京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

好みの色で作る西陣織の髪飾り

やまひで:伝統工芸品"西陣織"の生地と水引で作る世界に一つのアクセサリー

やまひで:伝統工芸品"西陣織"の生地と水引で作る世界に一つのアクセサリー

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

京都の伝統工芸品である西陣織の生地を使用したリボンに水引を組み合わせた、オリジナルアクセサリー作り体験をご紹介します。自分用にお好みの色柄で作るもよし、プレゼントやお土産に贈る相手を想像しながら色柄を選ぶのもきっと楽しい時間になるはずです。

京都の混雑状況(2022年11月28日現在) ★★★★☆ 例年よりも混雑しています。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

かぶしきがいしゃ やまひで

株式会社やまひで

昭和42(1967)年より婚礼衣装の制作に始まり、その後も西陣織の帯地の製作などを手掛ける「やまひで」。2016年より、西陣織の生地を活用してアクセサリー制作をスタート。西陣織を使った新しいグッズを生み出し続けています。刀剣を主人公にしたゲームが流行した際、店舗の近くの「建勲神社」が刀剣に縁があることから女性の参拝者が一気に増えたそう。参拝後に立ち寄った方から、「好きなキャラクターのイメージカラーで作ってほしい」との依頼があり、カスタマイズや体験を始めたそうです。今ではアクセサリー専用の生地を用意するほどの人気ぶり。京都旅のお土産に、伝統工芸を惜しみなく使ったオンリーワンのアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。

やまひで:織田信長を主祭神とし、子の織田信忠を配祀する「建勲神社」のすぐそばにあるお店。店頭に体験スペースがあります

やまひで:織田信長を主祭神とし、子の織田信忠を配祀する「建勲神社」のすぐそばにあるお店。店頭に体験スペースがあります

やまひで:店内には西陣織で作られた商品や、刀剣のファンたちから贈られたグッズなどが所狭しと並びます

やまひで:店内には西陣織で作られた商品や、刀剣のファンたちから贈られたグッズなどが所狭しと並びます

【西陣織髪飾りワークショップ】 ※前日までに要予約
料金

水引き3本 2,200円(税込)、5本 2,750円(税込)

所要時間

約30分~1時間 ※所要時間は目安です。

定員

1名~3名

株式会社やまひで
所在地

京都市北区紫野西野町1-2地図

アクセス

市バス1・12・204・205・206号系統ほか「船岡山」より徒歩約1分

電話番号

075-432-6777

URL

https://yamahide-obi.com/

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 10:00-18:00

休業日

水曜日

受付

「建勲神社」の近くにある店舗。入口にはわかりやすく看板などが立てられています。

受付:船岡山の麓、バス停「船岡山」から徒歩すぐの場所にある店舗

受付:船岡山の麓、バス停「船岡山」から徒歩すぐの場所にある店舗

リボンの生地を選ぶ

西陣織で作るリボンの生地は、同じ柄でも切り取る部分によって違った仕上がりになります。真ん中を寄せてリボンの形をつくるので、仕上がりを想像しながらお好みの生地を選びましょう。

リボンの生地を選ぶ:同じ柄でも切り取り方でガラッと雰囲気が変わる西陣織の生地

リボンの生地を選ぶ:同じ柄でも切り取り方でガラッと雰囲気が変わる西陣織の生地

アクセサリーの種類を決める

体験で作れるアクセサリーはクリップ・ブローチ・ヘアゴム・目印リボンの4種類。ちなみに目印リボンとは、元々草履などを脱いだ時に鼻緒に目印として付けておくものとして考案されたもの。バッグ飾りやキーホルダーとしても活躍します。

アクセサリーの種類を決める:アクセサリーはクリップ・ブローチ・ヘアゴム・目印リボンの4種類から選択可能

アクセサリーの種類を決める:アクセサリーはクリップ・ブローチ・ヘアゴム・目印リボンの4種類から選択可能

水引の色を組み合わせる

水引の色と組む順番を決めていきます。同じ色を使っても順番でかなり雰囲気が変わるので、リボンの生地と並べながら選ぶのがおすすめ。縁起ものとして、割り切れない奇数の3本か5本(+550円)いずれかで作っていきます。

水引の色を組み合わせる:水引を作る3本または5本の紐色と順序を決める

水引の色を組み合わせる:水引を作る3本または5本の紐色と順序を決める

水引を組む練習をする

まずは1本で水引を組む練習をします。基本となる「あわじ結び」を作って、さらに花びらを2枚増やすと「梅結び」の完成です。梅結びはとても結び目が固く簡単にほどけないことから、お祝い事などでよく使われます。

水引を組む練習をする:まずは1本の紐を使って梅結びの練習を行う

水引を組む練習をする:まずは1本の紐を使って梅結びの練習を行う

水引を組む

練習ができたらいよいよ本番。今回は5本の水引で作る「梅結び」に挑戦しました。作り方は1本の時と同じですが、紐の順序を間違えないように気を付けながら、1本ずつ平面を保ったまま締めていくのがポイント。丁寧に教えてもらえるので、初心者でも安心です。

水引を組む:丁寧な指導を受けながら、いざ本番の水引作りへ挑戦

水引を組む:丁寧な指導を受けながら、いざ本番の水引作りへ挑戦

職人による仕上げ

水引の梅結びが完成したら仕上げは職人さんにお任せできます。リボン生地に布を巻いてリボンの形をつくって、アクセサリーの金具などを付け、水引を付けるところまで職人さんが仕上げてくれます。

職人の仕上げ:リボンの成形や水引の仕上げは職人が担当

職人の仕上げ:リボンの成形や水引の仕上げは職人が担当

ティータイム

仕上がりを待つ間、お茶とお菓子が供されます。刀剣にまつわる御朱印帳バンドやチャーム、お店のスタッフさんがデザインしているウサギのキャラクターグッズなど、店内にはじっくりと鑑賞したいものがたくさん!

ティータイム:仕上げを待つ間のほっこり時間に店内をチェック

ティータイム:仕上げを待つ間のほっこり時間に店内をチェック

お買い物

店内では刀剣チャームが付いた御朱印帳バンドや、西陣織のシルクマスクなども販売。さらにアクセサリー類のリボン生地・水引はカスタムも可能。オーダーすればその場で作ってもらえるので、自分で作ったアイテムと一緒に持ち帰ることが出来ます。

お買い物:カスタム対応が嬉しいアクセサリーや人気の西陣織マスク

お買い物:カスタム対応が嬉しいアクセサリーや人気の西陣織マスク

完成

赤と黄、白、ゴールドのコントラストが印象的なアイテムが完成しました!水引とリボンの色で雰囲気が全く違うものになるので、ぜひお好みの組み合わせを見つけてください。可愛らしい縁取りの小さな畳を貸し出してもらえるので、記念に撮影してみては。

完成:自分で選んだリボンと水引の組み合わせで唯一無二の作品に

完成:自分で選んだリボンと水引の組み合わせで唯一無二の作品に

体験を終えて
体験を終えて

一つ持っているだけで日常の様々な場面が華やかになりそうなアクセサリーができました。お揃いで水引のピアスを作ってもらえたので、セットで身につけるのが楽しみです。/写真は講師(職人)の五島博也さんと五島綾子さん

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