2024年5月のこと。いずれも浜北エリアでお店を運営してきた。
〈フェイヴァリットブックスL 〉の店主・髙林幸寛さん
「1店舗目のときもお客さんとよく会話をしていたのですが、マンションで再開したときはよりコミュニケーションを重視したいという思いでイベントを増やし、さまざまな人の居場所になれるような場所を目指しました。3箇所目となる今のお店でもお客さんとのコミュニケーションを大事にしています」
訪れる方の「Favorite」を見つけるお手伝いを
〈フェイヴァリットブックスL〉には20〜30代を中心に、学生からシニア世代まで幅広い方が訪れる。市内や周辺地域の方だけでなく、静岡市や愛知県の名古屋市などから足を運ぶ方もいるそうだ。遠くからでも“通いたい書店”として求心力を放つ理由は、そのラインナップにあると感じる。
本との偶然の出会いを楽しんでほしいから、あえてジャンルをはっきり分けずに陳列しているのもこだわりのひとつ。好奇心が刺激されるラインナップで、新しい視点や気づきが生まれそうだ。
僕はこれまで過去を振り返ることをあまり良くないことと思っていたのですが、三國さんの本を読んで、過去の記憶や思い出が自分を形づくるのだと気付きました。旅も一緒で、どこかを旅した記憶や見たものが、自然と自分を豊かにしてくれます。“旅をするほどわたしになっていく”、そんなイメージがこの本から浮かびました」
Text:Ayumi Otaki
Photo:Akihiro Morita
いつもと違う静岡県観光には、浜松市の〈フェイヴァリットブックスL〉がおすすめ。
フェイヴァリットブックスL
| 所在地 | 静岡県浜松市浜名区中条1315-2 |
| アクセス | 遠州鉄道「遠州小松駅」より徒歩約4分 |
| 電話番号 | 053-586-5004 |
| X(旧Twitter) | @favorite_27 |
| @favoritebooks_l | |
| 営業時間 | 13:00〜21:00 |
| 営業日 | 月曜・木曜 ※営業時間・営業日は、イベント時など変動します。 |
※記事中の商品・サービスに関する情報などは、記事掲載当時のものになります。詳しくは店舗・施設までお問い合わせください。