京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」

夏こそ美味な魚を堪能するランチ

貴船べにや:京の奥座敷「貴船」で旬の食材を活かした野趣あふれる川床料理を味わう

提供元:貴船べにや

貴船べにや:京の奥座敷「貴船」で旬の食材を活かした野趣あふれる川床料理を味わう

※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

現地スタッフ おすすめポイント
現地スタッフ

鴨川・桂川・宇治川・保津川・淀川など、河川に囲まれた京都の食卓には、古くから川魚が身近な存在でした。初夏に旬を迎える鮎や鱧など、これからの季節にぴったりな魚を堪能できるランチをご紹介します。

京都の混雑状況(2024年4月26日現在) ★★★★☆例年よりも混雑しています。 ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。

日々変化する旬を大切にしたおもてなし

鮎の宿 つたや:懐石では夏の天然鮎をはじめその時々の上質な食材が使われます

提供元:鮎の宿 つたや

鮎の宿 つたや:懐石では夏の天然鮎をはじめその時々の上質な食材が使われます

あゆのやど つたや

鮎の宿 つたや

風光明媚な奥嵯峨で約400年前より続く料亭「鮎の宿 つたや」。愛宕山を登る旅人の足休め処として、江戸時代に茶店を創業。昔は保津川で取れた鮎を京丹波・亀岡方面から京都まで天秤棒で運ぶ際の、水の入れ替え所としても利用されていたそう。そうした由来から鮎も休憩する「鮎の宿」になり、お茶と一緒に新鮮な鮎料理も提供されるようになりました。現在では店のいけすで鮎が活けの状態で泳いでいます。懐石には決まったメニューが無く、夏の天然鮎をはじめその時々の上質な食材を使った内容で構成。ランチタイム限定のミニ懐石は、手頃な価格で「つたや」の料理を楽しむことができます。通常の懐石は2日前までの予約制。奥嵯峨に佇む歴史ある料亭で、夏の滋味を感じてください。

鮎の宿 つたや:江戸時代より愛され続ける、つたやのもう一つの名物「桜餅」。職人によって毎日手作りされ、通年味わうことができます。奥嵯峨散策のカフェタイムにもぴったりです

提供元:鮎の宿 つたや

鮎の宿 つたや:江戸時代より愛され続ける、つたやのもう一つの名物「桜餅」。職人によって毎日手作りされ、通年味わうことができます。奥嵯峨散策のカフェタイムにもぴったりです

鮎の宿 つたや:風情ある茅葺き数寄屋造りのお店。平成元(1989)年の客室建替では、数寄屋造り棟梁として知られる中村外次氏が「松の座敷」「梅の座敷」を建築、芸術家イサム・ノグチが「合掌の座敷」を監修しています

提供元:鮎の宿 つたや

鮎の宿 つたや:風情ある茅葺き数寄屋造りのお店。平成元(1989)年の客室建替では、数寄屋造り棟梁として知られる中村外次氏が「松の座敷」「梅の座敷」を建築、芸術家イサム・ノグチが「合掌の座敷」を監修しています

基本情報
所在地

京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町17地図

アクセス

京都バス62・92・94号系統ほか「鳥居本」より徒歩約5分

電話番号

075-871-3330

URL

https://ayunoyado-tsutaya.com/

営業日

月曜日~日曜日 ランチ11:30-15:00(14:30LO)、ディナー最終入店18:30-22:00

休業日

不定休 ※公式HPにて毎月の休日掲載

料金

「鮎丼」1,500円(税別)、「ミニ懐石」5,600円(税別)、「お抹茶セット(お抹茶、桜もち2個) 」1,000円(税別)


京名物に夏の風物詩を添えて

本家尾張屋 本店:京都の夏を代表する食材・鱧を天ぷらに仕上げ、冷たいお蕎麦と出汁にあわせた「はも天せいろ」

提供元:本家尾張屋

本家尾張屋 本店:京都の夏を代表する食材・鱧を天ぷらに仕上げ、冷たいお蕎麦と出汁にあわせた「はも天せいろ」

ほんけおわりや ほんてん

本家尾張屋 本店

室町時代、金箔職人が部屋に散った金箔を集めるために蕎麦粉を使っていたことから、金=宝を集める蕎麦粉は「縁起が良い」とされ、蕎麦が「宝来」と呼ばれるようになったそう。これが室町時代から十六代続く菓子と蕎麦の老舗「本家尾張屋」の看板料理である「宝来蕎麦」の由来です。毎日挽きたての蕎麦粉を使って注文が入ってから湯がかれる、香り高い蕎麦と出汁は京都旅行に欠かせない味。初夏には京都の夏を代表する食材・鱧のふっくらとした身が楽しめる天ぷらが付いた「はも天せいろ」が登場。十三代目当主が考案した代表銘菓の「そば餅」や、当代の十六代目考案の「蕎麦かりんとう」など、蕎麦粉を使った菓子はお土産にぴったり。同じ店内で購入することができるのでお忘れなく。

本家尾張屋 本店:明治時代初頭の木造建築のぬくもりのある雰囲気の店内。1階は椅子席と茶室(座敷)、2階は椅子席と広間の座敷になっています

提供元:本家尾張屋

本家尾張屋 本店:明治時代初頭の木造建築のぬくもりのある雰囲気の店内。1階は椅子席と茶室(座敷)、2階は椅子席と広間の座敷になっています

本家尾張屋 本店:創建当時から尾張屋を見守る泰山木と、「寶(たから)」の暖簾が象徴的な外観。また2020年には本店の北隣に「本家尾張屋 菓子処」がオープン。蕎麦菓子はもちろん、ジェラートやコーヒーなどがテイクアウト可能

提供元:本家尾張屋

本家尾張屋 本店:創建当時から尾張屋を見守る泰山木と、「寶(たから)」の暖簾が象徴的な外観。また2020年には本店の北隣に「本家尾張屋 菓子処」がオープン。蕎麦菓子はもちろん、ジェラートやコーヒーなどがテイクアウト可能

基本情報
所在地

京都市中京区車屋町通二条下る地図

アクセス

地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池」駅より徒歩約4分

電話番号

075-231-3446

URL

https://honke-owariya.co.jp/

営業日

月曜日~日曜日 11:00-15:30(15:00LO) ※菓子販売のみ9:00-17:30

休業日

1月1日・2日

料金

「はも天せいろ」2,420円(税込)※仕入れにより価格変動の可能性あり


四季の美味をせせらぎの中で堪能する

貴船べにや:夏には旬の食材を活かした野趣あふれる料理が川床で味わえます

提供元:貴船べにや

貴船べにや:夏には旬の食材を活かした野趣あふれる料理が川床で味わえます

きふねべにや

貴船べにや

京の奥座敷と呼ばれる貴船。夏の風物詩「川床」は、大正時代に行者が涼むために川で一服する際に、お茶や食べ物などでもてなしたのが始まりといわれています。貴船川沿いに立ち並ぶ料亭の中で、一番手前で出迎えてくれるのが料理旅館「貴船べにや」です。春は山菜などを使った京会席、秋は松茸料理やもみじ御膳、冬は芯まで温まるぼたん鍋が登場。夏には名物の川床料理と、鮎などの旬の食材を活かした野趣あふれる料理を楽しむことができます。自然豊かな貴船の地で、季節を味わう贅沢な昼のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。川床は通常5月から9月までの開催で7月、8月が混み合います。お出かけの日程が決まったら早めのご予約をおすすめします。

貴船べにや:岩に打ち付ける清流の水音を聞きながら食事が楽しめる川床席。気温が京都中心部からマイナス10℃になることもあるので、夏場でも羽織るものを持参すると安心です

提供元:貴船べにや

貴船べにや:岩に打ち付ける清流の水音を聞きながら食事が楽しめる川床席。気温が京都中心部からマイナス10℃になることもあるので、夏場でも羽織るものを持参すると安心です

貴船べにや:温かい雰囲気に包まれた玄関口。雨天の場合はここから風情ある和室に案内されます。宿泊も可能なので、ゆったり貴船を堪能したい方はぜひ

提供元:貴船べにや

貴船べにや:温かい雰囲気に包まれた玄関口。雨天の場合はここから風情ある和室に案内されます。宿泊も可能なので、ゆったり貴船を堪能したい方はぜひ

基本情報
所在地

京都市左京区鞍馬貴船町17地図

アクセス

叡電「貴船口」駅より徒歩約22分、京都バス33号系統「梅宮橋」より徒歩すぐ

電話番号

075-741-2041

URL

https://kibune-beniya.jp/

営業日

月曜日~日曜日 11:00-21:00(19:30LO)

休業日

不定休

料金

「川床会席」9,300円(税込) ※5~9月のお昼のみ


うなぎを知り尽くした職人の本気を味わう

土井活鰻:店内で炭火焼きされた皮はパリパリ、身はトロふわの極太うなぎとふんわり金糸玉子

提供元:土井活鰻

土井活鰻:店内で炭火焼きされた皮はパリパリ、身はトロふわの極太うなぎとふんわり金糸玉子

どいかつまん ぎおんやさかてん

土井活鰻 祇園八坂店

八坂神社のほど近くにある行列が絶えない人気店「土井活鰻」。2018年に伏見稲荷本店、2021年に祇園八坂店、そして2024年2月29日には3店舗目となる金閣寺店がオープン。京都中央卸売場にあった鰻専門の仲卸店で生まれ育った店主が毎朝自ら、全店舗分の仕入れを行っています。その日にさばいたばかりの新鮮なうなぎを、店内で炭火焼き。皮はパリパリ、身はトロふわの焼きたて極太うなぎは絶品です。トッピングの「ふんわり金糸玉子」もおすすめ。タレはご飯に軽くしかかかっていないので、別添えのタレで好みの量に仕上げてください。全メニューにうなぎが使われており、「うな重」や「ひつまぶし」の他に、鰻蒲焼に鰻昆布巻とうざくがセットになった「うなぎづくし定食」もあり、多くのメニューがテイクアウト可能です。

土井活鰻:来てくれた人にはぜひ食べてほしいという思いから、オープン時間内に並べば入店でき、なるべく売り切れ終了にならないよう準備されています。店主は1分に5匹ものうなぎをさばけるのだとか。まさに職人技です

土井活鰻:来てくれた人にはぜひ食べてほしいという思いから、オープン時間内に並べば入店でき、なるべく売り切れ終了にならないよう準備されています。店主は1分に5匹ものうなぎをさばけるのだとか。まさに職人技です

土井活鰻:落ち着いた雰囲気の店内は、椅子席と座敷席になっています。回転が早いので、行列ができていても通常20~30分で入店できるそうです

土井活鰻:落ち着いた雰囲気の店内は、椅子席と座敷席になっています。回転が早いので、行列ができていても通常20~30分で入店できるそうです

基本情報
所在地

京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル清井町492-3地図

アクセス

京阪「祇園四条」駅より徒歩約11分、市バス201・206号系統ほか「祗園」より徒歩約1分

電話番号

075-746-6689

URL

https://doikatsuman.net/

営業日

月曜日~日曜日 ランチ11:00-15:00、ディナー17:00-21:00(20:30LO)※祝前日・祝日は除く

休業日

不定休

料金

「うな重 並」3,000円(税込)、「ふんわり金糸玉子 追加」200円(税込)

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