京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」
京都を食べる 更新日：2023.04.13
目でも味わう、京のフルーツサンド
ZEN CAFE：静かな時間にピッタリな旬の果物を使ったフルーツサンドと煎茶
※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。
ふわふわパンと甘いホイップクリームに包まれた美しい果物。見て楽しい、食べておいしい京都のフルーツサンドをご紹介します。中にはテイクアウトが可能な店舗もあるので、春の行楽シーズンのお供にもおすすめです。
京都の混雑状況（2023年3月2日現在） ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。
煎り立てコーヒーにフルーツサンドを添えて
市川屋珈琲：美しい断面の「季節のフルーツサンド」と「市川屋ブレンド」のホットコーヒー
いちかわやこーひー
市川屋珈琲
築200年の町屋に焙煎の芳しい香りが漂う「市川屋珈琲」のコーヒーに合わせるのは、季節を感じるフルーツサンド。注文を受けてからホイップを立て、パンを切るところから始めるという出来たてのサンドには、3～4種類の果物が入っています。1ヶ月程度で入れ替わる果物は、その季節の旬なものを組み合わせており、写真はイチゴとイヨカンとバナナを使用。また、果物の並べ方や切り方を変えることで、楽しんでもらえるようにと考えられています。
オリジナルブレンドは3種類あり、どれもコーヒーが苦手という人でも飲みやすく、フルーツサンドとの相性も最高。店内にある2台のロースターによる新鮮な煎り立ての豆を使ったコーヒーはもちろんのこと、サンドイッチもテイクアウト可能なので、春の京都散歩のお供にもおすすめです。
市川屋珈琲：店主の祖父の陶芸工房として使われていた築200年の町屋を改装した店内は、高い天井と落ち着いた色合いの木が印象的なゆったりとした雰囲気。坪庭は喫煙スペースになっており、その奥に大型ロースターが置かれています
市川屋珈琲：五条通を二筋南に入った渋谷通り沿いにあるお店。清水五条駅と三十三間堂の中間地点付近に位置し、趣ある町屋の軒先にかかる白い暖簾が目印です
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市東山区渋谷通東大路西入鐘鋳町396-2地図 |
| アクセス | 京阪「清水五条」駅より徒歩約9分、市バス58・86・202・206・207号系統ほか「馬町」より徒歩約3分 |
| 電話番号 | 075-748-1354 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日・水曜日～金曜日 11：00-17：00、土曜日～日曜日・祝日 9：00-17：00 |
| 休業日 | 火曜日、第2・4水曜日 |
| 料金 | 「季節のフルーツサンド」1,180円（税込）、「市川屋ブレンド」500円（税込） |
洗練された空間を彩る旬の水物
ZEN CAFE：静かな空間で味わう旬の果物を使ったフルーツサンドと煎茶
ぜんかふぇ
ZEN CAFE
老舗京菓子店の「鍵善良房」が手掛けるモダンカフェ「ZEN CAFE」のフルーツサンドは、旬の果物を1種類使っており、写真はイチゴを使用。果物は1ヶ月半から2ヶ月ほどで変わります。このフルーツサンドは上生菓子などを手掛ける職人による手作りで、「鍵善良房」本店でも購入できないカフェ限定のオリジナルメニューということもあって、早い日には正午頃に売り切れることもあるそう。フルーツサンドがお目当ての場合は、オープン直後の来店がおすすめです。また、ゆっくりとしたカフェタイムを過ごしてほしいという思いから、ドリンクメニューはお抹茶ではなく、煎茶やほうじ茶、珈琲などが用意されています。店内のそこかしこに飾られた現代作家のアートを愛でながら、心が豊かになるようなひと時を味わってみては。
ZEN CAFE：一枚板のカウンターの奥庭から柔らかい光が差し込む店内。奥へ進むと、北欧家具で統一された贅沢な空間が広がっています
ZEN CAFE：店舗は祇園の中心地、大和大路通と花見小路通の間に位置しますが、周囲は静かな環境です。少しわかりにくい場所にあるので、曲がる角を間違えないようにご注意を
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市東山区祇園町南側570-210地図 |
| アクセス | 京阪「祇園四条」駅より徒歩約3分、市バス12・46・201・206号系統ほか「祇園」より徒歩約2分 |
| 電話番号 | 075-533-8686 |
| URL | |
| 営業日 | 火曜日～日曜日 11：00-18：00（17：30LO） ※ラストオーダー時刻は混雑状況により変更する場合があります |
| 休業日 | 月曜日（祝祭日の場合は翌日） |
| 料金 | 「フルーツサンド」1,300円（税込）、「煎茶」800円（税込） |
食パン専門店の毎日でも食べたいフルーツサンド
京食パン工房ここん：食パンの耳を残すことで、香ばしさを感じられるフルーツサンドに
きょうしょくぱんここん ほんてん
京食パン工房ここん 本店
2021年にオープンした食パン専門店「京食パン工房ここん」のフルーツサンドは、専門店らしく食パンの耳が残ったタイプです。本店で毎日焼き上げられる食パンは、国産と北米産をブレンドした小麦粉・奄美大島産の素焚糖（すだきとう）というミネラル豊富な砂糖・北海道産100％の生クリームを使ったもの。「毎日食べられる食パン」というコンセプトのもと、乳化剤・保存料・香料無添加で作られています。その食パンを使って作られるフルーツサンドは、定番のミックス・イチゴ・キウイ・バナナ・ラムレーズンに加え、季節限定サンドが1種類用意されています。その日作ったクリームを使い切り次第売り切れになるので、来店はぜひ早い時間帯に。
京食パン工房ここん：店内ではフルーツサンドの他にも、おやつにピッタリなたまごパン、食パンに添えて味わいたいこだわりのジャムやバターなども販売しています
京食パン工房ここん：幹線道路の竹田街道に面する店舗から、東へ徒歩約5分の場所に鴨川があり、ピクニックにもぴったり。伏見の大手筋商店街内に支店があります
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市南区東九条石田町38番地地図 |
| アクセス | 地下鉄烏丸線「十条」駅より徒歩約5分、市バス81・84号系統「十条竹田街道」より徒歩約1分 |
| 電話番号 | 075-691-1055 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日、水曜日～日曜日 11：00-18：00 ※売り切れ次第閉店 |
| 休業日 | 火曜日 |
| 料金 | 「フルーツサンド」380円（税込）～ |
フルーツを愛する専門店の変わらない味
Fruit&Cafe Hosokawa：5種類の果物が入った、果物を楽しむために仕上げられたフルーツサンド
ふるーつあんどかふぇほそかわ しもがもほんてん
Fruit&Cafe Hosokawa 下鴨・本店
創業75年を迎えた「Fruit&Cafe Hosokawa」では、果物専門店らしく果物がたっぷりと入ったフルーツサンドが定番の人気メニュー。フルーツサンドには、高級マスクメロンをはじめ、カフェのオープン当時に「珍しい果物を食べてほしい」という思いから選ばれたパパイヤ、季節によって品種が変わるイチゴ、その他にもバナナ、パイナップルという5種類の果物が使われています。生クリームの甘さは控えめで、量も果物の隙間を埋める程度という、まさに果物を楽しむために仕上げられたサンド。通年用意されているフルーツサンド、ベリーサンドのほかに1～2種類の季節限定サンドメニューがあります。また、果物をふんだんに使ったケーキやパフェもあるので、果物好きの方にはぜひ一度は訪れてほしいお店です。
Fruit&Cafe Hosokawa：店内果物の香りに包まれた甘い空間。カフェスペースと物販スペースがあり、物販スペースにはフルーツゼリーなどお土産に嬉しい商品も並んでいます
Fruit&Cafe Hosokawa：北大路通沿いにある本店。壁に描かれた色鮮やかな果物と、木の扉をお見逃しなく。季節限定メニューの内容はHPで随時更新されています
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市左京区下鴨東本町8番地地図 |
| アクセス | 市バス1・4・204・205・206号系統「洛北高校前」より徒歩約2分 |
| 電話番号 | 075-781-1733 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日～火曜日、木曜日～日曜日 10：00-18：00（17：00LO） |
| 休業日 | 水曜日、火曜不定休 |
| 料金 | 「フルーツサンド」1,320円（税込） |
前回までの特集
- 2023.03.23歩く春香る、北山ピクニックさんぽ
- 2023.03.09遊ぶ暮らしを彩るステンドグラス
- 2023.02.16見る夜桜を満喫 ライトアップ2023