京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

シーズン到来!京の栗スイーツ

パティスリー 洛甘舎:秋冬限定で登場する、丹波栗を使った大人な味わいのPREMIUMモンブラン

パティスリー 洛甘舎:秋冬限定で登場する、丹波栗を使った大人な味わいのPREMIUMモンブラン

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

平安時代にはその名が登場する「丹波栗」の産地であり、栗ごはん発祥の地とも言われる京都は、栗に馴染みの深い土地。伝統の味が守られる和菓子から独自の進化を遂げる新感覚スイーツまで、この秋の京都は“栗”に注目です。

京都の混雑状況(2023年8月31日現在) ★★★★☆例年よりも混雑しています。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

丸ごと栗の銘菓で三つの味わいを堪能

二條若狭屋:大粒の栗を丸ごと使った名物「やき栗」・「ふく栗」と、3代目が考案したさらに贅沢な「ゴールドくり」

二條若狭屋:大粒の栗を丸ごと使った名物「やき栗」・「ふく栗」と、3代目が考案したさらに贅沢な「ゴールドくり」

にじょうわかさや ほんてん

二條若狭屋 本店

二条城の東に店を構える「二條若狭屋 本店」は、江戸時代からの老舗「総本家若狭屋(現在は閉店)」から大正6(1917)年に暖簾分けした和菓子店。大粒の栗を丸ごと使った名物「やき栗」・「ふく栗」は、もともと秋限定だったものが、人気が高いことから通年商品になったものです。大粒栗を栗あんで包み焼き上げた「やき栗」は、栗そのものの味と香ばしさが楽しめるあっさりとした口当たり。外側に羊羹がかかった艶やかな「ふく栗」は、大粒栗をこしあんと栗あんで包み、より濃厚な仕上がりに。また3代目が考案した「ゴールドくり」は、渋皮つきの栗を和三盆糖をきかせたこしあんで包み、羊羹の上から金箔をあしらったより贅沢な逸品です。1個ずつでも、箱詰めのセットでも購入できるので、用途に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

二條若狭屋:店頭にはかわいい小箱入りの葛湯「不老泉」などの人気商品が並びます。また全てお菓子の素材で作られた「工芸菓子」が飾られ、松や紅葉など本物と見間違うほどの美しさで必見です

二條若狭屋:店頭にはかわいい小箱入りの葛湯「不老泉」などの人気商品が並びます。また全てお菓子の素材で作られた「工芸菓子」が飾られ、松や紅葉など本物と見間違うほどの美しさで必見です

二條若狭屋:正式名称は「若狭屋茂澄」だったのが、二条通小川角に店を構えたことから「二條の若狭屋」の通り名がついたんだそうです。現在は、向かって左側の建物が店舗になっています

二條若狭屋:正式名称は「若狭屋茂澄」だったのが、二条通小川角に店を構えたことから「二條の若狭屋」の通り名がついたんだそうです。現在は、向かって左側の建物が店舗になっています

基本情報
所在地

京都市中京区二条通小川東入る西大黒町333-2地図

アクセス

地下鉄東西線「二条城前」駅より徒歩約5分、市バス9・12・50・67号系統「二条城前」より徒歩約3分

電話番号

075-231-0616

URL

http://www.kyogashi.info/

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 8:00-17:00

休業日

水曜日

料金

「ふく栗」1個345円(税込)、「やき栗」1個324円(税込)、「ゴールド栗」2個入り993円(税込)


生活に溶け込む京の甘味とお赤飯

鳴海餅 本店:甘露煮にした栗と自家製の粒あんをふわふわ生地で挟んだ「栗どら焼き」

鳴海餅 本店:甘露煮にした栗と自家製の粒あんをふわふわ生地で挟んだ「栗どら焼き」

なるみもち ほんてん

鳴海餅 本店

明治8(1875)年創業の「鳴海餅 本店」は、「ナルミの赤飯」としても知られるお餅と和菓子のお店。写真の「栗どら焼き」は通年商品で、甘露煮にした栗と自家製の粒あんを職人が手焼きしたふわふわの生地で挟んだもの。通常は店名の“鳴”の字を栗に見立てた焼印が施されますが、祇園祭の山鉾など季節限定デザインになることもあります。他にも夜空に満月が浮かんだような「栗蒸羊羹」や、丹波栗を丸ごと一個包んだ「栗餅」など、栗好きにはたまらない品々が並びます。また、店内にイートインスペースがあり、出来たての菓子や赤飯を、お茶と一緒に味わうことができます。長年愛され続ける味を守りながらも、常に新しいことにチャレンジする鳴海餅の心意気を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

鳴海餅 本店:鳴海餅の代名詞とも言える「ナルミの栗赤飯」は、大粒の丹波栗のみを使用。栗の渋皮を少し残して全て手作業で剥くという、手間暇を惜しまず作られる、まさに秋だけの贅沢な味です

提供元:鳴海餅 本店

鳴海餅 本店:鳴海餅の代名詞とも言える「ナルミの栗赤飯」は、大粒の丹波栗のみを使用。栗の渋皮を少し残して全て手作業で剥くという、手間暇を惜しまず作られる、まさに秋だけの贅沢な味です

鳴海餅 本店:京都の暮らしとは切っても切れない和菓子。地元の人々に親しまれる鳴海餅の店内には、優しい甘さの香りとふんわりとした空気が流れています

鳴海餅 本店:京都の暮らしとは切っても切れない和菓子。地元の人々に親しまれる鳴海餅の店内には、優しい甘さの香りとふんわりとした空気が流れています

基本情報
所在地

京都市上京区下立売通堀川西入西橋詰町283番地地図

アクセス

地下鉄烏丸線「丸太町」駅より徒歩約12分、市バス9・12・50・67号系統「堀川下立売」より徒歩約1分

電話番号

075-841-3080

URL

https://www.narumi-mochi.jp/

営業日

月曜日~日曜日 8:30-17:00

休業日

不定休 ※祭事等により変更あり

料金

「栗どら焼き」227円(税込)、「栗赤飯200g(1杯分)」519円(税込)~


洋×和が織りなす豊かなスイーツタイム

パティスリー 洛甘舎:秋冬限定で登場する、丹波栗を使った大人な味わいのPREMIUMモンブラン

パティスリー 洛甘舎:秋冬限定で登場する、丹波栗を使った大人な味わいのPREMIUMモンブラン

ぱてぃすりー らっかんしゃ

パティスリー 洛甘舎

六角堂のすぐそばに店を構える「パティスリー洛甘舎」は、洋菓子店ながら「和魂洋才」というコンセプトのもと、ほぼ全てのお菓子に和のエッセンスが加えられています。秋冬限定で登場する丹波栗を使った人気のPREMIUMモンブランは、ラム酒・マロンリキュール・ブランデーといった3種類のお酒が香る大人な仕上がりになっています。和菓子と洋菓子、どちらも作りたかったというシェフパティシエによって生み出される、洛甘舎ならではのスイーツ。店内には小規模なイートインスペースが併設されており、人気のためオープン直後か夕方以降の時間帯が狙い目だそう。京都を訪れたからこそ楽しめる、ひと味違う和な洋菓子で秋の味覚を満喫してください。お土産には日持ちする、あんこを使ったフィナンシェやバターサンドがおすすめです。

パティスリー 洛甘舎:色とりどりのスイーツが並ぶショーケース。ジェイアール京都伊勢丹内の店舗で人気の、生ケーキを新幹線に気軽に持ち込めるように開発された「洛缶CAKE」も販売しています

パティスリー 洛甘舎:色とりどりのスイーツが並ぶショーケース。ジェイアール京都伊勢丹内の店舗で人気の、生ケーキを新幹線に気軽に持ち込めるように開発された「洛缶CAKE」も販売しています

パティスリー 洛甘舎:店舗は東洞院通と六角通の交差点、西北角にあります。季節限定商品などの情報は、店頭はもちろんのこと、公式Instagramなどでチェックすることができます

パティスリー 洛甘舎:店舗は東洞院通と六角通の交差点、西北角にあります。季節限定商品などの情報は、店頭はもちろんのこと、公式Instagramなどでチェックすることができます

基本情報
所在地

京都市中京区三文字町227-1 藤六ビル1F(東洞院通六角・西北角)地図

アクセス

地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅より徒歩約3分

電話番号

075-708-3213

URL

http://rakkansha.jp/

営業日

月曜日~火曜日、木曜日~日曜日 11:00-19:00

休業日

水曜日

料金

「PREMIUMモンブラン」918円(税込)


故きを温ね新しきを知る最先端スイーツ

果朋-KAHOU-:秋冬限定の「栗きんとん餅」は、特製の羽二重餅にたっぷりの国産栗そぼろをふりかけ、渋皮栗甘納糖を添えた一品

提供元:果朋-KAHOU-

果朋-KAHOU-:秋冬限定の「栗きんとん餅」は、特製の羽二重餅にたっぷりの国産栗そぼろをふりかけ、渋皮栗甘納糖を添えた一品

かほう

果朋-KAHOU-

二条城の南で2020年10月にオープンした「果朋 -KAHOU-」。和菓子をより多くの人に食べてほしいという思いから、見た目にも楽しめる独創的な和菓子を生み出し続けています。「果=フルーツ」を使った季節の美しい和菓子のラインナップは、2~3ヶ月ごとにガラッと様相を変え、今年は8月31日から秋仕様に。写真の「栗きんとん餅」は果朋特製の羽二重餅にたっぷりの国産栗そぼろをふりかけ、渋皮栗甘納糖を添えた秋冬限定のもので、やさしい甘さを楽しめます。また、最中の「花笑 モンブラン」が秋から春にかけて登場するほか、瓶に入った人気の和風パフェ「果ルフェ」シリーズにはパッションフルーツやシャインマスカットなどの季節限定の味わいが登場。京都の伝統と革新を感じさせる、彩り豊かな新感覚の和菓子を味わってみてはいかがでしょうか。

果朋-KAHOU-:向かって左手に展示された商品を見ながら、店員さんに注文するスタイル。お土産には右手の袋入りの「咲朔」シリーズがオススメ。野菜チップス、ラムレーズンみるくなどが人気です

果朋-KAHOU-:向かって左手に展示された商品を見ながら、店員さんに注文するスタイル。お土産には右手の袋入りの「咲朔」シリーズがオススメ。野菜チップス、ラムレーズンみるくなどが人気です

果朋-KAHOU-:二条城の南にある、京町家をリノベーションした落ち着いた雰囲気のお店。果実をイメージしたロゴが染め抜かれた、白い暖簾が入口を飾ります

果朋-KAHOU-:二条城の南にある、京町家をリノベーションした落ち着いた雰囲気のお店。果実をイメージしたロゴが染め抜かれた、白い暖簾が入口を飾ります

基本情報
所在地

京都市中京区西ノ京職司町67-99地図

アクセス

地下鉄東西線・JR「二条」駅より徒歩約5分、市バス15号系統「神泉苑前」より徒歩約2分

電話番号

075-821-0155

URL

https://kahou.kyoto/

営業日

月曜日、水曜日~日曜日 10:00-18:00

休業日

火曜日

料金

「栗きんとん餅」1,317円(税込)

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