京都在住の私がすすめる「京のまち歩き」
京都を食べる 更新日:2026.02.19
奥深いプリンの世界へ
小川珈琲 堺町錦店:豆の風味をしっかり引き出したネルドリップコーヒーと、固め食感のクラシックプリンが調和。自家製プリンにフルーツとコーヒークリームを添えたプリン・ア・ラ・モードは、カフェタイム限定の一品
※掲載した内容は全て取材時点での情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

昔から人々の暮らしの中に溶け込み、独自の喫茶文化を育んできた京都の街。コーヒーとともに親しまれてきたのが、素朴で奥深い味わいのプリンです。地元民のおやつタイムに愛されるものから手土産にも喜ばれる華やかなものまで、旅の途中に味わいたい一品をご紹介します。
京都の混雑状況(2026年1月26日現在) ※現地取材スタッフの主観に基づく取材時の混雑状況です。
深煎り珈琲と楽しむ大人のラムプリン
提供元:高木珈琲店
高木珈琲店 高辻本店:ラム酒が優しく香る「てづくりラムプリン」と自家焙煎の深煎りコーヒーは相性抜群
たかぎこーひーてん たかつじほんてん
高木珈琲店 高辻本店
四条烏丸のオフィス街の一角にあり、「名物リッチモーニング」で知られる「高木珈琲店 高辻本店」。トーストにスクランブルエッグ、ポテトサラダ、ウインナー、ドリンクが付くセットは、しっかり食べたい朝にうれしい内容で、開店直後から多くの人が訪れます。コーヒーは自家焙煎の豆を使った深煎りで、香ばしい苦味とコクのある味わいが特徴です。カフェタイムや食後の楽しみとして人気が高いのが、こちらも名物の「てづくりラムプリン」。ほどよく固めに仕上げた、昔ながらの喫茶店らしいプリンに、ラム酒の香りがふわりと重なります。甘さは控えめで、大人向けの味わい。深煎りコーヒーとともに、ジャズが流れる店内で落ち着いた時間を過ごせます。
提供元:高木珈琲店
高木珈琲店 高辻本店:蝶ネクタイ姿の店員さんが迎えてくれる、クラシックな雰囲気が魅力の店内では喫煙も可能。昭和51(1976)年創業で、近隣の会社員にも長く愛される喫茶店です
提供元:高木珈琲店
高木珈琲店 高辻本店:赤いアンティークな大型コーヒーミルが目印。高辻本店から徒歩3分ほどの場所に烏丸店があります。メニューは少し異なりますが、モーニングやプリンは両店ともに注文可能
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市下京区骨屋町175地図 |
| アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急「烏丸」駅より徒歩約5分 |
| 電話番号 | 075-371-8478 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日~日曜日 7:00-18:00(フード17:00LO) |
| 休業日 | 年中無休 ※年末年始など不定休あり |
| 価格 | 「てづくりラムプリン」550円(税込)※ドリンクセットで50円引き、「ブレンドコーヒー」500円(税込) |
ドルチェで締める京都の夜
Okaffe bar&dolce:柑橘香る大人のプリンと、やさしい口当たりのカプチーノ。甘さと苦みのバランスが心地よい組み合わせです
おかふぇ ばーるあんどどるちぇ
Okaffe bar&dolce
2024年8月にオープンした「Okaffe bar&dolce」は、バリスタ・岡田章宏さんが手がける「Okaffe」の新スタイルの一軒。自家焙煎のコーヒーやエスプレッソはもちろん、パティシエが手作りするドルチェとワインやビール、岡田さん考案の「コーヒーハイボール」などコーヒーを使ったオリジナルカクテルも楽しめます。人気のプリンは、本店とは異なるレシピで“お酒に合う”味わいを意識した一皿。グランマニエの柑橘の香りが爽やかに広がり、上には香ばしいキャラメルクリームを重ねています。むっちりとした食感とほろ苦い余韻が、大人の時間に寄り添う味わいです。カウンターでさっと一杯、ドルチェとともにもゆっくり、どんな過ごし方もできる空間で、食事の前後にふらりと立ち寄りたくなる一軒です。
Okaffe bar&dolce:店内はL字型カウンターのみの空間で、腰をかけられるハイチェアー席と、気軽に立ち寄れる立ち席の2種類があります。入口右手の壁には、実際に使われたコーヒー粉が練り込まれているそう
Okaffe bar&dolce:四条烏丸からほど近く、「街の動線と共存する」というコンセプトの通り、綾小路通と仏光寺通をつなぐ小径の一角にあります。白い壁に赤いフレームが映える外観が印象的
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市下京区上柳町315-11地図 |
| アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急「烏丸」駅より徒歩約2分 |
| 電話番号 | 075-351-2011 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日~日曜日 12:00-22:00(フード21:00LO、入店・コーヒー21:30LO) |
| 休業日 | 不定休 |
| 価格 | 「プリン・ハードボイルド」600円(税込)、「カプチーノ」650円(税込)、「コーヒーハイボール」780円(税込) |
満たされる濃い一杯と技ありプリン
小川珈琲 堺町錦店:エシカルなコーヒー豆を使ったネルドリップコーヒーと、京丹波「みずほ産桜たまご」で仕立てたクラシックプリン
おがわこーひー さかいまちにしきてん
小川珈琲 堺町錦店
「小川珈琲」が創業70周年を迎えた2022年、“100年先も続く店”をコンセプトに新たな歩みを象徴する店舗として誕生した「小川珈琲 堺町錦店」。エシカルなコーヒー豆のみを使ったネルドリップコーヒーは、コーヒーオイル(豆の油分)まで含んだまろやかな口当たりで、濃度はしっかり、量もたっぷりと供されます。このコーヒーと調和するよう、フードはしっかりとした味わいを重視。併設工房でつくられる食パンは、京都産小麦を使用した一品で、炭焼きオーブンで香ばしく仕上げられます。また、自家製のクラシックプリンは、京丹波「みずほ産桜たまご」を使い、固めの食感に仕上げた昔ながらの味わい。下に忍ばせたメレンゲが軽やかなアクセントになり、次の一口が楽しみになるような工夫も。カフェタイムには、フルーツとコーヒークリームを添えたプリン・ア・ラ・モードも登場します。
小川珈琲 堺町錦店:築100年を超える京町家を改装した落ち着きある空間。坪庭にはリノベーション前から植わっていた楓と緑のアートが彩りを添えます。2階のギャラリースペースでは、イベントや展示などが行われます
小川珈琲 堺町錦店:錦市場のすぐ北にある店舗。目立つ看板などはなく、足元と入口に控えめに「小川珈琲」の印字が施されています。コーヒーにあわせバタークリームを使ったフルーツサンドなど、デザートも充実
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市中京区堺町通錦小路上る菊屋町 519-1地図 |
| アクセス | 地下鉄烏丸線「四条」駅・阪急「烏丸」駅より徒歩約6分 |
| 電話番号 | 075-748-1699 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日~日曜日 7:00-20:00※ 19:30LO(モーニング7:00-11:30、ランチ11:30-14:00、カフェ14:00-20:00) |
| 休業日 | 年中無休 |
| 価格 | 「自家製プリン」830円(税込)、「自家製プリン ア・ラ・モード」1,400円(税込)、「コーヒー(オーガニックハウスブレンドなど)」800円(税込)~ |
八坂の風景に映える華やぎプリン
京 八坂プリン:看板商品の「京 八坂プリン」をはじめ、京都産の素材を生かしたフレーバーのプリンなど選ぶのも楽しいラインナップ
きょう やさかぷりん
京 八坂プリン
清水寺や八坂神社など人気観光地が集まる東山エリア。その散策途中に立ち寄りたいのが、彩り豊かなプリンが並ぶ「京 八坂プリン」です。看板商品の「京 八坂プリン」は、はちみつレモン風味の透明なジュレに、寒天やマンゴーゼリーを重ねた華やかな一品で、写真映えも抜群。シンプルで王道のなめらかな食感が楽しめる「なめらか」と、しっかり固めの「はーど」も人気です。また、宇治抹茶やほうじ茶など京都産素材を生かしたものもあり、特にほうじ茶は香ばしい香りが特徴的でおすすめだそう。撮影時期(1月)の季節限定商品は「いちご」でしたが、この他にも季節ごとに限定フレーバーが登場します。店内工房で丁寧に手作りされたプリンは、イートインはもちろん、お土産にもぴったりです。
京 八坂プリン:店内に向かう路地は色鮮やかな風鈴が吊るされるほか、イートインスペースには「くくり猿」にちなんだ猿のイラストが描かれ、いずれもフォトスポットになっています
京 八坂プリン:東山を代表する歴史的建造物の一つ「八坂の塔」を目前に望む場所ある店舗の入口。店舗前に置かれたソフトクリームの看板通り、なめらかプリンの上にソフトクリームとお猿のクッキーなどをトッピングした「京八坂プリンソフト」もおすすめ
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 京都市東山区星野町87-4地図 |
| アクセス | 市バス202・206・207号系統ほか「清水道」より徒歩約2分 |
| 電話番号 | 075-533-8338 |
| URL | |
| 営業日 | 月曜日~日曜日 10:00-17:00 |
| 休業日 | 不定休 |
| 価格 | 「京 八坂プリン」550円(税込)、「なめらか・はーど」各530円(税込)、「京八坂プリンソフト」750円(税込) |
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