寒さが厳しい京都ですが、実は冬の京都でしか見られない景色があるのはご存じですか。
冬は桜や紅葉の時期と比較して訪れる人が少なめなので、じっくりと京都のよさを楽しめますし、雪で白く染められたお寺など歴史的建造物も大変美しい季節です。
- 冬の京都は寒い?実際の気温と体感温度
- 冬の京都観光の服装と防寒対策について
- 冬の京都。雪景色が美しい定番観光スポット5選
- 年末年始は、京都で年越し・初詣
- 古都京都の節分で暦(こよみ)を感じる
- 冷えた身体を温める、冬の京都のあったかグルメ
- 冬が終われば春。梅で感じる早春の京都
- 冬の京都旅行に。JR東海ツアーズのおすすめプラン
- まとめ
冬の京都は寒い?実際の気温と体感温度
冬の京都
「底冷え」するといわれる京都の冬。寒さが厳しいとされる理由は、京都の町が北と東西を山に囲まれた盆地にあるためです。盆地は夏暑く冬寒い傾向があり、冬の体感温度は実際の気温より低く足元から冷えるような感覚があります。
■京都 2022年の日平均気温
12月:最低気温2.8度、最高気温10.8度
1月:最低気温1.0度、最高気温8.2度
2月:最低気温0.7度、最高気温9.5度
出典:気象庁ホームページ
日平均気温をみると氷点下になるほどではないようですが、実際には2021年の1月初旬に-4.1度を観測した日もあるようです。体感温度も実際の気温より低いため、冬の京都に訪れるときには防寒対策をしっかり行うことをおすすめします。
冬の京都観光の服装と防寒対策について
荷物を考慮するとどんな服装をしていけばいいか迷ってしまいますね。続いて、冬の京都にお出かけする際の服装をチェックしていきましょう。
脱ぎ着しやすい防寒グッズが便利
屋外や屋内、さまざまな場所へ行くことを考えると、体温調整がしやすいように着脱しやすい服を選ぶとよいでしょう。また、ネックウォーマー、手袋などの小物類をプラスすれば、行く先に合わせて調整がしやすく、暖かさも違います。
お寺や神社をめぐる場合は、靴を脱ぐ可能性があるので、厚手の靴下を履いておくのもポイントです。お寺や神社の床はとても冷たいので、拝観の際に寒さを感じずに楽しめます。
近年多く出回っているインナーダウンも、着脱しやすく体温調整ができる優れもの。防寒グッズを組み合わせて、冬の京都を満喫してください。
京都への旅行プランはこちらからご覧ください。
冬の京都。雪景色が美しい定番観光スポット5選
京都で定番とされる観光名所のなかには、冬、特に雪景色になると春や秋とは異なる美しさが際立つスポットがたくさんあります。冬の京都の中でも必見ともいうべき、雪景色が美しい観光スポットを紹介します。
雪景色でひときわ美しく輝く金色 「金閣寺」
鹿苑寺
白い雪が金色を一層際立ち、その輝きを引き立てる神々しさが美しいことで知られる冬の金閣寺。
舎利殿「金閣」が有名なことから、一般的に金閣寺と呼ばれますが、正式名称は鹿苑寺といい、相国寺の塔頭寺院のひとつです。室町幕府3代将軍の足利義満が山荘北山殿を造り、義満の死後にお寺となりました。金閣を中心に据えた庭園や建築は、極楽浄土をあらわしているといわれています。
雪景色の中に美しく輝く金閣寺はなかなかお目にかかれないものの、ぜひ一度は見てみたい絶景のひとつです。
施設情報
所在地 | 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1 |
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電話番号 | 075-461-0013 |
アクセス | 京都駅より京都市営バス「金閣寺道」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://www.shokoku-ji.jp/kinkakuji/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
白い雪と赤い灯篭のコントラスト 「貴船神社」
雪の貴船神社
運気を上げ、縁結びやさまざまな願い事の成就にご利益があるパワースポットとして人気の貴船神社では、雪が降ると一層美しい景色がみられます。たとえば、赤い灯籠が並ぶ石段。神社へと続く階段が雪の白と灯籠の赤とのコントラストが美しく、より神秘的な趣きです。
また、1月中旬~2月末は、積雪のある土日限定で20時まで積雪日限定のライトアップも開催。京都を訪れているときに条件が合えば、足を運んでみてはいかがでしょうか。実施予定日には、開催の有無に関わらず貴船神社のSNS(X(旧Twitter)、Facebook)にて発表されますので、ぜひチェックしてみてください。
施設情報
所在地 | 〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180 |
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電話番号 | 075-741-2016 |
アクセス | 叡山電鉄「貴船口駅」より京都市営バス「貴船」下車、徒歩4分 |
公式HP | https://kifunejinja.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
凛とした冬の嵐山を眺める庭園 「天龍寺」
冬の天龍寺
史跡・特別名勝に指定され、世界遺産にも登録されている天龍寺の冬は、境内が雪で白く染められる姿が嵐山の自然と調和し、とても印象的です。特に夢窓疎石の作庭による曹源池庭園(そうげんちていえん)は、雪の日はモノクロの美しさがあり、厳かな雰囲気を感じることができます。
また天龍寺付近には「竹林の道」や「渡月橋」もあり合わせて嵐山の雪景色を堪能してみてはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 |
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電話番号 | 075-881-1235 |
アクセス | 嵐電嵐山本線「嵐山駅」下車すぐ |
公式HP | http://www.tenryuji.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
冬の寒さが際立たせる石庭の美 「龍安寺」
冬の龍安寺
観光客に人気のある龍安寺は、細川勝元により1450年に臨済宗妙心寺派の禅宗寺院として創建されました。正しくは方丈庭園という「石庭(せきてい)」は、龍安寺の見どころのひとつ。禅の美を極めた日本に代表的な枯山水の庭園として知られ、国の史跡及び特別名勝にもなっています。
龍安寺の冬は、高度な設計で巧みに形づくられた石庭が雪化粧をまとい、まるで水墨画のよう。龍安寺が広く人気を集める理由は、この静謐さにこそあるのかもしれません。
施設情報
所在地 | 〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13 |
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電話番号 | 075-463-2216 |
アクセス | 嵐電北野線「龍安寺駅」下車、徒歩7分 |
公式HP | http://www.ryoanji.jp/top.html |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
雪景色の日本三景 「天橋立」
冬の天橋立
天橋立は、松島・宮島とともに日本三景とされている特別名勝のひとつで、天にかかる橋のように見える神秘的な様子から、古来より龍や羽衣など数多くの伝説があるスポットです。
海流に運ばれた砂が何千年もかけて堆積してできた砂嘴(さし)と呼ばれる独特の地形が特徴で、全長3.6kmに及ぶ砂洲には5000本以上の松が茂り、中を散策することもできます。
雪が降ると、海に浮かぶ砂洲は白く彩られ、遠くの山々へと続く天橋立の造形がより神秘的な景色へと変化します。冬にしか見られない絶景を求めて、雪の季節に訪れてみてはいかがでしょう。
施設情報(天橋立ビューランド)
所在地 | 〒626-0001 京都府宮津市文珠 |
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電話番号 | 0772-22-1000 |
アクセス | 京都丹後鉄道「天橋立駅」下車、徒歩約5分 |
公式HP | https://www.viewland.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都への旅行プランはこちらからご覧ください。
年末年始は、京都で年越し・初詣
古都・京都で年末年始を過ごすなら、年越しのお参りや初詣で、日本古来の伝統的な年越し、そしてお正月を満喫しましょう。お寺や神社が多い京都ならではの過ごし方をマスターすれば、移動などもスムーズになり、より楽しめます。おすすめスポットと合わせて、年末年始時期の様子やポイントを紹介します。
年末年始の京都について
日本国内で京都ほどお寺や神社が密集する場所は珍しく、伝統的な日本のお正月を過ごせる場所として、年末年始時期の旅行もおすすめです。
京都では年末年始ならではの行事やお祭りが催されることも多く、それを目的のひとつとしてこの時期に訪れる方も少なくありません。特に、八坂神社や伏見稲荷大社などの人気スポットは、観光と初詣で訪れる方とで混み合います。
年末年始に京都へ行く計画を立てる場合は混雑を避ける時間帯を選ぶ、人気のお寺や神社以外にも地元の人が訪れる場所も候補に入れるなどの工夫をすると良いでしょう。
公共交通機関も混雑が予想されるので、訪れたい場所まで複数の交通機関を調べておくとスムーズです。
「をけら詣り」で京都の年越し 「八坂神社」
八坂神社
京都でも屈指の人気スポットである「八坂神社」は、あらゆる災いを祓う素戔嗚尊(すさのをのみこと)が祀られ、地元の人々からは「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。
大晦日から元旦にかけて御神火を焚く「をけら詣り」は、京都の年末の風物詩。「をけら」とは、独特の香りがする薬草で、燃やす際に出るこの香りが災いや病気をよけてくれるといわれています。灯籠に願いを記した祈願木「をけら木」をくべた火を絶やさぬように焚き続け、その火を吉兆縄に移して持ち帰るのが習わしです。「をけら火」を消した火縄は、火伏せのお守りとして台所に飾り、無病息災を祈願します。
例年開運の方位が書かれた正月限定の御朱印も人気ですので、ぜひ授与されてみてはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625 |
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電話番号 | 075-561-6155 |
アクセス | 京都駅より京都市営バス「祇園」下車すぐ |
公式HP | https://www.yasaka-jinja.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都を代表する初詣スポット 「平安神宮」
平安神宮
平安神宮は、平安遷都1100年を記念して明治28年に創建された神社です。ご祭神には第50代桓武天皇と第121代孝明天皇を祀っており、主なご利益は開運招福・厄除け・縁結びです。
四季を通して人気の平安神宮ですが、とりわけ年末年始には40万人もの人で賑わいます。大晦日から元旦にかけて境内すべての灯籠に灯がともる様子は幻想的で、普段とは違う景色が見られます。
施設情報
所在地 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
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電話番号 | 075-761-0221 |
アクセス | 京都駅より京都市営バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車徒歩5分 |
公式HP | http://www.heianjingu.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
全国の稲荷神社の総本宮 「伏見稲荷大社」
伏見稲荷大社
朱塗りの鳥居が立ち並ぶ「千本鳥居」で有名な伏見稲荷大社は、昔から親しまれている身近な存在「お稲荷さん」の総本宮です。長い歴史の中、商売繁昌や五穀豊穣、家内安全、諸願成就のご利益で庶民から信仰されてきました。
そんな伏見稲荷大社の年末年始は、大晦日の「大祓式」で一年の後半に犯したかもしれない罪穢れを祓い、「除夜祭」にて一年無事に過ごし得たことに感謝し、元日の「歳旦祭」で新年一年の無事を祈ります。
正月の縁起物としてご神木の「しるしの杉」や、来年の干支が描かれた絵馬・守矢・稲穂の3つを杉に添えた「福かさね」をいただく方もいます。また稲荷といえば狐ですが、伏見稲荷大社では、自分でお顔が書ける狐の絵馬があります。
施設情報
所在地 | 〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68 |
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電話番号 | 075-641-7331 |
アクセス | JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ |
公式HP | http://inari.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都屈指の厄除け神社 「石清水八幡宮」
石清水八幡宮
「やわたのはちまんさん」と呼ばれ親しまれてきた石清水八幡宮は厄除け開運参りの神社として有名です。年末には一年の罪や穢れを人形(ひとがた)に移して祓い清める大祓神事が行われます。
また、石清水八幡宮は弓矢の神としても崇められており、八幡大神様の霊力の象徴である「八幡御神矢」を厄除開運・必勝・家内安全・商売繁盛の「おふだ」として受けるのが古くからの習わしとされてきました。
正月期間に八幡御神矢をお受けになられた方は神楽殿で清祓の神楽舞をご奉仕いただけるので、お祓いをしてもらって1年の厄除開運祈願をしてみてはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30 |
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電話番号 | 075-981-3001 |
アクセス | 京阪電鉄本線「石清水八幡宮駅」より 参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://iwashimizu.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都で商売繁盛祈願 「京都ゑびす神社」
京都ゑびす神社
「えべっさん」の愛称で親しまれ、日本三大ゑびすに数えられる京都ゑびす神社。インドや中国の神仏が多い七福神の中、商売繁盛の象徴とされるゑびす神は日本由来の神様といわれています。
毎年1月8日から12日までの5日間執り行われる「十日ゑびす」は、商売繁盛、家運隆昌を祈願する祭のひとつ。縁起物の福笹を求め、多くの人で賑わいます。
施設情報
所在地 | 〒605-0811 京都府京都市東山区大和大路通四条下ル小松町125 |
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電話番号 | 075-525-0005 |
アクセス | 京阪電鉄本線「祇園四条駅」下車、徒歩6分 |
公式HP | http://www.kyoto-ebisu.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
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古都京都の節分で暦(こよみ)を感じる
季節を分けることを意味する「節分」、なかでも2月3日の節分には、一年の厄を払い、新年で福を迎えられるように「追儺式」(ついなしき)が行われてきました。節分は立春、立夏、立秋、立冬の前日にあたり、元々は季節を分ける日。一年が春から始まると考えられていたため、立春は現在のお正月のような節目であり、その節分は大晦日にあたります。
追儺式は、お寺や神社によって個性豊かな特徴があります。一体どんな節分行事があるのか、京都の節分行事についてご紹介しましょう。
室町時代からの伝統を誇る一大行事 「吉田神社」
吉田神社の節分祭
吉田神社の節分祭は、期間全体を通して約 50 万人の参拝者が訪れる一大行事です。例年節分の前日に行われる 追儺式は「⻤やらい」として親しまれてきました。⻤やらいでは黄金四つ目の仮面を被り、盾と矛を持った方相氏(ほうそうし)が、松明(たいまつ)を持った童子をともなって登場。暴れまわる赤鬼・青鬼・黄鬼の疫鬼を追い詰めていきます。最後は、上卿以下殿上人が桃弓で葦(あし)の矢を放ち、疫鬼を退散させます。
平安時代初期の宮中で行われていた形式が伝承され、現代にまで伝わる貴重な行事です。
施設情報
所在地 | 〒606-8311 京都府京都市左京区吉田神楽岡町30 |
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電話番号 | 075-771-3788 |
アクセス | 京阪電車本線「出町柳駅」下車徒歩20分 |
公式HP | http://www.yoshidajinja.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
「縁結び」にちなんだ節分祭が有名 「須賀神社」
須賀神社の節分会
平安時代初期に創建された須賀神社は、元々平安神宮内にあったものが鎌倉時代に移転、大正13年に現在の場所に社殿が建てられました。昭和39年には交通神社が分祠され、交通安全の信仰も厚い神社として有名です。
須賀神社で行われるのは、縁結びの神様にちなんだ翁と媼姿で豆をまく「追儺招福豆まき祭り」。顔を布で隠した懸想文(けそうぶみ。現在でいうラブレター)売りが梅の枝を担いで懸想文を売り歩くことから、縁結びのご利益もあるといわれています。現在、懸想文はお守りとして授与されており、鏡台やタンスに入れるとより美しくなり、良縁に恵まれ、衣装持ちになれるとされています。
施設情報
所在地 | 〒606-8323 京都府京都市左京区聖護院円頓美町1 |
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電話番号 | 075-771-1178 |
アクセス | 京都市営バス「熊野神社前」下車徒歩5分 |
節分の教えを説く「壬生狂言」が上映される 「壬生寺」
壬生寺の節分会
平安時代(991 年)に創建された壬生寺は、重要文化財に指定されている「延命地蔵菩薩」をご本尊とする地蔵信仰のお寺です。幕末に活躍した新撰組にゆかりがあり、境内には隊士の墓塔が祀られている「壬生塚」があります。
壬生寺の節分行事といえば、白河天皇の発願で行われたのがはじまりとされる節分会(せつぶんえ)、そして鎌倉時代から親しまれてきた「壬生狂言」が有名で、例年十数万人もの参詣人で賑わいます。節分会の期間中に上演される壬生狂言は、身振り手振りだけで表現されるセリフのない無言劇で、京都では第一号の重要無形文化財にも指定されています。壬生狂言30番の演目のうち、マメに働くことが大切という教えを説いた「節分」という演目が上演されます。
施設情報
所在地 | 〒604-8821 京都市中京区壬生梛ノ宮町31 |
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電話番号 | 075-841-3381 |
アクセス | 京都駅より京都市営バス「壬生寺道」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://www.mibudera.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
光や煙を使った大迫力の追儺式 「藤森神社」
藤森神社の節分祭
勝運・勝ち馬にご利益があることで知られる藤森神社は、神功皇后に創建された、皇室とゆかりのある神社です。菖蒲の節句発祥の神社でもあり、現在では勝運の神様・馬の守り神様として競馬の騎手や馬主をはじめ、広く競馬ファンの参拝者も見られます。
藤森神社では、節分祭と追儺式(ついなしき)が行われます。節分祭が執り行われた後、夕刻には藤森太鼓や雅楽、舞楽の奉納。そして、追儺式では、人形(ひとがた)焼納、鬼やらい神事、豆まきなどが行われ、舞台で大暴れする赤鬼・青鬼を豆や弓矢で退治する様子は迫力満点です。
施設情報
所在地 | 〒612-0864 京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609 |
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電話番号 | 075-641-1045 |
アクセス | JR奈良線「藤森駅」下車、徒歩5分 |
公式HP | http://www.fujinomorijinjya.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
鬼も豆をまく節分会 「聖護院」
聖護院の節分会
平安時代から続く修験道・山伏のお寺として知られる聖護院。白河上皇の熊野御幸(くまのごこう)に先達を勤めた天台宗の僧増誉(ぞうよ)が、その功績から聖体護持の二文字をとった寺を賜ったのが始まりと伝わっています。
明治まで実在した聖護院村から鴨川にかけて広がる森に位置していたため、森御殿などとも呼ばれ、長く京都の人々に親しまれてきました。
聖護院では、節分の期間に限り、重要文化財となっているご本尊・不動明王像の前まで進むことができます。また、追儺式は、赤・青・黄の鬼を山伏が法力や真言によって調伏・改心するという、珍しい形式で執り行われます。その後に執り行われる採燈大護摩供では、修験道独特の弓、剣、斧の作法が見られる貴重な機会でもあるので、ぜひ、節分時期に訪れてみてはいかがでしょうか。
施設情報
所在地 | 〒606-8324 京都府京都市左京区聖護院中町15 |
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電話番号 | 075-771-1880 |
アクセス | 京都駅より京都市営バス「熊野神社前」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://www.shogoin.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
京都への旅行プランはこちらからご覧ください。
冷えた身体を温める、冬の京都のあったかグルメ
湯豆腐
寒さが厳しい京都の冬に召し上がっていただきたいグルメを紹介します。観光で冷えてしまわないように、身体の芯から温まる料理をいただいてみてはいかがでしょうか。
冬の京都といえば「湯豆腐」
京都グルメと聞いて、湯豆腐を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。京都でなぜこんなにも湯豆腐が盛んに食べられるのか。それは、京都が良質な水に恵まれていることが理由にあります。
豆腐の約90パーセントは水分でできており、おいしいお豆腐作りには、おいしい水が欠かせません。そのため、地下水や清水に恵まれた京都では、昔から良質な豆腐が作られていました。くわえて原料となる大豆も京都やその近郊で採れるため、豆腐の文化が培われたと考えられています。
南禅寺は湯豆腐の発祥とされ、老舗の料理屋では湯豆腐を扱っているお店が多くあります。
お店によってさまざまな湯豆腐があるので、お気に入りの湯豆腐を見つけてみてはいかがでしょうか。
海の京都を味わう冬グルメ「ぶりしゃぶ」
京都は「ぶり」の三大漁場のひとつに数えられています。縁起の良い出世魚である「ぶり」は、昔からお祝い事に欠かせない魚です。丹後が発祥の「ぶりしゃぶ」は、「ぶり」が豊富に水揚げされることから、冬になるとよく食べられていたようです。
昔から冬の縁起物とされた京都の「ぶり」は、熱い出汁にさっと身をくぐらせていただきます。魚独特の臭みもなく、脂がのっていますが、くどくない味わいも人気です。旬の「ぶり」をしゃぶしゃぶでいただき、冬の京都旅の贅を感じてみるもの良いですね。
京丹後のブランドガニ「間人(たいざ)カニ」
京丹後市の間人(たいざ)漁港で水揚げされる間人(たいざ)カニも、京都の冬グルメとして押さえておきたい逸品です。冬の厳しい海で、漁のできる限られた日にだけ水揚げされることから、「幻のカニ」とも呼ばれています。
なかなかお目にかかれない間人(たいざ)カニの漁は、海上で停泊することなく日帰りで漁をしているため、鮮度が良く最上級の品質といわれています。冬に京都へ訪れるなら、この間人(たいざ)カニを狙って行くのも良いかもしれません。
■京都のグルメに関しては、こちらの記事でもご紹介しています。
JR東海沿線のご当地グルメ
■その他の冬のあったかドリンク&グルメはこちら!
カラダあったまるホットドリンク
寒い季節に香り立つ柚子グルメ
京都への旅行プランはこちらからご覧ください。
冬が終われば春。梅で感じる早春の京都
梅の花
春の訪れを一足早く告げる梅。京都には早咲きの梅が多く植えられており、春を迎える前の京都に、彩りと華やかさ、そして春の香りをもたらします。京都で一足早く春を感じる、梅が見られるスポットを紹介します。
菅原道真公ゆかりの梅の花 「北野天満宮」
北野天満宮の梅
菅原道真公を祀る北野天満宮は、全国にある約12000の天満宮、天神社の総本社です。平安時代中期に創建されてからは、皇室をはじめ国民を守る天神様として崇められてきました。
北野天満宮には、菅原道真公ゆかりの50種、1500本もの梅があります。開花時期には境内を紅白の梅が彩り、「天神さんの梅開き」ともよばれています。「雪月花の三庭苑」のひとつに数えられる梅苑「花の庭」では、年明け頃から開花し、3月末まで長く楽しめるのも北野天満宮の梅の特徴です。
菅原公の祥月命日にあたる2月25日には、御祭神を偲び梅花祭が斎行され、境内で野点大茶湯も催されることから、多くの人々で賑わいます。
施設情報
例年の見頃 | 1月下旬~3月中旬 |
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所在地 | 〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 |
電話番号 | 075-461-0005 |
アクセス | 嵐電北野線「北野白梅町駅」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://kitanotenmangu.or.jp/index.php |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
薫り立つ、春の山のしだれ梅 「城南宮」
城南宮の梅
方除(ほうよけ)や厄除、工事安全祈願、車のお祓いなどで親しまれている城南宮は、日々ご祈祷が奉仕されて厳かな雰囲気が漂い、神苑が四季折々の花々で彩られる美しい神社です。
城南寺社殿の西に広がる「春の山」では、150本ものしだれ梅が訪れる人々を迎えてくれます。咲き始めの探梅(たんばい)、花盛りの時期には息を飲むほど美しい観梅(かんばい)、散りゆく姿が美しい惜梅(せきばい)と、訪れるたびに表情を変え、早春の神苑は訪れる人々を魅了します。
施設情報
例年の見頃 | 2月下旬~3月中旬 |
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所在地 | 〒612-8459 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |
電話番号 | 075-623-0846 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「竹田駅」下車、徒歩15分 |
公式HP | https://www.jonangu.com/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
小野小町が晩年を過ごした地 「随心院」
随心院の梅
仁海僧正によって創建された随心院は、真言宗善通寺派の大本山です。随心院は世界三大美女のひとり「小野小町」ゆかりの古刹として知られています。
境内の小野梅園には、約230本の八重紅梅(やえこうばい)が植えられています。随心院の梅は、はねず色と呼ばれる淡い紅色の花を咲かせることから、「はねず梅」として親しまれてきました。例年3月中旬に満開を迎え、多くの人がそのやさしい色彩の紅梅を見るために訪れます。
施設情報
例年の見頃 | 3月中旬 |
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所在地 | 〒607-8257 京都府京都市山科区小野御霊町35 |
電話番号 | 075-571-0025 |
アクセス | 京都市営地下鉄東西線「小野駅」下車、徒歩5分 |
公式HP | https://www.zuishinin.or.jp/ |
※詳細は公式ホームページなどでチェックしてください。
春と言えば桜!京都の桜に関する記事はこちらで詳しく紹介しています。
冬の京都旅行に。JR東海ツアーズのおすすめプラン
JR東海ツアーズでは、冬の京都旅行を満喫できるプランをご用意しています。あなたにあった最適なプランをぜひ探してみてください。
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まとめ
冬の京都旅の魅力をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。雪景色を楽しむもよし、京都で過ごす特別な年末年始を過ごすもよし、また冬ならではの京都のグルメも、冬の京都を満喫する醍醐味のひとつです。
お気に入りの冬の京都は見つけられたでしょうか?春や秋などの季節はもちろん、京都の冬でしか体験できない時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
※情報は2023年7月現在のものです。
※最新情報は各施設へお問合せください。
※本サイトに掲載の画像・イラストはすべてイメージです。
編集:JR東海ツアーズ