東京は最先端でおしゃれな人が多いイメージですが、旅行の際は気候に合わせて持って行く洋服は最小限にしたいものですよね。今回は、東京の年間の気候の特徴と、各季節に合わせたファッションについてご紹介します。東京旅行時の服装選びの参考にしてください。
東京の年間の気温と気候の特徴は?
こちらでは、東京の気候の特徴と年間の気温推移について解説します。東京の気候についてしっかりと知ってから、東京旅行の洋服を選びましょう。
東京の年間気温推移
では、東京の年間気温推移について、以下のグラフを参考に見てみましょう。
年間で最も気温が低くなるのは1月です。2月中旬まで気温が低く、2月下旬から3月、4月にかけて徐々に暖かくなり、過ごしやすい日が多くなります。5月になると気温が20度を超える日もあります。
6月から7月は梅雨。梅雨シーズンは20度以上の気温を観測する日がある一方、日照時間が少なく肌寒く感じる日もあります。また、晴れた日には急に気温が上がり湿度も高くなるため、温度調整が難しい時期ともいえます。
そして梅雨があけた7月下旬から一気に気温が上がり、年間で最も暑い8月を迎えます。7月下旬から9月は平均気温が25度を超える日が続くため、熱中症に注意して過ごしてください。また、9月は台風が発生しやすい季節でもあります。この時期は、天気予報や台風情報をこまめにチェックしておくことをおすすめします。
台風シーズンを越えた10月~11月は秋模様となり、比較的過ごしやすい穏やかな気候が続きますが、昼夜の寒暖差が大きくなる時期でもあります。
東京旅行でのファッションのポイントをシーズンごとに紹介
こちらでは、東京旅行を快適に過ごせるよう、各シーズンのファッションの選び方について解説します。東京旅行の服装にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
桜の季節
春の東京は暖かく過ごしやすい日が続きますが、昼夜の温度差が大きいという特徴があります。
桜が咲き始める3月は最高気温約15度を観測していますが、最低気温は約6度と高低差が激しいことが分かります。
4月・5月になるにつれ平均気温は上がりますが、やはり昼夜の温度差は10度前後あります。多少の防寒を意識する必要はありますが、日中お花見に出かけることを考えると着込みすぎは動きづらく、かえって暑苦しくなるでしょう。そのため、温度調節をしやすいように羽織りものやストールなどを持っておくのがおすすめです。
梅雨
例年6月から7月下旬まで、雨が続く梅雨となります。この時期は折りたたみ傘が必須。可能なら防水機能に優れた靴や、家族連れで行く方はお子さま用にレインコートを持っておくことをおすすめします。
雨の日に屋内施設を観光する場合は、雨に濡れた服で過ごすと体調を崩す原因になりますし、周りの目も気になりますよね。雨の予報がある日は、吸湿速乾性に優れたポリエステル素材の洋服を選ぶと、万が一濡れてしまってもすぐ乾くので、快適で安心です。また、丈の長いロングスカートや色落ちしやすい洋服は雨に濡れて汚れやすいため、この時期は避けるのがベターです。
雨が多い時期とはいえ気温が30度近くまで上がる日もあるため、天気予報をチェックして春物と夏物の服を選び分けてコーディネートすると良いでしょう。
夏休み
梅雨明け後、特に8月は湿度も高く蒸し暑い日が続きます。
また、都心では、ヒートアイランド現象と呼ばれる都市気候の特徴が見られます。都市部にはアスファルトの道路やコンクリートの建物が多く、熱がこもりやすい傾向にあるため、特に夏は蒸し暑く感じられます。熱中症の危険性もあるので、通気性の良い衣服を身に付けたり水分補給をいつも以上に心がけてください。
しかし、電車内や屋内施設では空調が効いて肌寒く感じることもあります。冷えやすい方やクーラーが苦手な方は、ストールや羽織りものを持っておくと安心です。また、年間を通して降水量が少ない時期ではありますが、ゲリラ豪雨に見舞われることもあるため晴雨兼用の折りたたみ傘があると便利です。
夏の東京観光はアウトドアや屋外でのイベントが多いため、通気性が良く動きやすい服装を選ぶのがおすすめです。昼夜問わず、涼やかな夏らしいファッションで東京旅行を楽しんでください。
紅葉シーズン
台風シーズンを越えると、穏やかな秋模様となり紅葉シーズンを迎えます。比較的過ごしやすい気候なので、ファッションを楽しみやすい季節ともいえます。
紅葉狩りに山や寺社仏閣などへ訪れる際は、歩きやすいパンツとスニーカーがおすすめ。都心の観光スポットを訪れるのであれば、秋らしくおしゃれなニットやロングスカート、またはカジュアルにパーカーを着用するのもおすすめです。10月はまだ暖かいですが、11月になると少しずつ気温が下がるため、トレンチコートやブルゾンなど、軽めの秋らしいアウターを羽織ることをおすすめします。
12月~2月
12月から2月にかけての東京は最高気温が10度を下回る日も多く、冬本番の寒さを感じます。アウターが必須な季節ではありますが、人の多い電車や室内では熱気や暖房で暑く感じることもあります。そのため、アウターの下は着込みすぎないことがポイントです。
しかし都心部ならではのビル風で寒さが増したように感じることもあるため、マフラーを巻いたり、女性はストッキングを履いたりと、部分ごとの防寒は大切です。外でスマホを操作することも多いため、着けたままスマホ操作ができる手袋があると便利です。
また、イルミネーションやショッピングモールなど人が集まりやすい観光スポットは、厚着すぎると動きづらく不便です。たくさん着込むよりも肌の露出面積を減らすことを意識して、アウターやセーターで冬らしいファッションを楽しむのがおすすめです。
ドレスコードがあるか、あらかじめチェック
東京では、食事を楽しめる有名ホテルや高級レストランがたくさんあります。少し奮発しておしゃれな食事を楽しみたい方は、お店のドレスコードを事前に確認しておきましょう。
フォーマルなドレスであれば何でも良いわけではなく、お店の雰囲気によってはカジュアルなドレスコードを求められる場合もあり、イメージに相違があると入店を断られてしまうこともあります。また、派手すぎる格好や露出が多すぎる服装もNGなお店が多いです。靴やカバン、小物類などもドレスコードに合わせてしっかりと選びましょう。
まとめ
季節ごとの東京の気温と、おすすめのファッションをご紹介しました。室内では冷暖房がきいているため、外の気温とのギャップを感じることもあるでしょう。どの季節でも、温度調節がしやすいようにストールや羽織りものなどを持っておくと非常に役立ちます。
トレンドを意識して、普段は着ないようなアイテムやカラーを取り入れてみるのも面白いかもしれません。東京旅行を快適に過ごすファッションの参考にしてみてください。
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※情報は2020年9月現在のものです。