東海道五十三次の宿場町を巡ろう!
約420年前から続く東海道の宿場町をつなぐ
ウォーキングコースを、JR東海ツアーズ社員が厳選!
駅からはじまる東海道五十三次街道の旅へ!
街道沿いには、物資の流通や通信の伝達を円滑に行うため、53の宿場が設けられました。宿場には大名たちが宿泊する本陣・脇本陣、一般の人が泊まる旅籠などの宿泊施設や、人馬の継立てを行う問屋場が設置され、旅の利便性が図られました。
現代でも、三重県関市の「関宿」や愛知県名古屋市の「有松・鳴海の古い町並み」など当時の町並みや伝統が残るエリアもあります。
また、箱根・鈴鹿の峠越えといった、難所も多く今でも当時の苦労を追体験出来る場所もあるので、江戸時代の旅を想像しながら、先人たちの歩みが刻まれた東海道を歩いてみてはいかがでしょうか。
日本橋〜品川宿
JR東京駅~京急青物横丁駅/JR品川駅まで京急本線で約4分
歌川広重「東海道五拾三次/日本橋・朝之景」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
東海道の起点である日本橋から1つ目の宿場・品川宿まで約12kmのコースです。徳川将軍家の菩提寺・増上寺など、江戸時代の面影を辿りながら歩きます。
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小田原宿〜箱根宿
JR小田原駅~バス停箱根関所跡/JR小田原駅までバスで約1時間15分
歌川広重「東海道五拾三次/箱根・湖水図」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
東海道最大の難所「天下の険」と呼ばれる箱根の峠越えを目指す約19kmのコース。往時の姿を今に留める杉並木の旧街道など、江戸時代の旅を追体験できます。
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由比 宿〜 興津 宿
JR蒲原駅〜JR興津駅
歌川広重「東海道五拾三次/由井・薩〔タ〕嶺」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
宿場時代の面影が残る由比(ゆい)から家康ゆかりの名刹清見寺の門前町・興津(おきつ)宿を目指す約12kmのコース。薩埵(さった)峠では歌川広重が描いた浮世絵さながらの雄大な景観を楽しめます。
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府中宿〜丸子宿
JR静岡駅~バス停丸子橋入口/JR静岡駅までバスで約30分
歌川広重「東海道五拾三次/鞠子・名物茶店」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
徳川家康が整備した府中宿をスタートし、丸子宿を目指す約11kmのコース。丸子宿では、歌川広重が浮世絵に描いた佇まいそのままの丁子屋で名物とろろ汁をいただきましょう。
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島田宿〜 金谷 宿〜 日坂 宿
JR島田駅〜バス停日坂/JR掛川駅までバスで約35分
歌川広重「東海道五拾三次/日坂・佐夜ノ中山」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
川越(かわご)し宿場として賑わった島田宿をスタートし、金谷宿を経て日坂宿を目指す約16kmのコース。途中石畳道や東海道三大難所の一つ「小夜(さよ)の中山峠」越えで古の旅人の足跡を辿ります。
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舞坂 宿〜 新居 宿〜 白須賀 宿
JR舞阪駅~白須賀宿本陣・脇本陣跡/JR鷲津駅までタクシーで約13分
歌川広重「東海道五拾三次/舞坂・今切真景」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
浜名湖の今切渡しの渡船場によって栄えた舞坂宿から始まる約13㎞のコース。国指定特別史跡の新居関跡などを巡りながら、高台に宿場ごと移転した歴史をもつ白須賀宿を目指します。
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池鯉鮒 宿〜 鳴海 宿
名鉄牛田駅/JR名古屋駅から徒歩+名鉄名古屋本線で約40分〜名鉄鳴海駅/JR名古屋駅まで名鉄名古屋本線+徒歩で約30分
歌川広重「東海道五拾三次/鳴海・〔名物有松絞〕」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
池鯉鮒(ちりゅう)宿の東、往時の姿を留める松並木を通り、40番目の宿場・鳴海(なるみ)宿を目指す約17kmのコース。途中、江戸時代の情緒が残る絞りの産地・有松も散策します。
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桑名宿〜四日市宿
JR桑名駅~近鉄四日市駅/JR名古屋駅まで近鉄名古屋線+徒歩で約45分
歌川広重「東海道五拾三次/桑名・七里渡口」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
東海道唯一の海路で「七里の渡し」で知られる桑名宿をスタートし、四日市宿を目指す約18kmのコース。途中、江戸時代には徳川将軍家にも献上された桑名名物のはまぐりもいただきます。
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亀山宿〜関宿
JR亀山駅~JR関駅
歌川広重「東海道五拾三次/関・本陣早立」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
亀山城の城下町として栄えた亀山宿をスタートし関宿を目指す約10kmのコース。伝統的建造物群保存地区に指定された関宿では、江戸時代の面影を随所に感じる見どころ満載のスポットを巡ります。
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大津宿〜京都三条大橋
JR膳所駅〜京都三条大橋/JR京都駅まで京都市営地下鉄で約10〜20分※烏丸御池駅にて乗り換え有
歌川広重「東海道五拾三次/大尾 京師・三條大橋」
※国立国会図書館デジタルコレクションより転載
琵琶湖水運で栄えた湊町・大津宿からスタートする約14kmのコース。往時の面影を感じながら、東海道五十三次の終着点・京都三条大橋を目指します。
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各エリアの美味しいものやビュースポット、癒やしや現地参加の体験に注目。
自分だけの目的を取り入れて、旅を楽しくアップデート!
ご当地グルメやスイーツをいただこう!
ご当地グルメやスイーツをいただこう!
せっかく訪れるなら、ご当地の味覚も楽しみたいところ。旧街道沿いには、江戸時代から続く老舗や伝統の味を今に伝える名店も残ります。いにしえの旅人に思いを馳せながら味わうのもおすすめです。
歩くからこそ出会える景色を楽しもう!
歩くからこそ出会える景色を楽しもう!
旧街道沿いには石畳の杉並木や歌川広重が浮世絵に描いた構図そのままの富士山など、歩くからこそ出会える絶景もあります。ご自分のペースで歩きながらのんびり景色を楽しんではいかがでしょうか。
地元の銭湯や日帰り温泉、サウナを取り入れて旅の幸福度をアップ!
地元の銭湯や日帰り温泉、サウナを取り入れて旅の幸福度をアップ!
たっぷり歩いた後は、地元の銭湯や日帰り温泉、足湯に立ち寄ってみるのもおすすめです。ゆったりお湯に浸かるのもよし、足湯で疲れた脚を癒すのもよし、たっぷり歩いた自分へのご褒美です。
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東海道五十三次の宿場はどのような役割だったのですか?
宿場とは旅人の宿泊所や休憩所として使用される街道の拠点ですが、最も重要な役割として、隣の宿場から運ばれてきた荷物や通信物を次の宿場まで運ぶ役割を果たしていました。 そのため宿場は、本陣、脇本陣、旅籠などの宿泊施設と、継ぎ送り業務を行う問屋場が中心となっています。
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東海道五十三次はどのようなコースがありますか?
住宅街や商店街を通る道、車が行き来する道など、舗装された生活道路を歩くコースがほとんどですが、箱根宿や関宿周辺などでは石畳の道や歴史的建造物が立ち並ぶなど、江戸時代の町並みを感じられるコースもあります。当時の様子を想像しながらウォーキングできるのも東海道五十三次を歩く醍醐味でしょう。
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東海道五十三次はどのような人が使ってたのですか?
街道が整備された元々の目的は、参勤交代や幕府の情報収集のための交通網とするためでした。通信業務を担っていた「飛脚」と呼ばれる者がよく街道を使用していましたが、庶民の間で旅行ブームが沸き上がり、多くの人が行き交う道となったそうです。
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昔の人はどのくらいかけて日本橋から京都まで歩いたのですか?
東海道五十三次の総距離は492キロですが、平均して14~15日程度で歩いたようです。最速では、宅配業者の役割を果たしていた「飛脚」たちがリレー方式で昼夜問わず走り続けることで約72時間で走破したそうです。
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街道を歩くときは、どのような服装が最適ですか?
歩きやすい服装や履き慣れた靴を着用ください。ウォーキングでも汗をかきますので、汗冷えしないよう速乾性の高いインナーウェア(下着)を着用すると、1日中快適に過ごせます。また1日の気温差が激しい季節には上着などで重ね着をして体温調節するのがおすすめです。夏場は着替えがあると便利です。
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ウォーキングに必要な持ち物はありますか?
長時間歩くため、なるべく少ない荷物がおすすめです。水分補給できるものや天候によっては雨具も用意しましょう。夏の暑い時期には帽子や熱中症対策グッズを用意するなど、季節にあわせた荷物を準備することが重要です。UVクリームや絆創膏などもあると便利です。またスマートフォンの他にモバイルバッテリーを持参すれば、充電の状態を気にせず使うことができます。あらかじめ必要な持ち物リストを作成すると忘れ物を防げるでしょう。
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長時間疲れにくく歩くコツはありますか?
前日から睡眠や食事など体調管理には気を付けましょう。当日はこまめな水分補給や適度な休息をとることをおすすめします。また出発前にストレッチなどのウォームアップをすることも有効です。
※当サイトに使用している歌川広重「東海道五拾三次」の原画は、国立国会図書館デジタルコレクションを元に加工いたしました。
※本サイトに掲載の画像は全てイメージです。