京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

歴史伝える京の桜

醍醐寺:歴代座主の住坊である三宝院の太閤しだれ桜

提供元:醍醐寺

醍醐寺:歴代座主の住坊である三宝院の太閤しだれ桜

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

京都の春、歴史的建造物や庭園、町家、鴨川や桂川などの水辺では、桜の花が次々と花を咲かせ、まさに花の都さながらに街全体が華やぎます。古都・京都とともに長い歴史を伝えてきた桜。この春は語り継がれる桜の名木に会いに行きませんか。

京都の混雑状況(2022年10月25日現在) ★★★☆☆ 例年並みです。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

太閤の豪華絢爛な宴に想いを馳せる

醍醐寺:京都最古の木造建築物「五重塔」(国宝)と桜のコラボレーション

提供元:醍醐寺

醍醐寺:京都最古の木造建築物「五重塔」(国宝)と桜のコラボレーション

だいごじ

醍醐寺

国宝の金堂をはじめ、京都最古の木造建造物とされる平安時代建立の五重塔など見どころの多い真言宗醍醐派の総本山「醍醐寺」。三宝院の太閤しだれ桜をはじめ、染井吉野・山桜・八重桜など約700本の桜が境内を彩り、かの豊臣秀吉が盛大な花見の宴を行ったことでも知られています。約10万点以上に及ぶ寺宝を収蔵する霊宝館では、樹齢100年を超えるしだれ桜や八重桜など、様々な種類の桜を楽しむことができます。春の最後を締めくくるのは、その名の通り手毬のように球状に花が咲く「白山大手毬」。歴史的な建造物と、桜のコラボレーションという雄大な景色を楽しんでみては。

醍醐寺:約1年半をかけ、現在の美しい姿に修復された国宝の「唐門」と桜の共演が楽しめます。三宝院にある朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる門(勅使門)です

提供元:醍醐寺

醍醐寺:約1年半をかけ、現在の美しい姿に修復された国宝の「唐門」と桜の共演が楽しめます。三宝院にある朝廷からの使者を迎える時だけに扉を開いたとされる門(勅使門)です

醍醐寺:毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催されます。慶長3(1598)年の春、秀吉は花見に際して700本もの桜を植えたのだとか

提供元:醍醐寺

醍醐寺:毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催されます。慶長3(1598)年の春、秀吉は花見に際して700本もの桜を植えたのだとか

基本情報
所在地

京都市伏見区醍醐東大路町22地図

アクセス

地下鉄東西線「醍醐」駅より徒歩約10分、京阪バス301号系統「醍醐寺」下車すぐ、京阪バス2・22・22A・86・86B号系統ほか「醍醐寺前」より下車すぐ

電話番号

075-571-0002

URL

https://www.daigoji.or.jp/

時間

月曜日~日曜日 9:00-17:00
※12月第1日曜日の翌日~2月末日までの期間は16:30閉門
※閉門時間30分前で受付終了

休日

年中無休

料金

【通常期】三宝院庭園・伽藍 大人1,000円、【春期(3/20~5月G.W最終日まで)】三宝院庭園・伽藍・霊宝館庭園 大人1,500円


しだれ咲く優美な歴史に包まれる

上賀茂神社:朱塗りの鮮やかな楼門前にも淡いピンク色の桜が咲きます

提供元:上賀茂神社

上賀茂神社:朱塗りの鮮やかな楼門前にも淡いピンク色の桜が咲きます

かみがもじんじゃ

上賀茂神社

正式名称「賀茂別雷神社」。京都三大祭「葵祭」で知られる京都最古の神社「上賀茂神社」の境内では、数々の由緒ある桜が咲き誇ります。毎年5月5日に行われる二頭の馬が馬場を駆け抜け速さを競う「賀茂競馬(かもくらべうま)」のスタート地点となる「馬出しの桜」や、葵祭の際に風流傘と花傘を置く目印となる「風流桜」など、それぞれゆかりの名が付けられたしだれ桜が一の鳥居から二の鳥居にかけて並んでいます。さらに境内を進むと、細殿横にある5月12日神迎えの御阿礼(みあれ)神事の時、この下を神幸が行われる場所として名付けられた「みあれ桜」と、神山を模した立砂との美しい調和を鑑賞することができます。1本1本に謂れを持つ桜が並ぶ様は、歴史が息づく美術館を思わせます。

上賀茂神社:樹齢150年以上といわれる紅しだれ桜の「斎王桜」。斎王とは、天皇に代わり神に仕えるために選ばれた未婚の皇族女性のこと。現在では、葵祭の際にその代理となる「斎王代」が一般女性より選ばれます

提供元:上賀茂神社

上賀茂神社:樹齢150年以上といわれる紅しだれ桜の「斎王桜」。斎王とは、天皇に代わり神に仕えるために選ばれた未婚の皇族女性のこと。現在では、葵祭の際にその代理となる「斎王代」が一般女性より選ばれます

上賀茂神社:孝明天皇が京都御所より下賜された「御所桜」は白味がかった淡い色の花が咲きます。上賀茂神社の中でも早咲きの枝垂れ桜です

提供元:上賀茂神社

上賀茂神社:孝明天皇が京都御所より下賜された「御所桜」は白味がかった淡い色の花が咲きます。上賀茂神社の中でも早咲きの枝垂れ桜です

基本情報
所在地

京都市北区上賀茂本山339地図

アクセス

地下鉄烏丸線「北山」駅より徒歩約15分、市バス4・46・67号系統「上賀茂神社前」より徒歩すぐ

電話番号

075-781-0011

URL

https://www.kamigamojinja.jp/

時間

月曜日~日曜日 5:30-17:00

休日

年中無休

料金

境内無料


遅咲きのお多福桜で春を見納める

仁和寺:中門内の西側一帯にある約200本の「御室桜」は4月上旬から中旬が見頃

提供元:仁和寺

仁和寺:中門内の西側一帯にある約200本の「御室桜」は4月上旬から中旬が見頃

にんなじ

仁和寺

真言宗御室派総本山「仁和寺」には江戸時代から変わらない景色が残ります。五重塔や二王門などの建造物はもちろん、中門内の西側一帯にある約200本の「御室桜」は当時から人気だったそう。4月上旬から中旬が見頃という遅咲きとして知られる「御室桜」は木の背丈が低いことが特徴で、その理由は今も調査中なのだとか。花=鼻が低いことにかけて、お多福桜とも呼ばれ「わたしゃお多福 おむろの桜 はなが低うても 人が好く」など歌にも数多く詠まれています。御室桜だけではなく、金堂前のソメイヨシノ・鐘楼前のしだれ桜など、約3万坪を誇る広い境内の各所で桜を見ることができます。春の終わりを感じる最後の一時を過ごしてみては。

仁和寺:境内に春の訪れを告げるミツバツツジは、現在も法流の相承などに使用される観音堂を彩ります。4月下旬まで見頃が続くので、桜とともに花見を楽しめます

提供元:仁和寺

仁和寺:境内に春の訪れを告げるミツバツツジは、現在も法流の相承などに使用される観音堂を彩ります。4月下旬まで見頃が続くので、桜とともに花見を楽しめます

仁和寺:宸殿の南側にある南庭には左近の桜・右近の橘が植えられ、静寂な空間で趣ある姿を目にできます

提供元:仁和寺

仁和寺:宸殿の南側にある南庭には左近の桜・右近の橘が植えられ、静寂な空間で趣ある姿を目にできます

基本情報
所在地

京都市右京区御室大内33地図

アクセス

嵐電「御室仁和寺」駅より徒歩約3分、市バス10・26・59号系統「御室仁和寺」より徒歩すぐ

電話番号

075-461-1155

URL

https://ninnaji.jp/

時間

月曜日~日曜日 9:00-17:00 ※観桜の期間のみ17:30閉場

休日

年中無休

料金

拝観料 御所庭園:大人800円(高校生以下無料)/御室花まつり:500円(高校生以下無料)【御室花まつり:2022/3/19~2022/5/8】


自然と歴史が織りなす桜たち

京都御苑:近衞邸跡付近では、枝垂桜や八重紅枝垂桜が咲き誇ります

提供元:環境省京都御苑管理事務所

京都御苑:近衞邸跡付近では、枝垂桜や八重紅枝垂桜が咲き誇ります

きょうとぎょえん

京都御苑

京都市内の中心部に位置する京都御苑。その中に京都御所や京都仙洞御所があり、周囲約4kmの広大な国民公園です。苑内には約1000本もの桜があり、例年3月中旬から4月中旬にかけて、苑内北西部の近衞邸跡の枝垂桜(写真)を筆頭に、山桜、里桜などが咲きついでいきます。近衞邸跡の枝垂桜は糸桜とも呼ばれ、孝明天皇が歌に詠んだ美しい桜です。また、宜秋門前には江戸初期に後水尾天皇が美しさのあまり御車を引き返させたという逸話が残る「車返桜」があります。さらに、建春門前の「桜松」は、桜と松の優美な空間を形成しています。
桜の種類によって開花時期が異なるので、全体として1ヶ月ほど花見を満喫できます。
※2022年3月末まで工事により、近衞邸跡の一部区域は利用できない場合があります

京都御苑:「車返桜」は八重咲きで、里桜の一品種「御所御車返し」です

提供元:環境省京都御苑管理事務所

京都御苑:「車返桜」は八重咲きで、里桜の一品種「御所御車返し」です

京都御苑:苑内南西部にある「出水の小川」は、里桜の名所。花の色はさまざまで、中には薄緑色の花を咲かせる「御衣黄(ぎょいこう)」など珍しい花姿も目にできます

提供元:環境省京都御苑管理事務所

京都御苑:苑内南西部にある「出水の小川」は、里桜の名所。花の色はさまざまで、中には薄緑色の花を咲かせる「御衣黄(ぎょいこう)」など珍しい花姿も目にできます

基本情報
所在地

京都市上京区京都御苑3地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅・「今出川」駅より各徒歩約5分

電話番号

075-211-6364((一財)国民公園協会 京都御苑)

URL

https://fng.or.jp/kyoto/

時間

苑内自由

休日

年中無休

料金

散策自由

前回までの特集