京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

暮らしを彩るステンドグラス

ステンドグラス工房はうる:色ガラスを組み合わせてつくるステンドグラスのフォトフレーム

ステンドグラス工房はうる:色ガラスを組み合わせてつくるステンドグラスのフォトフレーム

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

京都最古の花街・上七軒で、ステンドグラスの技法を使ったアイテムが作れる珍しい体験をご紹介します。ガラスに銅テープを巻いて、ハンダ付けで溶接する「ティファニー技法」で作る、オリジナルフォトフレームで旅の記録を飾ってみてはいかがでしょうか。

京都の混雑状況(2023年2月1日現在) ★★★☆☆ 例年並です。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

すてんどぐらすこうぼうはうる

ステンドグラス工房はうる

京都最古の花街・上七軒の路地奥にある「ステンドグラス工房はうる」は、風情溢れる町家を改装した工房です。ステンドグラスのオーダーメイドやリメイクなどはもちろん、初心者が基礎から学べるステンドグラス教室も開校しています。旅行者でも気軽にチャレンジできる体験教室の「パネルコース」では、色ガラスの組み合わせを選ぶところからはんだ付けまで、ステンドグラスを作るすべての工程が体験できます。より気軽に体験できる「ねつけコース」なども用意されています。キラキラと優しい光のステンドグラスのアイテムは、きっと京都旅の思い出を飾ってくれることでしょう。

ステンドグラス工房はうる:工房内には先生や教室の生徒さんの色とりどりの作品が並びます

ステンドグラス工房はうる:工房内には先生や教室の生徒さんの色とりどりの作品が並びます

ステンドグラス工房はうる:梅の名所・北野天満宮の裏参道そばにある工房。「ねつけコース」は天神さんゆかりの梅がモチーフ

ステンドグラス工房はうる:梅の名所・北野天満宮の裏参道そばにある工房。「ねつけコース」は天神さんゆかりの梅がモチーフ

【体験教室パネルコース】 ※2日前までに要予約
料金

3,000円(税込)

所要時間

約2時間半 ※所要時間は目安です。

定員

1名~4名

開催日

火曜日~土曜日

備考

※ハンダ付け、ガラスカットなど危険な作業がございます。10歳未満の子どもの体験はご遠慮下さい。
※工房内にはガラス板など危険な物もございます。作業をしない小さなお子様を同伴するのもご遠慮下さい。

ステンドグラス工房はうる
所在地

京都市上京区真盛町 712-6地図

アクセス

市バス10・50・51・52・55・203号系統「上七軒」より徒歩約2分

電話番号

075-406-7851

URL

https://www.glass-howl.com/

営業日

火曜日~土曜日 10:00-18:00

休業日

月曜日、日曜日

用途を選ぶ

パネルコースでは、仕上がりをフォトフレームまたは鏡から選ぶことができます。今回は旅の思い出を飾ることができる、フォトフレームを選択しました。

用途を選ぶ:鏡かフォトフレームどちらかを選択

用途を選ぶ:鏡かフォトフレームどちらかを選択

ガラスの色を選ぶ

まずはたくさんの色ガラスから好きな色を選び、配置を決めていきます。長いガラスを短くカットすることはできるので、サイズはあまり気にせず配色していきましょう。

ガラスの色を選ぶ:フレームを構成する8ヶ所の配色を決める

ガラスの色を選ぶ:フレームを構成する8ヶ所の配色を決める

長さの印を付ける

色と配置が決まったら型紙に合わせてカットするための印を付けていきます。ガラスは裏表で表情が変わるので、どちらの面を使うのかチェックしておくのがおすすめです。

長さの印を付ける:型紙に合わせてカットする下準備

長さの印を付ける:型紙に合わせてカットする下準備

道具の使い方を学ぶ

ガラスをカットしていく前に、まずは道具の使い方を教えてもらいます。ガラス専用のカッターを使って、印に合わせてしっかりと切れ込みを入れるところからスタート。

道具の使い方を学ぶ:専用カッターなどの使い方を学ぶ

道具の使い方を学ぶ:専用カッターなどの使い方を学ぶ

ガラスをカットする

ランニングプライヤーという道具を、切れ込みをいれた部分にセットし力を入れるとパキっと簡単に割ることができます。力を込めてしっかりと切れ込みを入れることがポイントです。

ガラスをカットする:カッターで切れ込みを入れてプライヤーで割る

ガラスをカットする:カッターで切れ込みを入れてプライヤーで割る

ガラスのふちを削る

カットできたら、研磨機を使って側面を削って整えていきます。つるつるした部分が無くなり、全体的にザラっとすれば完了。まっすぐカットできなかった部分は、この時に形もそろえていきます。

ガラスのふちを削る:研磨機で側面を削って整える

ガラスのふちを削る:研磨機で側面を削って整える

銅テープを貼る

はんだ付けの準備のため銅のテープをすべてのガラスパーツに貼っていきます。ここで重要なのが、テープをガラスの中心に貼ることです。最後は木べらで空気を抜いて密着させます。

銅テープを貼る:はんだ付けの下準備

銅テープを貼る:はんだ付けの下準備

表面のはんだ付け

「はんだ」と呼ばれる合金を熱によって溶かして固め、ガラスのパーツを繋げていきます。一番外側以外は、ぷっくり盛り上がるように金属を多めに溶かしていくように意識して作業を進めます。

表面のはんだ付け:はんだでガラスパーツを接着する

表面のはんだ付け:はんだでガラスパーツを接着する

側面のはんだ付け

側面はフレームを立ててはんだ付けをしていきます。はんだごてに、金属をすくい取って少量ずつ載せていくイメージです。はんだごては高温になるので火傷しないように注意しましょう。

側面のはんだ付け:ぷっくり仕上げるイメージではんだ付け

側面のはんだ付け:ぷっくり仕上げるイメージではんだ付け

洗浄と仕上げ

はんだが固まったらまずは食器を洗うようにスポンジで洗浄します。最後に仕上げの溶液をはんだ部分に塗ってコーティングし、金属の劣化を防止します。べたつく場合は定着させるため、1日ほど時間をおいてから洗浄しましょう。

洗浄と仕上げ:金属の劣化を防ぐための仕上げ

洗浄と仕上げ:金属の劣化を防ぐための仕上げ

完成

写真をはめ込むためのパーツは先生が取り付けてくれるのでご安心を。テグス(糸)も貰えるので、吊って飾ることができます。小さなイーゼルスタンドに飾るのも可愛いですね。

完成:旅の思い出を飾るフォトフレームに

完成:旅の思い出を飾るフォトフレームに

体験を終えて
体験を終えて

自分の好きなガラスの色を選び、1枚ずつカットするところから体験ができてわくわくしました!丁寧に仕上げていく作業を通して愛着が湧き、ステンドグラスはこんなに手間がかかっているのかと実感。楽しいひとときを過ごせました。/写真は講師の宮岡詩織さんと

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