京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

専門店ニューウェーブ

SHUKA:種と糖の菓子「SHUKA」の定番6種類と2023年8月より販売がスタートしたジェラートのセット

SHUKA:種と糖の菓子「SHUKA」の定番6種類と2023年8月より販売がスタートしたジェラートのセット

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

千年の都と言われるほど長い歴史を紡ぐ街・京都ですが、日々新しいものが生まれ育つ街でもあります。今回はそんな京都に最近誕生した先鋭的な専門店や、老舗の新展開をご紹介します。

京都の混雑状況(2024年1月5日現在) ★★★★☆例年よりも混雑しています。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

秘めやかに折り重なる時間を味わう

QeFare:年を重ねる喜びやその深みを表現した通年メニューの「KASANE~チョコバナナのパフェ~」

QeFare:年を重ねる喜びやその深みを表現した通年メニューの「KASANE~チョコバナナのパフェ~」

けはれ

QeFare

2023年6月にオープンしたパフェ専門店「QeFare(ケハレ)」の店名の由来は、“ケ=日常”と“ハレ=非日常”が交差する場所。錦市場のすぐそばという賑やかな場所にありながらも、店内に一歩足を踏み入れると自然と背筋が伸びるような凛とした空間が広がっています。ここで味わえるパフェは全てストーリーから生まれたもので、メニュー名はまるで本のタイトルのよう。通年メニューの「KASANE~チョコバナナのパフェ~」は、食べ進めるごとに層が混ざりあう複雑な味わいから、年を重ねる喜びやその深みを表現したものです。季節限定メニューとして冬・春にはイチゴを使ったパフェの「KOI」が登場。ぜひ少し贅沢なハレの日のパフェを体験してみてください。

QeFare:元々の梁や柱をいかした2階が飲食スペースは、天窓から光が差し込む温もりのある雰囲気。アルコールメニューもあるので、バーとしての利用も可能

QeFare:元々の梁や柱をいかした2階が飲食スペースは、天窓から光が差し込む温もりのある雰囲気。アルコールメニューもあるので、バーとしての利用も可能

QeFare:築100年を越える京町家の外観ほぼそのままに、白い暖簾が印象的な店構え。夜遅くまで営業しているので、〆の夜パフェができるお店としても人気です

QeFare:築100年を越える京町家の外観ほぼそのままに、白い暖簾が印象的な店構え。夜遅くまで営業しているので、〆の夜パフェができるお店としても人気です

基本情報
所在地

京都市中京区西大文字町613地図

アクセス

阪急「京都河原町」駅より徒歩約5分、市バス3・4・17・37・58・201・203・207号系統ほか「四条河原町」より徒歩約5分

電話番号

075-600-0177

URL

https://qefare.com/

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 11:00-23:00※時間は変更の可能性があります

休業日

水曜日

料金

「KASANE~チョコバナナのパフェ~」1,600円(税別)+「チャージ(ワンドリンク付き)」800円


お米の専門家プレゼンツ!毎日でも食べたいおにぎり

おにぎり き喜:栄養価の高さから注目を集める“古代米”を使ったものや、高級米の塩むすびなど米穀店ならではの品揃え

おにぎり き喜:栄養価の高さから注目を集める“古代米”を使ったものや、高級米の塩むすびなど米穀店ならではの品揃え

おにぎり きき

おにぎり き喜

創業90年を超える老舗米穀店「かじわら米穀」が2023年11月にリニューアルオープン。おにぎり専門店「おにぎり き喜」が併設されました。高級米の塩むすびなど、米穀店ならではの品揃えも楽しみの一つ。おにぎりに使われるお米は週替わりになっていて、気に入ったお米は購入可能。おすすめは、その栄養価の高さから注目を集める“古代米”を使ったおにぎり。実は「かじわら米穀」は日本で初めて古代米を販売したお店で、八坂神社から奉納用に「古代米を探してほしい」と依頼を受けたことがきっかけだったそう。現在は小袋での店頭販売もしているので、お土産にピッタリです。また、おにぎりは売り切れ次第終了なので、お目当てのものがある場合はHPや電話での予約をおすすめします。

おにぎり き喜:おにぎりは全て個包装なので持ち運びにも便利。有明産海苔は別添えで、食べるときに自分で巻くスタイル。木屋町の割烹から仕入れたちりめん山椒など、具材もお米に負けない力作揃いです

おにぎり き喜:おにぎりは全て個包装なので持ち運びにも便利。有明産海苔は別添えで、食べるときに自分で巻くスタイル。木屋町の割烹から仕入れたちりめん山椒など、具材もお米に負けない力作揃いです

おにぎり き喜:モダンな造りの店舗はカフェのような雰囲気。店内奥には精米機などが並び、おにぎりには精米したての新鮮なお米が使われています。精米前の玄米も購入可能

おにぎり き喜:モダンな造りの店舗はカフェのような雰囲気。店内奥には精米機などが並び、おにぎりには精米したての新鮮なお米が使われています。精米前の玄米も購入可能

基本情報
所在地

京都市東山区古門前通大和大路東入三吉町345-6地図

アクセス

京阪「三条」・地下鉄東西線「三条京阪」駅より各徒歩約4分、市バス12・31・46・86・201・202・203・206号系統「知恩院前」より徒歩約3分

電話番号

075-561-4583

URL

https://www.onigirikiki.com/

営業日

月曜日~日曜日  9:00-売り切れ次第終了

休業日

不定休 ※公式Instagramにて休業日掲載

料金

「古代米うめ」280円(税込)、「ちりめん山椒」280円(税込)など


至純のまんまる焼き菓子

白菓:卵やバターをたっぷりと使用した濃厚さを、サワークリームの爽やかさで整えた「京マドレ」とドリンクのセット

白菓:卵やバターをたっぷりと使用した濃厚さを、サワークリームの爽やかさで整えた「京マドレ」とドリンクのセット

しろか

白菓

2023年7月にオープンした焼き菓子専門店「白菓」は、東山エリアの二寧坂と産寧坂の交差する京都らしい場所にあります。焼き菓子はマドレーヌ・フィナンシェ・サブレなどがあり、それぞれに白菓らしい個性が加わった逸品揃い。卵やバターをたっぷりと使用した濃厚さを、サワークリームの爽やかさで整えた「京マドレ」は、プレーンと京都産宇治抹茶を使用した抹茶味の2種類があります。保存料や添加物などを使用しないため賞味期限は2日以内という、京都に来たからこそ楽しめる出来たての味です。何にも染まらず、何にでもなれる”白”として自由に挑戦するという「白菓」の心が詰まった焼き菓子。そのチャレンジはまだまだ続きます。

白菓:フィナンシェは四角いイメージがありますが、こちらでは和を表現した丸い形の「マルナンシェ」に。和三盆とほうじ茶の2種類から選べます

白菓:フィナンシェは四角いイメージがありますが、こちらでは和を表現した丸い形の「マルナンシェ」に。和三盆とほうじ茶の2種類から選べます

白菓:店名の通り白を基調とした店内。奥の工房では、パティシエによって一つひとつ手作りで製造されています。テイクアウトはもちろん、イートインも可能です

白菓:店名の通り白を基調とした店内。奥の工房では、パティシエによって一つひとつ手作りで製造されています。テイクアウトはもちろん、イートインも可能です

基本情報
所在地

京都市東山区清水3丁目342-2地図

アクセス

市バス58・80・86・202・206・207号系統ほか「清水道」より徒歩約7分

電話番号

075-561-8985

URL

https://shiroka.jp/

営業日

月曜日~日曜日 11:00-18:00

休業日

不定休

料金

「京マドレセット」650円(税込)、「京マドレ」250円(税込)


ピュアな甘さに包まれた巡るをいただく

SHUKA:「SHUKA」定番6種類と2023年8月より販売がスタートしたジェラートのセット

SHUKA:「SHUKA」定番6種類と2023年8月より販売がスタートしたジェラートのセット

しゅか きょうとほんてん

SHUKA 京都本店

2022年10月にオープンした「SHUKA」は、店名と同じ名前の種と糖のお菓子を販売するコンセプトショップ。1926(昭和元)年創業の甘納豆専門店の4代目が、古めかしいイメージだった甘納豆を現代にあわせて昇華させた“SHUKA”。イートインスペースで味わえる定番6種類のセットは、優しい味わいのものから順に並んでいるので、ぜひ写真の左から食べてみてください。小箱に入った“SHUKA”はお土産にもピッタリです。また、2023年8月から店主念願のジェラートの発売がスタート。あえて種の食感を残した仕上がりで、SHUKAでしか味わえないクセになる満足感に包まれます。ぜひ静かで穏やかなお店でじっくりと「種」に向き合う時間を過ごしてみてください。

SHUKA:土壁に囲まれた空間で天窓から差し込む太陽の光を浴びるという「種」の気持ちになれるようにとデザインされた店内。“SHUKA”とジェラートどちらもイートイン・購入が可能です

SHUKA:土壁に囲まれた空間で天窓から差し込む太陽の光を浴びるという「種」の気持ちになれるようにとデザインされた店内。“SHUKA”とジェラートどちらもイートイン・購入が可能です

SHUKA:土や変化を表現したという外装は、経年変化が楽しめる銅板が使われています。また土壁にあしらわれたロゴの周辺には、実際に種が埋め込まれています

SHUKA:土や変化を表現したという外装は、経年変化が楽しめる銅板が使われています。また土壁にあしらわれたロゴの周辺には、実際に種が埋め込まれています

基本情報
所在地

京都市中京区壬生西大竹町3-1地図

アクセス

阪急「西院」駅より徒歩約5分、市バス3・8・13・28・67・202・205号系統ほか「西大路四条」より徒歩約5分

電話番号

075-841-8844

URL

https://shuka-kyoto.jp/

営業日

火曜日~土曜日 11:00-17:00、日曜日 11:00-16:00
※2階caféのラストオーダーは各閉店時刻の15分前

休業日

月曜日

料金

「SHUKA6種食べ比べセット(ドリンク付き)」800円(税込) 、「Gelate(ジェラート)」シングル600円(税込)~※1~2月下旬まではカップ入りのみの提供

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